今期アニメは数が多すぎてエグい。そしてその中で万策尽きて放送ストップした物も多くてエグい。
そんなエグいシーズンでアニメ疲れもするが、疲れる以上に楽しいから結果オーライだ。
2023年もアニメと共に呼吸していこう。
アイドリッシュセブン Third BEAT!
3期もすっかり長い戦いとなった。3期後半クールは去年10月からスタート。年内に26話まで放送したら、ちょっとお休みを取って今年2月から27~30話が放送された。3期は1クール分にプラスαのイレギュラーな形で最終回を迎える事となった。
そんな波乱の3期終盤の4話分もかなり面白い。
フレンズデイの人気曲投票の結果には、大人の都合がかなり反映されている。ここは悪いところだよな。アイドルのファンだったらそこの都合は知りたくないと思う。
TRIGGERの曲が上位に来ると不味いのでランキングを弄ろうとしているのは酷い。TRIGGERの扱いが可哀想だろうが。
このエピソードでは、忖度をぶっ飛ばしてやらせ無しの番組作りを行うアイドル魂が見えた。
この可哀想な扱いだったTRIGGERが復活を遂げ、その際に天にぃが男泣きするところも良かった。露頭に迷った3人をバックアップした姉鷺さんはベスト・オブ・おネエだった。すげぇ良い人じゃん。
3期の目立つ要素といえば了さんとŹOOĻがムカつくこと。まぁ了さんはずっとだけど。コレを粉砕するに至る流れにも注目だ。
了さんは怖くてキモくてムカつくけど、悪者ポジとしてはかなり良い味を出している。彼のような秀逸な悪者キャラが好きな私の趣味もちょっと変わっている。
謎に陸くんを気に入る了さんもキモ怖い。
終盤の了さんの暴走ぶりはヤバい。普通に犯罪レベルのことをして来る。
百くんを酒に酔わせてマンションから投身自殺させる計画とかはサスペンスすぎる。怖い。
芸能界に見る悪い大人の暗躍というのも目立つテーマ性だが、これはやりすぎ。
終盤でノックアウトされる了さんを見ると気分爽快。
ŹOOĻメンバーの棗 巳波がナギにめっちゃちょっかい出してくるのはムカつく。でもあのネチネチと精神をいじめに来る根性の悪さは一周してくせになるし、キャラ立ち要素としても良い。ものすごく冷ややかに皮肉を連発する西山宏太朗の演技も良い。彼はこういう陰湿なムカつくキャラの芝居がハマっている。
終盤に迫るにつれてトウマが改心して行く点も良い。なんだかんだあっても最後には真っ直ぐ人々を胸熱にさせるアイドルになりたいと吐露した点にグッと来た。彼の復活を応援したい。
流れ的に良い締めに見える反面、ナギの危うい心境が見えることで不穏なオチにも取れた。彼は今後どうするつもりなのだろう。なんか続きそう。4期もあればもちろん見よう。また了さんが元気にクソキャラやっているところも見たいものだ。
それからOP曲の「WONDER LiGHT」がやっぱり良いな。リリースしてしばらく経つが未だに聴いている。
進撃の巨人 The Final Season 完結編
「銀魂」以外で終わる終わる詐欺を流行らせた稀有なアニメ。そのファイナル中のファイナルにあと一歩まで迫る新作が来た。どんだけ間を刻むんだ。
ファイナルシーズンに入って何年経ってんねん。そもそもネーミングが悪かったな。ファイナルシーズンという括りで見れば嘘はないのだろうが、ファイナルと冠する割にクール分割をやりすぎ。だったら4期、5期とかと銘打っておけば終わる終わる詐欺呼ばわりされなかったのに。
まぁそんな詐欺をしても、後でちゃんと終わらせれば帳尻合わせも完了するってもの。そうなれば全部許す。進撃を待っているオタク達の心は広い。
だいたい一年ぶりの戦いもハイカロリーですごい。アクションシーンのご機嫌なハイスピード感にも注目だ。
今回はハンジさんの青春が燃え尽きるところがハイライトだったな。さすがに泣いたわ。
極限状態を迎えてハイになった彼女が、今はものすごく格好つけたい気分だと言って大立ち回りするシーンは熱い。その中2ハートは分かるぞ。
いつもふざけいてるターンが多いハンジさんのマジな想いが乗った最後の戦いに胸が熱くなった。これは心臓捧げちゃう。
なんだかんだあっても戦友ということで、リヴァイもハンジに友情を示していた。それまでクソメガネと呼んでいたのに、最後の別れと察した時にはちゃんとハンジと呼んでいた。そこも良い。
仲間の乗った飛行機を飛ばすために一人残って戦うハンジさんが格好良い。最後まで巨人に片想いした女という締め方も小気味良くて何か好き。
あの世の入り口から飛行機が飛ぶのを見守るハンジの青春のラストシーンにも泣けた。かつての仲間達があの世の入り口でウェルカムしてくれるシーンも綺麗で良かった。
エレンが世界にもたらす影響がすごい。それだけの力を持つ超人キャラにまでなったのか。エレンがこんな事になるとは、そして作品世界観がここまで壮大になるとは放送開始時には予想出来なかった。
残った仲間達がエレンを止めるための戦いに出る覚悟を固める点にたっぷりのシリアスドラマが見えた。
アニとアルミンのちょっと色っぽいやり取りも印象的。アニの見せる赤面に萌えるものがあったが、そこの所を知ってしまったミカサの反応も良かった。戦場にもラブの花が咲くと見える。
最終戦がやってきてマジでここからどうなるの?という良い所で終わる。
この寸止めが酷いことに秋まで続くと発表された。マジかよ、お花見の時くらいには次が来るのかと思ったのに、ここから半年くらい待つってことか。せめて海開きくらいにはやってくれよ。
たくさん文句を垂れたが、中身は面白くてグッジョブな出来だった。
この作品も長いものであしかけ10年目になるのか。10年かけてアニメがやっと完結すると思うと感慨深い。オチまで後一歩なので、それまで何事もなく済んでくれ。
ミカサがまたマフラーを巻いて笑顔を見せてくれる未来が来ると良い。とりえあず秋までは死ねないので、ここから半年頑張って生きよう。もちろんその先もな。
人生とは進撃である。
魔入りました!入間くん 第3シリーズ
思った以上に長尺を取った収穫祭編が無事終わった。
入間くん以外のクラスの仲間達のキャラ性を深掘りしていた点で楽しめた。
ケロリ、エリザベッタらヒロインズの魅力も掘っていて良かった。ケロリちゃんってあんなに図太かったのか。なんだか女王様モード的覚醒を迎えていた。
リードくんの出番も豊富だった。リードくんの姉貴も出て来た。
入間くんがバチコ師匠自伝の射撃を見せたシーンは気合いの入った作りになっていて印象的。あそこは格好良かった。最終回では愛ある師弟関係が濃く見えて良かった。
自分が人間だということを仲間に黙っている事について悩む入間くんの複雑な心境んも注目出来る。
アズくんのママが、何でもかんでも話すだけが正解ではなく、言わなくても良いことは別に言わんでいいんじゃない?と言ってくれるのが印象的。確かに友情にはそういう時もある。このシーンはちょっと良い事を言っているので良い。
無事3期が完結。次は音楽祭が待っているらしい。そこのアニメ化はいつになるのだろうか。
この作品も長い付き合いなのでなんとなく見ているけど、やるならどこまでも付き合うぜ。
それからEDの闇鍋の歌も面白かった。
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