こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

赤ちゃんの可愛さを堪能した後に録画溜めしたアニメを見る生活が忙しい

 近年のことだ。いつの間にやら甥っ子に姪っ子はじめ、とにかく親戚に子供が増えた。皆揃ってまるで示し合わせたかのごとく連続で産んで来やがる。

 すくすく育てば、その内皆揃ってお年玉や小遣いをよこせと言って来そうで怖い。もらう分にはウェルカムだが、あげる分にはノーサンキューなのだ。金はいつの世の誰にとっても大事。私には超当てはまること。

 

 産む、育てる、どこをとっても親は大変です。

 私という手のかからない子供はマジに稀であり(両親から証言を取った確かな過去)、普通の子供は普通かそれを越えて育成が大変なのだ。

 

 中でも赤ちゃんなんてのは、社会性と常識がゼロだからマックスで困りもの。だってお腹から出てきたばかりだもの。

 好きな時に寝起きして、食う、騒ぐ。まるで生まれたばかりのたまごっちのガキみたいに困る。

 生まれたばかりのたまごっちは深夜だろうが飯が欲しい、糞の世話をしてくれと喚く。それで睡眠時間を削られたとウチのお兄ちゃんも親もぼやいていた。そこは無駄にリアルなのねと文句混じりの好評価も入れてました。我が家は揃ってたまごっちにハマった経験あり。

 どこの生き物も生まれたばかりの段階だと大変手がかかるのだなと見えて来る。

 

 つうわけで、ガキの子守が出来るだけのテクと時間と体力のキャパがあるならお前も世話をしに来い、というやや偉そうな話が親戚連中から私のところに舞い込んでくることが最近マジで多いんだけど。

 面倒臭い。まずはそれなんだけど、子供はマジで可愛い。たまに見る分にだと、まるで動物園や水族館で珍しい生物を眺めるかのごとくワクワクもドキドキもする。そして赤ちゃんは問答の余地無くすぐにも可愛い!となるので心がキュンキュンする。

 そんなこんなで私は子供好きなのだ。

 

 先日。それも忙しい週末のことだ。赤ちゃんの世話をすべくだいたい駅5個分向こうにある家を訪ねた。

 走るほど山と田畑が多い田舎に突っ込んでいく。どんどん増える緑色。目の保養っすね~。

 それらを眺めれば、ビッグシティの喧騒からおさらば出来て心が和む。だがその一方で、降りると虫が多い!と困る。今ならカエルの大合唱がうるせぇという難点もあり。

 なんにせよ地球の上にいて、自然の中にあるのだとありありと感じることが叶う。こうして色々感じることで心が元気になります。←とにかく前向き思考。

 

 で、到着して赤ちゃんとご対面。これがクソほど可愛い!←汚い言葉を選べど全部褒めている意です。

 赤ちゃんの顔も可愛ければ体系もまるまるとして可愛い。マジで天使なんだけど。

 赤ちゃんは女子。そして赤ちゃんだから子供オブ子供である。

 私は子供と女性に受けるツボを心得ている。これは先天的に備わった神から、または親からのギフトである。←ありがとう!

 ならばダブルで条件に当てはまる田舎の親戚の赤ちゃんが私に懐かないわけがない。めちゃくちゃ笑顔で迎えてくれる。これは素直に嬉しい。屈託なき赤ちゃんスマイルの破壊力はヤバい。凍てついた心にも(←なった経験無し)瞬時に温暖化が訪れるぜ。

 この笑顔は眩しすぎる。マジで可愛い。これから銃剣を帯びて戦地に赴こうという兵士だって、この羽と輪っかがないだけのエンジェリックスマイルを受けたら戦意を無くして家に帰りたくなるだろう。まぁでも現地に赴くのが仕事なら家に帰っちゃダメだけどね。

 このように明るい笑顔がこんな田舎にあるのに、地球の他の地では人間同士が争う戦地があるのか。そう思うと、同じ地球でも場所によって随分と温度が異なるのだな。じゃあ不思議だと思えてくる。とりあえず目の前にある幸福の形に感謝。

 赤子が笑っただけでどんだけ深い事言うねんって感じだけど、まぁでもリアルにそんな感じだよね。

 

 生後半年が来るか来ないかの赤ちゃんなのだが、よその赤ちゃんより明らかにデカい。親戚の中には、他にも同じくらいの時期に生まれた赤ちゃんがいる。それと比べて絶対デカい。

 聞けばこちらの赤ちゃん、平均的デカさを有に越えている。だから抱っこして重いのだ。それで親も腰や腕をやってしまっている。鉄アレイみたいな肉の塊だなぁ。親からも鉄アレイって言われてる。

 肉の塊ってのも確かな表現で、マジでぶりぶりと肉付きがよく、それで丸っこいからチャーシューのようにも見えてくる。人相手に失礼だが、なんて美味そうなんだ。腹が減る。←別にサイコパスや変化球な変態性持ちなわけではありません。

 もしも私が赤ずきんを狙う狼だったら、このくらい丸々とした子供にガブリと行っていることだろう。そんなファンタジックにややキショい感想も出てくる。暑いけどこういう方向に頭がぐるぐる回るくらいには元気元気!

 

 まだ母乳しか口にしていない段階なのに、こんなに逞しいのか?

 そう思うくらい腕、足、腹とどこを見ても貫禄があって強そう。とにかく病気しなさそう。生に溢れて死に最も遠そうだと思えてくる。元気印だな。良いことだ。

 足が力士くらいぶよぶよに太い。筋肉も上々のようだ。握力があってこちらの指をギュウギュウと握ってくる。

 それと爪が痛い。抱っこした時に爪で首をやられ、まるで夢の跡をつけられたようになってしまった。見る人が見れば気が気でないことにもなるかもしれない。

 

 赤ちゃんのプルンプルンの肌の感触は極上のもので、とにかく心地良い。ほっぺと顎肉なら一生プルンプルンと弾いていられる。この世の他の物では例えられない特殊な気持ちよさがある。顎肉をプルンプルンと指で弾いてやると、赤ちゃんも笑って喜んでいやがる。犬猫にも同じ反応を示すのがいる。

 

 命の躍動としても力強いもので、それは物理的に良く分かる。

 歩きもハイハイも出来ないが寝返りは打てる。だからちょっと目を離せばどこまでも転がって行く。まるで丸太が転がるようだ。

 ぐるぐるとどこまでも行くから見ていてシンプルにオモロい。まぁ歩けないし立てないなら、暇過ぎて転がるくらいしかすることねぇわな。

 コロコロと転がって頭も整ったのか、信じられんくらい顔も丸い。もう骸骨からして丸いのだ。本来なら嫌いな数字である円周率を示すナンバー「3.14(以下バカみたいに長く続く……)」を思い出す。そのくらい丸い、いや円い。

 丸顔でぷっくらして愛らしい。そういうものを目にすれば自然と人の心は和むものだ。だから人オブ人の私もしっかり和みました。

 

 とまぁしっかり赤ちゃんを世話して可愛さとオモロさを堪能して家に帰ったわけだ。

 その報酬は現物給付で、夏野菜をごっそり、あとは肉に魚に菓子など、美味しく喉に通る食い物がわんさか。嬉しいけど重いってばよ。それとその日の昼と晩の飯も用意してもらった。

 夜逃げでもすんのかって量の土産を担いで電車に乗るから、乗り降りの際は他の人にとって邪魔だったかも。しかし良い物をたんまりもらった。しばらく食費が浮くぜ。

 

 で、帰ってからが大変だ。土曜日一日分家を空けたら、見ないといけない番組がクソ溜まっている。まぁ主にアニメね。

 土曜に帰った時にはもう生命活動の限界くらい疲れているから即寝る。入眠までの助走タイムはゼロ。転がって目を閉じれば夢なんて見る余地なくズドンと深い眠りの中だ。このスピード感は気持ち良い。夜が短く、朝までが一瞬だ。

 

 日曜日に起きたら、まずは失われた土曜日を取り返さねば。土曜日だけでどんだけ見る物あるねん。そして私もどんだけ全部見たい思いで臨んでんねん。本気で生きてます。

 日曜午前全部をかけてやっと土曜日分の視聴が終わるか終わらないか。そこからまた日曜日分を見る。半日では日曜日分が見れず、月曜にも日曜の録画分がぶっ込むことになる。

 コレ、大変っす。これだから週末に家を空けたくない。空けた分家の時間は進み、どんどん録画分が溜まるからな。私が修学旅行からはじまり、その他行事の旅行を渋る理由がここにある。アニメ好きが週末に自宅を空けられない理由はズバリコレ!つうか週末の放送分マジで多すぎ!

 土曜を、次には日曜を取り返せ!の勢いでしっかり追い込んでHDDに詰まった内容を消化するのであった。忙しいが楽しいなぁ~。疲れる~。

 

 親戚との交流も大事だ。疎かにすべきかどうかは結構慎重に検討した方が良い。

 それに本日赤ん坊のガキだって、大きくなると私を助けてくれるかもしれない。であれば可能な限り良い顔をしておいて損はないだろう。あと顔は何もせずとも良い顔なんですけどね(一族の中でもトップクラスのナルシシズム持ちです)。

 

 とまぁなんだかんだあっても結果的に楽しい週末を送っているのだ。

 親戚付き合いと趣味、それぞれ好ましい塩梅でやって行きましょう!

 

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