こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

2024年のアニメ感想(10月~12月)その11

 2024年におさらばして2025年になったがまだ振り返りたい24年アニメ達が残っている。ていうか数が多いんだよ。だからこうして振り返りも遅れるんだよ。もう新年に入って1週間経つんだぞ。

 1クールで全部見て振り返りを済ますまでだと間に合いません。でも大丈夫。別にケツがある仕事でもない趣味のブログ活動だから。

 

 気が早いもので年末にはもう1話目を始めてしまった新作アニメが出てきたし、正月一発目からも死んで転生するタイプの変なアニメが始まったりもしている。粗製乱造もサイクルが速い速い。

 年始からが新作がドンドン始まっている。25年一発目のアニメも色々あるから忙しいぞ。

 だがそうして忙しい中にあることが決して嫌いではないから、今日も楽しく私のペースでアニメ振り返りと行こう。

 去年も今年も我が人生はアニメと共にある。それで良いじゃないか。

 

 

放課後少年花子くん(続編)

 花子くんショートがだいたい1年ぶりに来た。

 全4話で終了。10月中に放送が終わっていた。そうして短く遠い記憶だから、年末の12月に入った段階では存在を忘れていた。こうして1クールの記憶整理をする場を設けたことでその記憶も復活となった。ごめんね、花子くん。それと寧々ちゃんにも。

 

 まぁ思い出したところで大して言いたいこともない。サクッとショートで終わって特に問題なし。

 絵柄はマイルドで好きなヤツ。世界観も良いと思います。だがなんにせよ短いし、キャラ紹介をしたらちょっとの緩い日常劇で終わるのでなんともといった感じ。あとは間が空きすぎてキャラのことも忘れちゃうから困っちゃう。

 寧々ちゃんのくびれのない足の描き方は、どこぞの昭和アニメヒロインのような懐かしさがあって今見る分には新鮮で良かった。そこはウェルカムな要素。

 これに懲りずにまだ続きをやりたいならかかってこい。その時はちゃんと受け止めてやるから。←いつも通り偉そう。

 

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期 Blu-ray(特装限定版)第3巻

 異世界アニメ的鑑定スキル持ちの私が見るに、本作は成り上がって行けるような上等なものではなく、まぁ割とクソアニメ寄りですね。でもそれで良いんだよ。それでこそなろうクオリティ。

 

 1期で良き思い出として大人しく退場しておけばよいものを、性懲りもなく2期をおっ始めやがった。成り上がりの失敗だって最後まで見てやろうじゃないか。

 で、これは蛇に足でしたね(人はそれを蛇足と呼ぶ)。

 やっぱり絵が下手。話もうんともすんともだな。意図してのことではないのだろうが、絵が下手だからキャラが間抜け面で顔芸をしているように見えるカットが複数ある。

 まずこのチビ主人公だが、髪型から顔もダメっているなぁ。

 側近のリーツさんは威厳ある風格持ちかと思いきやキレやすく中身は割と幼稚。後半で彼が弟子を拾ってくることになり、こんなに終盤でいらんキャラを追加すんなよと思った。

 ヒロインキャラも可愛くなくて華がない。今回のを見るに、主人公のアルスくんよりも嫁のリシアの方がなんか諸々優秀ですごい子じゃないのかと思える。

 そういえばアルスはおっさんの転生者だったはずだが、その要素を特に感じない。こんなガキみたいな嫁相手にあたふたしているのを見ると、前世で全く女に触れてこなかったのか?と思えてしまう。異性とも適度に関係しておかないと、性別間コミュ障を発症させて後の社会生活の足を引っ張ることになりますなぁ。そんな気づきもあった。私は圧倒的に異性が多い中で子供時代を過ごしたため、そこの問題はゼロです。

 

 1期でおやじ殿がアルスに命の重さとそれを奪うことの意味を説いたあのシリアスなシーンがピークだったなぁ。2期のこの感じを見れば、墓の下のおやじ殿も良い顔をしないぜ。

 地味で大人しくて害の少ない低クオリティアニメでした。どうせならもっと多方向に噛みつく害悪性を出してくれても良かったぜ。そういう暴れん坊のクソアニメもウェルカムな総受けアニメ人間だから。

 人が人を見ること。そして成り上がること。双方一朝一夕で成せるものではない。だから精進せよってことっすね。最後にはそうして気が引き締まる思いになりました。それを思えば良き出会いのアニメでした。

 

 そんなアニメも最終回は主人公の結婚式でめでたく幕引きで景気が良い。良い最終回だったと手を叩いて終わりにしたいところを、まさかの3期やります発表が来たぁ~。

 マジかよ。2期が絶対に無いと思ったところからまだやるの?蛇に足じゃないのか。どこに人気とお金が隠れていたのだろう。

 まぁでも見るけどね。蛇にも足や手やヒゲとかをつければ、それは龍となり当初の形を昇華させたものにもなり得るわけだ。要素の付け足しはやり方次第。小さい蛇からでっかい龍を目指せるなら伸びしろが余りまくっているってわけだからな。ならこの作品は上に登ろうと思えばかなり登っていけるわけだ。頑張れ。私は見ているぞ。

 アルスくんは結婚してより責任感を持たねばならない立場になったのだから、今後は更に精進して頑張れ!

 

MFゴースト 2nd Season

MFゴースト 2nd Season Blu-ray BOX Sector1 [Blu-ray]

 前期から結構寝かせたな。そして来たぜ2期。

 前回ではキャラの紹介に使う時間が多かったが、それも終わった今回はずっと走ってばっか。17歳信者の彼のことは面白いヤツだと思っています。

 峠に木霊する走り屋達のレクイエムを心で聞け。そんな感じのヤツでした。

 レースは迫力があり、音楽もノリノリ。歴史ある走り屋作品だけあってクソ要素なし。安心して見ていけるものでした。

 

 カナタくんの成長物語とそれを横で見て益々キュンキュン来ているレンちゃんが印象的。ここらの甘いラブ要素もちょこっと入ってくる。

 今回シリーズの言動を見るに、レンちゃんがちょっとメンドい感じもしなくはない。勝手に盛り上がってショックも受けてな感じもしなくはない。あんまり悪くは言いたくないんだ。あやねるが演じているってこともあるし。

 終盤でカナタが怪我をしたことについては……まぁレンちゃんが悪いかも。走ってくる電車を前に躊躇なく線路に飛び込んでギャルを助ける。そんなことが出来るカナタくんはすげぇ。

 

 ちょっとした神様系知識を学べたのが記憶に残る。カナタが車にお守りを二つつけたら、緒方さんから二つセット持ちはタブーだと注意されていた。別々の神様が一つ所に複数集まると喧嘩になってそれぞれのご利益がしっかり発動されない。なので持つなら一つに賭けて持つのがマナーだとのこと。へぇ~初めて知った。

 緒方さんは物知りだな。そもそもお守りなんて一つも持っていないから知るきっかけがないことだった。この知識は覚えておきます。

 

 樹、池谷、健二の「イニD」でお馴染みの男たちが集まって話をしているシーンがあった。ここは過去作ファンに対しての良きサービス要素。

 

 ここで終わるのかと思ったら全然そんなことはなく、最後はカナタの戦いはこれからだ!な所でバッサリ行かれた。

 というわけで続く3期の用意があるとのことです。3期は今年中に見れるのかな。縁があればまた高速の世界でお会いしましょう。

 

神之塔 -Tower of God- 工房戦

 これ空気だろ。その中に含まれる物質を抜栓すれば窒素あたりかな。それくらい虚無いもので、2クールもやったのを全部見たにしては想うことがない。なんか1期の頃からテイストが変わったかな。

 ていうかなにをやる話だっけ?くらいに思っていて内容が理解できていない。まぁそれも毎度爪を切るなど他の事をしながら見ていた私が悪いんだけど。でも作品パワーも強くは無かったぞ。

 

 なんかキャラがたくさんいて皆でダラダラバトルしていた。塔に登るとかはどうなったんだって感じ。ザハードのお姫様と呼ばれるキャラには可愛さも感じたのでそこは良しかな。 

 全体的に絵が上手くないし、キャラにも魅力を感じなかった。 

 終わった時にはなんだったんだこの時間?となった。まぁそういうこともあるのが人生のリアル。

 じゃあ次!

 

嘆きの亡霊は引退したい

【Amazon.co.jp限定】嘆きの亡霊は引退したい Blu-ray第1~2巻セット( 2巻連動購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用 A5キャラファイングラフ+アクリルキーホルダー、各巻メーカー特典:チーコ先生描き下ろし複製ミニ色紙(第1巻:リィズ)(第2巻:シトリー)付き)

 早くクライくんを引退させてあげたいです。

 第1話を見た時には、ショートアニメですぐにエンディングが来たのかと思った。そう勘違いした演出の本当のところは、OP曲途中でその回のハイライトシーンを入れて盛り上げようというやつだった。レイズナーとかデュラララ!!のOPでも同じ手法が使われていた。スマンけど最初はOPがEDで、ハイライトは次回予告でこれで終わり~のヤツかと思ったぜ。

 あとOPでジョジョの石仮面みたいなのが見えたのが気になった。

 エンディングもちょっと特殊で、曲を切らずにそのまま次回予告に入り、予告ナレは登場キャラクターがラップで行うというものだった。ノリが良い仕掛けで良きです。あとEDアニメが可愛いヒロインのティノのケツを眺める内容となっているのも良し。

 

 なんかまたなろう系の変なのが始まったと思って初回を見ていたが、女子のキャラデザが可愛いくて好みだったので今後も仲良くやっていこうと思いました。←簡単な人間。

 よくあるなろうノリよろしく、不可解なレベルで総員が勘違いから主人公アゲに出るいつもの感じだった。

 内容はいつもの感じで結構どうでも良いんだけど、キャラクターが可愛くてノリも良いもので気持ちよく見ていくことが出来た。今期のなろう系新規の中だとかなりまともな方。しかし今期のそっち系は全体的に低レベルだったなぁ。で、それを全部見ている私ってば付き合いが良すぎる。

 作りを見るに、作り手側の愛、工夫を感じられて良かった。最近は明らかなやっつけ仕事作品もあるからな。少なくとも今作にはそういう雑さはなかったから及第点は出ています。

 

 唯一主人公だけがダメだった。ボサーとしてやる気のないもっさり系だった。一歩下がった所でやれやれ言っている系の主人公はもう受けないだろ。もっとシャキっとしろ!それと借金が多くて知り合いの女に頼っているのは情けない。そんなこんなあって早く彼を引退させたく思ってしまう私。 

 主人公を演じた小野賢章は、最近だと「THE NEW GATE」、同期放送作品の治癒師の追放系アニメと、微妙なクオリティのなろう系で冴えない主人公役が連続しているなぁ。そんな気づきもあり。

  

 それからED曲を担当し、声優として本編にも参戦してくれたP丸様。にはおつかれ様&ありがとうを言っておこう。私が楽しく見ているアイプリでも歌ってくれているから彼女もすっかりアニメの人。良きです。彼女の代表曲のプレジデントの歌は今でもこっそり聴いています。

 

 こちら無事に2期が決定したというので引退にはまだ早い。続きを待ちます。

 

ぷにるはかわいいスライム

『ぷにるはかわいいスライム』Blu-ray Box② 初回生産限定版 [Blu-ray]

 はい、可愛いボクで~す!を楽しむものでした。確かに可愛いです。これでぷにるがブスだったら目も当てられない嘘つきコンテンツになるところだった。危ない危ない。

 前クールに放送した転スラ3が本当に眠かったので、その後に来たスライム枠となると品定めが厳しくなります。あとこいつとセットで帰って来たもうひとつのプニプニコンテンツの「ぷにるんず2」に対してもな。転スラ3のダメさのせいで「スライム」に対する警戒がマックスまで強まった24年秋の始めでした。それもこれも全部転スラが悪い。

 しかしこいつはOK!ぷにるんず2と共に楽しくて可愛いプニプニ枠として楽しめました。この作品、とても楽しくて好きです。

 

 随分深い時間にやっていたが、本作はコロコロコミック作品だとのこと。今はこんなのがやっているのか~。知らんかった。

 梅田修一朗が性懲りもなく冴えない男子主人公を演じている。今期の彼が主役だったアニメのパワーランクはこうだ。

 ↓ 

「ひとりぼっちの異世界クソアニメ」<「青のミブロ」<「ぷにる」ですね。

 

 捏ねて固めれば動いて喋り出す謎のスライムが当たり前のようにいる。そこはそんなに驚くべきではないこの世界の基本設定。主人公のコタローくんは喋るスライムと同居して遊んでいる。そのスライムがある日突然可愛い女の子の姿になったからこれはもう大変だ。

 ある日突然可愛い子ちゃんがお家にやってくる→以降ずっと楽しい。これはもうラブコメとかギャルゲーで定番の楽しいノリだから。それをちょっとネッチョり感のあるチビとやっていく感じ。

 ぷにるは可愛い女子に見えるが、スライムは単細胞生物ゆえ一応性別は無しで!ということになっているっぽい。

 

 人間の女の子みたいな姿になったスライムにドキドキするコタロー氏。そう思って見れば随分マニアックだが、まぁそれもよかろう。いくらネチョネチョしていてもぷにるは確かに可愛いし心ある生物なのだから。じゃあ心の交流を行ってドキドキしたっておかしい話ではない。こんな感じで、パット見不自然な現象に対する肯定が得意な私。

 作品テーマとして強く感じたのは「This is 可愛い!」を謳ったこと。このフレーズはOP歌詞にも登場する。

 そうなのだ。この沈んだ日本国で暮らす暗い人民に今何が必要なのか。それは色々あるだろうが、その一つが可愛さなのだ。可愛いのきらめきを得ることで宿る元気な心。これだ、これがあるから可愛いは正義なのだ。

 今こそ世界に向けて発信した方が良い「可愛い」の概念を、小さな身体の全てを賭けてぶちまけるぷにるちゃん。その姿は可愛いを越えてもはや神々しい。あとそれを言えば麻美先輩もね。

 麻美は若い学生のくせして強めなママみを有している。これは才能。あとちょっと変態チックでそこも将来が楽しみな点。今思えば麻美先輩が微妙に変態臭いのがこれまた微妙にキッズ向け外しな設定な気がする。だからコロコロ作品なのに深い時間の放送なのかな。

 ちょっと前に「シャドバ」のアニメが終わり、それと同時にママみがえぐいキャラのふわりママともおさらばすることになった。あのママキャラは気に入っていたのに。そこと入れ替わりでハマったママみ出しキャラとして麻美先輩は思い出の女になりました。良きです。麻美ってママみと賭けたネーミングだったのかな。

 なおシャドバでふわりママを演じた花守ゆみりは、こちらのぷにるアニメにも出演している。こちらではママみ無しのうるさいチビのお嬢様役で出ているが、そっちはそっちで可愛いのでナイスな役者です。

 それからぷにる役とOP、EDの主題歌をダブルで担当した篠原侑氏にはおつかれと言っておこう。

 

 可愛いの概念について深く突っ込んで行ったのは、コタローくんの過去でのことだった。

 コタローくんは女児向けの可愛いをキャラをはじめ、その他色んな可愛い物が好き。それを同級生から「男子なのに変だ」と指摘された過去を持っている。まだ幼い時にそれを言われるとちょっとしたトラウマになるくらいには傷つくもの。コレ、結構リアルにありそうな子供同士のやり取りかも。

 普段はギャグで行くアニメだが、男子のコタローが可愛いに反応する繊細な心を見ていくターンは真面目で深い話だった。

 でもそれでいいじゃんと思います。男子だろうが女子だろうが可愛いものにときめいて感動するのは良いことであり不自然なものではない。私は格好良い特撮ヒーローが好きだし、プリキュアとかサンリオのキャラとかの可愛いのも好き。良いものはなんだろうが良いのだ。

 そういうメッセージ性も発したことでこの作品が好きになりました。あとはキャラ達が賑やかで楽しいのとぷにるが可愛いことで毎週満足しました。

 

 無事2期が決まったのでそちらも楽しく拝見させてもらいます。電波受信環境の用意をした者の権利として当然の事としてね!

 では2期でも超可愛いボクで~す!の勢いでGO!

 

koshinori.hatenablog.com

 

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