こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

2024年のアニメ感想(10月~12月)その1

 はい、今期もこの時がやってまいりました。クール毎のアニメ振り返り時間の到来です。

 もうマジでめちゃくちゃ見た24年ファイナルクールアニメについて色々振り替えって書いてをやって行こう。今期は数が多すぎだってばよ。

 やはり今期もゴミから名作までクオリティ様々、ジャンルも様々に楽しくめっちゃいっぱいお届けしていた。もう我が家の電波が大混雑です。1日にどんだけアニメやってんねん。

 

 しょうもないアニメも結構いっぱいあるけど、そういうのを見ていれば、内容のしょうもなさをよそにちょっと深いことを思ったりもする。

 どこぞの若者の中には、銃剣を持って戦場を走り回っている者だっていることだろう。だがそれと比べて危険度ゼロの自宅でリラックスしてこんなクソみたいアニメを呑気に見ていられる私ってば、随分と幸せな立場にあるのではなかろうか。いやそうであるに違いない。

 もうね、内容に集中出来ないくらいしょうもないものを見ていたら、こうして呑気にそれを見ていられる身分が結構良いものにさえ思えてくる。こういう事を思ってしまうのはアニメを見るにあたってノイズなのか、それともより脳内がクリアになって良いことなのか、もう色々分からんぞ。

 

 というわけで、呑気にアニメを眺める。その後にダラダラとブログに感想を書き込む。それが出来る世界なら平和だと言えよう。アニメというのは、ある意味で幸福を測る尺度になり得るのかもしれない。

 私の人生には必須で付随するレベルになった娯楽がアニメである。そのアニメと苦楽を共にして(主に楽の方ばかり)これまでやって来た私は、遂にこのような悟りの境地に辿り着いてしまったのだ。

 では一つ悟ったところで、今年の10~12月に放送した愛しきアニメ達を振り返って行こう。ここで振り返って供養してあげないと呪縛霊にでもなりそうな問題児もちょこちょこいましたからなぁ。私ってば作品に対しての愛情が深いし、問題児に対しても面倒見が良いのさ。

 

 

うずまき

 これは全4話しかないのでクールをフルで戦い抜いたヤツではない。かなり早くにゴールしました。

 とにかく良くも悪くも地上波でやっている従来性のアニメ作品と比べてかなりの変わり種であり、歪な出来でもあると言える。テンプレゴミなろうに飽きてもっと新しい刺激が欲しいという私のような考えを持つ人間には刺さる。この時代、このタイミングで出てきたことに意味とありがたさがあるものだった。

 そうして存在に感動出来た恐怖の渦巻き現象アニメの感想は別途ダラダラと記載している。クソほど暇している諸君はそちらに飛んでダラダラと内容を眺めるがよかろう。 

 どうせ意味なく管を巻くくらいなら、歪ながらも刺激的に渦巻く方が人生において吉ってもんですよ。

 ↓

koshinori.hatenablog.com

 

村井の恋

村井の恋 1 (ジーンLINEコミックス)

 すれば楽しい、同時にそこそこの苦しみもあり。それが恋の真実。人類はそれが好きでやらずにはいられない。歴史を辿ってみてもそうだと分かる。我々のじいさんもばあさんもパパもママンもやって来たこと。そして私も愛だ恋だを好むザ・真人間。

 そんな真実のラブに迫る賑やか喧しい素敵ラブコメ作品です。

 

 前クールのケツの方で数話発表されていた分の続きもしっかり視聴。冬の手前くらいで完結しました。

 相変わらず絵が下手。アニメとして意図的な低カロリー作画スタイルが見られてしょぼい。

 やかましく節約、省エネと言われるこんな時代の弊害がこんなアニメの作りにも見られるとは、世も末の方に迫ったのかもしれない。だがそんな暗いことばかり考えいるのがバカバカしくなるくらいに、このおバカアニメは楽しいものだった。

 制作担当のJ.C.STAFFは、同クールに作品を掛け持ちしすぎているため、やはり一部作品には同時展開による疲れが出ている。まぁ仕方ないっすね。

 それでも酷さ満点の作画崩れまではいかないので、多く掛け持ちしている割には健闘している方だとアニメ仕事なんて何もしない見る専門のアニオタが偉そうに評論してみる。

 よその素人が偉そうに評論家ぶってバカ言っているのを冷ややかに見て笑うくせして、自分でも同じようなことをやっちゃうコレは一体どういうことなのだろうか。まぁ自覚がある分には悪くないだろう。とかく評論したいお年頃です。

 とにかくこちらの作品には目に見えてガス抜き要素があるわけだ。掛け持ちした他作品と比べて、圧倒的に作画に占めるリソースの比重が軽い。まぁペース配分、パワー総数の分散は、仕事をする上で大事っちゃ大事なので、意図的な休息ターンとしてこういう作りにしたのに理解が出来ないわけではない。でもあんまりな作りじゃない?とは思う。

 

 絵が下手でしょぼいアニメだけど、とにかくラブコメりたいという作品が持つ熱は良く伝わるものだった。アニメーションとしては劣等生だけど、作品のノリや存在感としては好きです。

 生徒と教師でラブるという禁断なようで、その世界での正義なようでな流れを愛しく思います。私も狙うなら同級より先生、同僚よりも生徒、その思考で生きている人間です。村井くん、田中先生、それぞれに共感&好感が持てる。故に二人を応援したい。

 テンションマックスなおバカノリで田中先生を演じたひよっち(本名 日笠陽子)がナイス。彼女の芝居は良いですなぁ。

 

 基本的にアホノリのアニメだけど、静かに燃える村井くんのマジなラブ熱には結構痺れるものがあります。

 愛した女のほっぺたを食いたい。彼が抱くその想いに変態性はなく、しっかりラブだと思います。田中先生のほっぺた食いたい発言で彼をキモがるリスナーがいたとすれば、そこは私が彼の肩を持っちゃいます。私の手はデカいので肩をしっかり守って支えてが出来るはず。 

 

 後半を見て分かったが、実はもっとガキの頃から村井くんは学生の時代の田中先生に会っていた。そんなに昔から現在まで燃え続けるラブの炎になら嘘はない。

 私は嘘をつくのが得意だが、それとは逆に全く嘘をつかない真実の人が好きです。村井くんは愛に生きる真実の人だったので応援できます。しかしイメチェンする前の村井くんのダラダラと伸ばしたあの髪は結構嫌だった。さっぱりと短くしてくれて良かったよ。ロン毛だったらこんなに応援しなかったかも。

 

 村井くんの周りの友人ズがいい奴で結構良い役回りだったのも良し。友の愛の道を応援してあげる。そんな友情も良しじゃないか。

 中盤からお話に新しい刺激をくれた学年主任の言動も印象的。ちょっと冷めた大人なのかと思いきや、なんだかんだ彼も等身大で親近感が湧くかも。

 現在YouTubeで配信している「電磁戦隊メガレンジャー」では高校生役で顔出し演技している松風雅也が、今では学年主任役だからな。こうして見れば俳優もしっかり成長しています。彼のクールなボイスはとても好きです。

 

 わちゃわちゃとキャラ同士で絡む展開が楽しかったし、ラブコメとしても普通に楽しめた。キャラ絵自体と動きにおけるアニメ技術をもっと高品質なものにして放送すればもっと良い評価を取れたであろう。ちょっと惜しい作りが目立つけど好きな作品でした。ありがとう。

 恋は人生を豊かにする素敵なイベントです。幸福を求める暇な人は積極的にやっていこう。その点では村井くんを見習え。

 

デリコズ・ナーサリー

TRUMPシリーズTVアニメ『デリコズ・ナーサリー』 上巻(完全生産限定版) [DVD]

 従来の1クール作品尺を2クールに分割してお届けというちょっと珍しいフォーマットで展開した本作の後半戦がこの秋スタート。イクメンパパさん達の奮闘記を最後まで見逃すな!というわけでしっかり見た。相変わらずどんな作品を見るにあたってもテンションが高い私ってば、ホント元気印人間。

 最近は1クール12、13話ですら長いわ!と思える退屈な作品も結構あるので、こうしてその半分しか1クールにやらない放送スタイルも良いかも。同クールにやっていた駄世界転生アニメなんて1クール視聴がキツイのが結構あったものなぁ。それもまた精神鍛錬に良しだけどさ。

 

 で、この作品、西洋チックな世界観にイケメン達の宴、育児パパの葛藤、そしてバトルと要素を拾えば好きなやつばかりだった。原作が舞台演劇だったというが、そっちのことは全然知らん状態で見たら結構楽しかった。総合的に結構好きです。 

 ダリ・デリコを頭にした4人小隊のチーム感が良いね。ゲルハルトくんのツンデレイケメン感は嫌いじゃない。というかむしろ好き。

 ダリ・デリコ達イケメンパパさんが我が子に賭ける愛の想いを決して軽くは描いておらず、そこはパパ愛に感動できる部分もあり。なんかイケメンに赤ん坊を抱かせておけば女子が喜ぶだろうという浅くもいやらしい魂胆で作った作品ではないようです。

 三歳児くらいになると訪れる厄介なシーズンの「イヤイヤ期」について語っていたのが印象的。現在我が一族にも最強のイヤイヤ期が来ている面倒クセェガキがいるもので。そういった観点から他人事ではなく、ちょっと共感と親近感が持てる作品でした。

 イヤイヤ期のガキを相手にしていたらイヤイヤ言うその口をなんとか封じてやろうかてな具合にマジでムカつくんだけど、それでも子供は可愛い存在なので決して殴りません。

 ただの育児アニメではなかった。シリアスなドラマ性に迫力のバトル展開もありで全体として娯楽性に富んだ良き作品でした。

 

 今回はガキどもがごっそり全部誘拐され、その先で強敵とガチバトる楽しい展開もあり。

 この敵さんサイドについても掘り下げがあり、ドラマ性として面白みを掘っていくことが出来た。

 ミステリアスな覆面男、ゴツいオネエなお兄さんやロリ少女がいたりと、敵の面々にも華やかさと刺激があった。

 

 敵サイドにいたけど可愛い子ちゃんだったキキちゃんがダークヒロインとして光っていた。演じた赤崎千夏は、闇カードバトルアニメの「Selector」シリーズでもめちゃヒールな役で出ていたからな。この手の闇出し演技に長けている。

 彼女が最終回で話していた終わらぬ繭期を過ごして大人にならないことについてはちょっと分かるかもと共感。デリコズ・ナーサリー式のモラトリアムだな。大人にならないという願いもあって不思議ないものだ。まぁ大人ってのもなってみればそこそこ楽しいんだけどね。

 しかし人生の繭期を抜けられないヤツなんて今の日本じゃ結構いるよね~。繭ってのは閉じこもっている間は確かに気持ち良いが、外の世界が見れない分には退屈でもある。良し悪しそれぞれあるってものだ。そう悟れるアニメでもありました。

 

 最終回では、あのナーサリーに集ったガキ共も大きくなっていた。皆繭期を終えて立派な若者になりました。

 繭を破った先に光がある。だから皆でそいつを掴もうぜ。そうして心身共に拙い者に対して希望のエールを飛ばすかのような明るいエンドとなった。作品としてもそれを言いたかったのかなと思えるものでした。

 幼少期には、他よりも早熟と言われたこの私にも刺さる良きナーサリー物語でした。ありがとう。

 

Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season

Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season 4 [Blu-ray]

 すげぇ久しぶりに来たぜ新作。2をやった時にはコロナで制作が追いつかないで延期になったりしたものだ。それも懐かしい記憶。

 それでは、1に満たず0地点から動けないようなお友達も100に達した猛者も、皆揃って楽しく見ようじゃないか。この素晴らしき異世界物語を!←ていう作品ナビゲーションをやりたいだけ。で、やったから満足です。

 

 とりあえずまたエミリアたんに出会えて良かった。スバルくんはこんな顔だったっけ?男のことはやんわりとしか覚えていない感じ。基本的に美形を揃えた布陣の中で彼だけブサイクなんだよな。

 久しぶりに見たけどスバルくんって顔、髪型、ファッション、全部ダサいよね。まぁダサい人間のことが決して嫌いではないから個人としてはセーフなんだけども。

 スバルくんが今回もやっぱりうるさい。そういやこういう感じだった。でも熱血な分には、他のなろう系のモッサくてしょっぱい主人公よりずっと良いです。やっぱり主人公の好感度って大事だよな。そこを無視したなろう系がマジで多いからちょっと嘆きたい亡霊化する私。今期はそんな亡霊系なろうもありました。

 

 久しぶりの新章スタートとなった1話目は懐かしキャラ大集合の同窓会状態だった。そういやこんな人達がいたな~と記憶を呼び覚ますのに良きターン。

 レムちゃんが今回も沈黙状態で出てこない。新たな舞台に歩を進めた先でいきなりエミリアたんがさらわれてヒロインのピンチ展開到来だった。あれ?なんかこんな感じでエミリアたんはピンチばかりだな。

 

 いつもの呑気ななろうと違って今作が強みとして持つ尖った要素といえば、極まった狂気性。この作品はスリルがあります。大罪司教という闇ジョブにつく連中が持つ特有のそれがあちこちが炸裂するシーンとなった。今回は一人でなく一気に複数人出てきてヤバい。いずれの司教も調子よく頭がイッちゃってるからしっかりヤバい。

 初回から仕掛けてきたシリウスから既にヤバい。広範囲に渡り不特定多数をおかしくさせて殺っちゃっちまう劇場型精神汚染攻撃をぶっ放していた。やはりコイツもテンションがキモい。こいつの狂気性を見せて落とす1話目の掴みはナイスだった。

 

 レグルスくんもヤバい。初見だと理屈に叶った紳士的物言いをする青年に見えたが、中身は処女至上主義なDV野郎だった。あと一夫多妻制推進者でもあった。こいつは一刻も早く世界から消した方が良い。素直にそう思えるヤバさを持っていた。

 レグルスを演じた石田彰のキショさと狂気性を出した闇演技が光っていました。石田彰といえば今期は「来世は他人がいい」でも狂気性を持つ男子の役で出ていたのが印象的。今期は彼のサイコパス芝居が楽しめて良かったっす。

 

 大罪司教ズを相手取って総員出陣のガチバトル展開となり、緊張感の続くヒリヒリしたシーズンとなった。

 で、こいつらがやっぱり強い。クルシュさんが深手を負って苦しむのを見ると心が痛みます。早くなんとかしてあげて。クルシュさんをあそこまで追い込んだ闇のチビが許せん。

 

 戦いの中で、ガーフが己の中にある壁を越えていくのに苦悩する展開も印象的。当初はヒールな感じに見えた彼も最近は良いヤツムーブが続いている。 

 印象が変わったといえばベアトリスもそう。最初はスバルくんに対して激しく塩な対応をしていたのに、今ではデレに専念してはいないか。ああいうちっこいツンデレ娘も悪くない。

 スバルくんも人間として一皮剥けました。かつては誰に対しても有用性無きヒッキーだった彼が、精神的に弱った大衆に向けて人心を鼓舞する熱いスピーチ放送をかますシーンは印象的。ここに人として大きな成長の一歩が見られました。バトルシーンを除けば今回のハイライトシーンはココだったな。

 お前はよくやった!と褒めてやりたい。そう思う私はすごく偉そうなあんちくしょう。

 

 女性に寄せるエゴで歪な想いから真実の愛をまるで知らないレグルスに対して、エミリアが愛の基本講座を説くシーンも印象深い。あそこには心にキュンと来る良さがありました。

 人を愛す事とはこういう事だと示す伝道師はやはり必要。それは恋愛作品にクソほど触れて来た私にもたっぷり言えて出来ること。

 拙いながらも自分の知っている全てを賭けて愛の真実性と尊さを示したエミリアたんに拍手です。そこまで分かっているならあなたはしっかり愛の人。演じた高橋李依ピュアガールな演技っぷりも良かったっす。

 汚れを探すなら枚挙に暇がないこの現代においてそれが無い真っ白な存在は大変尊くレアである。エミリアたんで補給できるその清潔感に用がある。こんな素敵ギャルのことはきっと助けてあげて下さい。スバルくん頑張って!

 

 これからキショい大罪司教共に逆襲を仕掛ける時だぁ!となった所で終わった。

 あれ?来週もあるのかと思って待っていたのに、いつの間にか終わってるやんけ。調べたら今回の第3弾は前半、後半に分けた二部構成で行くとのこと。続きはまた今度。

 まぁ他にも放送中アニメが山ほどゴミほどあるので休憩してもらっても構わん。むしろ見る分が減って助かったまである。

 エミリアたんが処女至上主義のキショいあの野郎から無事避難できた事を確認するまで死ねませんなぁ。私も頑張って生きるのでスバルくんも頑張れ。続きもちゃんと見てやるから。←一生偉そう。

 頑張れスバルくん、お前はヒキニートの星だ。私は、自分という殻を破って外に旅立ちたい引きこもり&ニートな諸君を応援します。お外は楽しいよ、恐れず出ておいで。それではまた未来で会いましょう。

 

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シュシュッと忍者じゃん!「忍風戦隊ハリケンジャー」

忍風戦隊ハリケンジャー」は、2002年2月から2003年2月まで放送された全51話の特撮テレビドラマ。

 

 デンジマンと同じ週にハリケンジャーYouTube配信も終わったな~。ハリケンジャー、とても楽しかったっす。

 シュシュっと参上、シュシュっと忍者じゃん。OP歌詞にあるこの印象的ワードのごとく、シュシュっと格好良く面白い作品だった。

 本作は自宅にて所有しているビデオで見たことがある。だがそれも真ん中くらいの話数までしかなく、本作については中盤以降見たことがなかった。それをこの度、東映特撮YouTubeにて全話配信してくれて良かった。懐かしの名作を丸っとしっかり楽しめました。

 

 やっぱり日本人はコレが好きと言える要素の一つ「忍者」をテーマにした戦隊ということで、見る前からもワクワクすっぞ。私も忍者は好きだからその要素があればだいだいなんでも見る。

 コレの放送と近い時期だと「NARUTO」「ニニンがシノブ伝」あたりの忍者コンテンツも流行っていたはず。どちらのアニメにも水樹奈々が出ていた。時代的に忍者熱が高まった時期だったのだな。アニメも特撮忍者が盛り上げます。

 

 今回の戦隊はサンバルカンのように3人体制で始まるのか。サンバルカンの再来か、それとも前作のガオレンジャーで頑張りすぎたから予算削減なのか、とかなんとか当時の視聴者は思ったのかもしれない。

 しかしコレも20年くらい前の作品なのか。古いなぁ。かなり愛されたシリーズだと分かる後の展開にも注目したい。10周年、20周年、それぞれを記念して新作も作られたというからすごい。役者が存命なのもそうだが、待っているファンがいるのも素晴らしいことだ。でないと20年も経って続編は無いからな。こちらの続編はどちらも見たことがないのでその内見てみたい。

 思えばハリケンジャーは広くあちこちに顔出しをしているのだな。続編もあれば、他シリーズにも参戦している。現在配信しているニンニンジャーゴーカイジャーの2作にもにもコラボ参戦しているじゃないか。それと七海役の人は同時期配信の仮面ライダーWにもイケてるギャルマジシャンの役でゲスト出演していたし。そんなこんなこの夏から秋にかけては、東映特撮YouTube全体で見てハリケンジャー要素を豊富に堪能出来た。あっちこっちにシュシュっと参上しているフッ軽(フットワークが軽い)軍団でした。 

 

 耳馴染みが良くてすぐに覚えられるご機嫌なOP曲は最高。それをを聞きながら今日はハリケンジャーを見た感想を書いて行こう!

 

忍風戦隊ハリケンジャー DVD COLLECTION VOL.1

 

内容

 一流忍者を放つ疾風流忍者学校が謎の集団から襲撃を受けた。奴らは宇宙忍群ジャカンジャを名乗り疾風流忍者を次々倒してしまう。

 そんな中生き残ったのは落ちこぼれの若手忍者3人のみ。そんな彼らは、伝説の忍 ハリケンジャーの力を用いて宇宙忍者軍団に対抗するのだ。もうそれしかやっていく道はないのだから落ちこぼれだのなんだの言ってられない。えらいこっちゃ。

 

 ライバル流派である迅雷流の忍者兄弟ゴウライジャーとも一悶着あった末に共闘し、謎の忍者 シュリケンジャーのサポートも受け、ハリケンジャーはジャカンジャ打倒&学校再建のため奔走する。

 

 一方、悪者忍者ジャカンジャも世界をひっくり返す大いなる力、通称「アレ」を求めて暗躍したり表立って暴れたりと、とにかく厄介なのだ。

 ジャカンジャの打倒と共に、謎の力「アレ」の究明にも闘志を燃やし、ハリケンジャー、ゴウライジャー、シュリケンジャーは、それぞれ異なる3つの力を合わせ、信じた未来に向けて頑張るのだ。

 そんな人も知らず世も知らず影となりて悪を討つ戦士達の熱き物語が楽しめる全51話の特撮ドラマです。

 

感想

 面白いっす。格好良いっす。もうそれに尽きさせることが難しくはない秀逸作品でした。

 これまで半分くらいしか見たことがなかったけど全話通して見れば熱い。こんなに熱かったのか。特に後半は熱くて面白い。

 

 修行をマスターした免許皆伝忍者でなく、学校の授業をサボるような落ちこぼれ3人衆が主役なのね。近い時期に流行った忍者アニメの「NARUTO」や「ニニンがシノブ伝」でも主人公はポンコツ忍者としてスタートしているからな。まずはポンコツから始まって後に成り上がりサクセスを見せてくれるのがオタク的に刺さる!といった狙いでお話を練ったのだろう。という深読みと呼ぶには浅い考察。

 

 初回の忍者学校襲撃の末に館長がハムスターになる展開はファンタジック&可愛らしいもので覚えていた。この当時だと「ハム太郎」とか「ハムスター倶楽部」も流行ったことだろうから、例えおっさんの声がするとしてもハムちゃんを出しておけばキッズからウケが取れると思ったのだろう。実際のところキッズ時に見た私にもハマる要素でした。

 館長が渋くて男前なボスの割には微妙におっちょこちょい。そのため忍術をミスってハムスターになっちゃう展開は良しだった。

 関西弁とメカ技術を扱うおぼろさんのこともしっかり覚えていた。その昔コレを一緒に見ていたウチのお兄ちゃんが、パソコン操作をするおぼろさんについて「最後のエンターキーを押す所以外は絶対テキトーに打ち込んでいる」と言っていたのが忘れられない。どこを見てツッコんでんねんと笑ったわ。おぼろさんはそんなテキトーなどせず、ちゃんと意味のある文字列を打ち込んでいると私は信じています。

 この作品といえばシールの貼られたエンターキーを打ち込むおぼろさん。というのも一つの象徴的要素だな。エンターキーを押す時って、なぜか他のキーを押す時よりもちょっとだけ気持ち良い。なぜだろうか。

 

 ハリケンジャー3人のキャラ性バランスも良いな。

 鷹介くんのアホっぽいけど熱血漢で良いやつなところは好感が持てる。イケメンだよね。

 七海ちゃんもイカす。当時は格好良いお姉さんだな~と思って見ていました。笑顔がナイス。

 吼太くんは水分が少なそうな頭してんなぁ~と思って見ていた。髪の毛パサってないか?変わった髪型だな。

 

 忍者なんてのも給与があるのかないのか謎のジョブだからってことで、3人も普段はそれぞれの特技を活かし一般人同様に働いている。ここにも好感度が持てるぜ。

 ハリケンジャーをやる時には人も知れず世も知れずの秘密のお仕事時間だけど、それ以外ではちゃんと会社に登録して行う誰にとっても知られるお仕事をしているんだな。

 ゴウライジャーのお兄さん達二人が工事現場で働く姿は男らしくて格好良い。チビの時にはゴウライジャーの二人がイカつく見えてちょっと怖いかもと思っていたが、今見ると男前のイケてる兄さんに見える。

 シュリケンジャーは毎度ジョブも姿形も変えて世間様に浸透しているから偉い。シュリケンジャーに変身するのが歴代の戦隊OB達なのがマニア心に刺さる。大葉健二氏が変身した時には大変ギャバンぽいから嬉しくなった。

 シュリケンジャーを演じた松野太紀氏は今年お亡くなりになってしまった。素敵な芝居をこうして後の世にも残してくれてありがとう。この場を借りて御冥福を祈りたい。彼の子役時代の主演作「星の王子さま」のアニメは、私がガキだった頃に再放送でしっかり見ました。

 

 ヒーローはシンプルかつ磨かれたデザインで格好良い。そしてこちらはロボやメカ周りも秀逸。

 旋風神に合体する3体のロボが、忍者のお供らしく街中に潜んでいるのがナイスな演出。普段は船、飛行機、観覧車にカメレオンのごとく擬態している。そうしてデカい体を世間様に馴染ませて収納スペースの問題を消している。

 カラクリボールから出てくる武器も遊び心があってナイス。ボールにはガシャポン感があって良し。けん玉やコマ回しのようなギミックで技発動なのも良い。ゴートハンマーが好きだったな。

 ゴツすぎて運動性に欠けるだろうにという旋風神に寄せる不安要素も直ちに排除にかかり、スマート化して高速性がアップするハリアーモードも用意されている。このハリアー作動時にワクワクした。良いアイデアだな。

 やっぱり戦隊はロボもマジだからな。忍者にもロボにも燃える良い時間となった。

 あとリボルバーマンモスのゴツさと格好良さも好みだった。チビの頃、リボルバーマンモスのおもちゃの中古がお店に並んでいたのを見つけたことがある。その時は親に買ってもらおうと思ったが駄目だった。それもまた良き思い出。なんでもかんでもゲッツとは行かないのが人の世の定めである。

 

 これを初めて見た時には、敵サイドのギャルのフラビージョ、ウェンディーヌがそれぞれ斬新なギャル性に思えて衝撃を受けた。タイプは違えどそれぞれ印象に残るイカすギャルだった。

 フラビージョはシノラー風味のある脱力系ギャルで面白い。ウェンディーヌ姉さんは目に見えてセクシー感を出してくるから良きお色気枠でした。

 夏場の放送回で蚊の怪人が登場した際には、ウェンディーヌ姉さんの素敵なおっぱいの上に止まっていたのをアップで見せてくれるシーンがあった。あれは目に良きものでした。悪いことは全くない。

 

 展開として楽しかったのは、ゴウライジャーと揉めること。最初は敵対していたんだな。

 ゴウライジャーが飛んで跳ねてをする時に聞こえるSEは「仮面ライダーブラックRX」のヤツじゃないかな。なんか似た音がする。

 ゴウライジャーが最初はジャカンジャと手を組んでいて、向こうさんの基地にも出入りしていたのが印象的。ここからこっち側につく展開は戦隊的に見る光堕ちとでも言うのだろうか。このワードはプリキュア専売のイメージが強いよね。

 ゴウライジャーの武器が南京玉すだれのように変形するのは面白い。随分可変型なんだな。

 ゴウライジャーがハリケンジャーのカラクリボールの所有権を奪い取って攻撃してくるダークでピンチな展開も良かったな。あそこに感じたバトルの危機感は悪くない。

 最初の方はハリケンジャーが素人戦士でゴウライジャーの方が諸々達者だったから、3人に対して1人少ない2人体制でかかってもハリケンジャーがボコボコにやられていた。あの強者感、そしてそれが後にはこっちについてくれる安心感、共に良し。

 

 ゴウライジャーといえば兄者の方が死の呪いをくらい、それもかなり長らく解除出来なかったのがヒヤヒヤとした思い出。

 当初はチビのザコだと思っていたマンマルバが厄介な呪いをくれたものだから、もう早くぶっ飛ばしたくて仕方なかった。兄者頑張って!の応援が止まらぬ。

 兄者の苦しんでいるシーンを見て胸痛むものがあった。そこは兄者を応援しつつ楽しく視聴しました。 

 あのように兄貴の命が徐々に蝕まれていく不安と恐怖渦巻く展開といえば、ジュウレンジャーのブライの物語を思い出す。ハリケンジャーから約10年前くらいの話だね。我が家にも兄者がいるものだから、思わず集中して見てしまう展開だった。

 ハリケンジャーを余裕で圧倒してしまう強キャラとして登場したゴウライジャーにも、中盤では結構な試練を与えたのがドラマ性として良かった。

 

 敵の幹部集団「暗黒七本槍」が最初は全員集合しておらず、途中から猛者が追加されるのにもワクワクした。

 まだ解放されていない椅子に誰が来るのかと待っていた時にサタラクラが来たのは印象深い。うるさいしうざいしコミカルで陽気。敵キャラにしては愛嬌があって好きだったが、しっかりムカつくターンもあり。

 サタラクラを演じた島田敏の陽気でウザいノリの芝居はナイスだった。この人もすごい歴が長いよな。

 そこより更に遅れて合流したサンダールがめちゃヒールしていて良いキャラを出していた。こいつがビジュは格好良いが中身は狡猾で悪い悪い。

 サンダールが組織を裏切って厄介な展開を呼び込んでくれたことで、後半展開にはヒリリとした盛り上がりを迎えることになった。

 

 サンダールの声がシャア(池田秀一)ということで、絶対に狙ったとした思えないシャア語録をサンダールが言うシーンがあったのが面白かった。ガンダム&シャアマニアには嬉しいネタ要素。あれはさすがに気づく。

 後半は戦隊モノにたまにある敵サイドの内部分裂も描かれていた。それもまた面白みとの一つとしてアリ。

 先日配信したゴーカイジャーには、サンダールとサタラクラのJr.が出てきた。その2人が手を組んで面倒事を起こしていたのも印象的。ここより約10年後にまた戦隊シリーズに帰還していたのか。

  

 お話の肝たる謎に迫る展開にもワクワク。 

 アメリカンなノリの神出鬼没の忍者 シュリケンジャーとは何者なのか。序盤から名前だけはよく聞く御前様の正体は?そしてジャカンジャの追い求める「アレ」とはマジで何なのだ。正式名称を教えてくれ!

 といった感じで、長期に渡って色々な謎に迫っていくドラマ性も楽しい。

 御前様ってガキの頃には「午前」だと思っていたから、じゃあ午後様は?とかおバカをなことを思って見ていたな~。なんとなくヒゲの似合う爺さんのイメージが固まっていたが、正体はか弱そうなギャルだった。これは意外。

 七海がせっかく飯を作ったのに御前様が食ってくれないと戦闘中にもずっと悩んでいた回はなんか可愛かった。

 

 やはり作品においてかなり気になる要素であり、印象に残るのは「アレ」を追い求める過程。これには敵味方問わず皆絡んで行くことになるから、作中における大いなる謎として要注目なのである。

 あまりにもアレアレ言ってるからいい加減名前を明かせ!と思わずにはいられない。結果最後まで正式名称は伏せた状態で行く方針が取られた。

 このアレについてはジャカンジャの方が詳しく、奴らは通称として用いる「アレ」の本当のところを知っている。名前もきっと知っているはず。でもハリケンジャー諸君や我々視聴者はアレとしか知らないので、いつまでもアレ以外に名を知ることが出来なかった。

 身内ネタをずっと言ってる連中がいて自分は外部だからその内容が分からない。そのことにモヤる。アレについてはそんな感じの想いを抱いていました。微妙に感じるこの疎外感もまた青春の味。

 関係ない話だけど、あんなにアレアレ聞くとMOTHER2に出てくる「あれ」を思い出した。あちらのゲーム世界における「あれ」が示すのは、ゴキブリのことだからな。ゴキブリのデザインのザコキャラで名前が「あれ」っていうのがいたのさ。しかもザコにしては結構厄介な部類だった。

 

 終盤は怒涛の死闘ラッシュで視聴カロリーの消費がすごい。

 御前様、シュリケンジャーが倒れ、ゴウライジャーに館長、おぼろさんとも連絡がつかなくなる。そんな孤独の中、ハリケンジャー3人がめっちゃ頑張る。この危機感、ゆえに応援したくなる熱い心、それぞれを感じるのが結構気持ち良い。

 最終回のマスクオフで戦いに挑む展開が良い。ハリケンジャーはマスク中央がオープンになるし、マスク全体ごと普通に着脱も出来る。たまに俳優の顔が出るのも良いね。

 他のシリーズでもたまにあった変身後の名乗りポーズを、敢えて変身前に取る最終回オンリーの戦闘シーンイベントも良し。ここは中の人が普段はしない動きをすることになってちょっと大変そう。

 

 最終回で暗黒七本槍が全員揃って復活して再度バトる展開も熱い。7人揃って出てくると迫力がすごい。

 最終回は派手に戦闘をブチかまし、その後に訪れた平和な世界で生きる一行の日常も描いて終わる。この最終回の熱と後味の良い平和さが最高だと思う。

 最後にいつも言う決めセリフの「せい、バイバイ!」を英語の「Say bye bye」と表記して言うのなんてマジで爽やかラストで最高じゃんか。なんか胸がキュンとしたわ。

 晴天の下で迎える卒業式の寂しさ&それを凌ぐ心地よさを感じるようなナイスな締め方だった。

 ハリケンジャー最高っす。マジで感動をありがとう。

 

 あとOP曲のインパクトが強いからそっちばかり覚えていたけど、今回久しぶりに見て聴くとED曲の「いま 風のなかで」もめちゃ良いな。影山ヒロノブのボーカルが格好良すぎる。曲が流れるバックでその回のハイライトシーンが流れる毎度の変更ポイントも良いね。芸が細かい。

 どちらの曲もご機嫌で格好良いので、この夏と秋にはよく聞きました。しかし配信期間の半年がマジでシュシュっと秒で過ぎたような。毎週楽しかったっす。30周年も皆で祝えると良いっすね。

 次に配信するアバレンジャーもしっかり見ます。もちろん暴れることなく静かに落ちてね。

 

 

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母に会うため久しぶりに街に出かけたら楽しかった

 ママンという存在には誰だって安心感を得るものだろう。私のように精神安定剤要らずでやってきたおおらかな者だって、母に会ってどこかに遊びに行けるならなるたけそうなれば良いと思うわけだ。というわけで、母にお呼ばれしてビッグシティの真ん中で待ち合わせすることになったのだ。結構嬉しいお誘いです。会ったら飯にしてお茶をしてのまったり時間を送るのだ。

 

 思えば小学校の半分も終わらない内に母を越えてデカくなっちまった。で、今を見て考えればよくこんな小さいおばさんの腹に入っていたものだな~と思えちゃう。人体の不思議っすね。自分が出てきた母体よりもずっとデカくなっちゃうなんて、マトリョーシカの逆パターンだね。もうマトリョーシカみたく元に戻せないよ。

 という生々しい生物論と共に、母という人間と己の生い立ちを振り返ってみた。そんなことをしつつ待ち合わせの時間を待つ私ってば、実に平和な脳みそを所持しているようだ。

 

 田舎の母が街中に出てくる理由はお仕事の用事があってのこと。

 それ関連のグループの上役諸君が上役御用達の会議場に集まってごちゃごちゃと意見を交換しあい、その後にはこれまた上役御用達の全然安くない弁当をつついて解散する。そういう集いがあります。

 弁当は高くとも、そのお供となるお茶はペットボトルの「綾鷹」。そこだけは大衆性マックスなのである。綾鷹は確かにローコストで美味い良き商品である。母は綾鷹には手をつけず新品状態で持ち帰って私に飲ませくれた。ありがとう、とても上手いお茶だった。

 

 会議は生モノである。ダラダラしてだるくなったらさっさと打ち切る。逆に活発な意見交換が進み、白熱する討論が展開すればいくらでも伸びる。つまりケツが知れない変化する催し物なのだ。

 時間における確実性を求める私のようなきっちりしっかりヒューマンからするといい加減な集いだなぁと思えてならない。

 あと会議ってマジで眠いんだよなぁ。最近なんて「転スラ」というキッズ向けアニメでもそれを伝えていたからね。参加経験の有無問わずそこは皆に知れたことになっているのだ。しかし転スラ3はマジで全話眠かったなぁ~。4期はちゃんとしろよ。

 

 で、そのいつやってくるか不明な母を待つ間に取れたのが、素敵な街ブラつき時間だった。

 時間を決めて何かをするのに向く気質である一方、特に何も決めずどこかをぶらつくのも悪くないと思っている。そうして考え方によっては最高に贅沢な暇つぶし方法をも好む傾向にある私には、今回の事がとても楽しく感じたのだ。街ブラもたまには良いものだ。

 というわけでかなり久しぶりにやって来た街の中央部の散策へとGO!

 まずはドン・キホーテという安いらしい何でも屋さん?的なお店にぶっこみをかけた。

 内部はなんか派手にごちゃついている。よく耳にするお店ではあるが、多分来店は人生で4か5度目くらい。

 マジで何でも屋みたいだな。なかなかにカオスなラインナップで、見ていると結構面白い。100円ショップもこれくらい何でもかんでも置いているが、それよりもうちょっと上の感じなのがここかな。

 何にも買わないけど見ているだけで楽しい。

 

 次にアニオタの殿堂 アニメイトに突っ込んだ。

 だいたい14時くらいに入ったら全然人がいない。すげぇ静かだ。まぁ平日だったし。

 無職のヒッキーがオタクの全部なわけがなく、むしろ皆よく働いていますから。そりゃ平日14時にグヘグヘ言ってアニメグッズを買い漁ってばかり出来ませんわ。と改めてて分かる店内雰囲気。

 なんか色んな物がある。なにこれ?っていう変なおもちゃが出てくるガチャガチャとかあって見ていて面白い。

 アニメは好きだけどグッズはそこまで買わないんだよな。たくさんあったら邪魔になるし、生きるほどに物が高いとも思えるようになって来たからな。高くあることって購入に際しての一番の壁だからな。節約思考を盛り上げるキーがそれなんだよね。もっと安かったら色々買ったかも。という私もケチンボだな。

 

 次に電気屋に行った。オタクに好まれそうなお店が割と近くに集中していた。

 ここでびっくりなのがテレビのすごさね。私は10年以上Panasonicのかなり安いモデルのテレビを使っている。もう15年も迎えたかもしんない。そんな型落ち品で慣れていたから、売り場にある最新の物を見てビックリだった。

 まずゲーム売り場に行って気づいた。ゲームの試遊マシンがあり、その向こうにテレビがある。それがあまりにもリアルかつ綺麗で違和感なくそこにあるように見え、絵でも飾っているのかと思った。で、それがテレビの映像と知って驚く。

 マジでめちゃくちゃ綺麗でリアルにくっきり映る。映像美がダンチなんだけど。そういうポスターでも貼っているのかと思っちまった。

 こいつが噂の4Kモデルとかいうやつだった。これもワードをよく聞くようになっただけで、その性能の真髄がいかほどの物かはまるで知らんやつだった。

 で、売り場を移ってテレビコーナーに行ったらすげぇ。めっちゃデカい4Kテレビの大群がいる。価格を見たら30万や60万円に届くすごいテレビもある。

 マジかよ。同じテレビでもそこまで高いのがあるのか。私が買ったのなんて10万に全然届かないヤツだったのだけど。これだけテレビ離れがどうこう言っている世に60万のテレビを買うなんて猛者の所業だな。その上NHKの視聴料も払えなんて言われたら困り果ててやっぱりテレビ売ろうかなってなりそう。←バカを想像するおバカマインド。

 

 電気屋なんてのも久しぶりに見たがマジですげぇ。テレビにカスタム出来るすごいスピーカーなんてのもうん万という価格で売っている。全部高いなぁ~。よっぽどそっち方面が好きなヤツ向けだな。

 スピーカーの音質も体感できたのだけど、これもまたすごい。音がリアルかつ迫力満点でゴウゴウ言ってる。赤ちゃんがいる家で使ったらビックリしてオギャーと泣いちゃいそう。

 

 いや~街中散策、とても楽しかった。完全に冷やかしウォークで店を突っ切ったが、金を落とさずとも客は客だから。入る分には自由。見るだけでも楽しかったっす。

 あとコーヒー豆を売る店に寄ったら美味いのが試飲出来てこれも最高だった。買わなかったけど素敵なコーヒーが飲めて良かった。コーヒーも好きなんだよな~。

 

 そして会議上がりの母とやっと落ち合うことが出きた。結構疲れたと言っていた。まぁ会議なんて己を疲れさせたい年寄りの会合ってのが、偏ったようで多分そうでもない私のアンサーだから。

 若い内には中に籠もって会議なんてせず元気に外回りをしよう。そちらの方が心の元気充電となります。全部個人の考えなので、会議好きを否定することはしません。

 

 母と会ったら定食屋で飯を食う。今日は母が出してくれるというので油断しまくりだった。だから一応所持しておくべきところをすっかり忘れてしまった財布の用意。こいつは反省です。使う予定はなくとも、街に出て何かあったと思ったらいくらかは金をもっておいた方が良い。現地まではチャリで乗り付けたので交通費は無料でした。

 

 久しぶりにお気に入りの定食屋に行ったらライスの大盛り&おかわり無料制度が撤廃され、大盛りにする分の追加料金が発生する変更が加わっていた。最初に店員のお姉さんからその説明があった。それでも大盛りにしてとんかつ定食を食わせてくれた母は太っ腹。

 これを受けて米が貴重品になった&世間がケチになったと情けなく思う。あと悲しい。

 飯屋の値上がりもエグいなぁ。今年は大人の支払いがある場になら出かけたが、個人で出す分の一人外食はめちゃ少なかった。一回だけ一人でラーメン屋に行っただけだわ。外食に金を使わない1年だったので食費はかなり浮いたな~。

 

 とんかつ定食、めちゃ美味かった。綺麗にペロリだぜ。

 美味そうに食う私を見て母もニッコリだった。

 しかし母と二人の食事時間ってのにも癒やされるな~。

 最近はチビスケの孫が出きたことで母がそっちをめちゃ可愛がってんだよね。孫をいじめ倒して殴り倒してのばあさんなら最低だから、たくさん可愛がる分にはもちろん良いことだし、こちらも見ていて和むんだよ。

 でもね、それまで母の中で私ファーストだったターンが長かった分、孫優先になったら微妙に嫉妬というか寂しさも感じたりするじゃないか。私も大きくはなったが、生まれた以上は人の子であることに一生変わりないからね。子の立場から見れば、孫にそれまでのポジを持って行かれることについてちょっと考えもするわけさ。まぁちょっとだけね。

 だからこの度は母と美味い物を食って他愛もない話を楽しめて良かった。他愛もない話ほど楽しく癒やされるものはないってね。変に中身のある会話は疲れるから。日付が変わるくらいには「何を話したっけ?」となるくらいの話題熱が丁度よい。

 互いにたっぷり「親子」してきました。良き良き。

 

 母との時間は楽しく、飯は美味い。その前の街のぶらつきも楽しかった。平日の昼間にブラつける時間を作る努力をした甲斐があった。皆があくせく労働している平日の昼、それも陽気が気持ち良い中でゆったりブラつけるのってホント良いよな。爽快さとちょっとの優越感があってグッド。

 秋の日の平和な一時を堪能出来て良かったっす。いや、もう冬だったかも。

 

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