こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

最近聴いている曲(2024年 9月)その3

 8月の頃には9月はまだかと思っていたが、その9月に入ってから早いものでもう終わりじゃないか。今日は9月ラスト。9月もちゃんと暑かったなぁ。地球温めすぎだろ。

 

 こんな時期になれば、夏休みの宿題をやってこなかった分を遅れて先生にやらされていたヤツだってそれを終えたことだろう。ここまでになるとのんびり屋さんの頭の中でもさすがに夏休みの終わり時だな。一月遅れた感じで生きていればその分楽しめて良いかもだけどね。裏技で行ける夏休みの延長コースみたいな感じ。

 そんな9月にも楽しく聞いた曲達カモン!

 

 

SEPTEMBER / 竹内まりや

 もう今年の7月の段階からも早く9月にならないかな、竹内まりやのあの曲のエモさ成分が熟される一番寂しい月にならないかな、ていうか夏が終わって秋が来ないかなと灼熱の季節に対して文句ばかり垂れていた。そうして待った9月に入ってたっぷり楽しんだ曲です。

 現在が巡る季節の彩りの中にあって一番寂しい月です。←でも私にはそれなりに楽しい月。

 

 9月になったらこの曲を聞くしかない。別に竹内まりやファンでない人でもその思考になるはず。私もそうです。

 でも本当のことをいうと、早く9月になりたいという反逆の意志から、実は8月後半からもフライング視聴していた。というわけで8月後半から9月丸々楽しむ一曲です。

 

 この曲を初めて知ったのは一体いつでどこでだったか、もう覚えていない。全く世代ではない古い歌だけど、良い歌だから好きなんだよな。昔からコレと「毎日がスペシャル」は耳覚えの良い横文字がサビ歌詞に来ることですぐに覚えてよく歌っていた。どういう内容の歌なのか知らんけど、ただ「セプテンバー」と「スペシャル」は歌って気持ち良いワードなので昔からそこだけ歌っていたな~。で、うるさい!ってウチのお兄ちゃんにツッコまれたわ。

 

 ポップで陽気なテンポ感が好き。演奏も夏の海辺感があって心地よい。でも歌の内容は意外と大人な感じで、8月には盛り上がったであろうラブが9月には冷めて終わってしまうというものだった。

 残暑の中で迎える別れということでなんかキュンと来ちゃう。ひと夏の思い出にグッバイして寂しい月を始めようという大人な感じなのね。

 その内容を初視聴からずっと後になって知ってちょっとしんみりもしちゃった。

 ちょっとしんみり且つエモくなる秋ソングといえばこの曲と松田聖子の「風は秋色」で決まりなんだよな。毎年2つ並べて聴いてます。

 

 歌詞に出てくる特徴的なワードに「からし色のシャツ」「トリコロールの海辺の服」があるが、どちらも身近と呼ぶには遠い物ので「どんな服よ?」となったのが初視聴時からの思い出。からし色って普段使わなくない?おでんに辛子はマスト派だけどね。

 

 二番歌詞はストレートにエグい。

 話すことがなくなり、自分にすっかり飽きたのねと相手の変化に気づいちゃっている部分がキツくてシンドい。相手の心は自分にはないというラブの冷めが容易に分かるもので辛辣でした。明るい曲調だけど内容としてはスマートにキツいことを言っている。

 

 Dメロ部分の歌詞には、別れを迎える寂しさの中に茶目っ気が見えて好き。借りていた辞書に記載された「ラブ」という言葉の部分だけ切り抜いて返却し、それがグッバイの合図とする。このようなおしゃれな別れ表現が出来るのはセンスが良い。でもすぐに開かないとそれに気づかないよね。 

 辞書を絡めたラブの話ならミニモニの「ちょこっとLOVE」にも見られる。あちらだと辞書の「恋」の字のところに好きな人の名前を付け足すというユーモアがあるものだった。

 辞書で語るラブな件という括りでこれらの言葉遊びが面白いね。言葉なんて遊びに使ってなんぼですから。

 

 別れ歌だけど爽やかに格好良く歌っているから視聴後にはなんか気分が良い。この心地よさが好きだわ。竹内まりやソングだと絶対にコレが一番だわ。

 

風は秋色 / 松田聖子
風は秋色

風は秋色

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

「SEPTEMBER」と同じく、この時期になれば聴きたくなるメロディアスでエモくてキュンと来るラブな心詰まり放題な楽曲。

 松田聖子という人間は、可愛いアイドルとして業界に売り込まれた人材なので、最初こそ受け手に向けては顔先行で売る策略が取られたであろう。しかし、しっかり見て聴いていけば、これはもうとんでもなく実力で勝ちに来ている一級ステージパフォーマーだったと振り返ることしか出来ない。

 声が綺麗で音域が広く、声量もエグい。こういう顔のお姉さんからこんなパワフルなボーカルが飛び出すとは意外でした。

 

 松田聖子もこの曲も一体何がきっかけで知ったか分からないが、複数聴いた彼女の持ち曲の中でも本作が1番好き。松田聖子史上最もエモくて格好良いと思う。この曲を聴いた最初の感想は可愛いでなく格好良いだったからね。

 イントロが始まってすぐにも聞こえる伸びやかなサビパート。ここからもう心を掴まれる。

 秋に感じる複雑な乙女のラブ事情が詰まっているもので、これは令和乙女が聴いてもちょいちょい共感出来る箇所があるのではなかろうか。

 恋の別れについても恋をしているハッピーな瞬間についても触れているため、誰かさんが秋に感じる素敵な恋を楽しくイメージ出来て私もしっかり楽しくなれるものだった。

 忘れたくても忘れられないかけがえのない想い、つまり恋がそこある。それが分かる内容に心がキュンとときめきますなぁ。これぞときめきメモリアル

 もうね、ザックリと言えば曲調や楽曲が持つ雰囲気が大好きなのさ。

 

 歌詞を見れば、詩的で印象的な箇所が多く、内容がスッと頭に入ってくる。

「忘れるために訪れた海辺の町」

「ミルキィ・スマイル」

「あなたの腕の中で旅をする」

「恋する切符を手にいれたこの渚」

「ひとつのソーダにストローが二本揺れていた」

 これらの代表的なフレーズをとても気に入っている。心地良いものとして胸に刺しに来るワードセンスが良い。歌詞も超好み。

 

 窓越しに紅葉彩る山々が見える田舎の電鉄でも利用しながらゆったり聴きたいものだ。

 聖子ちゃんヒットソングといえば他にも数が多く、ゆえに最推しの趣味がバラけるのは当然のこと。他にも強い曲があるので、この曲の認知度がいまいちな気がする。最近はこの曲をもっと周囲に布教したいと思っています。

 

1,000,000 MONSTERS ATTACK / SOUL'd OUT
1,000,000 MONSTERS ATTACK

1,000,000 MONSTERS ATTACK

  • SOUL'd OUT
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 タイトルにいっぱいある0に混乱するだろう。この数字は100万で英語だとミリオンと言います。

 9月後半を盛り上げたホロの箱企画のホロライブGTAを楽しく見ていた。そこでギャング配属メンバー達がチーム決めを行い、複数候補がある中で名前がミリオンモンスターに決定した。これを受けて、そいういえばミリオンなんとかというご機嫌ソングがあったなぁ~と思い出してYouTubeで検索したらしっかり出てきたこの曲。

 一聴して記憶に残るフレーズといえば、繰り返し出てくる「アッアォ」の部分。必殺のフレーズです。

 これを初めて聴いたきっかけは、ウチのお兄ちゃんがCDを聴いていたことだった。お兄ちゃんが聴いているのを私も聴いて「アッアォ」の部分だけはよく覚えていた。そこしか歌えないからしつこく「アッアォ」を歌っていたら「おめぇうるせんじゃ!」とよくツッコまれたものだ。彼のツッコミはまるでカミソリのごとく切れ味があって、ムカつくよりも先行してそれはそれで気持ちよくもあったりで。そんな私の感覚はちょっと特殊で愉快なのかもしれない。

 とにかくこのご機嫌「アッアォ」ソングを久しぶりに聴いたらめっちゃ格好良い!聞き惚れたわ。ホロライブのノエルちゃんもSOUL'd OUTリスナーだというので、意外な所から意外なアーティストを聴く日々になったものだ。こういうノリノリヒップホップも好きなんだよな。

 

極上スマイル / Wake Up, Girls!
極上スマイル(Wake Up, Girls! ver.)

極上スマイル(Wake Up, Girls! ver.)

 去年からずっと聴いているWUGの中でも最推しソング。ここに来てまた熱を上げて聴いているのは、デビュー10周年を迎えたから。おめでとう!

 先日Yahooニュースにもあれから10周年と触れた記事が上がっていた。それを見てからはまたたくさん聴くようになったぜ。1番のお気に入りCDはラストライブを収録したライブアルバム。あれは何回聴いても良い。

 10周年記念でプロジェクトも動いているので、時代がWUGを忘れていなくて良かったと思える。本当にライブパフォーマンスの完成度の高い人達で、ステージを見るほどに好きになる。

 

 活動の中で良い曲をたくさん生み出して来たけど、やっぱりワグナーも1番盛り上がれる元気印ソングってことで、WUGの代表曲といえばコレを上げたい。アニソン名曲としてももっと認知度が上がって欲しい。色んな人気アニソンがメディアにあげられる時代になったが、こちらもしっかり良いのだぞ。

 本当に良い歌だから、私一人が楽しめれば満足だけど、最近は優しくて寛大な心が育ったゆえ、もっと多くの人に聴いて欲しいかもとか思う今日この頃。私も10年の間にちょっとばかし心の在り方が変わって来たみたい。

 

 日本は元気。そんでもっていい所だ。といった前向きでアゲアゲなメッセージ性がある幸福感高き一曲。この曲も10歳を迎えたなんて信じられない。

 サビ歌詞の「シンドい季節」は印象的。それを何度だって越えて最後には極上に微笑んでやる!の意気込みで歌っていくパワーソングです。

 しかしこのシンドい季節のワードが今になって染みてくるなぁ。多分10年前よりもこの夏はシンドい季節だったのではなかろうか。

 我らが小国 日本の中ですら10年の歴史の中で激動を見ることが出来た。だったら世界で見ればそこはもっと顕著に見えてくるわけで。ホント、今は米をはじめ物価高で色々な物がゲッツしづらい。もしかすると10年の間に笑顔が減ったのかもなぁ~。日本は色々なものが採れる豊穣の国という明るい点も歌った内容なのだけど、収穫が減った作物も昨今では色々あるみたい。

 とまぁ、WUGの10年を思いながら世界のことも思ってちょっとしんみりな感じもあり。でもでも日本の笑顔でこれからも明るい未来を切り開いて行こう。私には私の大和魂が燃えているから少々のことがあっても負けない。

 あとライバルチームのI-1clubが歌うバージョンも良いです。そっちもオススメ。

 

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