家で何かしらの作業をする時にはだいたい音楽を聴いている。完全に人生のお供になっているから、もはや音楽無しの世界など考えられない。無いなら聴覚的に暇すぎる。
昔ならいざ知らず、現代の音楽プレイヤーは恐ろしく軽く、それでいてこんなにちっこいのにこんなに入るのかってくらいに容量がすごい。
こないだお家の倉庫からカセットウォークマンが出てきた(しかも3台)。こんなにデカくて重い物を旅先に持っていくのが当然の時代があったとは驚く。
携帯性に優れる装置の発明によって、より気軽に音楽をどこにでも持ち出して楽しめるようになった。こんな進化の過程にも感謝。
で、日々めっちゃ音楽を聴くので、年明けから何を聴いていたのか振り返って行こう。
最近聴いて楽しんでいるCDアルバムを並べて行くぜ。
結束バンド / 結束バンド
感動した。あんな根暗女が所属しているとは思えないくらい弾ける爽やか青春ロックがたっぷり。そんな素敵曲がぎっしり詰まったフルアルバムが最高だった。
満を持してリリースしたアルバムはまさかのセルフタイトル。これにはエモさと覚悟が見える。
年末に発売したのをちょっと聴いて、その後は紅白とかその他色んな楽しい番組を見て年が明けたところでガッツリ聴いた。年を跨いで楽しめた名盤だった。
私にとっては2022年最後の一枚となった。中でもアニメ本編で解禁していなかったアルバム新規曲は、マジで年末も年末に迫った段階で聴いた年内最後の名曲になった。
アニメ未使用曲の中では「フラッシュバッカー」が特におすすめ。歌唱担当した長谷川育美も特に思い入れが強い楽曲だったと取材で答えている。この曲はめっちゃ格好良い。
軽快なロック調が目立つ中で、この曲は全体的に重めなテンションのロックになっている。なのでより集中して聞こうと気合が入るぜ。
「忘れてやらない」「星座になれたら」の2曲には、爆発しそうなくらい青春が詰まっていてキュンとなる。この2曲も傑作。
年が明けて売上が発表されると、昨今のアニソンにしては異例なヒット数だと分かった。すごい。ニュース番組に取り上げられたりもしていた。
すべてのボッチとロック好きに捧げたい名盤だ。
声 / SixTONES
ストの声が好き。ならばコレを聴け。私は好きだから聴いたぞ。
安定のストアルバム第3弾が来た。それも年始早々にだ。
年始はストの声で楽しむ。2023年最初の名盤だった。
昨今のジャニーズは歌唱力と表現がすごいから、ちょっとアイドルが歌手の真似しました~のレベルではない。歌で魅せるストのパフォーマンスは一級品だな。
楽しい曲がいくつも入っている。中にはバラード楽曲もあるが、これを聴いて思う。もしかしてバラードをやらせたらジャニーズで一位はストなのでは?異論はあるだろうが、正論として受け入れてくれる意見もたくさんあるはず。キョモ、ジェスが伸びやかな高音ボイスで聴かせるバラードはヤバい。
リード曲の「Boom-Pow-Wow!」は面白いし格好良い曲だな。ハマる。右から左からシャウトしちゃうわけだ。
Fantasia / KAT-TUN
去年の「Honey」もすごかったけど、今回のもすごい。後輩のストのアルバムも器用に色んな曲で楽しませてくれたが、先輩のこっちも数は少ないけど内容では負けていない。色々あった末に残った3人のメンバーの腕前も相当ブラッシュアップされた。
中丸くんとかすごい事をやっている感じがしないのに、実際はすごいんだよな。あんなに実力者なのに何で普通に見えるのだろう。普通風に見えて全然普通ではない稀有な逸材、そこが中丸クオリティ。というわけで中丸推しで行きます。
去年もシングル発表があったが、いずれもデジタル配信という形を取ってのことだった。意外にもCDが出るのは約一年ぶりくらいか。
Fantasiaとは幻想曲のこと。自由な形式でやっちゃえば良い音楽スタイルだという。というわけで今回のアルバムは「ジャンルレス」。
ジャンルレスというテーマの縛りとしては緩い概念で展開する一枚なのだが、それはそれでしっかり楽しめる良き世界観になっているのがすごい。
表現幅がそれだけ広がるテーマ性ではあるが、ゆえにどこまでやってしまえば良いのか検討するのが難しそう。ジャンルの固定無くフリーで行く方針を取るのって実は上級者向けなのかもしれない。しかしキャリア15年も越えたベテラン戦士の3人は見事ジャンルレスの楽しい世界を見せてくれた。楽しい一枚だった。
リード曲の「Fantasia」はじめ、ご機嫌な楽曲がズラリと並び、めっちゃ聞きやすい。ずっとかけて家の用事とかやっていれば生活音として自然と馴染む。
亀梨くんは歌声までエロい。上田くんの高音も綺麗で良い。3人とも歌が上手いし声が綺麗。3つの声の相性も良い。
新曲MVを見ても思うが皆綺麗なお兄さん達だな。もう40が近いメンバー達だから、世間一般的にいえばすっかりおっさんの年代でもある。そうは見えないマジックがある。アイドルって老いに対抗する力がすごいなぁ。
ウチの親戚が先月行われたコンサートに参戦したのだが、その感想として「亀梨くんがすごかった。とにかくすごかった」しか言わない。語彙が死にかけるほど亀梨くんに悩殺されてきたようだ。確かに亀梨くんはすごいしヤバい。
音楽 -2nd Movement- / NEWS
KAT-TUNもそうだけど、こちらも数が減って新体制になったからには、しっかりその人数で盤石に仕上げてくるなぁ。これが一流パフォーマーの順応性か。そんな訳で3人体制になってからも確実に良くなっていくNEWSのミニアルバムが良い。これは名盤。
ガッツリのフルでなくハーフサイズなのでさっくり聴きやすい。前作の「音楽」が大変気に入ったので、その流れで追加楽曲をぶっ込んでくれるのはとても嬉しい。
マッスーが最高。マッスーがセンターに来ているというのにちょっとグッとくる。実年齢的には良い年なのだが、未だあの頃のように元気で若々しく見えるマッスーの不滅の少年感が良い。これぞ天然の少年感である。
コヤシゲもビジュ、歌唱力共に上がっている。シゲの声質、声量はユニゾンパートの音圧を底上げする良き武器にもなっている。シゲも綺麗。
「音楽」ではスッと息を吸うところで終わっている。その続きでゆっくりと息を吐き出そうってな具合で「音楽2」に続く。この繋ぎがエモい。
先週の少プレでメンバーからそのような説明があったので、2を聴く前に1を聞き直したところ、本当にそうなっていた。この作りが面白い。
4人になった頃くらいから、NEWSのアルバム構成には玄人志向の面白さが見えるようになった。凝ったアイデアでしっかりとテーマ性を出す聴きやすい一枚にしてくれるのが良い。
MVも作っている「A Real Man」は楽しいし何か可愛い。すごく良いじゃないか。すごく上がるハッピー感が愛しい。
ゴスペルの要素がありミュージカル映画で歌っていそうな感じもあることから「天使にラブ・ソングを…」を思い出す。
3人になってからはロックな曲で攻める一面も濃く見せるようなったNEWSの次なるロック曲が「Tick-Tock」だった。
これはシャドウバースのアニメのOP曲で確か去年の夏くらいから使用されているし、テレビでも歌ったことがある。アニメで毎週聴いているのにCDにならないからどうした?と思ったらまさかここまで待って収録となった。やっとフルで聴けて良かった。
マッスーがラップを歌うのが良い。マッスーは器用に何でもイケるのな。
最後に入っている曲の「フィナーレ」は、最後なのにこれから始まるのかってくらいに元気がある。
歌詞には周年の「20」、グループ名の由来の「東西南北」のワードが入っている。他にも往年の名曲「希望〜Yell〜」の歌詞の「君に幸あれ」がこちらの曲でも使われている。
デビュー20周年で出した記念すべき作品のラスト感があってエモい。
ていうか20年もいるのか。すっか後輩も増えるだけのキャリアを積んだな。20周年おめでとう。
まさに音楽好きに刺さるアルバムだった。
Second Sparkle / Liella!
Liella!第2の輝きということで、二期生を迎えて再び弾けるグループ2枚目のアルバムが楽しい。
虹ヶ咲も当然良いが、こちらのストイックなアイドル感も良い。ライブの迫力がすごかったぜ。アニメ二期を待つ間に、一期生だけのライブを見て予習をしたものだ。そして追加の4人が加わった9人体制でも良い感じ。
アニメありきでなくても普通に強いアイドル軍団だと思う。
アルバムでは9人での新曲「Second Sparkle」、9人それぞれソロ曲が楽しめる。
「Second Sparkle」はこれまでに無い格好良い系の曲だった。可愛いのももちろん良いが、クールに決めるLiella!も良い。
追加の4人の歌声がしっかり聴ける点が良い。4人がこれだけ出来るという紹介にもなる点で良きアルバム。きなこちゃんのTシャツをビリビリ破る系の歌が可愛い。
9人で新録した「私のSymphony ~2022 Ver.~」も改めて良い。
オリジナルバージョン発表当時にはいなかった者達にとっても私のシンフォニーになったのだな。きなこから始まるのが良い。というわけでLiella!的皆の歌だな。
Liella!も何かすごい軍団になったなと思っていたが、まだ結成して2年目なのか。貫禄があるからもっとやり込んだ感があるが、2年という数字だけを見ればぺーぺーだな。でも歌もダンスもすごいので見ていて楽しい。これからにも期待。
スポンサードリンク