こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2024年のアニメ感想(4月~6月)その11

 春アニメはとにかく本数が多すぎた。疲れるっての。

 そこで作品によっては倍速再生で見て行く手を使わずにはいられなかった。主に内容がどうでも良いふざけた異世界ものとかの場合ね。

 楽しい趣味だからゆっくりまったり臨みたい。それでも時間は限られている。困るよね。

 時間は確実に限りがある。その中で更に急ぎたくなる都合といえば、現代人特有のファスト思考。とにかく短くサクッと楽しんで「次!」の感じで、速く多く何かを楽しみたくなるのだ。まったく人間ってのは忙しい生き物だぜ。

 

 そんな感じだからもう倍速再生の早口に慣れちゃって、標準速度のテレビ番組を見たり、ラジオを聞いていると「こいつ、えらくゆっくり喋るんだなぁ」と普通が普通以下のスピードだと錯覚を起こすようにもなってきた。

 あれ?これってもしかしてヤバいのかな。現代病的な現象ではないのか。

 とか思うも、最終的にはそんなのどうでも良いから今を楽しめ!急ぎつつしっかり楽しめ!となって今日という暑い夏を迎えたのである。

 桜が舞い散っていたあの頃が懐かしい。そのくらい今が夏過ぎる。くそ暑いから弱るっての。でも腹は減るんだよね。

 良い夏野菜が入ったので、そいつらを美味しく齧りながら春アニメを振り返れ!

 

 

ガールズバンドクライ

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 今期はオリジナルアニメが元気だった。中でも良く吠えて叫んで元気だったのがコイツだ。これは面白かったっす。好きです。

 人生を歩む中で、葛藤があったり苦悩したりの絶賛藻掻き中の皆さんが、ロックを武器に活路を見出す。そんな反骨精神で未来を切り開くロック女子達の青春ラプソディが楽しめるものだった。

 ロックってのも爽やかに綺麗なものだけで成り立つわけではない。こういう鬱屈とした青春がロックの素を育てるってこともあり。仁菜ちゃんのロック精神の芽生えを見ればそこんところも見えてくる。

 

 出てくるロック女達が皆可愛い。絵はCGで行くバンドリタイプのやつだった。演奏シーンも格好良く描けていた。

 バンド活動ありきのメンバー招集らしく、ガッツリと演技経験のある者を呼ぶスタイルとは異なっている。そんなわけでキャラの中の人達は皆さんお初です。皆良い声をしていて好きでした。桃香さんは顔も声も格好良いと思う。

 そして今日日のロックなんてのはそうでなければやっていけないのか、バンドメンバーそれぞれが強かで図太い。登場キャラは皆可愛い顔してなかなかにハートが強かった。ハートの強キャラで行こう!それがロックな現代人思考。

 

 仁菜ちゃんは可愛いし、桃香さんは格好良かった。すばるちゃんの一見お嬢様に見えて実はかなり強かな者な点も面白い。面白くて可愛いギャル達がわんさかでした。

 二つおさげのおぼこい感じのする仁菜ちゃんだが、中身は大人しくなく図太い点が良い。序盤回の電球をぶん回して道路で暴れるシーンを見た時には笑った。あそこきっかけでこの春はこいつとやっていこうと覚悟が決まった。

 

 作品の象徴的アクションにして概念にもなったのは、桃香さんが仁菜ちゃんに教えた中指を立てるポーズ。

 なんだかんだ面倒の多い世間様に向けても中指立ててけ!そんで全部ぶっ飛ばして人生を切り拓け!みたいなガンガン行く現代ロックギャルの強き魂を見た。桃香さんは格好良い。

 仁菜ちゃんも最初はザコっぽい田舎娘だったのが、精神的に強くなって中指を立てるのが似合うロック野郎になった。良いことです。

 

 バンド名「トゲナシトゲアリ」は結局どっちなのさ?と一瞬謎になるのが後になってジワジワくる良い名前。

 

 バンド活動の中でやっぱりメンバー同士深まって、揉めてのドラマを見せてくれる。そこが楽しいっす。

 

 智、ルパの2人は、吉野家で働きながらバンド活動を頑張っている。吉野家のシーンがやたら多かったような。全体的に見て結構店が映るところがある。というわけであのオレンジの看板が印象に残る作品。

 吉野家って有名でよく聞くけど、人生で5回と食ったことがなくてどんな味なのか舌が記憶出来ていないくらい。いつかまた食ってみたい。

 

 仁菜ちゃんの学校でのいじめ問題、家庭内不和は、ギャル1人の胸で抱えるにはキャパオーバーな案件だった。こういう過去の揉め事などが絡んで彼女のロック魂が震えた時に起こるトゲトゲオーラの可視化現象が印象的な演出になっていた。多感なギャルなら柔肌をしていても心には鋭利な針の一本や二本隠し持っているものだと納得出来ますね。

 正解のことはともかく、間違いの無いよう生きていくことを強く意識して想いも発する仁菜ちゃんはめちゃ思考して青春している。等身大の女子としてこれは好ましい言動です。

 結構暴れん坊で面倒臭いところもある子だけど、仁菜ちゃんの一生懸命素直に生きている所は可愛いぞ。推せます。

 なんだかんだと張り巡らされたロジックの檻の中でしっかり思考して青春の出口を目指す。それを行う人間にこそ「真に生きている」の実感をもらえる。思考する青春ロック女子にバンザイなアニメでした。

 

魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 第2クール

魔王学院の不適合者 Ⅱ 8(完全生産限定版) [Blu-ray]

 タイトル長ぇし友達の前で読み上げる分にハズいだろうがよ。その感想を引っ張り出すにはイカしたタイトル。←無駄に前向きかっ!

 

 しかしこいつ、まだ続きがあったんだ。今期は色んな作品の続編があったけど、こいつも仲間入りしていたのか。

 アノス様はイケメンだし爽やかに見れてキモくないから良いんだけど、1期の段階で既に出落ち完成だから、長いシリーズを組んでまで追えるものじゃないかな。ていうか今考えるとよくコレの2が出来たものだな。

 

 今期はコレ以外だとさすおに3でも学院生活を眺めることが出来た。

 内容は何やってんだかな感じで結構どうでも良くなってきた。なんかボヤボヤして謎って感じ。

 

 以前はムカつくワル教師だったエミリア先生が、今回では教師としてしっかりしてくるのが見える物語が印象的。一番の思い出は彼女の進路のことかな。まぁ女教師にロマンを感じる趣味からそういう記憶分けになったのかも。エミリアが結構教師していて良い感じじゃないか。

 世間的に需要があると考えてのことか、取って付けたようなショタ要素としてアノス様がチビガキになってエミリア先生と触れ合うターンが来た。ここが凪の時として楽しめました。 

 

 アノス様ファンの音楽隊の活躍もピックアップしていた。こいつらも付き合いの良い賑やかしキャラだよな。メンバーの中にアノス棒発見者もいたことだし、なんだかんだ愛せるメンバー。

 なんか楽しくなる歌という発明をして歌ってくる彼女達の物語は結構ネタっていた。

 

 今期のネタにされる要素が作品外で起きた。なんとまた放送延期が決まり、前作シリーズから引き続き万策尽きてしまった。というわけでクール中に落ちまで持って行けませんでした。あぁ、情けない……。

 厳しい現場だと1度目で即アウトもある中、こちらはまさかの同じ轍を踏むことになり、2つ目の☓がついてしまった。おいおい、学習しろよぉ。それと果たせないと分かっている約束なら最初からするなって。そんなのだと針千本でも一万本でも飲まされるぞ。

 そして同じ作品のことだから、またともりる出演作品でやらかしじゃないか。これ以上曰く付きのお蔵入物と彼女を紐づけるやらかしは止めろ。ちょっと前にも豚の転生アニメで同じ目にあっているんだから。才能ある役者であり歌手なんだから、その経歴にいじられるようなネタが追加すると困るんだよ。本人に罪は皆無でも、関わった仕事現場がやらかしたら間接的に出演者にも負のイメージが流れるだろうが。気をつけろよ。

 まぁ契約上の問題などでどうしてもどうにもならないのかもしれないが、やっぱり思うのは「出来ない仕事なら取ってくんな」ってことだな。ウチのジイさんがよく言うやつです。出来ない仕事を取って来るくらいなら庭の草でも抜いてろと言ってます。

 

 これは何でこうなるの?他のもっと下手くそな絵のクソアニメだって完パケで納めているんだぞ。まぁだから間に合ったっていうこともあるかもだけど。

 もう完パケでないと放送枠をやらん!くらいにした方が良いんじゃないの。映像化にこういうやらかしがあると、制作会社の信用失墜は当然だし、原作やアニメ自体のイメージも落ちる。加えて出演者にもいじられネタになる経歴の汚れがつく可能性がある。とにかくどこをどう予想しても良い事がナッシングじゃんか。

 とにかく「遅い」ことで仕事上の評価アップを勝ち取るのは無理。遅刻者はいつだって白い目で見られます。それは小学校からも学ぶこと。

 原作があるなら人様の作品を扱ってコレをやるって失礼だろ。私だったら自分の作品にネタ要素になる不味い味付けなんてしてくれた日にはクロスチョップかましちゃうし。

 

 今期なら先に「ささ恋」の万策尽きた宣言が上がったか、そこから数日後にはこいつもだった。

 1度万策尽きたら再度万策尽きないとでも思ったか?とアノス様がネタ発言をしていることだろう。さすがに2度のやらかしは無いと思っていました。意表を突かれてビックリっす。

 本作を通してアニメを作る現場がヤバいと知れました。しっかりして。

 でも今期は数が多すぎたので、少し減る分には負担が減って良いし、コレに関しては続きが見たくて仕方ないというものでもないため、考えてみれば別にこれで良かったかもな落ちでした。

 もっと人気の「鬼滅の刃」とかでコレをやらかしたら、今回の90倍くらい各所から糞味噌に言われそう。ミスしてもバレる範囲が狭い分には儲けものっすね。

 

魔法科高校の劣等生 第3シーズン

魔法科高校の劣等生 ダブルセブン編 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

 これもまだやるか。さすおに3度目の襲来ですね。

 足掛け10年もやってるんだ。1期で主題歌を歌っていたLiSAが今回でもOPを担当。彼女のロック女子人生も10年以上ってことっすね。どこを見てもロマンとドラマあり。

 とまぁすっかり歴史ありな劣等生アニメを、優等生のくせして毎週かかさず見る。そんな私ってばやっぱり優等生気質なんだな。そう分かる春でした。

  

 今回最初の章のダブルセブン編って名前だけ見るとカッケェー。まず最初の感想っす。

 七草先輩がすっかりお姉さんになって登場。純としました。

 その次にやってくる先輩の2人の妹も良し。これがダブルセブンか。楽しくなりそうだぜ。

 でも楽しかったのは最初のここだけだったかも。

 

 後は話が進むほどに権力を持った大人達の暗躍が怖い、そして各勢力のやりあいを見れば七面倒臭い。特にさすおにのおば様が怖いって。

 とにかく面倒臭い権力争いがあって後はなんかよく分からんって感じ。話として地味だしそんなに面白い要素も無かった。

 

 3回もやったし後はもういいや。これに関してはこの感想に尽きてしまった。

 深雪がメインの優等生のシリーズの方が肌に合ったかも。まぁこの私も優等生しているからね。優等生の方ならまたやれば良いよ。

 

オーイ!とんぼ

オーイ! とんぼ 第1巻 (ゴルフダイジェストコミックス)

 野良育ちの天然やり手ゴルファー とんぼちゃんが、都会から田舎島に転勤してきた元プロゴルファーのおっさん イガイガに出会う。この出会いから開幕する爽やかハートフルゴルフストーリーだった。

 絵柄もなんだか懐かしいタッチで見やすく癒える。とんぼは愛嬌があって可愛い。

 変なアニメがたくさんある中でこういうまともで安心感がある作品が来ると逆に目立って見える。今期の癒し枠で好きだった。

 

 つい最近もスクライドみたいなノリの女子ゴルフアニメがあったが、あちらとはまた別スタイルで女プロゴルファー猿なノリのアニメ。

 とんぼの技術磨きも中々の野良思考で、プロから見ればセオリー外の野生的プレイスタイルが描かれる。そこが面白い。結構めちゃめちゃやってるけど、それで良い結果に繋がっているからゴルフって奥が深い。 

 

 とんぼちゃんの生い立ちが結構キツいものだったが、優しい土地と人に育てられて清らかな良い少女になった。心暖かい島の大人皆でとんぼを健やかに育てているハートフル感が良い。漁師のゴツい祖父も良いジイさんやっていて好感が持てた。

 とんぼは元気で可愛く、大変清潔感のあるヒロインだった。あの清潔感が良いよね。とんぼの声優さんの事は知らなくて今回がお初だった。可愛い声で良かったっす。

 

 真剣になるほど怖い顔になるイガイガおじさんの理論的ゴルフ解説が助かる。過去に傷と悔いを持つ親父の悲哀を演技でしっかり伝えた東地宏樹の仕事ぶりがナイスだった。

 

 本能型プレイのとんぼ、理論で攻めるイガイガ、それぞれプレイスタイルが異なる凸凹なコンビだった。2人のコンビ感にも癒やしを得ました。

 

 後半で時間が動きとんぼが大きくなっている。幼少期はサルみたいな女だったのに、今じゃすっかりお姉さんになりやがって。最終回のとんぼは素敵なお姉さんになっていて良かった。こうして成長して続いて行く物語なのか。意外な展開。続きも見たいぞ。 

 とんぼが島を出る所で最終回終了。希望の船出となる良き最終回だった。船を見送るゴンじいさんの涙にこっちもウルリときたぜ。えぇジイさんじゃないか。

 続きの放送も待ってます。

 

 とんぼが新しいスタートを切った最終回のもうひとつの見所といえば、ブンペイくんの青春にも一つの決着がついたこと。彼の青春も良かったので触れないわけにはいかない。

 洋子さんにプロポーズを決め込んだシーンで男前度をしっかり見せていて良かったぞ。

 その前にブンペイの母が結婚について語るシーンも良い事を言っていて格好良い。ブンペイの母ちゃんは格好良いよ。嫁にしたからにはしっかり守れ、それが男を脱した漢の鉄則だと教えられました。

 白髪頭になってもずっと一緒にいたいし、その間はしっかり守る。そんな漢の覚悟を伝えたブンペイくんの愛の叫びにはキュンと来ました。「よぅ言った!」と拍手しながら見てたぞ。小細工なしの直球の言葉だったのが良かったな。

 それまで冴えないあんちゃんだった彼が、最終回だけは冴えた漢に覚醒したのが良い思い出。オーイ!ブンペイとしても楽しむことが出来ました。

 あのプロポーズシーンは、榎木淳弥史上一番良い演技だったかも。彼も良き役者になりましたとさ。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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