こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

今こそ一期を振り返ろう「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」その2

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~ Blu-ray Day1

 

虹ヶ咲学園のアイドルは最強

 なんだかんだ言っても一番楽しみたいのは作品をこれでもかと彩るアイドル達。はっきり言ってこいつら、めっちゃすごい。

 

 虹のメンバーは全員顔面良すぎて死ねるんだけど(謎表現)。可愛いしイケメンが多い。愛さん、果林ちゃん、せつ菜ちゃんあたりは間違いなくイケメン、あとアイドルじゃないけど侑ちゃんも格好良い。アニメ内でのMVでだと璃奈ちゃんとしずくちゃんも決め顔がイケメンだった。とにかく皆顔が良い。

 全体的にスタイルも良く、璃奈ちゃんはちんちくりんの良さを売っていくキャラだが、あとは結構おっぱいがある。

 

 前ニ作とはキャラ絵もちょっと違うニジガクアニメは顔つきがマイルドでより萌える。こちらの絵のタッチの方が個人的には好み。

 他シリーズには申し訳ないが、全体図としてこの軍団が一番バエる。清潔感がすごいな。汚すのが申し訳なさすぎる。

 

 全員が揃った時の見た目のバランスが取れたグループ売りでなく、単体で売るのだから、今回のアイドルは単体でも強者。

 数の多さに甘えた社会手抜きによるサボり行為は一切許されない(←私は好んでやりがちではあるが)。そのためどうしても単一のパワーが強くなる。故にたっぷり集中して個人を楽しめる。

 そりゃ先輩シリーズの中には一人でも十分強いのがいたが(にこちゃんとか)、今回ではよりそこにこだわっている。すごい。

 

 毎度9人アイドルのどれかにスポットを絞るお登板回があり、それぞれが神回。

 9人のどれかのソロステージを毎度とっかえひっかえで見せるご褒美タイムは楽しい。ライブシーンの書き込みはすごい。臨場感とたっぷりの可愛さが伝わる各員の持ち曲ライブも良かった。3曲をCD一枚にしたシングルシリーズが3弾まで発売され、全部抑えてたっぷり聴いたわな。

 一人ひとりをしっかり見て推しを決めやすい構成が良し。だが結局全部を好きになる贅沢な構成だったとも思う。

 

 今回の9人は良すぎてマジで推しが決まらない。皆、回を追うごとに良さを滲み出して来るから減点方式を用いる事が出来ない。引く分は一生0だからだ。

 加点は次々あるのだが、私に内蔵された計算機ではもう計算が追いつかない。とまぁこんな感じで全部イケるってのが私の評価。惜しみなく箱ごと推せるのがこの最強同好会なのである。

 

 ここの学校はいわゆるマンモス校なのか、デカイし広い。生徒の数もかなりいるらしい。 

 生徒がたくさんいれば学科、教室、部活もたくさんある。スクールアイドル同好会メンバー内でも学科がバラバラ。それでもまとまって一つのチームでやって行ってる。皆仲良しさんなんだよな~。

 普通科、音楽科、情報処理学科、ライフデザイン学科、国際交流学科などいろんな学問に対応したコースが揃っている。愛さんってめっちゃスポーツマンなのに情報系の学科なんだ~意外。国際交流って何をするんだろうか?

 

 部活動もたくさんある。登場した物には流しそうめん研究会なんてユニークなものもあった。JKと流しそうめんとか楽しそう。一度は解散したスクールアイドル同好会の部室は、ワンダーフォーゲル部という何をするのか分からない部活に乗っ取られていた。

 ラブライブといえば廃校の危機にある基本設定が印象的だったが、こちらの学校は潤っていてバリバリ営業してるって感じ。

 

 そこに通う精鋭9人が集まるのは奇跡。しずくちゃんは演劇部と掛け持ちの忙しい身でよくぞココに来てくれた。

 ソロでバチバチやりあって険悪になることはなく、仲間でライバルの精神が基本。これは清い。皆が揃ってアイドルとして質の底上げを叶える健全性がある物語だった。

 

 そんな感じでも最初だけは揉め事から同好会が解散状態にある。

 一話の段階ではせつ菜、エマ、かすみん、彼方、しずくの5人のみで活動していて、方向性の違いから分裂状態になっている。他の4人のアイドルの合流を待たず、この5人でメジャーシーンも狙えたのではないか。その未来も見てみたいと言えばそう。しかしそちらの夢はスーパースターの方でやってくれている。

 

 あれば当然良いものとはいえ、個人の好きや可愛いの押し売りは事によると暴力でもある。序盤のせつ菜やかすみんの空回りした言動を見るにそんな感じの事が窺える。この点では良いことを言っているアニメ。かすみんの可愛さはマジで末恐ろしい。

 

 では9人全部好きなので、それぞれについて愛を語ろう。

 皆お手々を繋いで一等賞ということで最推しの決定が出来ない。全部一位として評価する。

 なかなかどれか一つに決められない子だなぁ~と親に言われて久しいが、ここでもその性分が出たな。アイドルを楽しむ時にはそいつの人間性が結構出るらしい。

 

 

上原 歩夢

 めっちゃ可愛い。

 演じた大西亜玖璃とはこのアニメでお初だった。透明感あるボイスが良く、歌声も素敵。

 

 学年は後輩だがアイドルとしては大先輩のかすみん指導の下で自己紹介VTR作りを行うのが歩夢ちゃんのファーストミッション。一般のJKに直ぐ様かすみんのアレをやれと言われるとハズくて戸惑うのが通常リアクション。一番一般人な反応を見せてくれる点からプレーンなヒロイン性がある子だった。

 

 かすみんのようにあからさまな破壊力でブリブリするアイドル性は見せないものの、ふいに見せる「歩夢だぴょん」には心を射抜かれた。あれはヤバい。

 

 キーパーソンの侑ちゃんの隣を占める女ということで、お当番が回ってくるターンも多い。ソロ曲を2曲も披露している。侑ちゃんとのユリユリしいやり取りには思わずドキドキしたぜ。

 

 すったもんだを乗り越えた末、心晴れやかに披露した「Awakening Promise」は名曲。この過程を踏んで聴く分にグッと引き込まれるものがあった。

 

 

中須 かすみ

 通称かすみん。かすかすって言うと怒る。

 

 質の高いアイドルを生み出す企画がラブライブであるが、同時にオタクを引っ張りこむ楽しさがたっぷりあるコンテンツもまたラブライブだと言える。

 先輩のにこちゃん、ヨハネちゃんにも見ることが出来た高い実力と共に確かに光るネタ要素がある枠がかすみんだった。これぞラブライブ製アイドルって感じがする。

 ブスだったら成立しない世界がそこにある。

 

 すさまじくぶりっ子であり、序盤回で見せた自己紹介VTRはすごい。作った部分と天然の部分それぞれがあるのだろうが、ここまで覚悟を決めて貫くブリブリ感は逆に清々しくて格好良い。演じた相良茉優のぶりぶりした芝居もすごい。声もめっちゃ可愛い。

 かすみんのVTRをスマホ撮影した侑ちゃんが可愛さに感動してスマホを投げ捨てるシーンがある。気を利かせた歩夢ちゃんがキャッチしないとスマホはぶっ壊れていただろう。撮影者がスマホを放り投げてしまう程可愛いのがかすみんである。

 色々振り返って見ると、なんだかんだで最強アイドルは彼女だったのかもしれない。

 

 アイドル論としては可愛いを突き詰めることを掲げている。一見するとネタ枠ヒロインにも想われがちだが、根っこにはストイックなアイドル魂を持っている。かすみんは格好良いアイドルでもある。

 

 入門とするならプレーンなアイドル性の歩夢、作中で最初にステージを見せたことからせつ菜あたりも良いだろう。でもアニメ好きなら、程良くファンジックな作りのかすみんがニジガク入門の一人として最適かもしれない。

 

 こんな感じなのにバエる美味そうなパンを作って持ってくる点は意外。パンも作れてこんなに可愛いとか強すぎる。

 

 ちょっぴりクラシカルなハウスマヌカンって感じがする(←マジの主観)かすみんのソロステージ衣装も良し。

 最終回でお披露目した移動ステージ「どこでもかすみん」は大発明だと思う。

 

 しずくちゃんとのカップリングは神がかって良い。作中には目の保養となるカップリングが様々あったが、この二人が一番良い。

 演劇部で役を降ろされたしずくちゃんを鼓舞するためにかすみんがとった言動はイケメンのそれだった。可愛いだけじゃないって所を見せてくれたのが良かった。

 ここはある意味かすみんからしずくちゃんに向けて「大好き」の告白シーンだったわけで、ゆえにめっちゃ萌えた。

 

 

桜坂 しずく

 かすみんと並ぶとかすみんがガキっぽく見えるからもっとお姉さんかと思いきやかすみんと同じ1年生。ちょっとびっくり。3年かと思った。

 

 ロングヘアにデカイリボンが特徴。「はいからさんが通る」の時代からも確立された可愛いヒロインの要素が揃っている。やっぱりデカリボンのヒロインは良いよな。

 

 演劇部のエースでもあるキャラ性を活かした「理想のヒロイン」を追求するアイドルスタイルは個性的で面白い。冴えカノみたいなこと言ってる。そんなしず子はもう我々の理想のヒロインである。

 アイドルさえも演じて見せるというやり口は他と発想が異なるもので面白い。クリエイティブなアイドル概念がある。天然のアイドル素養もそりゃ良いが、エンターテイナーはステージを熱で満たすためならどうぞ打算で動けば良いとも思う。女優としてそこに攻め入るスタイルは清々しくて格好良い。しずくちゃんマジ可愛いわぁ。

 

 文武両道で生きている私からするとゴミ成績の22点しか取れなかったかすみんの定期考査結果を受けて、22だけに「にゃんにゃん」を言うしずくちゃんは可愛すぎた。これは射抜かれるものがある。思わず巻き戻して再度見たものだ。怒ると頬をぷくっと膨らませる点もキュート。

 基本は委員長タイプみたく真面目だが、いい具合いにユーモアもあって人付き合いが上手。同好会の中なら彼女にするのに一番向く人物かもしれない。

 

 女優らしくセリフも入ったソロ曲「Solitude Rain」は格好良い一曲。

 仮面ライダーカブトクロックアップした時みたく雨がスローになるMV演出も格好良かった。

 

 自分を悩みの底から救ってくれたかすみんに、御礼としてヘアアクセをつけてあげるシーンがある。かすみんにアクセをつけてあげるしずくちゃんは可愛いけど何かイケメンぽく見えて良かった。萌える。

 

 この透明感あるキャラに透明感ある声をあてた前田佳織里のイメージは当初だと相当良いものなった。しかし後には狂犬の名を取る酒飲みとしてあちこちで紹介されるようになるのだから話も違ってくる。とかなんとかあっても中の人もセットで推せる。

 

 

朝香 果林

 エロい。まずはソレってくらいにお姉さん。

 スタイルが超人なんだけど。ラブライブ史上最もタッパのあるアイドルだという。デカくて格好良いんだよな。

 鎖骨を辿ってオリオン座のような三連ほくろがある。北斗神拳の人みたいで格好良いし、女子の武器でもある鎖骨にそれがあることでまたエロい。

 

 基本はクールビューティーだけどエマちゃんが絡むとデレる。エマ果林の組み合わせは秀逸。しっかり者と思いきや結構強めの方向音痴という点も萌える。

 エマちゃんのためなら色々骨折ってくれる優しい点は萌える。

 

 ココと並行して中の人の久保田未夢は「キラッとプリチャン」の萌黄えもちゃんという別のアイドルも演じていたわけだが、声が違いすぎて同じ人が演じているとすぐには気づかなかった。

 

 アイドルよりも先にやり手の読モとして慣らしていることから諸々経験値が皆よりも上。早熟になりがちな芸能人としての歴がある分、同好会ではちょっと冷めた目線から大人びた厳しい意見も出しがち。チームで進路を取る時にはこのくらい強めに、それでいて的を外さない意見を飛ばす者がいると案外まとまりが良い。良いポジのセクシーなお姉さんだった。

 

 ソロステージに立った回では、あれだけ芸能人として慣らした朝香果林でもたくさんの観客にビビるという当たり前の心情をさらけ出した。超人的に強いお姉さんかと思いきや人並みにビビりもする事に安心も出来た。ゆえに応援したくなる。

 

 藤黄学園の綾小路姫乃は、最初こそしれっとした挑発的な態度でこちらに接触してくるが、実はヘビーな果林ちゃん推しだと後で分かる。それが分かってから綾小路姫乃に見せた果林ちゃんのファンサがすごい。イケメンの言動なんだよな。果林ちゃんにクラクラ来ている姫乃を描くシーンにも萌え。

 

 

宮下 愛

 めっちゃ格好良い子なんだけど。惚れ惚れするくらいイケメンだわ。愛さんの金髪ポテは殺人的レベルで心に衝撃をくれる。

 

 金髪でギャルギャルしいルックスが特徴。ラブライブアイドルでこんなにギャル感があるのも珍しい気がする。

 

 クラスの端っこにいるオタク男子にだってきっと優しいであろう人懐っこい良い子。この気安さでスタイル抜群、イケメンでめっちゃ可愛いとか、童貞をジェノサイドする悪意なき脅威を持った逸材でもある。顔と性格的に男女含めて一番モテそう。

 

 もんじゃ屋の娘でダジャレが好き。コミュ力が高くて快活、そして意外とおっさんのノリにも合わせる事も出来るのだから素敵。友達が多そう。

 絶対にないだろうけど、物理オンリーの喧嘩をやらしたら軍団で一番強いと思う。

 

 部室棟のヒーローとしていろんな部活のヘルプに出ていることから学内での知名度が高い人気者。元からアイドル素質があったんだな。

 

 愛さんとリナリーのカップリングはおすすめ。全然キャラ性が違う二人がつるんでいる意外性も楽しめる。

 

 演じた村上奈津実の芝居は、これより先に放送した「アイカツスターズ!」の早乙女あこちゃんで見ているはずなのだが、声が違いすぎて気づかなかった。他ではもっとブリブリしたアイドルを演じているのに愛さんはイケボなギャル。役者の声も好きだった。

 

 

近江 彼方

 すぐに寝るお昼寝系アイドル。最初はナルコレプシーなの?と思ってしまった。こんなに寝たがるヒロインは「中二病でも恋がしたい」の五月七日くみん以来かもしれない。

 そういえば、演じた鬼頭明里ウマ娘セイウンスカイも演じてる。そちらもすぐ寝たがるキャラだったな。

 

 学校やライブでも寝てる事が多いが、家庭を支えるためにスーパーでバイトを頑張り、家族の飯も作る働き者の一面も持っている。一番嫁の素養があるのかもしれない。

 

 アイドルとしては先を行ってるっぽい優れた妹の遥ちゃんがいる。妹大好きお姉ちゃんなところも可愛い。姉妹揃って優秀なアイドルをやっているとは恐ろしい。

 姉妹ヒロインと聴けば反応せずにはいられない。好きな属性である。

 近江姉妹の愛の物語にはグッと来るものがあった。愛し合うがゆえに想いの擦れ違いがあって姉妹が揉める展開はもどかしいが可愛い。妹の声が他でもアイドルを演じがちな本渡楓なのも良かったよな。

 

 姉妹の和解を叶えた一曲「Butterfly」は名曲だった。歌詞に彼方と遥の姉妹どちらの名前も入っているのがエモい。

 

 

優木 せつ菜

 ロックテイストな曲調が映える格好良い歌姫。これは絶対可愛いし格好良い。

 ハキハキ喋ってめっちゃ元気で可愛い。 

 

 侑ちゃんをスクールアイドルの沼にはめたきっかけの女である点から重要ポジ。歩夢やかすみんを差し置いて作中で一番最初にライブを見せたのはせつ菜だったんだよな。私にとってもニジガクアイドルの入り口になったのが彼女だった。歩夢と同じく彼女もソロ曲を本編で2曲披露している。

 そして彼女のライブを見て愛さんとリナリーも同好会にやってくる事になるので影響力のすごい強者だと言える。さすが生徒会長をやるだけあって元から宿るカリスマが違う。

 

 第1話の段階では1番先行して世に名を売っている状態にあるので、同好会の中では何気に皆より一歩先を行ってるんだよな。最初から既にやり手アイドルとして登場する点で印象的。

 

 口うるさい委員長キャラと思いきや実はアニメが好きであり、語り出したらテンションが上がって可愛くなるのは良い。アニメに理解があるだけでオタクから支持されるだろう。

 

 優木せつ菜は芸名であり、本名は中川菜々。菜々として学校に通っていて多くには正体を隠している。隠れアイドルをやっている事から他メンバーとは事情が異なっている。この点は独自のキャラ性があって注目できる。

 アイドルをやる時と生徒会長をやる時で髪型が違う。会長をやっている時にはメガネをしている。そういえば同好会メンバーにはいないメガネヒロイン枠でもあった。菜々としての姿も良い。ビジュアルの二面性が美味しいキャラでもあった。

 

 カリスマ優等生だが欠点もある。それというのが料理スキルがゴミということ。美しき水着回となった合宿回は神回にもなったが、そこで変な色のゴミ汁を作っていた。飲んだリナリーが不味さにおったまげるシーンもあり。

 せつ菜役の楠木ともりは「遊戯王セブンス」でも霧島ロミンというめっちゃ可愛いけど青色のキモ不味カレーを作るキャラを演じている。ポイズンクッキング作りがちキャラ連投なんだって思った。楠木ともり本人も、また料理ダメダメヒロインをやるのかよとか思ったりしなかったのかな。

 

 歩夢ちゃんから見れば侑ちゃんの浮気相手にも見えてしまう微妙に美味しいポジ。侑とせつ菜のカップリングも美しくて良かったな。

 歩夢の知らない侑ちゃんを先に知ってしまったということから歩夢のジェラシーの対象になってしまう。悪意は無いがせつ菜もハラハラする立場で青春をしていたんだな。このへんの関係性は楽しかった。

 

 

エマ・ヴェルデ

 国際色も持たせて華やかにしよう。ラブライブといえば初期からもそのスタイルが取られていた。

 今回は混じりけ無しの純度100%スイス製の極上アイドルが登場。スイスと言えばハイジの国。そんなハイジ感もありのスイスから放たれた刺客のエマちゃんは強い。

 それにしてもスイスにこんな隠し玉がいて、わざわざ日本に来てくれるなんて感激。ほんと、鎖国していなくて良かった。

 

 ハイジの名を先に上げたが、赤髪を三つ編みツインテにしてそばかすがあるという点から「赤毛のアン」を強くイメージ出来るアイドルだな。令和版赤毛のアンがエマちゃんだ。令和にも生き残った赤毛のアンリスナーは彼女に落ちるはず。

 

 思ったより背がデカく、おっぱいもある。めっちゃ可愛いし良い子。

 元気にめっちゃ飯を食う姿も爽快で可愛い。

 序盤は頑なにアイドルをやりたがらない果林ちゃんの心を解放して仲間に引き込んだアシストはナイス。

 

 幼く見える顔立ちから妹気質ありなイメージがあったが、その中身は世話好きお姉さんというかもはやママ。包容力とママ力がある癒し系ヒロインだった。虹って本当に色んな属性ヒロインがいて飽きない。

 

 ソロ曲のサビで指をクルクルする振り付けはめっちゃ可愛い。あんな超絶指クルを食らったトンボはきっと混乱するだろう。それからすごく歌が上手い。

 

 エマちゃんのPVを撮る時にデザイン学科の教室でコスプレ大会を始めるのは目の保養だった。エマちゃんのメイド服姿は破壊力がすごいので童貞だったらあっさりジェノサイドされそう。耐性をつけてから応援した方が良い。

 

 

天王寺 璃奈

 OPを見た時には電子パネルをはめて踊ってるのがいて「コイツ何者よ?」となった。視覚的に1番の曲者要素は彼女だ。まさかの素顔見せない型アイドル。この特殊性は面白い。

 見た目がユニークなだけでなく、なんでこんな事になったのかという過程を描く璃奈のお当番回は神回になっていて良かった。

 

 こちらは令和版「Wink」かってくらいに笑わない。表現者の強い武器でもある表情が上手く扱えないのは致命的欠陥とも捉えることが出来る。ゆえに彼女は悩むわけだが、そこからの脱却の鍵がリナちゃんボードだった。

 パネルアイドルの要素はギャグとしての見せ方ではなく、欠点を逆手に取ってユニークな個性に変えたリナリーの挑戦の結果である。その点にグッと来る。ちょっと泣ける。

 

 笑えない自分はやはりアイドルとして駄目なのか。そう思って落ち込んだリナリーがダンボールに引きこもるシーンはシリアスなんだけど可愛い。金持ちのマンションって感じの所に住んでいる。いい暮らしをしてんだな。でもダンボールなんだ。

 愛さんをはじめとした仲間達が落ち込むリナリーを導いてくれる友情物語は尊い。一流アイドルかすみんからの助言に「駄目なところも武器に変えるのが一人前のアイドル」というものがあった。ええ事言ってる。さすが最強アイドル。

 

 従来作品であれば、笑えないなら無理にも笑う特訓とかに出そうなものだが、本作では笑えないならそれはそれで新しい見せ方にすれば良いという前向きな転換を見せた。これって教育概念としても良いものだと思う。無理に自分を変えるのではなく、無理がなんとかなる道を新しく開拓することも戦いである。このエピソードではそんな感じの良いことを言ってる。

 

 ラブライブ初音ミク的電子アイドル感が漂うことで新しいアイドル性の面白いキャラだった。

 曲も何かミクっぽいなと思ったらミク使いでお馴染みのDECO*27氏がプロデュースしていた。DECO*27氏ありがとう。

 MVのリナリーは全然笑わないのになぜかいちいち良い表情をしている。これは作画が良い。笑顔封印でも女子を良く見せる絶妙な技術がそこにある。

 

 皆に助けられてばかりの弱い乙女ではなく、結構男前に人を引っ張る要素も持っている。そこが彼女の良い所。

 しずくちゃんのお当番回でのリナリーの活躍が好き。

 自分には自分の導き手として愛さんがいた。じゃあしずくちゃんを困った状態から救ってあげるのは誰なのか。かすみんにそう告げることで、かすみんが次に取るべきベストな行動を促した。場の状況を見てナイスアシストが出来るいい子やないか。

 

 

 

 

 そんなこんなで同好会の9人は全部良い。

 皆仲良しでハグや膝枕までしちゃう距離の近さがまた良い。

 

 虹は最高だぜ。楽曲も良いんだよな。OP曲の「虹色Passions!」、ED曲の「NEO SKY, NEO MAP!」は何回聴いても心に滲みる秀逸な楽曲。皆歌が上手いし、声が綺麗。ユニゾンを聴けば各員の声の相性が良いと分かる。アニメ用の全員曲のこれら二曲は二期が始まった今でも聴いてる。 

 

 一期をさっくり振り返ったところで二期の次回放送に備えよう。追加アイドル達も熱いからな。令和はニジガクと楽しくやっていこうと思う。

 ありがとうニジガク。何度だって奏でろ虹のメロディー。

 

 

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