こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

菜々子は元気なギャルと知り尽くす「菜々子解体診書」

「菜々子解体診書」は、1999年から2000年にかけて発売された全6話のOVA

 

 世紀末の日本ではこんなアニメがリリースされていたのか。知らなかった。

 令和に入って偶然知ったことから本作を見てみた。

 

菜々子解体診書 CDスペシャル 歌う看護婦さん

 

 

 

 お話のジャンルとしては、クローン技術とかを扱ったSF要素、ヒロイン菜々子のおっぱいが元気ということでお色気、あとはコメディーといったものが合わさっている。

 

 

 まず互いを祈り屋さん、米屋さんと呼び合うなんだか悪そうな連中が最初に出てきて、秘密のお話を始めやがる。両者は教会と米軍の人間ぽい。

 で、拝病院という場所が舞台となって菜々子のドタバタとした日常が展開し出すのだ。ヒロインの菜々子はとにかく可愛く元気でおっぱいがデカい。この菜々子だけを見て楽しめたらとりあえず良しかなっていうものだった。

 

 菜々子にはとにかく大きな秘密があることが最初から分かる。だがしかし、それが何なのかはしっかり良く分からないまま後半まで引っ張られる。

 菜々子の雇い主である拝先生がその昔世話になった看護師のクローンだったことが判明し、しっかり鍛えた菜々子を謎の技術に応用しようみたいな展開になっていた。

 

 拝先生が菜々子を鍛えるようになるまでの物語にはシリアス要素もあり。二十歳までしか生きられない寿命設定など、ちょっとツッコんだ設定も見られた。

 それにしても、かつて大事にしていたオリジナル菜々子がいて、ポンコツとはいえそれとそっくりの現菜々子にあそこまでスパルタにでるかねと思う。そんなわけで拝先生にマッドなサイエンティスト感を見ることもある。

 

 菜々子には科学的にすごい可能性があり、それを悪い連中がなんとか物にしたいという事情が見えることは分かったが、ちょっと詳しい内容は頭に入ってきづらい感じだった。でも混乱してストレスということもなく、菜々子が元気にはしゃいでトラブルをなんとかくぐり抜ける様をスムーズに楽しめるものだった。

 

 先日遊んだ初代メモリーズオフのボスヒロインの彩花を演じた山本麻里安が菜々子を演じている。彩花の時とは違って意外にもはっちゃけた芝居で全然違うヒロイン性を演じていた。拝先生の行き過ぎたDV行為に対して菜々子がだみ声で文句を言うシーンがある。こんな声も出せる人なんだと今更ながらの発見となった。ED曲も彼女が歌っているが、歌声も曲も結構好きだった。

 

 たった6話しかない中で、菜々子が色んなコスチュームを見せてくれる点は作品の大きな見所だと言えよう。もちろんコス無しの入浴シーンもしっかり用意されている。菜々子の可愛さが存分に楽しめる点はご褒美要素になっていた。おっぱいがまるでミサイルのようだ。ありがたい。

 

 基本的にコメディタッチやセクシー要素で攻めるものだが、戦闘シーンだと結構流血するし、人死にも出る。切断された人間の断面も割とリアルに描いている。そんなわけで意外にもグロ要素が見えるため、この手の演出が駄目な人には駄目なアニメだな。

 

 秋めいた今見るからこそとりあえず記憶に残るのは、数回挟まれた菜々子がサンマを焼くシーン。このサンマが菜々子と拝先生を強く結びつけるキーアイテムでもあった。

 サンマに大根おろしをたっぷりかける理由は、サンマから出るうんとかかんとかって成分を大根のビタミンで抑えることでいい感じに仕上げるため。賢い拝先生が作中でそんな説明をしていた。

 振り幅ある謎テンションで拝先生を演じた子安武人の演技も良かった。

 

 サブヒロインとして、菜々子に比べてやや年増の五月薫が登場する。こちらもおっぱいが元気なセクシーヒロインで目の保養となった。

 

 世紀末に6話きりのOVAだったことから、多分世界的にはマイナーな作品なのだと思う。それにしては謎に関連CDのリリース数が多いということがウィキを見て分かった。とりあえず山本麻里安の歌声は好きだ。

 

 

 

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