こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

メンバー脱退発表後初のキンプリが見れた昨日のCDTV

 金曜晩に出た衝撃ニュースから早いもので3、4日が経過した。思った以上に世間が大騒ぎ状態だな。

 土日には色んな番組で「何で?」と追求されていた。あれこれの報道番組を見てビックリが続くばかりの週末だった。その中で、辞めジャニ見送り人としての経験が豊富なKAT-TUNの中丸くんが意見を発していた。普段はフワッとした事を言いがちな中丸くんが、今回は結構良い事を言っていたのに感心した。

 

 死にかけたグループが天寿を全うする形で店じまいなら「しゃあない」で全員が静かに手を合わせて終わるだけだろう。しかし今回は超売れっ子達が対象となる。グループとしても個人で見てものびしろが余りまくっていた。ゆえに皆をびっくりさせて関心を集めることになったのだ。

 テレビ、ネット記事も合わせて色んな所で今回の話題を目にすることから、改めてキンプリって人気者だったんだなと実感した。

 

 数日経った今でも嘘みたいな話だなと思えてしまう。信じたくない悲報だったぜ。知人のキンプリウォッチャーは「親父が死んだ時よりも悲しい。まだ生きてるけどね」と言って今と未来を比較していた。親父さんに悪いだろうに。まぁそのくらいキンプリはすごいってこと。

 

 退所報道が出て初めてのテレビパフォーマンスは、7日晩放送の「CDTV ライブ! ライブ! 」で行われることとなった。重ねて「ライブ」と表記しているのに反し、今回は慎重に事前収録した物を流している。1日に収録したと女子アナが説明していた。

 

 こんなことにならずともキンプリの新曲の事は気になっていたが、こうなってからは余計に気になって見てしまう。お仲間のなにわ男子、デビュー後初のテレビパフォーマンスとなるトラジャもお目当てにして見るが、今はキンプリがあんなことになったのが気になって他のグループに集中できん。

 トラジャの晴れ舞台である一方、キンプリは悲しみの中でのパフォーマンスなので、この差にテンションがおかしくなる。もちろんチャカちゃんやノエルのことはしっかり見たが、集中しきれなかった。すまん。録画したのを後でまったり見よう。

 

 2020年の番組スタート時にオープニングアクトを飾ったのがキンプリだったと女子アナが説明していた。

 そうか~この番組もそれだけ前からあるのか。もちろん第一回放送も見たぜ。どこかに録画データが残っている。

 フルサイズを流す稀有な番組として応援しているが、いつの間にかMステみたく隔週番組に成り下がったなとも思っちゃう。

 

 もう5人時代の終わりが見えたということで、慎重にキンプリのありがたいパフォーマンスを見る。

 今回は贅沢にダブルA面シングル。一曲目は「ツキヨミ」。やべぇ~ダンスめっちゃ格好良い。めっちゃ疲れるだろコレ。前作のトラトラもやばかったけどこちらも激しくご機嫌すぎるダンスだった。

 お次は「彩り」。なんて優しい一曲なんだ。歌詞の内容が未来も楽しく共にする的な感じなので、これから脱退する者がいるグループが歌うのに違和感がある。元々感動的な内容の曲だが、今回の騒動を受けて聴くともっと泣けてくる。海ちゃんはセクシーで良い声をしている。

 ダブルA面それぞれで静と動の落差がすごい。緩急をつけてティアラを落としに来る良きパフォーマンスだった。

 

 ニュースやネット記事を見ると、騒ぎについて色んな憶測が飛んでいる。これは円満に開拓が進んだ分かれ道なのか、それともネット記事で目にした空中分解や分裂というオチなのか。謎は残る。

 でもCDTVの新曲パフォーマンスを見て思ったことは「とにかく素晴らしい!」ということ。

 何かしらの問題を抱えた軍団なのだとしても、5人でこれだけの事が出来るのはすごい。これから終わって行くグループとはとても思えない。パフォーマンスだけ見ていれば絶好調じゃないか。

 

 抜ける3人からは「海外進出」の意思が見て取れるが、見ているこちらとしては国内でトップの事をやってくれるので十分だし、昨日のパフォーマンスを見れば海外も狙えるだろうにって思う。地球儀で見れば日本の裏側のブラジルのお友達に見せたとして「しょぼい」なんて反応が返ってくるとはとても思えない。それくらい広く受けると思うんだけど。

 

 なんでこんな方向性の違いが出たのだろう。ロックバンド解体時の理由として使い古された文言でキンプリ黄金時代が崩れるのはなんとも悔しい。

 

 キンプリは全部がエース級。立ち上げ時にはそんな文言で売り出していた。

 かつてジャニーズには「Four Tops」という伝説のグループがあった。メンバーは4人。ジャニーさんは4人それぞれが違う頂きに立つようにという意味を込めてこの名前にしたらしい。メンバーそれぞれにトップを取らすため、あくまで修行期間のユニットに留まらせ、この形でのデビューは無いとされていた。だからジュニア内ユニットに終わっている。

 今思えばキンプリがコレだったのかな。皆がエースでセンターキャラということは、スーパー戦隊で言うと6人体制なのに全員がなんとかレッドになっているみたいなものだ。カラフルだから良いのであって、全部が同じ色だとバランスが悪い。そして形が崩れていく。

 キンプリのメンカラ赤は平野だが、別に誰が赤でも文句と違和感はない。スーパー集団ではあるが、ゆえにあふれるパワーを制御して長期間歩むのが困難な軍団だったのかもしれない。

 という特撮好きならではの考察も出て来るってもの。

 

 こうなると、メンバーの変化なく長くやってきたグループは奇跡の産物なのかもしれない。その最たるものが、去年の今頃に綺麗な形で終わっていったV6なのだろう。

 去年はキスマイとセクゾ、今年はエビが周年を迎えてベスト盤を出した。キンプリもベスト盤を出すなら5年目か10年目がチャンスだったのだろう。まだベスト盤の発売を迎えない内からこんな事になるなんて悲しい。

 

 来年5月末までの残りの期間で何をするのだろうか。活動期間の終わりが見えたアイドルのモチベーションとはどういったものなのだろうか。 

 来年も新曲があるのか、ベスト盤は来るのか、もうライブはないのか。今回の曲が5人時代ラストソングにならないで欲しい。もうちょっと聴いていたい。そんな感じで色々考えてしまう。

 

 脱退騒動を受けて過去曲がオリコンチャートに浮上している。私もキンプリの昔の曲を懐かしく聴こうと思う。

 今回旅立つ3人は、それぞれが特徴的な好きな声をしていたので、もう聴けなくなると思うと寂しいし、勿体ない。

 どこに行っても元気であれと応援したいが、私としてはジャニーズに残っていれば良いものをと思えてならないぜ。

 

 新曲CDは明日発売する。フル音源が解禁してからはしっかり聴き込んで行こう。

 

 スポンサードリンク