こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(7月~9月)その4

 

 

 

彼女、お借りします 第2期

TVアニメ「彼女、お借りします」第2期 Blu-ray vol.3

 

 おお~約2年ぶりにの新章開幕だ。一期から結構好きなヤツ。とにかく出てくる4人のヒロインズが可愛い。OPで4人がダンスしているのも超可愛かった。

 

 一期の時からも思っていたけど、「そこまでして彼女欲しい?」と再び思う。

 木部くんはかつて「ち◯◯で恋してんじゃねぇ」と言った。また、右手が運命の相手だったという、切なくもそれはそれで優秀な自己完結型の男もきっといるとも話していた。

 今一度恋人とは、その有用性とは何かをち◯◯の事情抜きに考えさせられる。という突っ込んだ解釈で見ているのは私くらいだと思う。

 

 いないものをさもいるとする「振り」だけのサービスだが、それで本人は幸せだし、水原も言うようににレンタル彼女側も幸せにする事で喜びを得る。これはウィンとウィンが寄り添った平和の極みの商売である。でも「振り」であることから男側は虚しくないのか?なんて事を思う私はレンカノ業界のズブの素人。真にレンカノ道を極める者は、その虚しさも引っくるめて快楽とするのである。

 日本ってホント平和だなって思えてくる。

 

 そんなレンカノアニメ新章開幕一発目で、和也くんは水原の夢を応援すると熱っぽく告白する。しかしそれがイコールして当分のお貢ぎ宣言にもなっていた。格好良いのかダサいのか、こんななんとも言えない場面が描かれる漫画もそうはないだろう。

 後半でラングアップした時の水原のレンタル料金が確か1時間6000円だったのはびっくり。時給6000の女かぁ……まぁ水原ならそのくらい行くか。にしてもこの高額なら待った無しに使いたくない。料金は女子それぞれで変わってくるぽいけど、意外と金持ちの趣味なんだな。

 

  和也くんは一生懸命で真面目ないいヤツではあるのだけど、ベースとして冴えなくてダサくてちょっとキモい人間性を持っている。このキャラ性について、受け付けないとか、その他文句を垂れるネット口コミをこれまでかなり見たことがある。でもね、これが良い悪いでなく、所詮男ってのは本質的にそういうもの。そんな点から和也くんのキャラ性にはリアリティがある。そこには好感が持てる。だからこのアニメが好きだし、和也くんの事もダサいしキモいと思う一方で応援して推す。

 

 この手のダメ男がモテるということはない。ただし、これくらいダメな方が良いっていう殊勝な女はいつの世にも一定数いる。コレ、同じ内容を言い換えているようで中身の都合はちょっと違っている。で、そのダメ男愛好家が瑠夏ちゃんなワケである。

 しかし瑠夏ちゃん、そこに行くか?とはどうしても思う。やはり瑠夏ちゃんレベルが和也くんスキスキになるのはきっぱりとファンタジー

 フラフラした童貞が水原を狙うのは高望みが過ぎて痛い。向こうからスキスキ言って選んでくれる可愛い子ちゃんがいるならそこで満足しろや。という一生懸命に見ているからこそのツッコミが口から飛び出てしまう。

 

 2期では瑠夏ちゃんがだいぶ男の自律心に攻め込んで来るから怖い。そんで楽しい。

 結局男女関係は物理で行くのが一番話が早い。そんなわけで、和也くんのお家に突撃お泊りを仕掛けてからの既成事実コンプリートのプランで瑠夏ちゃんが攻め込んで来る。このように、瑠夏ちゃんから和也くんへの攻め込み具合がすごくて面白い。

 後半では和也の家族が近くにいるにも拘わらず、瑠夏ちゃんが深めのキッスをブチかまして来る。そこまでぶっ込んで来るとは思わないから、意外にも突飛な行動に出る曲者枠だったな。

 それにしても東山奈央の色気のあるボイスはすごく良い。

 

 バイト先で瑠夏ちゃんが麻美ちゃんに攻め入る展開には胃が痛くなる面白みがあった。リアルだと絶対にあの場には居たくない。麻美ちゃんがガチで怖い。悠木碧史上一番怖い。

 可愛いだけの世界に闇の要素を運ぶ麻美ちゃんのヒロイン性には際立つ物がある。彼女がいることで世界観がシリアスに引き締まって良い。ここと和也くんなんかがお近づきになれたのも、気まぐれな神が運んだ分不相応のニアミスだと言えよう。 

 

 墨ちゃんのターンもありだった。この子も可愛くて良い子。なんで和也くんなんかにここまで良くしてくれるのだろうとは思うが、登場シーンには萌えた。

 

 それからレンカノのオプションでは制服デートが流行りらしい。なるほど、すごいサービス精神だ。和也くんの制服デートオーダーのセンスには、スタンダードな趣味と共に深めの変態性を感じた。とっくに学校を出た親戚がこれをやっているのを見たとしたら、その時私は一体どんな気分になるのだろう。怖くて想像できない。

 

 ラストは現在流行りのクラウドファンディングで映画を作ってばあちゃんに見せよう、というナイス作戦を和也くんが考えたところで終わる。最後にちょっとだけ男を見せたな。

 最終回を見れば、水原は悲しみを越えてしっかり生きているのだと分かる。それだけに和也くんはフラフラしているよな~と思えてならないが、人生の事情は人それぞれ。

 

 続きは3期でと決定した。これは良かった。

 和也くんは玉砕するのか、瑠夏ちゃんは懲りずにもっと攻め込んで来るのか、水原は女優になれるのか、墨ちゃんはもっとボソボソ言ってくれるのか、そして麻美ちゃんはどんなヤンデレサイコパスぶりを見せてくれるのか、などなど知りたい未来はまだまだたくさんだ。なのでしっかり待って続きを楽しく見よう。それまで死ねないぞ。

 

BASTARD!!―暗黒の破壊神― シーズン2

CONTINUE Vol.78

 

 おおっ!続きの更新が意外と早い。この夏には第14話~24話をネトフリで派手に配信した。

 

 ダーク・シュナイダーは圧倒的に強く、図太く、ナルシストでスケベ。現在流行りの異世界系最強野郎の走りみたいな要素持ちのキャラだが、ここまで古典的にして爽快感あるぶっちぎった最強ぶりを魅せてくれると逆に清々しい。

 まるで悪役のように下卑た笑い声をあげる時、「バカヤロぉぉおぉ!」とかを言う時の甲高いシャウトが相変わらず面白い。演じた谷山紀章の一番下卑た部分が見える芝居が良い。

 

 前回後半では己の心臓を引きずり出すまでしておいて今回の冒頭からもう元気だし、下半身がぶっ飛んでも残った腕でヨーコのお尻をさすさすするなど、激しく負傷してもとにかく死なないダーシュの丈夫っぷりがすごい。

 

 前回は色々あった末にヤンデレ化して敵対したネイだが、今回は初っ端早々にダーシュにラブラブモードですごくメスを出して来る。強い女がまるで子猫のようになっている感じも萌える。戦闘シーンでの動きを重視した下半身がかなり軽めのネイの装備チョイスはナイス。尻がだいぶ見えている。

 ヒロイン役で出演するからにはエロの芝居が必須な作品である。ネイを演じた日笠陽子の喘ぎの芝居は色っぽかった。

 

 前回は騒ぎのバックに控えてほくそ笑んでいたアビゲイルが、今回はボスキャラとして長い尺顔を出して戦っている。あっさり撃退されるおっさんなのかと思いきや、攻撃の手数とスタミナが豊富で、意外にも健闘してダーシュをめっちゃ追い込んでいた。

 アビゲイルが魔術を込めた鎧のロボみたいなのと同化して戦う展開は、ロボアニメ好きにも受ける要素だったと思う。顔を逆さまにしてアビゲイルがドッキングするのが意外。外部に曝け出している顔面が普通に弱点だと見抜かれてダーシュに一撃もらうシーンはユニーク。

 

 激闘に次ぐ激闘でカロリーの高いファンタジースーパーバトルがずっと続く。その中にはしっかりと緊張感があり、据え置き要素のエロスももちろんある。そして緊張の一戦の脇で妙に気の抜けるアホっぽい箸休みギャグ要素もありだった。メインキャラ以外のモブのおっさん達が揃ってギャグ要員になっていた。この良い感じにふざけている要素が好き。

 原作は少年誌が媒体であること、ダーシュが死ねばこのアニメは終わりであること、などのメタを絡めたネタ要素が、こんなに古い作品にも見られるのは当時だと新しいのではなかろうか。基本的にこの作品にはユーモアがたっぷり詰まっている。

 

 アビゲイルがしっかりとクールにヒールに徹するのかと思いきや、杉田智和声なだけに要所要所でふざけているのにも笑える。凶悪な悪者キャラだが半分ギャグ要員でもあった。リアクションとか結構笑える。

 最終回でアビゲイルが気持ちよく昔語をしている途中でダーシュがぶん殴られるシーンは乱暴すぎて笑った。最後まで聴いてやれやと思ってしまう。

 アビゲイルに対して現世ではもちろん、前世でも生まれ変わった先の来世でも必ず殺すと言い放つダーシュの言い回しが印象的。全時間軸でのメッタ殺し宣言という超怖いのになぜかユーモアがあるセリフのセンスは良し。

 

 ほとんどのターンでスケベなダーシュだったが、世界がどうなろうとも最優先でヨーコの無事を選ぶというスマートな愛と性欲にはちょっとキュンとするものがあった。やっぱりモテる男はいくらスケベでも最後には愛で動くイケメン思考を持っているんだな。うむ、納得。

 ダーシュのお気に入りのヨーコはやはり輝くヒロイン性を持っている。可愛い。あの少ないようでいてしっかり多い絶妙な紙の毛の量が良いよな。楠木ともりの元気な声でダーシュを叱りつける展開は萌える。

 

 ものすごい派手な戦闘の終わりにヨーコとダーシュが姿をくらまし、最後のシーンではやけに和風な新キャラの基地に血まみれでたどり着いて終わった。

 急に日本みたいな場所になって終わったな。まだまだ続きが残っている感じで終わっている。これは三期も見たい。でも原作未完らしいから最後までやってもやっぱり未完なのか。

 

 破茶滅茶に元気なハイパーバトルとエロをぶちかますこのテンションが好きでとても楽しめた。良い作品である。

 

むさしの!

 あれ、こいつら会ったことがある。誰?

 そう思いながら人間の中ではかなりPCに近い記憶容量を持つ我が脳に検索をかけると「浦和の調ちゃん」であると分かった。タイトルが変わっているが、2015年放送の「浦和の調ちゃん」の2期ポジションの新作だ。

 

 やべぇ、ほぼ忘れかけている。絶対にチョウちゃんと思って検索したらウサギちゃん読みだったので「へぇ~」となったアニメなことは覚えている。奇跡的に1期の録画データも残っていたぜ。録画機器の記憶力も優秀。

 

 調べて分かったが、そもそも2期は2017年にスタートするはずだったらしい。その後来年に伸びて、また来年に伸びて、それを繰り返す内に音信不通の時期も経てこの夏やっと約束の2期となったとのこと。なんと当初の予定より5年遅れての新章スタートだった。そりゃ私に限らず他だって忘れるだろうに。

 コロナの存在なんて誰も知りゃしない時期からだって遅れに遅れてのスタート。しかも1話3分くらいのアニメなのに。何があってこうなったのか知らないが、遅れすぎでウケる。

 

 内容はあっという間に終わってしまうので、なんとも感想が出てきづらい。

 愛らしい女子キャラが次々と登場し、意外にも数が多いし、こんなに少ないセリフ量でも有名な声優が多数参加している。なんか可愛いし楽しかった。

 一同は鉄道甲子園に出るが、鉄道と全然関係ないクイズばかり出てきて何やってんだってなるアニメだった。

 EDでは謎の体操を行う。そしておっさんが喋っている。ラストにネタ要素を持ってきやがったな。

 

 これは週を跨ぐと前回の内容が脳から消えてしまうので、BDにまとめてくれたものをもう一度イッキ見したいと思う。

 

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