こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

11年目の今こそがハイライト Sexy Zone新アルバム「ザ・ハイライト」

 6月に入って早々、セクゾの新アルバム「ザ・ハイライト」がリリースされた。これを当然抑えてしっかり聴く。どうせそうだろうとは思ったけど大変良かった。

 

 聴く前に思ったのが、マジで久しぶりのCDリリースだな~ということ。去年夏に出したシングル「夏のハイドレンジア」以来だから、だいたい10ヶ月ぶりのリリース。去年のハイドレンジアが終わってもう次の年のハイドレンジアの番になるってのにまだ出ないのかと焦れたものだ。ハイドレンジアとはアジサイという意味で、我が家の庭に勝手に咲いている。目でも分かる季節感がそこにある。

 

 前作リリースから数える間になにわ男子はデビューを決めてシングルを2枚も出しているし。そう思えば半年も一年もマジで秒だな。

 セクゾも若くて元気なんだからもっとバンバンリリースしろやと思っている中での新譜なのでありがたい。そして安心した。あとは同じくらい長い間CDを出していないキスマイも早く次来いやと待っている。

 

ザ・ハイライト (通常盤/初回プレス)(DVD付)(特典:なし)

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 昭和男児の憧れのようなイカした車と共にベストショットを決める4人衆。これはイカした一枚だ。

 

 

 

 やっと出た新CDは会心の出来だった。もしかするとセクゾ史上1位の傑作かもしれない。

 前作アルバムの「POP × STEP!?」もかなり楽しいイチオシ盤だったが、あれとはえらく作風を変えている。この方向性で攻めてもイケる。そしてちゃんと聴ける軍団になったのかと成長を感じるばかりの一枚になっていた。

 

 今回のセクゾは新しくして古めかしい。そんな心地よい矛盾を含む音楽性で攻めて来やがった。レトロ感ありつつの新時代の音楽を楽しめる。この新感覚がどうにも心地よい。今回の作風は私の好みともマッチしていた。

 テーマにあるのは80年代、90年代のレトロ感漂うシティポップ。なにをどうやってもおしゃれなサウンドが聴ける楽しいCDになっている。

 

 レトロ感はCDのタイトルロゴにも出ている。

「ザ・ハイライト」のロゴには、大昔のテレビ番組「ザ・ベストテン」のロゴ感がある。そして「セクシーゾーン」とカタカナ表記になっている点にも注目。和風でレトロ感を強く感じさせるなら英語よりもこちらの表記の方が良い。カタカナで見ると違和感があると言えばあるが、結構簡単に馴染む。こちらの表記でデビューもアリだったかもしれない。ジャケの作りからして気に入っている。

 

 一発目に収録されているリード曲「Forever Gold」は発売よりも結構前からYOUTUBEでMVが公開されていた。これは一度聴いた段階で「なんてご機嫌なナンバーなんだ!めちゃ良い!」となった。

 爽やか過ぎて光に満ちた格好良い曲。円熟期を迎えた今こそがハイライトな彼らにふさわしいナンバーだった。

 そして新曲なのに確かに懐かしいレトロな感じがする。多分ヴァン・ヘイレンあたりがどこかのタイミングでこんな感じの曲をやっていたような気がしないでもない。とかいう随分あやふやな感想が出てくるが、とにかく良い。

 菊池風磨が爽やかに歌う「吐き捨てたチューインガム」の歌詞は印象的。場所によると条例違反行為にもなるちょっとした治安の悪さが見える歌詞だが、そこにセクゾのワイルドさが見えて良しだった。

 

 Mステなどの歌番組で披露したのを見て抜群にカッケェ―と思えた。松島くんの顔立ちが凄く良くなったな。

 フマケン以外はデビュー時だと見た目が子供過ぎて大丈夫かと思っていたが、大きくなってからはこういう曲でもしっかり魅せることが出来るグループになった。昔のセクゾは変な歌も結構歌っていたから、デビュー2、3年目くらいだったら今回のアルバムに入るような曲は出来なかっただろう。今は歌声も良くなり、なによりビジュが上がったな~。

 

 

 まさかのアニメMVになっている「THE FINEST」も大人っぽいクールさとまぁまぁのエロさがあって良い。これに関しても、これが歌えるくらい大人になったのかと成長を感じる。まさかのツインリード曲売りのアルバム構成がありがたい。

 サビが英詩でなんだか怪しげなメロディ感もあることから、シングル表題曲には上がらない作風だとは思う。でもかなり出来が良い。

 確かなレトロ感を感じるMVのアニメも良いではないか。MVの黒髪美女を見ると、時代感やキャラデザから「きまぐれオレンジロード」のヒロイン鮎川まどかを思い出す。コレってもしかすると彼女を意識して作ったキャラなのかな。

 

 

 去年に出したシングルの「LET'S MUSIC」が収録されている。これを出した時にこのアルバムの構想はまだなかったのかもしれないが、「LET'S MUSIC」の作風はこのアルバムのテーマに合っていてとても良い。この曲もこれ用のリード曲として作ったと言われると納得してしまう。この曲はめっちゃ楽しくて去年からもたくさん聴いている。

 

 

 ディスコでかかっていそうなダンスナンバーやちょっぴり切ないバラードナンバー、その他ユニークな楽曲が詰まっていてかなり楽しいアルバムだった。

 最初のアルバムを出した時くらいには、ここまで出来る軍団になるとは予想していなかった。進化が楽しい軍団、それがセクゾだ。

 

 

 あとはマリウスはどうした?

 風の噂で脱退説が私の耳に舞い込んで来たけどマジなの?嘘でしょ。本当だったら普通に嫌なんだけど。きっといつかは合流してまた5人に戻って欲しい。

 

 そんなわけで新作の仕上がりにたっぷりな希望を感じられるセクゾのハイライトを拝む事が出来た。今年の梅雨はセクゾを聴いて盛り上がろう。

 

 

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