失われた週末がここにある。
そう、この週末は、週末を彩るあれこれが失われたのだ。あれこれっていうのは全部アニメのこと。週末にはアニメ、加えてオタクマインドから言えば終末だってアニメなのだ。
アニメ製作が紙に描いて塗ってのまるっ切りアナログでなくなってから随分久しい。今では諸々の作業から仕上がった物のやり取りまでもしっかりデジタルでやり取りを行うのだ。ネットを介することは必須である。
そんなネットでの仕事に大きな問題が到来。
先日、なんと東映アニメーションがネット的攻撃を受けた模様。詳しいことはよくわからないが、外部から不正アクセスを受けた事が判明した。
コレが大事になっている。この不正なる侵入というは、暇人ニートが引きこもって行う無害なネット内徘徊レベルの事ではなく、仕事が色々ストップしてしまうくらいの規模のデカイ騒ぎになっている。
事件を受けて失われたもの、それはワンピース、プリキュア、デジモン、ダイの大冒険の最新回の放送。ここにストップが入るレベルとか、いたずらレベルではない。怖っ。
まさかアニメ的サイバー攻撃なのか。個人がたまたまやっちゃいましたの一回切りで済めばよいが、強い組織で動いてオタクを心理的に殺す長期作戦ではないよな。さっそくにもこんなサイバーアニメ脳な被害妄想が出てくるあたり、私の脳は既にオタク一色の楽しい侵食が済んでしまっているのかもしれない。
それなりに名、地位、実績、金がある会社だもの。どこかの三流クソアニメを作る三流会社とは違うのだから、実は続きを作っていないの言い訳という事はまずありえない。本当にやばい攻撃を受けたのだろう。
忙しい平日を戦い抜いたご褒美タイムとなるのが、放送ストップになった4作と触れ合うことだった。そして、それらを見て元気をもらってまた次の平日を戦い抜くってものなのに。それが無くなるなんて寂しいではないか。なんつう事をしてくれたんだサイバー犯罪野郎め。
週末アニメってのは、また次の週末まで頑張って生きようという希望であり、約束でもあるのだ。これがあるから平日を戦い抜ける。
困る。この週末にはプリキュアに会えないじゃないか。新作のデリシャスパーティーが始まったばかりなのに、さっそく放送休止週が来るなんて景気が悪い。満を持してゆかちがニチアサにやって来たというのに。ゆかちファンに謝れよなネット犯罪者。
ダイも今がとっても熱いっていう見逃したくないところなのに、今週は鮮やかに見逃しじゃあないか。これの放送が始まってから今日までの間、深夜枠にいくつものエセ勇者やエセファンタジーが顔を出している。だから正面切って勇者が主人公の王道異世界冒険もので行くこの作品の存在価値は貴重でありがたい。
デジモンじゃないけど、ネットでこんな事になっている本日のリアルがゴーストゲームって話だぜ。
困るよなぁ。こういう悪さをするからまたオタクは~とか世の中に想われそうじゃないか。まぁ、今回のネット攻撃をしてきたヤツがオタクとは限らないけども。ネットの知識と悪さをする頭と暇があるだけのゴリゴリのアスリートかもしれないけども。いずれにせよ、オタクコンテンツでこういう困り事があったら、なんか全体としてイメージが悪いだろうが。わずかでもオタクの質を貶める事に繋がるのなら迷惑すぎる。
こんな悪さをするヤツはさっさと捕まえて欲しいぜ。
浮いて沈んで色々あっても、最後の砦にアニメがあるから日本は大丈夫だって言えるのだ。アニメを止めないでくれ日本。頑張れジャパニメーション。
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