はい、今期もこの時がやってまいりました。クール毎のアニメ振り返り時間の到来です。
もうマジでめちゃくちゃ見た24年ファイナルクールアニメについて色々振り替えって書いてをやって行こう。今期は数が多すぎだってばよ。
やはり今期もゴミから名作までクオリティ様々、ジャンルも様々に楽しくめっちゃいっぱいお届けしていた。もう我が家の電波が大混雑です。1日にどんだけアニメやってんねん。
しょうもないアニメも結構いっぱいあるけど、そういうのを見ていれば、内容のしょうもなさをよそにちょっと深いことを思ったりもする。
どこぞの若者の中には、銃剣を持って戦場を走り回っている者だっていることだろう。だがそれと比べて危険度ゼロの自宅でリラックスしてこんなクソみたいアニメを呑気に見ていられる私ってば、随分と幸せな立場にあるのではなかろうか。いやそうであるに違いない。
もうね、内容に集中出来ないくらいしょうもないものを見ていたら、こうして呑気にそれを見ていられる身分が結構良いものにさえ思えてくる。こういう事を思ってしまうのはアニメを見るにあたってノイズなのか、それともより脳内がクリアになって良いことなのか、もう色々分からんぞ。
というわけで、呑気にアニメを眺める。その後にダラダラとブログに感想を書き込む。それが出来る世界なら平和だと言えよう。アニメというのは、ある意味で幸福を測る尺度になり得るのかもしれない。
私の人生には必須で付随するレベルになった娯楽がアニメである。そのアニメと苦楽を共にして(主に楽の方ばかり)これまでやって来た私は、遂にこのような悟りの境地に辿り着いてしまったのだ。
では一つ悟ったところで、今年の10~12月に放送した愛しきアニメ達を振り返って行こう。ここで振り返って供養してあげないと呪縛霊にでもなりそうな問題児もちょこちょこいましたからなぁ。私ってば作品に対しての愛情が深いし、問題児に対しても面倒見が良いのさ。
うずまき
これは全4話しかないのでクールをフルで戦い抜いたヤツではない。かなり早くにゴールしました。
とにかく良くも悪くも地上波でやっている従来性のアニメ作品と比べてかなりの変わり種であり、歪な出来でもあると言える。テンプレゴミなろうに飽きてもっと新しい刺激が欲しいという私のような考えを持つ人間には刺さる。この時代、このタイミングで出てきたことに意味とありがたさがあるものだった。
そうして存在に感動出来た恐怖の渦巻き現象アニメの感想は別途ダラダラと記載している。クソほど暇している諸君はそちらに飛んでダラダラと内容を眺めるがよかろう。
どうせ意味なく管を巻くくらいなら、歪ながらも刺激的に渦巻く方が人生において吉ってもんですよ。
↓
村井の恋
すれば楽しい、同時にそこそこの苦しみもあり。それが恋の真実。人類はそれが好きでやらずにはいられない。歴史を辿ってみてもそうだと分かる。我々のじいさんもばあさんもパパもママンもやって来たこと。そして私も愛だ恋だを好むザ・真人間。
そんな真実のラブに迫る賑やか喧しい素敵ラブコメ作品です。
前クールのケツの方で数話発表されていた分の続きもしっかり視聴。冬の手前くらいで完結しました。
相変わらず絵が下手。アニメとして意図的な低カロリー作画スタイルが見られてしょぼい。
やかましく節約、省エネと言われるこんな時代の弊害がこんなアニメの作りにも見られるとは、世も末の方に迫ったのかもしれない。だがそんな暗いことばかり考えいるのがバカバカしくなるくらいに、このおバカアニメは楽しいものだった。
制作担当のJ.C.STAFFは、同クールに作品を掛け持ちしすぎているため、やはり一部作品には同時展開による疲れが出ている。まぁ仕方ないっすね。
それでも酷さ満点の作画崩れまではいかないので、多く掛け持ちしている割には健闘している方だとアニメ仕事なんて何もしない見る専門のアニオタが偉そうに評論してみる。
よその素人が偉そうに評論家ぶってバカ言っているのを冷ややかに見て笑うくせして、自分でも同じようなことをやっちゃうコレは一体どういうことなのだろうか。まぁ自覚がある分には悪くないだろう。とかく評論したいお年頃です。
とにかくこちらの作品には目に見えてガス抜き要素があるわけだ。掛け持ちした他作品と比べて、圧倒的に作画に占めるリソースの比重が軽い。まぁペース配分、パワー総数の分散は、仕事をする上で大事っちゃ大事なので、意図的な休息ターンとしてこういう作りにしたのに理解が出来ないわけではない。でもあんまりな作りじゃない?とは思う。
絵が下手でしょぼいアニメだけど、とにかくラブコメりたいという作品が持つ熱は良く伝わるものだった。アニメーションとしては劣等生だけど、作品のノリや存在感としては好きです。
生徒と教師でラブるという禁断なようで、その世界での正義なようでな流れを愛しく思います。私も狙うなら同級より先生、同僚よりも生徒、その思考で生きている人間です。村井くん、田中先生、それぞれに共感&好感が持てる。故に二人を応援したい。
テンションマックスなおバカノリで田中先生を演じたひよっち(本名 日笠陽子)がナイス。彼女の芝居は良いですなぁ。
基本的にアホノリのアニメだけど、静かに燃える村井くんのマジなラブ熱には結構痺れるものがあります。
愛した女のほっぺたを食いたい。彼が抱くその想いに変態性はなく、しっかりラブだと思います。田中先生のほっぺた食いたい発言で彼をキモがるリスナーがいたとすれば、そこは私が彼の肩を持っちゃいます。私の手はデカいので肩をしっかり守って支えてが出来るはず。
後半を見て分かったが、実はもっとガキの頃から村井くんは学生の時代の田中先生に会っていた。そんなに昔から現在まで燃え続けるラブの炎になら嘘はない。
私は嘘をつくのが得意だが、それとは逆に全く嘘をつかない真実の人が好きです。村井くんは愛に生きる真実の人だったので応援できます。しかしイメチェンする前の村井くんのダラダラと伸ばしたあの髪は結構嫌だった。さっぱりと短くしてくれて良かったよ。ロン毛だったらこんなに応援しなかったかも。
村井くんの周りの友人ズがいい奴で結構良い役回りだったのも良し。友の愛の道を応援してあげる。そんな友情も良しじゃないか。
中盤からお話に新しい刺激をくれた学年主任の言動も印象的。ちょっと冷めた大人なのかと思いきや、なんだかんだ彼も等身大で親近感が湧くかも。
現在YouTubeで配信している「電磁戦隊メガレンジャー」では高校生役で顔出し演技している松風雅也が、今では学年主任役だからな。こうして見れば俳優もしっかり成長しています。彼のクールなボイスはとても好きです。
わちゃわちゃとキャラ同士で絡む展開が楽しかったし、ラブコメとしても普通に楽しめた。キャラ絵自体と動きにおけるアニメ技術をもっと高品質なものにして放送すればもっと良い評価を取れたであろう。ちょっと惜しい作りが目立つけど好きな作品でした。ありがとう。
恋は人生を豊かにする素敵なイベントです。幸福を求める暇な人は積極的にやっていこう。その点では村井くんを見習え。
デリコズ・ナーサリー
従来の1クール作品尺を2クールに分割してお届けというちょっと珍しいフォーマットで展開した本作の後半戦がこの秋スタート。イクメンパパさん達の奮闘記を最後まで見逃すな!というわけでしっかり見た。相変わらずどんな作品を見るにあたってもテンションが高い私ってば、ホント元気印人間。
最近は1クール12、13話ですら長いわ!と思える退屈な作品も結構あるので、こうしてその半分しか1クールにやらない放送スタイルも良いかも。同クールにやっていた駄世界転生アニメなんて1クール視聴がキツイのが結構あったものなぁ。それもまた精神鍛錬に良しだけどさ。
で、この作品、西洋チックな世界観にイケメン達の宴、育児パパの葛藤、そしてバトルと要素を拾えば好きなやつばかりだった。原作が舞台演劇だったというが、そっちのことは全然知らん状態で見たら結構楽しかった。総合的に結構好きです。
ダリ・デリコを頭にした4人小隊のチーム感が良いね。ゲルハルトくんのツンデレイケメン感は嫌いじゃない。というかむしろ好き。
ダリ・デリコ達イケメンパパさんが我が子に賭ける愛の想いを決して軽くは描いておらず、そこはパパ愛に感動できる部分もあり。なんかイケメンに赤ん坊を抱かせておけば女子が喜ぶだろうという浅くもいやらしい魂胆で作った作品ではないようです。
三歳児くらいになると訪れる厄介なシーズンの「イヤイヤ期」について語っていたのが印象的。現在我が一族にも最強のイヤイヤ期が来ている面倒クセェガキがいるもので。そういった観点から他人事ではなく、ちょっと共感と親近感が持てる作品でした。
イヤイヤ期のガキを相手にしていたらイヤイヤ言うその口をなんとか封じてやろうかてな具合にマジでムカつくんだけど、それでも子供は可愛い存在なので決して殴りません。
ただの育児アニメではなかった。シリアスなドラマ性に迫力のバトル展開もありで全体として娯楽性に富んだ良き作品でした。
今回はガキどもがごっそり全部誘拐され、その先で強敵とガチバトる楽しい展開もあり。
この敵さんサイドについても掘り下げがあり、ドラマ性として面白みを掘っていくことが出来た。
ミステリアスな覆面男、ゴツいオネエなお兄さんやロリ少女がいたりと、敵の面々にも華やかさと刺激があった。
敵サイドにいたけど可愛い子ちゃんだったキキちゃんがダークヒロインとして光っていた。演じた赤崎千夏は、闇カードバトルアニメの「Selector」シリーズでもめちゃヒールな役で出ていたからな。この手の闇出し演技に長けている。
彼女が最終回で話していた終わらぬ繭期を過ごして大人にならないことについてはちょっと分かるかもと共感。デリコズ・ナーサリー式のモラトリアムだな。大人にならないという願いもあって不思議ないものだ。まぁ大人ってのもなってみればそこそこ楽しいんだけどね。
しかし人生の繭期を抜けられないヤツなんて今の日本じゃ結構いるよね~。繭ってのは閉じこもっている間は確かに気持ち良いが、外の世界が見れない分には退屈でもある。良し悪しそれぞれあるってものだ。そう悟れるアニメでもありました。
最終回では、あのナーサリーに集ったガキ共も大きくなっていた。皆繭期を終えて立派な若者になりました。
繭を破った先に光がある。だから皆でそいつを掴もうぜ。そうして心身共に拙い者に対して希望のエールを飛ばすかのような明るいエンドとなった。作品としてもそれを言いたかったのかなと思えるものでした。
幼少期には、他よりも早熟と言われたこの私にも刺さる良きナーサリー物語でした。ありがとう。
Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season
すげぇ久しぶりに来たぜ新作。2をやった時にはコロナで制作が追いつかないで延期になったりしたものだ。それも懐かしい記憶。
それでは、1に満たず0地点から動けないようなお友達も100に達した猛者も、皆揃って楽しく見ようじゃないか。この素晴らしき異世界物語を!←ていう作品ナビゲーションをやりたいだけ。で、やったから満足です。
とりあえずまたエミリアたんに出会えて良かった。スバルくんはこんな顔だったっけ?男のことはやんわりとしか覚えていない感じ。基本的に美形を揃えた布陣の中で彼だけブサイクなんだよな。
久しぶりに見たけどスバルくんって顔、髪型、ファッション、全部ダサいよね。まぁダサい人間のことが決して嫌いではないから個人としてはセーフなんだけども。
スバルくんが今回もやっぱりうるさい。そういやこういう感じだった。でも熱血な分には、他のなろう系のモッサくてしょっぱい主人公よりずっと良いです。やっぱり主人公の好感度って大事だよな。そこを無視したなろう系がマジで多いからちょっと嘆きたい亡霊化する私。今期はそんな亡霊系なろうもありました。
久しぶりの新章スタートとなった1話目は懐かしキャラ大集合の同窓会状態だった。そういやこんな人達がいたな~と記憶を呼び覚ますのに良きターン。
レムちゃんが今回も沈黙状態で出てこない。新たな舞台に歩を進めた先でいきなりエミリアたんがさらわれてヒロインのピンチ展開到来だった。あれ?なんかこんな感じでエミリアたんはピンチばかりだな。
いつもの呑気ななろうと違って今作が強みとして持つ尖った要素といえば、極まった狂気性。この作品はスリルがあります。大罪司教という闇ジョブにつく連中が持つ特有のそれがあちこちが炸裂するシーンとなった。今回は一人でなく一気に複数人出てきてヤバい。いずれの司教も調子よく頭がイッちゃってるからしっかりヤバい。
初回から仕掛けてきたシリウスから既にヤバい。広範囲に渡り不特定多数をおかしくさせて殺っちゃっちまう劇場型精神汚染攻撃をぶっ放していた。やはりコイツもテンションがキモい。こいつの狂気性を見せて落とす1話目の掴みはナイスだった。
レグルスくんもヤバい。初見だと理屈に叶った紳士的物言いをする青年に見えたが、中身は処女至上主義なDV野郎だった。あと一夫多妻制推進者でもあった。こいつは一刻も早く世界から消した方が良い。素直にそう思えるヤバさを持っていた。
レグルスを演じた石田彰のキショさと狂気性を出した闇演技が光っていました。石田彰といえば今期は「来世は他人がいい」でも狂気性を持つ男子の役で出ていたのが印象的。今期は彼のサイコパス芝居が楽しめて良かったっす。
大罪司教ズを相手取って総員出陣のガチバトル展開となり、緊張感の続くヒリヒリしたシーズンとなった。
で、こいつらがやっぱり強い。クルシュさんが深手を負って苦しむのを見ると心が痛みます。早くなんとかしてあげて。クルシュさんをあそこまで追い込んだ闇のチビが許せん。
戦いの中で、ガーフが己の中にある壁を越えていくのに苦悩する展開も印象的。当初はヒールな感じに見えた彼も最近は良いヤツムーブが続いている。
印象が変わったといえばベアトリスもそう。最初はスバルくんに対して激しく塩な対応をしていたのに、今ではデレに専念してはいないか。ああいうちっこいツンデレ娘も悪くない。
スバルくんも人間として一皮剥けました。かつては誰に対しても有用性無きヒッキーだった彼が、精神的に弱った大衆に向けて人心を鼓舞する熱いスピーチ放送をかますシーンは印象的。ここに人として大きな成長の一歩が見られました。バトルシーンを除けば今回のハイライトシーンはココだったな。
お前はよくやった!と褒めてやりたい。そう思う私はすごく偉そうなあんちくしょう。
女性に寄せるエゴで歪な想いから真実の愛をまるで知らないレグルスに対して、エミリアが愛の基本講座を説くシーンも印象深い。あそこには心にキュンと来る良さがありました。
人を愛す事とはこういう事だと示す伝道師はやはり必要。それは恋愛作品にクソほど触れて来た私にもたっぷり言えて出来ること。
拙いながらも自分の知っている全てを賭けて愛の真実性と尊さを示したエミリアたんに拍手です。そこまで分かっているならあなたはしっかり愛の人。演じた高橋李依のピュアガールな演技っぷりも良かったっす。
汚れを探すなら枚挙に暇がないこの現代においてそれが無い真っ白な存在は大変尊くレアである。エミリアたんで補給できるその清潔感に用がある。こんな素敵ギャルのことはきっと助けてあげて下さい。スバルくん頑張って!
これからキショい大罪司教共に逆襲を仕掛ける時だぁ!となった所で終わった。
あれ?来週もあるのかと思って待っていたのに、いつの間にか終わってるやんけ。調べたら今回の第3弾は前半、後半に分けた二部構成で行くとのこと。続きはまた今度。
まぁ他にも放送中アニメが山ほどゴミほどあるので休憩してもらっても構わん。むしろ見る分が減って助かったまである。
エミリアたんが処女至上主義のキショいあの野郎から無事避難できた事を確認するまで死ねませんなぁ。私も頑張って生きるのでスバルくんも頑張れ。続きもちゃんと見てやるから。←一生偉そう。
頑張れスバルくん、お前はヒキニートの星だ。私は、自分という殻を破って外に旅立ちたい引きこもり&ニートな諸君を応援します。お外は楽しいよ、恐れず出ておいで。それではまた未来で会いましょう。
スポンサードリンク