こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

生誕40周年記念!思い出のファミコンソフトを振り返ろう その1

 1983年、あなたはどこで何をしていましたか?

 私はその時代の空気を一呼吸だって吸ったことがない。

 

 当時は父と母を巡り合わせる神の采配を待つしかない状態だった。2人が出会ったところで、私の誕生まではかなりのターンがあったのだけど。

 というわけで、リアタイだと何も出来なかった時代である。

 

 そんな時代にも任天堂は世界に向けて快進撃を食らわせた。

 どこのどいつの家庭にも届けることが出来るなんともポップなコンピュータ、その名も「ファミリーコンピュータ」を世に放ったのだ。忙しいオタク達は時短のため、そして敬愛の念からそのマシンを通称「ファミコン」と呼ぶようになった。

 

 そして今日、ファミコンは伝説の仲間入りを果たしたのである。

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(『私の勝手にオタク黙示録【←その内出版しようと思います。】』より抜粋)

 

 

 すごい!

 40年も前からだってこのようにエンタメの可能性を広げる聖戦は始まっていたのだ。そう思うと、ユーモアと快楽を追い求めるクリエイター達の熱意に涙してしまう。だって水分多き年頃なんだもんっ!

 

 しかしなんて古い時代なんだ。今から遠すぎる。

 1983年といえば、戦隊モノなら科学戦隊ダイナマンメタルヒーローなら宇宙刑事シャリバンをやっていた時期である。特撮脳から導き出せるオタク年表がコレ。

 

 ファミコンが40周年を迎えたので何か書きたい。愛がそうさせる。

 というわけで、我が思い出のファミコンソフトを色々振り返って行こう。

 

 秀逸なものからこれ以上底がないってくらいのゴミまで、実に色々な作品があった。

 全体のジャンルの幅広さ、クオリティの高低を見れば、どれだけ可能性に溢れるコンテンツだったかも分かるってもの。

 出来の良い悪い含めて、とにかく記憶に残るやつを上げていこう。

 

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

 

 

スーパーマリオブラザーズ

 まぁ安牌だよな。人がやらないちょっと変わったゲームを好む傾向にある私だが、このゲームはファミコンの中でも最初期に手を出した1本となり、かなり遊んだ。

 やはりマリオは偉大だ。気軽に遊べて深くやり込める。普通に面白かった。

 

 ショートカットの発見、無限残機アップなどの裏技を偶然見つけてしまう点も面白かった。

 

 土管の世界をどこまでも行くヒゲおやじの勇姿に我が青春を重ねた。

 ファミコンソフトの中でもめちゃくちゃ売れた作品なので、我が家に3本も周ってきている。

 

マリオブラザーズ

 土管の中の2人のスーパーを冠さない一つ前の戦いが楽しめる。

「スーパー」がつかないこちらは、同じマリオブラザーズでも内容が全然違う。そりゃあっちがスーパーなわけだ。

 

 こちらは1画面の中でカニ、亀、ハエとかをひっくり返しては蹴り倒すという規模の狭い戦いが展開する。当時の敵と比べれば、後のクッパやマムーなんて怪獣レベルで逞しい。

 

 真ん中の「POW」の使い所が勝敗を決する鍵となってくる。この要素も印象的。 

 

ドンキーコング

 ファミコンのローンチタイトルが1本。

 ドンキーも任天堂の古株であり、本作ではマリオとダブル看板を張っている。

 

 ちょっとの床の高低差にも耐えられない貧弱主人公といえばスペランカーのヤツを思い出すが、この当時のマリオだってかなり貧弱だった。ちょっとの段差でも落ちると死んでしまう。マリオの貧弱性にイライラもした。

 これ以降のマリオはどんどん丈夫になっていったな。これのリベンジマッチ作品となったGB版ドンキーコングだと、アクロバットを覚え耐久性のアップのみならず俊敏性も備えて帰って来る。あちらもセットで楽しんだぜ。

 

ドンキーコングJR.

 僕らのマリオが今度は敵に回る。ジュニアを攻撃するマリオが憎い。

 まさかこんな世界が待っていようとは、当時の子供達には読めない未来だっただろう。

 意外にも裏返ったサイドから攻めた任天堂の売り込み戦略はユニーク。

 

 昨日の敵が今日の友になるパターンがあるのだから、その続きの世界を見ていけば、今日の友が明日の敵になることだってある。そこらの都合が学べるゲームでした。

 

ドンキーコング3

 今回はマリオでもドンキーでもなく全然知らんヤツを操って新たな戦いが展開する。

 アクションにシューティング要素を加えた意外な進化を見せた3作目となった。

 ドンキーならこの3が1番楽しかったかも。

 下からドンキーのケツに向かってガス弾を打ち込むのは何かウケる内容だった。痛くないのかな?

 

ドンキーコングJR.の算数遊び

 計算機が無いならお前で良い。計算に困った我が家の大人達からそれくらい頼りにされていた算数魔神の私にはまるで必要のない計算ゲームだった。

 だいたいちょっと答えるのにロープを登って降りてが面倒くさい。でもそんなジュニアのアクションが可愛かったり。

 ゲーム性、お勉強効果共に薄くはあるが、なかなかに存在感が好ましい作品だった。こういう発想が後に活きてか、特にDSとかではお勉強ゲームがバカほど出たよな。勉強ゲームなのにバカほど出るってコレ以下に?

 まぁ本当に算数と戯れたきゃドリルを買ってこい。

 

ナッツ&ミルク

 もう可愛い!としか思えない。

 私的に可愛くてキュンと来るゲームだった。

 

 よく分からない可愛い生命体が、ステージに散らばるフルーツを集めて可愛い子ちゃんに会いに行く。その内容をアクションゲームに落とし込んだ感じ。

 やっぱり可愛い子ちゃんに会い行くなら、それなりの手土産が無いとあかんのかぁとか思いながらプレイしていた。

 

 悪漢がこちらを狙ってくるので、ヤツから逃げながら集める物を集めることになる。逃げるのにもスリルがあったけど、追ってくるヤツもまた可愛いから和む。

 

 主人公とゴールにいる可愛い子ちゃんで名前を分けてナッツとミルクなのかと思いきや、主人公がミルクで、こちらを狙ってくるワルがナッツだった。ゴールの可愛い子ちゃんはヨーグルといってタイトルとは関係ない。とさっきウィキで調べて知った。勉強になったね。

 

ボンバーマン

 ファミコンでは無印と2が出てどっちもよく遊んだ。

 爆弾を置きタイミング良く爆破させてザコをぶっ飛ばす。単純明快だが、その単純さでいつまでも楽しめる秀逸発明。素晴らしいゲームだ。令和時代に入ってもまだ新作が出ているのはすごい。

 

 1番ザコの顔がついたオレンジ色の風船みたいなヤツが微妙にキショかったと記憶している。

 

 2人対戦が熱いボンバーマン2は、楽しいの可能性を更に広げた正当な進化版だった。

 

ボンバーキング

 マンの後に存在を知った。じゃあ買うっきゃない!

 キングとあるなら上位互換なのかと思えば、決して上位を行く出来ではなかったような~。

 ジャケの見た目から面白そうな雰囲気だし、プレイ開始してもなお面白そうな感じは残っている。でも記憶としては割りとクソゲーだったような。ごめんけどやんわりとした記憶しかないもので正当な評価が出来ない。

 

 真っ赤なカセットにフルフェイスマスクの強そうな戦士が写ったジャケットはよく覚えている。ちょっとメトロイドの感じもしてワクワクして手に取ったものだ。中身のワクワクが外見のワクワクに負けていたとは思うけども。

 

プーヤン

 狼が風船を持って飛んでくる。ならばブタであるこちらは矢を射って撃ち落とす。これを繰り返す童謡テイストの可愛いシューティング。可愛くて面白い大好きな作品だった。

 狼とブタの戦いなのに、最初に流れるBGMは「もりのくまさん」だったのは謎に記憶に残る。

 当時はディズニー短編アニメの「3びきのこぶた」を何度も見て楽しんでいたので、同じくブタと狼の物語のこちらのゲームにもハマった。

 

 黙って狼に喰われてやるブタはタダのブタだが、矢を手に一矢報いるブタなら丸々と太った勇姿だ。それが分かる楽しい1本。

 

ポパイ

 意外にもローンチタイトルの1本。任天堂といえばのマリオのネームよりも先に売り込んだのが、世界一イケてるセーラーマンのポパイだった。

 これはアニメもゲームも良かった。GBのポパイはごめんけどオモロくなかった。だがファミコンのは楽しい。

 

 これも可愛いゲームなんだよな。ファミコンは可愛いゲームが多い。

 ドットで描かれるポパイも可愛い。 

 

 マリオブラザーズぽい感じもするワンステージ1画面のみの戦いとなる。

 オリーブがばらまくハートとかを集めるのが目的となる。もちろん邪魔してくるヒゲ面の巨漢ブルートをかわし、時にはほうれん草パワーでぶっ飛ばす戦略性も面白い。

 ブルートの方がポパイよりも動きが機敏。そしてトリッキーな出方もするので注目出来る。

 ステージギミックの利用、ばらまかれたアイテム集めの順番など、思考性も問われる上手い作りになっている。

 単純だけどよく出来ている傑作。

 

バトルトード

 ムキムキマッチョのカエルが、襲いかかる全てをぶっ飛ばす。そんな両生類が大進撃する爽快アクションゲーム。

 ファミコン後期のソフトだったので画像が綺麗。そして音楽が格好良い。今でも覚えているくらい。

 

 ただ横スクロールアクションが連続するのではなく、途中からは蛇に飛び乗って上に登っていくコース、エアバイクで障害物を避けるレースゲームになったりと、バラエティ性豊かな内容が光っていた。

 しかし、難しかったことから最終面まで行けなかった。そこはずっと後になって見た「ゲームセンターCX」で有野課長がクリアを見せてくれたので良かった。有野課長がバトルトードは面白い!と褒めてくれた事が嬉しかった。

 こちらはスーファミ版も遊び、そちらも面白かったと記憶している。現在はどちらのバージョンもかなりお高くなっている。大切にしよう。

 

 このゲームでは、本来仲間であるはずの2Pも普通にぶっ飛ばせる。よって2人プレイをすればプレイヤー同士での殺し合いが実に簡単に行える。なんだかんだで揉めて喧嘩になる可能性が低くないゲームだった。

 実際我が家も兄弟で遊んで喧嘩になったことがある。ついでにアイスクライマーバルーンファイトでも仕様上同じ状況になりがちなことから、我が家では「喧嘩になりがちゲーム3選」としてこれらを一括りにして数えている。どれも面白い名作だが、友達と揉める可能性も高いのでプレイするにあたって色々気をつけよう。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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