キンプリメンバー3人脱退の衝撃発表からから早いもので一週間が経過した。地球に散らばるティアラ達は何を思ってこの一週間を過ごしたのだろう。私の中では未だにビックリが消えきれず、悲しみの魔法に押し殺されそうである(「ツキヨミ」のお気に入りフレーズより抜粋)。
今回の事を受け、FC動画で涙ながらに「寂しい」と口にした海ちゃんのことや、先日のラジオでメンバー脱退について涙ながらに語った永瀬廉のことを思えば、どうしても可哀想に思えて来てこっちも落ち込む。
なんでこんなにいいヤツらが泣くことになったのだろう。その運命が残酷で悲しい。
こんなにすごい連中が一つのチームとして集結することはもうないだろう。さすがにこのレベルの6人が同時期に出揃う事はない。それくらいに傑作グループだった。
何度もしつこくブログで語るが、今回の事についてはマジで「勿体ない」の感想がずっと出てくるから困る。
特に私などはPrince派だったので(←過去形表現になるのが苦しい)、岸、神宮寺が抜けてPrinceメンバーがゼロになるのは痛すぎる。岩橋くんがいなくなっても2人がいるから頑張れるという状態だったのに、ここへ来てPrince3人の全消しが完成したのでめっちゃ落ち込む。せめてどちらかに残って欲しかったというifの世界にすがりたくもなる一週間だった。悲しみを前にした人のハートは意外に弱いと分かる経験になった。
抜ける者の今後も気になるが、残った弟組達の事の方が気になってくる一週間だった。
グループに残る2人はまだ23歳くらい。永瀬はまさか自分が最年長になるとは驚きだとラジオで語っていた。
23歳でこんなに大きな人生の波にぶつかって耐え、かつてすごい人達が在籍していたことで重くなるばかりの看板を背負うことにもなるとか激動すぎる。これを乗り越えてグループを盤石な体制に持って行ったのなら、その時2人はすごく逞しい人間になると言えるだろう。寂しいけど残った2人の今後を応援したい。
前作シングルの「TraceTrace」の完成度がマジで良すぎることから未だに聴いている。5人時代が終わると知ってから余計に聴くようになった。
歌詞の「いつか思い出してここにいたことを」「僕ら今ここ 足音残して行こう」の部分が今だとすごく意味深に思えてくる。
一つの時代が終わるので、それに対するメンバーからのメッセージだった。なんて受け止め方も今なら自然に出来ちゃうから悲しい。
こっちがそんな複雑な想いで過ごす中、キンプリ5人時代の残り時間は確実に進み、退所発表後にも新シングルが発売された。
3人の退所発表から4、5日くらいでもう次のCDだから、ティアラは悲しみの中で嬉しい新グッズを購入することになる。複雑だな。
しかし今回のシングル、落ち込む気持ちを一時的にぶっ飛ばすくらい出来が良い。退所するしないは別に、キンプリのパフォーマンスに手抜かりは無いのだ。クソ曲は抜きで全曲素晴らしい。支払った金の無駄なく楽しめる良きCDだった。
出来が良かった、もしかすると5人時代ラストシングルなのかもしれない、ということもあってか、売上がいつもよりかなり良い。発売一週間を待たずに60万以上出ているらしい。やべぇ、笑えるくらい捌けて近所のショップに一個もないぞ。
今回はダブルA面なので表題曲が2曲、複数形態のカップリングを全部かき集めて5曲、合わせて7曲もの新曲が楽しめる充実な一作となっている。これだけあるなら一つにまとめたミニアルバムで出せばいいのに。
「TraceTrace」を聴いた時にはこれが最高傑作かもと思ったが、新作のこちらを聴いたら早くも更新したかもしれないと判断に悩むところである。それくらい今回曲も良いぞ。
まずは「ツキヨミ」が会心の出来になっている。怪しげでややダークなラテン調曲となり、楽曲テーマは「嘘」ということである。詐欺師がテーマのドラマ主題歌だけあって世界観もマッチしている。願わくば今回の騒動も全部嘘であって欲しかった。
一年前の「恋降る月夜に君想ふ」ではドピンクスーツで踊っていたが、今回はド緑スーツでバッチリ決めている。どちらの色も見事に着こなせるイケメンズで素晴らしい。それにしても今「can we be happy?」と聞かれてもなんと答えて良いか分からない。そんな状態。
ツキヨミのパフォーマンスは、先日放送したオールスター感謝祭がテレビ初出しとなった。それ一回を見ただけで、すげぇ~カッチョイイ~となった。
この曲調と世界観で格好良く決めてくるのは、グループとしてもジャニーズ全体としても似たものが無い新しい見せ方になったのではなかろうか。これから終わる5人時代にまた一つ新しい魅力をプラスしてくれた。
この曲の岸くんの担当パートがパーフェクトに素晴らしい。美味しいパート盛りだくさん。パフォーマー岸優太のすごさを見せてくれた。格好良い。
好きなフレーズであり、この部分の歌い方が良いというのが「悲しみの魔法に押し殺されてく」のところ。一番は岸くん、ラスサビでは神宮寺くん、共に綺麗な高音で歌うのにグッと心を掴まれる。
畳み掛けるような早いテンポで攻めるサビパートを綺麗に締める「 Blah Blah」のフレーズは印象的。サッと歌詞が一旦途切れる構成が潔く格好良い。
間奏での演奏とダンスが秀逸過ぎる。すごく激しく動いて疲れそう。でもめっちゃ格好良い。このダンスが見れるMVは必見だ。メンバーがいなくなっても22世紀までYou Tubeに映像を残して欲しい。
前作シングル「TraceTrace」と同じく、ユニゾンパートは無しで各員がソロで歌い繋ぐ構成になっている。メンバー各員がソロでしっかり聴かせるだけの歌唱力を有するからこそ出来る技。5人共声が良く、聴かせ方が上手いのでソロパートが楽しめるこの構成は良い。
表題曲のもう一つの「彩り」には、ゆったりとしたテンポで聴かせる優しい世界観がある。キンプリのラブが溢れている。
それだけに抜けるメンバーの事を考えれば、彼らの置き土産のようなメッセージ性も見えてくるのでエモかったりモヤッたりもする。
「描く未来にはいつも君がいればいい」
「同じ時間(とき)を刻んでゆこう」
「アルバムにしまったずっと大切な日々」
などの歌詞を耳にすれば、どうにも優しい気持ちになると同時に、その歌詞に反する未来に進む現実を見て涙することもある。
こんな時に出すことで、ただ良い曲として捉えるには終わらず、変に意味深に取られて聴くこととなった。それくらいに人は想像するをのを止められない生き物なのである。
海ちゃんのセンター曲であることから彼がめっちゃ輝いている。普段の喋りではそうでもないのに、歌うと意外にも太く伸びやかなキレイな声なのが良い。最後に海ちゃんがソロで歌う「僕は君を愛している」の所が一番良い。
ゆったりとした優しい曲調の中にも短いラップパートを潜り込ませている構成にも楽しめるものがあって良かった。
MVがとにかく泣ける。映像作品としても良いのでMVは見ておいた方が良い。
カメラ越しにメンバーを優しく見守る海ちゃん、5人の集合写真をキャンパスに描き起こす海ちゃん、といった具合に海ちゃんのアクションに和むし泣ける。
もしもこれが3人の卒業ソングになるなら自然と納得出来てしまう。退所組もすごい良い顔でMVに写っていることから、ここでいなくなるのが勿体ない。
カップリング5曲も全部聴いたが、楽しいクリスマスがテーマだったり、明るい前向きソングだったり、ゆったりなバラードもありで、どれを聴いても楽しい。声の相性も素晴らしく良い5人なのに別の道を行くのは寂しいし勿体ないなぁ。
これから5人でテレビ歌うことはなくなるのかな。SMAPが解散宣言した後は歌番組に全然出なかったから、キンプリもテレビでの顔出しに制限がかかりそうな気がしなくもない。紅白やカウコンはどうなるのだろうか。いなくなる者達の歌は最後までしっかり聴きたいな。
来年夏には岸くん主演映画が公開するという。彼のジャニーズ最後の大仕事になるっぽい。その映画の主題歌を岸くんセンター曲にしてCDを出してくれないかな。そう願う今日このごろである。
岸くんがいなくなることで、キンプリだけでなく鉄腕ダッシュメンバーからも脱退者が出ることになるのか。岸くんと太一くんの親子感のあるコンビを見るのが好きだったのになぁ。
人生って出会いも別れもだいたい同じ数あるんだよな。楽しんだ後に悲しいこともあるのは必定。そんな事を想いながらもキンプリの新曲を楽しんだ。
それにしても今回分でまだシングル11枚目だったのか。いっぱい聴いたような気もするが、11と見ると少ない気もする。せめて10周年までは5人のキンプリと人生をご一緒したかったな。5月までに12枚目も来てくれと願って今日の書き込みを終わろう。
あと今日ってなにわ男子のデビュー日だったのね。キンプリに注目しすぎて思い出すのが遅れたが忘れはしない。なにわにはおめでとうを言いたい。頑張れ!
結びつけて考えるのが悪いけど、タッキーの事も合わせてこうも11月に悲報が連続すると、同時期にデビューしたトラジャが気の毒にも思えてくる。トラジャデビューの喜びも大きいが、キンプリのこの騒ぎの悲しみがデカくて世の話題も私の頭もそっちに持って行かれている。
しかしトラジャがデビューしたなら、チャカちゃんと岸くんが横並びになって音楽番組とかで共演するのが見たかったな。この2人の組み合わせが好きなんだよな。
そんな感じで色々と思いが溢れてきたところで今日はおしまい。
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