今年も遂にこの時が来た。毎年の年度末を盛り上げるイベントといえばコレしかない。声優アワードの発表だ。
今年からは声優業界もジェンダーの壁をぶっ壊す方針を取り、各部門を男女分けて発表していたのを統合することにした。この変更は大きいようで小さいようで結局素人の私には分からないこと。
気になる主演声優賞は誰だと思って毎年見るのである。声優とは素晴らしい職業であり、男女で優劣をつけるものではない。そう理解はしているが、単純に声質の好みから女性声優により注目しがち。
今年の女性の覇者は誰ぞ？と思って見てみる。
順当な結果だな。種崎敦美、安済知佳が受賞。男性は江口拓也だった。
種崎敦美は歓喜のダブルパンチで助演声優賞も取っている。すげぇ。
彼女の演技は実に素晴らしいと常々思っていた。2022年には、堂々完結を迎えた「ダイの大冒険」、人気上昇中の「SPY×FAMILY」で主演を勤めた。
助演枠でポイントを稼いだのは「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」のエンポリオだろう。エンポリオの演技はマジで良かった。主役を差し置いて全てにオチを付けたのはエンポリオだったからな。ある意味影の主役だった。まぁ助演って影の主役を演じる的な意味合いとしても正解なはずだからな。ていうかジョジョてやっぱり神アニメだったな。
で、今は氷剣使いのネタアニメで主人公の師匠役を演じている。こうして見ると、良作からネタ枠クソアニメまで、実に幅広く顔出しをしている。作品クオリティの高低問わず出ている数が多く、それだけに色んな芝居を見せている。だからオタク的にも認知度が高い。これは納得の受賞だった。
安済知佳も経歴が長いよな。あと格好良いお姉さんだよな。
「棺姫のチャイカ」の頃からいた人間だからな。ここへ来て受賞はめでたい。
ついこないだ見たWUGアニメでは、地方の弱小アイドル役でちょっとだけ出ていたな。あそこから主演声優賞までの道のりは全然短くない。
去年話題をかっさらったリコリコでの芝居が光っていた。この人は「ぐらんぶる」でヒロイン役をやった時からすごく光っていたけど、去年はもっと輝きを増したな。
リコリコで相棒役を務めた若山詩音も新人声優賞を取っていた。ダブル主役で受賞とはめでたい。
数年前にBDで見た「空の青さを知る人よ」でお初の声優だったはず。この作品の最初はくしゃみの芝居で始まる。このくしゃみの芝居を見て、なんか応援しようと思ったものだ。同志は多かったはず。
リコリコの「さかな～」「チンアナゴ～」はセリフとしても一発ギャグとしても去年の流行ワードだった（はず）。たきながやや恥ずかしながらやる「さかな～」がマジで可愛かった。
で、個人的に一番嬉しかった要素は歌唱賞にある。私が大変推している虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が受賞している。
去年だとライバルコンテンツのウマ娘、シャインポストとかも音楽的に結構良い感じだった。後輩のLiella!も数を増やして加速度的に勢いを増していた。
アイドルコンテンツも百花繚乱の時代を迎えたわけだが、その中でニジガクが上がってきたのが嬉しい。
マジでよくやったニジ。この栄光をもってしてニジをナメるなと世間に言わしめることが出来る。
去年はアニメ2期が楽しかったし、5thライブも良かった。5thの現地参戦は無理だったが、配信ではちゃんと見た。それからバンナムフェスのパフォーマンスも素晴らしく良かった。
アニメ2期のOP、EDはめっちゃ聴いたし、2期から追加された新アイドル3人のソロ曲も良かった。アニメが終わってもユニットシングル、同好会全員でのシングルをリリースし、BD特典シングルでも良曲を発表した。去年だけでめっちゃ歌っていたな。それから年明けに出したにじよんの曲もご機嫌過ぎる。
旗揚げから5年になる彼女らがしっかり評価されて嬉しい。
加えてまだエモい要素が、3月一杯でグループを卒業してしまう楠木ともり在籍期間にこの栄誉をゲット出来た事。良き餞別になるわな。ともりるも去年はニジとしてたくさん歌ったし。ここまで導くのに間違いなく一役買った良きアイドルだった。この栄冠を最後の思い出にして旅立って欲しい。
表彰式には代表してあぐぽん、まゆちが参戦していた。相良茉優の芝居はもっと評価されて欲しい。この人は人間が面白いから好き。
素晴らしいな。ラブライブシリーズは全部楽しく見てきたけど、一番思い入れがあるのはニジだな。
今年もOVAと劇場版で新作をやるという。楽しみだ。
ニジの栄光よ、もっと極まれとエールを送っておこう。
今回の受賞を経て、もっとニジが好きになれた。
というわけで日本の声優は素晴らしい。今回受賞した方々は漏れなく我が国の優秀な才能である。声優大好き。
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