こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(4月~6月)その4

 

古見さんは、コミュ症です。 2期

 コミュ症に優しい世界第二章である。

 古見さんを取り囲む愉快な仲間達がもっと愉快に、そして古見さんと只野くんの関係性もより深まった。優しく平和な世界でほっこりする。

 

 少し間を空けて再会した只野くんを見ると、改めてモブの鑑みたいなルックスだなと思えた。ワンパンマンみたいな顔をしている。 

 この手の作品で主人公がイケメンだと、視聴者の多くはそうではないことから主人公に感情移入出来なくなるのだとか。だからこの手の作品の主人公男子はダサかったり、もっさりだったりな傾向が多いのだとか聞いたことがある。その点で言えば只野くんはベストな作りなキャラだな。

 

 山井さんを筆頭にユニークなキャラのオンパレ状態の作品だが、内容以外でも日髙のり子を起用してのナレーション、字幕も使うことで手数多くユニークな見せ方をしている。使える術は何でも使って楽しませるアニメ製作への意気込みが見える点は好ましい。

 

 清々しくナルシストな成瀬詩守斗くんが愉快な仲間として追加された。こいつは本編登場前のキービジュの段階から始まってOP、ED映像でもうざいくらいに存在感を出していた。どうしても気になる新人として注目していた。なんだか微妙に「みなみけ」の保坂を思い出してしまう新手の変人だった。

 只野くんに迫る勢いで落書き感の強いキャラデザの片居くんも結構好きだった。こういう強面で奥手で実はいいヤツって好感度高いからお得だよな。

 修学旅行の宿で時間を共にする間に成瀬、片居の変人コンビがなんか仲良くなっているのも笑える。

 

 改めて古見さんはスタイルが良い。黒ストッキングに包まれた美脚は強い武器である。伝染したストッキングの代えを山井さんが持ってきて助けてくれる回では生足を解禁していた。これは良き。穴の開いた古見さんのストッキングを被ってお持ち帰りする山井さんの清々しい変態ぶりがなんだかんだで好き。

 

 バレンタインイベントをきっかけに、メインの2人が男女として距離感を縮め関係性を深めていく。この展開にはキュンがあって良かった。

 

史上最強の大魔王、村人Aに転生する

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 このタイトルで安全な訳がなく、地雷が潜みまくりなアニメだった。ああ、そういうヤツねってのがタイトルから予想できちゃうくらいには色々と学習済み。

 

 タイトルが全部を物語っていて、かつての魔王が記憶や能力はそのままに村人Aに転生するものになっている。

 村人に転生したそこが始まりと終わりを兼ねる場所となる。←何を言ってるのだろう自分。

 

 中身については何も面白くないアニメだと判明。全く同じ感想を送った前期アニメの失格紋の失格アニメと似たような感じだった。

 

 主役のアードくんの声を聴いてなんだかゾクリと来るものがあったのはどうしてだろうと色々思い返すと「ありふれ」の南雲くんと声が一緒だった。これはまぁ、なんとも言えない想い。

 

盾の勇者の成り上がり Season2

盾の勇者の成り上がり Season 2 第1巻《通常版》 [Blu-ray]

 随分久しぶりの2が来た。

 開幕早々デカい亀の化け物が暴れまわる大アクション展開が見えた。大冒険に大戦争していて楽しい。

 

 相変わらず尚文以外の勇者は木偶の坊だから、尚文が剣を握らず盾オンリーで頑張る。ラフタリア、フィーロに加え、パーティーにオスト、リーシアを迎えて旅の仲間も華やかになって行く。後半では日本人の絆も仲間になる。なんとしても女子しかパーティーに加えない作風はこの手のジャンルの破れない掟らしい。

 他の勇者に捨てられた身のリーシアがどんどん強くなっていくまさかの活躍が見えた。リーシア、良かったな。

 

 悪者のキョウが清々しくヒールなクソ野郎でムカついたな。木村了が演じた歴代キャラの中でコイツが1番嫌いだわ。これをぶっ倒した所ですっきりおしまい。

 

 中盤からは異世界からまた別の異世界にワープして次の戦いが始まる。どんどん故郷の日本から遠ざかっていく尚文の物語が展開する。

 最初は洋風ファンタジックな世界だったけど、次の世界はちょっと和風のファンタジックな世界だった。

 こちらの世界に来てからラフタリアがロリに戻ってしまうのが一つの見所。一から鍛えたラフタリアが、奴隷の身分から脱して剣のアイテムに選ばれし勇者に昇格するまさかの流れも見えた。

 尚文とは主従の契約がなくとも大切な仲間として行動を共にすると決意したラフタリアの愛が見えて良い。それは尚文も同じで両想いだったな。

 

 本作のユーザーの一部(と言っても結構多めな)からは、ラフタリアのロリ時代こそがハイライトであり、大きくなって以降は失速するのみという意見を聞く事が出来る。

 そのハイライトシーンが帰ってきたということで、一度は離れた視聴者も結構戻って来たことだろう。ラフタリアのロリ時代を推すリスナーからの意見が作り手の耳に届いたのか。とにかく一部にはありがたい作りになっていた。私は趣味の幅が広いのでどちらも同じくイケる口である。

 

であいもん

であいもん Blu-ray BOX

もやしもん」「ばらかもん」を思い出す語感の似たアニメ。内容は関係なかった。

 

 和菓子職人のお仕事要素、その和菓子店に居候するロリ少女と主人公が関わる中にみるほっこりな要素を魅力に展開するファミリー人情劇。

 こういうので良いんだよ。ネタ満載の変な話を書く作家が増えた昨今だと、普通にほっこりする家族愛で魅せる本作のドラマ性が目立って良く見えた。もっとこんな感じの作品も増えれば良い。好きな作風。

 

 主人公の優男の和はいいヤツで好感度が高い。良い親の元で育ったんだな。

 幼くして既にツンデレヒロイン属性を身に着けた一果は優秀なロリヒロインだった。ツンツンしているけど、なんだかんだで和と仲良しな点にほっこりする。最終回の遊園地デートは親子感があって良かった。

 大きくなったら美人になるだろう期待の幼女だった。今期だとスパイファミリーのアーニャとココが期待のロリ枠。

 

 ヒロインは年齢層的に大中小揃い踏み。小さい一果がいて、学生の美弦ちゃん、そして和の元カレの大人のお姉さんの佳乃子がいる。3人ヒロイン揃い踏みな回は華やかで良かった。

 

 和があんな感じの割には、都会に佳乃子という女を置いてきた恋を知る青年だったのが意外。佳乃子が京都に来てからもなんだかんだ仲良くやっている。この2人の関係性も良かった。佳乃子を演じた髙橋ミナミのお姉さん声も良かった。

 美弦ちゃんがお歌配信者として身バレしちゃう事件は本当に気をつけた方が良いやつだなと学びになった。

 

 舞台となる京都の街並みにも癒やしを得た。なによりも私は和菓子が大好きなので毎回美味そうと思いながら楽しく見ることが出来た。

 一果がまだ父親と会えていない点は気になる。2期もいつかやってくれたら見てあげようと想う。

 

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」Blu-ray BOX

 可愛いヒロインが野盗に強姦されるという下劣かつセクシー極まりないシーンで開幕を迎えた骨男の冒険譚。エロ&デンジャラス要素をぶっ込んだ初回冒頭シーンは賭けだったかもしれないが、結果悪くない掴みだった。

 

 ドラクエを遊んでは、「がいこつけんし」「しりょうのきし」「ボーンプリズナー」あたりの骨の嫌われ者達が報われる世界はないものかと模索していた。それが叶う世界がオーバーロードと本作である。

 骨男にだって肉は与えられずともせめて光を。そんな願いが叶う一作だった。とかなんとか大げさなことを言うようなものでもなく、中身はとってもライト。

 

 骨男だと皆が怖がるので、基本的には全身鎧で顔も見えない。この点から、同期放送の面倒臭いヒーラー女アニメに出てくるザコ騎士のアルビンを思い出す。

 

 ヒロインのアリアンは格好良くて可愛くてエッチでファイルーズあいの声がとても映える秀逸なヒロインだった。キャラも含めて絵が好きだった。

 序盤回でアリアンが狭い小窓を抜けて敵の基地に潜入するシーンがある。諸々大きい彼女の体が窓に支えてなんだかエッチな感じになるシーンが楽しかったと記憶している。

 

 OP曲が深夜にしては無駄に張り切ってうるさい曲調だったのは印象的。そしてそのOPから本編までアニメーションは結構頑張っている。

 アニメ担当はウマ娘二期やスーパーカブの会社だった。今回はえらくテンションの異なる作風を手掛けたんだな。

 

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

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 かつて放送していた「世話やきキツネの仙狐さん」の類似作品。

 タイトルに堂々とある通り「社畜」を扱った作品である。これを受けて、昨今は「社畜」「ブラック企業」「過労」それらによって疲れた人間達がテーマに盛り込まれる作品が多いなと気づく。

 こんなに暗い要素に構想を得て生まれる物語が複数あるという社会の現状は如何なものだろうか。とかなんとか言う私は、契約からサラリーを得るまでのどの過程を見てもまるっきりホワイトな環境でしか生きていない。なので、ぶっちゃけ他人様の事情はどうでも良いと言ってしまえばそれまで。こんなクリアな環境にある事は幸せなことなのだろう。そんな事も思えてしまう作品。

 

 心身共に披露した者には、人ならざる者が見えるようになるという。心身共に疲れ切ったOLの社畜さんこと伏原さんには、幼女の幽霊が見れるようになるのだった。

 ゴリマッチョの怖いおっさんが見えるとかではないのだから、同じ怪奇現象に合うとしても不幸中の幸いだな。ロリ愛好家の伏原さんが幼女ちゃん、にゃーこと仲良く社畜ライフを送るほのぼのアニメだった。そりゃ社畜なんて何年もやってれば幻想でもなんでも良いから癒やしを求めてしまうわな。

 

 メインの幼女を日高里菜が演じ、冴えない社畜OLは金元寿子が演じている。この顔ぶれと配役は去年放送した「幼女社長」と同じだな。

 日高里菜のロリ声はさすがとしか言いようがない。長い役者人生の中で鍛えた賜だな。初回から聞こえる「立ち去れ~」は記憶に残る今期のアニメワード。

 

 OPとEDを担当している石原夏織内田真礼もそれぞれロリメイドヒロインと疲れた絵師のコンビ役で参戦している。二人が担当する主題歌もご機嫌で良かった。

 

 後半に出てくる鬼の巫女様の声が小倉唯だった。ゆいもかおりも同作品に出揃っているじゃないか。一発だけでも良いからまた二人で歌って踊って欲しいものだ。

 

 

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