こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(1月~3月)その7

 

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

TVアニメ「英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~」Blu-ray 上巻

 今期一位くらいキャラ絵が美しい。美女とイケメンだらけだった。でもタイトルがヤベェ。

 

 ヒロインズが美しすぎるので、最悪それだけ見ておけばチャンネルを合わせた価値がある。

 

 ジジイが超絶美少女になる。そして白髪という点から、去年たくさん笑われた賢者枠の怪作、通称「ワシかわ」を彷彿させる要素がある。

 しかし、ワシかわ要素は基本部分のそこだけで、後は比較するのが失礼なくらいこちらの方がまとも。

 

 昨日まで干からびたジジイをやっていたなら、明日にはピッチピチの美しいギャルに生まれ変わりたい。その気持ちは分かる。そんな訳で死んだじいさんは超絶可愛いヒロインのイングリスとして第2の人生を生きる。おっさんじゃなくて良かったなぁ。

 

 昨今では女子主役の異世界ものもすっかり普通と思えるくらい量産が完了した。こういうのは目の保養になって良い。

 

 強いイングリスにとっては、相棒のラフィニアがメインヒロインなんだな。この二人が仲良しな点に萌えるし癒える。

 現実世界だと美少女が二人並ぶという現象がスーパーレア。異世界ならそれも見放題なので助かる。

 

 まぁそういう萌え要素を出すためだとは思うが、騎士様の見習いの格好としては女子の制服の胸元がゆるゆる過ぎる。程よくエッチで格好良い制服デザインがナイス。

 

 作品最大の特徴はイングリスの清々しいまでの戦闘狂ぶりにある。この子がめっちゃ強い。バトルと聞けば、または見ればグイグイ元気に飛び込んでくる。マジで節操がない。

 昨年にも戦闘狂をテーマにした「黒の召喚士」という黒にも白にも染まりきらない微妙な出来のアニメがあったが、本作のイングリスの方がその点で狂っている。

 

 イングリスはさっぱりとした性格で格好良いヒロインだけど、バトルとなればああも盛んに突っ込んでいくのはおかしいと思う。

 仲間や国がピンチの場面でも、強敵相手に腕試しが出来るなら緊張感なくゾクゾクと高まるものを感じている。結構変態な気質。

 最終回の大戦闘でも元気に戦闘狂ぶりを発揮し、巨大な敵が放つ太い光線も生身で跳ね除けていた。能力がチート級。

 

 妹ヒロインのレオーネも良し。レオーネは楠木ともり、兄レオンは中村悠一が演じてた。同期放送の「ツンリゼ」だと恋人同士を演じていた二人が、こちらでは兄妹役で共演している。これも印象的。

 

 学園ものテイストも取り、デカい化け物とスーパーバトルをしたりと、退屈せずに楽しめた。

 

 ごめんけど、一話目を見た時には「またワシかわかよ。もういい加減にしろ。そんなのよそでやれ」とめっちゃ文句を言った。でも2話目以降は毎週楽しみな時間になりました。

 死んだジイさんには、可愛い白髪ヒロインに転生してくれてありがとうと言いたい。

 

 コレの2期があるなら応援する。

 

吸血鬼すぐ死ぬ2

【Amazon.co.jp限定】『吸血鬼すぐ死ぬ2』 DVD全巻購入セット(描き下ろし全巻収納BOX&ミニキャンパス(イーゼル付き)3種付) [DVD]

 誰がどう見てもアホな世界を描く。それはそれで難しい事だ。だからこのパーフェクトにアホな世界観を描けるのは立派な才能だと思う。

 そんな訳で、アホだらけのおバカドラキュラアニメ再び。

 

悪魔城ドラキュラ」が激ムズゲーだったことでドラキュラといえば硬いイメージがある。そこから逆転の発想でクソ弱いドラキュラのアニメを作ったのかな。ドラルクの「すなぁ~」は何気にマイ流行りワード。

 

 根っからのインテリ気質が邪魔をして、1期の最初らへんは馬鹿らしくて見ていられなかった。それも段々とクセになっていき、終わった時には2期が来るのが嬉しいとなった。こうしてアホでも受け入れられる寛大なインテリ、つまりは私という人間が完成するのですね。新しい自分と出会えるきっかけになった素敵なアニメです。

 

 ドラルクがおかしいのは最初からのことだが、2期だとハンター達のおかしさ、街にたくさんいる野良の化け物達の変態さが更に濃く見られた。

 ビキニとか野球拳とか変態祭りすぎる。それから変態の化け物共の声優が豪華。すごい役者達がめっちゃバカな事をしているのがすごいしありがたい。最終回には花澤香菜ボイスのデブ女も来てくれた。あいつも結構好き。

 

 品のないバカアニメだけどとにかく楽しく、見ると元気になれる。何気にヒロインズも可愛い。ヒナイチ、マリア、ター・チャンはお気に入り。

 今回は野球拳を撃退したマスターの娘の活躍ターンが良かった。

 

 半田くんがお母さん大好きな事が分かるエピソードは良かった。あのレベルのマザコンぶりなら健全でいくらか好感度も持てる。

 

 最終回は温泉回となり、オールキャラ総出で盛り上がって最高だった。改めてめっちゃキャラが多い。

 

 OP曲は多幸感のある曲調で、キャラが楽しく踊っていることからこちらもテンションが上がる。OPアニメが可愛いくて好き。

 

しょうたいむ!2~歌のお姉さんだってしたい~

【Amazon.co.jp限定】しょうたいむ!2~歌のお姉さんだってしたい オンエア版(マイクロファイバーミニハンカチ付) [DVD]

 何をどう見てもクソアニメ評価にならない素晴らしいアニメでした。出会えてよかったです。と再び思えた第2期。2期を待っていたぜ。

 

 これの1期を見て以降、「おかあさんといっしょ」を見る度に変にソワソワする自分がいると気づく今日此の頃である。

 

 頭に「ド」がつく普通にアウトなエロはもちろんのこと、極度の童貞しか反応しないような微エロまで、僅かでもセクシャルな要素がある表現は頑なに邪魔して映さない安心安全のYou Tubeエディションで視聴した。

 この面白いくらいにストレスを与える規制っぷりに笑える。無駄に本気を出して守りに入るYou Tubeのやり口は何なんだ。もっと攻めろ。

 

 今回も三奈美お姉さんの強烈な美しさを堪能出来る素敵ターンを送る事が出来た。めっちゃ可愛い。

 恋と情欲に燃える主人公カップルは、子供が寝たら激しく愛し合う。たとえ芸能人アイドルであろうとも、その欲求はその他全て同一である。

 だからセーブが効かず、油断もする。そしてハイエナのように雑誌ネタを探す記者にスキャンダルを掴まれるのだ。

 

 そんなわけで今回はヒヤリとするピンチっぷりが見えた。良い子の憧れの歌のお姉さんがその手の話題に関わると、最悪番組が終わる。

 芸能業界での仕事、ただの人間として行う恋、そのどちらも充実させるのはとても難しい。

 

 同僚の歌のお兄さんやマネージャーが三奈美お姉さんを守ってくれる姿がとても頼もしいものだった。すごく良い同僚を持っているじゃないか。

 

 一話が3分くらいだと短すぎる。これこそもっと枠を拡大しても良いと思う。

 私は全国の歌のお姉さんを応援します。

 3も待ってるぜ。

 

HIGH CARD

HIGH CARD Vol.1 [Blu-ray]

 イカしたご機嫌バトルアニメだった。全体的におしゃれな雰囲気があり、キャラ絵も綺麗で良かった。

 

 謎のトランプを手にした者達が異能力を用いて派手にバトルする展開は普通に見ていて楽しい。

 異能力でドンパチやるのはだいたいのオタクが好きなので毎週退屈無しに見れた。今期だと文ストとかと併せて楽しめた好きな枠。

 

 主人公フィンの能力は銃と弾丸を出してバンバン打ち込むこと。ジョジョ5部のミスタ(我が推し)みたいな能力だな。と思いついた事を書いておく。

 

 表向きは高級車を扱う車屋、裏ではカード集めのエージェントをやっているハイカードの連中の生き様がクール。

 フィン、クリスの先輩後輩コンビが結構仲良しな点に癒やされる。

 

 スーツでばっちり決めた姿が格好良くて美しいヒロイン ウェンディ・サトーが良い。作品の華だったな。彼女の忙しいOL生活を追うお当番回は目の保養になった。

 抜刀は無しで鞘のまま敵を殴るウェンディの基本の戦闘スタイルはストイックで良い。戦闘スタイルもクールなヒロインで良いと思っていたが、抜刀したらクセが強くなる。

 抜いたら持ち主の自我を食う妖刀の能力を発揮し、ウェンディも別人みたく凶暴になる。それからワンサイズおっぱいがデカくなる。危険だがお得な要素も十分にあるものだった。

 このヒロイン性と能力が強烈過ぎて面白かった。クリスの事を滅多切りにするし、その他仲間も襲い放題だった。普段は真面目だけどキレたら危ない学校の同級生の典型的パターンを見たかのような感じ。妖刀モード時には狂った女の喋りに変わる白石晴香の演技にも注目。彼女のこういう芝居はなかなか見ない。

 最終回でも妖刀パワーで暴れまくっていて楽しかった。

 

 ヒロインなら高橋李依演じる警察の下っ端のお姉さんも良かったな。キャンキャン吠える元気さが良い。

 

 EDアニメが楽しくて好き。

 車の中でテンションアゲになってはしゃいでいた皆が、最後はハズくなって急にシラフ状態で終わるのが面白い。コレは良いアイデアだったな。

 

 すったもんだの末、クリスが格下げ処分で会社に戻って一旦の終了を迎えた。

 続編もやると決定した。またウェンディに会えるその日まで大人しく待とう。

 

もののがたり

【Amazon.co.jp限定】もののがたり 2 (アクリルキーホルダー+缶バッジセット(長月 ぼたん)付) [Blu-ray]

化物語」と「モノノ怪」の二つを一度に連想する不思議なタイトル。

 

 冒頭では、愛する兄弟を化け物に殺されたことで復讐心を燃やす兵馬の姿が描かれる。暗い始まりなので、シリアスな復讐をテーマにしたバトルものなのかと思って見ていくと、実は怪奇バトルで魅せるラブコメものだったようだ。

 可愛いヒロインのぼたんとその仲間の付喪神達と共生することで、兵馬の心も癒えていく。ぼたん家でホームドラマがあったり、ちょっとのラブなシーンがあったりと、入りからだと随分イメージが変わっていく。

 

 これなら同期放送の「あやかしトライアングル」と要素として被る部分も結構ありかも。あやかしトライアングルが放送ストップしたので怪奇ラブコメはこちらに頑張ってもらうことにしよう。

 

 ぼたんの仲間の付喪神と絡む事で、兵馬の心がだんだんと癒えているのが見える点が印象的。この絡みは結構好きだった。

 付喪神達のキャラも良かった。付喪神の女子キャラは可愛い。

 

 中盤から兵馬とぼたんの間に新ヒロインの椿が入ってくる。この3人はどうなるのと気になる。

 

 最終回で長らく人間不信だったぼたんも兵馬に落ちたと思う。

 ぼたんが可愛いし高田憂希の声も良い。

 

 ぼたんの嫁入りが描かれるEDアニメも良い感じ。

 

 なんか続きそうなので続編があるなら見よう。

 

クールドジ男子

 まさか年を跨いで2クール目に突入するとは思わなかった。

 

 くすりと笑える範囲のドジが可愛らしいクールなイケメンズの青春を覗くのにお楽しみ要素がある。野郎だらけだけど爽やかさと清潔感があるので普通に見れる。それから喫茶店のお姉さんヒロインは可愛いので癒される。

 

 2期からは小説家の五十嵐さんもメインキャラとして追加され合計ファイブドジイケメンズで楽しく盛り上がる。

 皆仲良しで楽しくやってはいるのだけど、基本がクールだからぶち抜きのテンションまでは届かない。微妙に控え目なこの感じが結構リアルかもしれない。これくらいのテンションで仲良しなグループっていそう。

 社会人と学生も混ざってグループで遊んでいるのは意外となさそう。これはこれで楽しそうだ。

 

 三間さん、五十嵐さんが過去から関係しているのに、ドジな三間さんがなかなか気づかない。それを教えてあげたくなる自分の親切さと向き合えるきっかけになった。

 

 人間性の面白いツボを突いた要素特化型アニメとして楽しめた。良いアイデアの良い作品だった。思い出した時にまた見たいかも。

 私もドジだったら同族嫌悪に陥ったかもしれない。でもバッキバキに冴えた私には彼らと被るドジ要素がまるでない。だからこそ、こういう人達もいるのだな~だったら何か楽しいしちょっと可愛いじゃんと思えて楽しめた。

 

 ちょっとドジなくらいが丁度よい。そんなことも思える平和な作品だった。

 世界のドジイケメンに栄光あれ。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

 スポンサードリンク