こしのり漫遊記

楽しいことが大好き。それをするため一生懸命生きるだけ。

電気屋 めっちゃ久しぶりに行ってみたら楽しかった

 自宅から本気でハンドボール投げをすること12、13回くらいの距離に電気屋がある。最近新装オープンしたらしい。いつの間にか古いのを直してオープンしていた。こうして街は知らん間に表情を変えて気づけば整形疑惑なのである。ゆっくり変わってゆく世界に人は結構気づかないものだと知れる体験となりました。

 

 私は昔から金も持ってないくせして電気屋に行くのが好きだった。最新家電を見たり、あとは電気マッサージ機のお試しとかで楽しんだりする事を密かな趣味にしていた。

 オヤジが新しいパソコンを買う、テレビを買うとなれば私もついて行き、販売員との商談が終わるまで色々見て楽しんでいたものだ。あとは学校の休み時間に近場の電気屋に入ってあれこれ見たりもしていた。

 多分物を買ったことはない。私は上の者からお下がりを貰うか、中古を購入するかで間に合わせていたから売り場で新品なんか買ったことがない。新品の電化製品とかビビるだろ。金を持っていないからこういう反応だ。持つようになってもケチだからというたったひとつの理由で電気屋で買い物することはなかった。もう少し向こうにあるリサイクル店で十分間に合うのである。

 

 最近はイソイソと何かやっているのも良いが、スケジュールの縛り無しにどこかに出かけたり、その中でウインドショッピングという冷やかしの別名を用いた活動をするのも良いな~とか思っているのだ。あと新車チャリが来たことでとにかく乗り回したい。

 つうわけで何か買うものがあるわけでもなく思いつきで新装開店した電気屋に行ってきたらめっちゃ楽しかったのだ。

 

 電気屋なんてしょっちゅう来るところではない。眺めるだけの楽しい時間だって最近はなかなか取れなかった。もうね、ここまでの期間売り場を見ないし、それも新品の売り場から離れて中古屋ばかり巡っていると物の相場が全然分からん。お店のものが色々と新鮮に見えました。

 電気屋にはテレビ、パソコン、掃除機の基本的なものからサブでゲーム、カード、その他おもちゃ関係のものまで揃っている。ゲーセンコーナーにガチャガチャコーナーもあり、それぞれ思った以上にスペースを規模広くやっている。

 入口でなんか地元の会社が作ったらしいお菓子を配っていたので遠慮はゼロに貰って食ったら美味かった。とりあえずコレをタダ食いしただけで一つ儲けものだな。

 

 ゲーム売り場に最新ゲームのカタログが置いてある。これはまぁ普通に持って帰って読もう。

 こうしてゲーム関係の無料配布チラシを何年と集めているからそれだけですごい重さになっている。全部タダでよくこれだけ集めたものだ。まだ任天堂が3DSを出す前くらいからこれ系の収集を習慣にしている。続けることもう10年は越えたな。

 テレビやBDレコーダー、パソコンの無料カタログなんかもよく持って帰っていたっけ。今でも無料カタログが結構置いているものだな。ペーパーレスを推す時代でもやっぱりこういうのはペラペラめくって見るに限るな。

 何でも収集して取っておく習性がちょっと身の助けとなった経験なんだけど、ちょっと前に古いDVDレコーダーのカタログを何冊かヤフオクに出したら売れたんだよな。ああいうのを欲しがるレトロな電気マニアもいるんだ。入札の期待なく出品したら案外落札されちゃった。ゲーム関係のパンフやカタログも売れるかもしれないが、こっちはたまに見返したくなるのでまだ持っておこう。

 

 掃除機とパソコンがなんか好きなので全部見てきた。

 パソコンはね~、スマホを持たない私にとってはネットを介して外界と繋がる唯一の生命線だからね。去年ネットが落ちた時には外の情報が分からなくなって困ったし不安だったものだ。ガラケーは連絡専用なのよね。

 今ブログに文字を打ち込んでいるコイツが突然故障なんてことがあったら怖いからスペアは用意したいと前々から思っていたんだよな。で、売り場を見てみるとビックリ。

 何年と売り場を見ない内に消費税が上がり、部品の高騰なんかもあったのだろうとある程度は予想していたが、にしてもびっくり価格でたけぇ~。ノートパソコンを舐めていた。10万くらいあれば相場ので行けるかなと思ったら全然足らんやないか。15万なんて普通で20万越えもある。え~10年くらい前だとこんなにしたっけ?

 ちょっと前まで記憶装置はHDD派かSSD派かみたいな、エヴァでいうところの綾波かアスカかみたいな派閥抗争が活発に行われていた気がするのだが、売り場を見たら全部SSDじゃんか。HDDは絶滅したのか。

 それにメモリも8GBあれば上等で高速とかちょっと前まで言われていたのが今じゃ16GBが普通でその上の32GBも用意されているじゃないか。8GBあればすごいとか言われていた時期がちょっと前の気がするが、売り場のはほとんど16GBだった。思えば16GBなんていつから出回るようになったのだろう。

 その馬力が要るくらい負荷のデカいパソコン仕事をすることがあるのかよ。容量のデカいゲーム用とかにそのくらいが必要なのかな。

 まぁだいたいこういうのは年々軽量化されるのだろうとは思ったが、今のパソコンって軽いというか薄いんだな。私が使用しているのはガワがオールドな物の内部をちょっとイジって今時仕様にしているものだから普通にネットをするくらいなら十分なんだよな。

 こいつを買った時期にはまだ少数派だったと思うんだけど、一応メモリ16GBのを使用している。下は1GBより下の時代から始まり、徐々に容量の大きいのに移行したから16GBもあればストレスゼロですよ。それの更に上があるのか~。

 振り返ってみれば人生初パソコンは父のお下がり第1号で(その後も何台か型落ちが回ってきた)、確かメモリがギガでなくメガじゃなかったかな。もう何も出来んくらいに容量が少なく動きがトロかった。何か二つを同時に開けばカクカクになり、パソコンゲームなんてやれば処理落ちの連続だったような。酷い時代があったものだ。まぁカセットテープやフロッピーで読み込むゲームの時代を経た者からすれば、CDが読み込めるなら余裕で楽勝とのことです。

 SSDなんてギガの時代は終わってテラだからな。今時のパソコンは内蔵記憶容量が多すぎ。めっちゃ入るやんけ。私なんて容量の少ないパソコンに外付けHDDを繋いで色々やっていた時期を経験したことがあるのに。最初からテラの域にある記憶装置が入っているなら外付けなんて必要ないだろ。

 薄くてちっこいのにこんなに高性能なのか。びっくりだ。新作パソコンがずらりと並ぶのを見る私ってば、まるで過去から来た人間みたいと自分でも想ってしまう。時代遅れになってんな~。

 

 私も自分の小遣いで買ったパソコンは生涯で3台だけ。最初のは7000円、次が1万円ちょっとだったかな。今のだって19800円。全部中古だけどね。その中古だってここ数年で相場が上がっているんじゃないかな。私が今使ってるスペックと同等の物もあの時と同じ額じゃ買えないのかも。

 マジでビックリだった。10年は売り場から遠ざかっていたがまさかここまで高いとは。20万とかヤバいだろ。1万円以下のパソコンでやって来た経験がある身からすればとんでもねぇ額だ。20万越えの物があると知れば、1万円台がタダみたいなものに思えてくる。

 こりゃスペアを用意するにしても中古だな。5万以上でも私の金銭感覚では考えられない。家の母はセールで割引きされて11万か12万の高性能ノートを買っていたな。母が次のを買ってお下がりが回ってくるのを待つのが良いかも。

 

 とにかく面白いものだから2000円しか持っていないのに熱心に売り場を見る。すると販売員が声をかけてくる。

 2万円以下の中古が人生マックス値の2000円しか持っていない人間が売り場をうろついても1000%冷やかしでしかないのだが、昔からこの手の販売員と話すのがどうにも好きなんだよな。なので前向きに検討しているヤツの雰囲気を出しつつ質問し、向こうから情報を聞き出すことはしてみる。それをやっちゃえば余計に冷やかしかもだけど。

 とにかく売り場を見てプロから話を聞くだけでも楽しかった。ネットに入る、携帯を買うなどすればパソコンが値引きされるキャンペーンもあるらしい。ほぅ、色んな事を考えて商売しているんだな。

 

 次にスマホ売り場を見てみた。スマホは持っていないし買おうと思うこともないからな。そうなれば電気屋の中で最も相場が見えないものになってくる。だからどんなものかな~と想ってざっくり値段だけ見てみる。

 そりゃ安いものだと予想することは全くなかったが、にしても高いんだな~。こっちもパソコンくらい高いやんけ。ガラケーのマックスで上等なやつだってこんなにしないだろ~てくらいスマホはどれも高いな。

 こっちでも販売員に声をかけられた。中古でも10万越えのがあるとか言うじゃないか。そんなにすんのかよ。

 今はどちらの機種をお使いですか?と問われたのでガラケー持ちだと伝えたらなんか会話が止まったじゃないか。

 いよいよガラケー持ちも減り減りに減って絶滅の域になりつつあるのかな。本当に使用者を滅多に見なくなったな。そこらのじいさんやばあさんまでスマホだからな。

 まぁスマホはまだ先でも良いかな。

 

 思った以上に品物が多く、色々見て回っていると時間も思った以上に経過していた。1時間ちょいくらい楽しんだわ。なんも買わんかったけど。

 たまにはこういうまったりしたお出かけも良いものだ。パソコンはいつかスペアのを用意したいね。

 

 

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抜け出せ!石の海「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」その2

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 2(第3話、第4話) [レンタル落ち]

 ジョジョはディオの頃からもボスキャラがマジで魅力的。今回ボスのエンリコ・プッチ神父もマジで好き。めちゃくちゃ作り込まれた面白いキャラになっています。敵なんだけどすごい魅力的でもしかしたら6部で一番好きなキャラかも。演じた関智一の魂を込めた仕事っぷりも高く評価します。こんな魅力的なキャラクターと出会えたのも運命の力に導かれて位置が来るっ!(プッチ神父発大好きワード)が叶ったお陰です。

 コイツがやったことは世界を巻き込んでの害悪ムーブメントだったから許されんことだが、こんなぶっ飛んだことをやってのける悪者にも人間らしい部分があるのに共感と好感が持てる。

 ちゃんと神父っぽい教養の言葉も持っているのだが、やはり危険すぎる志向で動いている。彼の目指すところは、引力も運命をも越えた天国の頂き。愚かな人間の身でありながらそこを目指そうとしたクレイジー宗教思想が間違いの始まりだった。大人物ではあったが、小物さもしっかり持っている隙のある人間性がちょっと好きになれました。 

 ぶっ壊れた宗教心と共に、素数愛好家の要素も持っている。困難に立ち向かう時に彼がぶつくさ唱えるのが素数なのは面白い。なんかぶつくさ言って気味が悪い点についてはエルメェスからツッコミを受けていた。

 1と自身の数でしか割ることが出来ない孤独な数字である素数は、困難に負けそうな自分に勇気を与えてくれる。だから数えるのだ。そのインテリな発想と前向きな精神が面白い。

 己を鼓舞する方法としてコレを持ってくる作家のイレギュラーなセンスがすごい。もしかして荒木飛呂彦先生も素数を数えて己を奮い立たせていたのかな。このキャラ設定は大発明ですわ。私も何かヤバいことが起きたら素数を数えます。

 素数の他だと緑色の赤ちゃんに到達する際にぶつくさ唱えた14の言葉も印象的。色々言っていたけど「カブトムシ」のボリュームが大きいこととなんか美味そうという理由から「イチジクのタルト」のことばかり覚えている。

 天国への扉を開く条件の設定が不思議で、そこにジョジョワールド全開ぶりを感じた。

 

 若き日のディオがこいつに色々とヒントを教えていたことがこれまた困った運命の始まりとなった。死せるディオの意志はまだまだ彼を応援し、なんと世界にまだいたディオの息子達も神父の味方につくことになる。

 ここへ来てまだディオの血を受け継ぐ子供達がいたのかと判明したのは意外や意外。あいつも生涯の中であちこちに厄介の種を撒いていたんだな。しかしジョルノ以外ロクなヤツがいなかったな。こちらの息子達との出会いは、ゴールドに至らない淀んだエクスペリエンスでしたな。

 こちらに登場する3人のディオジュニアの中だとリキエルの言動が特に印象的。こいつは色々ヤバいやつだったが、その精神には良さがあった。

 人類が進歩して宇宙を目指したことについて、当初は何がすごいんだ?と彼は思ったそうな。そんな彼が価値観を深めて達した答えが「精神の成長」だったのは良い。地上から宇宙へとステージを移した人類の変化、それは精神の成長にあるということである。それにはすごい価値がある。これは良い気づきだ~。

 ただ宇宙船を作る、そんで宇宙に行っただけでは猿が乗り物で遠出したのと変わらん話である。その挑戦の始まりから終わりの全てに精神の成長となる経験値がある。精神の成長こそ時と共に呼吸する命の輝きであるわけだ。ここに人間心理の最大限のきらめきを見た。

 丁度「宇宙兄弟」の配信時期とも被っていたので、両方を見ることで両作品が発したテーマ性が清いものとして光って見えるじゃあないか。つうわけで2作をセットで楽しんだこの5月はとても楽しかった。

 そんなリキエルくんのスタンドは、ユーマの中でもエース級の人気と知名度を持つ「スカイフィッシュ」を飛ばしてくるスカイ・ハイだった。父の趣味の影響でオカルト雑誌「ムー」を読んでいた身からすれば、スカイフィッシュなんてのは夢のある要素として光ってワクワクしたぜ。

 敵だったけど、リキエルくんの放った精神成長論は良いものとして心に響きました。こういう芯と熱のあるドラマを持ったキャラが最近のアニメには不足しているんだよな。なのでリキエルみたいなヤツがレアで眩しく見えました。

 

 徐倫達の脱獄後には、外の世界で神父を追い詰めるための戦いが展開する。ここからもギアを一段上げてヤバい&面白い。

 脱獄後に外からグリーン・ドルフィン刑務所を眺める徐倫とエルメェス。若き青春時代を過ごした場所だもの。であればいくら刑務所とはいえど色々思うことがあるだろう。

 その結果、入った時には最悪だと思ったけど、出て後にする今になってもやっぱり最悪な場所だったという感想で締めていざ出発となった。まぁだよな。青春を暗黒に染める場所、それがこの刑務所です。最悪な場所であることはいつまでも貫徹。

 いかに最悪な場だったかを笑いあって語る徐倫とエルメェスの出所シーンは印象的です。これを見れば、私の青春には檻だとか塀がなくて良かったと思えた。景色よく開放的な青春でしたわ。

 

 プッチを追う先でケネディ宇宙センターに行くことに。最近配信が始まった「宇宙兄弟」にも出てくる施設だが、あの神父が関わるようになれば同じ名前の場所でも異世界に思える。

 運命がプッチを乗せたスペースシャトルを天国の入口へと導く。その際にプッチの口から飛び出すクセ強ワード「位置が来るっ!」は特大パワーワードだな。よそのどのマンガやアニメでも聞かない言葉。神父の頭が完全にスピっている状態で飛び出した名言であり迷言です。

 普通の人間の生活において意味など持つはずがないこれを、やはり意味無く言いたくなるのはジョジョラーの定めなのだろう。私も意味無く「位置が来るっ!」言いたくなります。

 スペースシャトルの乗り込み口でふんばりながらこれを言うあのポーズまで面白いものだから、このシーンを表現した精巧なジオラマフィギュアでもあったら実家の大玄関に飾りたい。

 

 このように天に味方されるターンが長く、暗躍する神父を徐倫達が追い詰めるシーンも十分に見られたが、遂には最終地点まで到達されてしまう。というか位置の方から来てしまう。それを可能にしたのは、緑色の赤ちゃんとの接触で進化するプッチのスタンド能力にあった。

 ホワイトスネイク → シー・ムーン → メイド・イン・ヘブンとまさかの変化を遂げる。主人公達をそっちのけで初期のホワイトスネイクから2段もギアを上げて強化されて行くこれはヤバい。破格の待遇でヤバさが加速していく。運命も加速していく。

 スタンドが進化すれば神父の見た目も変わり、後半では髪が伸びている。ていうかコイツの頭の毛の延長線上で顔に模様が描かれているコレはどうなっているんだ。この髪の伸び方はおかしいだろ。

 頭の中としても能力としても過去作のヤバヤバ男の吉良吉影越えて世界の脅威になってしまった。

 シー・ムーンは重力を反転させる能力を持っていて、それを応用して何でも裏返しにしてしまう。単純な重力操作でなく人体の構造も反転させて手の指が裏返る、血流の流れまで裏返るという恐ろしい現象まで引き起こす。この思いつき+αの奥まった重力操作のアイデアに行き着くのがすごい。

 自分の体が裏返るヤバさを攻略するために徐倫が取った策がストーン・フリーの糸でメビウスの輪を作るというのがまたすごい発想。これによって力の向きが永遠にぐるぐる状態の宙ぶらりんになり、徐倫に一生到達しないというファインプレーが叶った。

 そういえば「メビウスの輪」というのを初めて知ったのは「ウルトラマンA」を見てのことだった。超次元から攻めてくる敵の説明を行う際に、この無限にぐるぐるする理論の事も説いていた。あれを聞いた時には「へぇ~」となったものだ。

 

 シー・ムーンの能力で重力を克服したら、次には運命の克服を叶えるメイド・イン・ヘブンへと進化。シー・ムーンの活動期間が短く、一気に次に進化しやがった。

 このメイド・イン・ヘブンがヤバすぎる。世界を巻き込んでの時間操作系能力で一日がめっちゃ短くなる。

 これの前には、世界中の本の中から登場人物が抜け出て本が本でなくなる大事件があったが、それを越えてえらいこっちゃ。あとあの本の事件の時には、日本作品のアトム、鉄人、マジンガーも本を抜け出て空を飛んでいたな~。

 メイド・イン・ヘブンで世界時間が加速すれば、ペンのインクが一気に乾いてマンガ家の原稿が進まないという被害が出た。そんな中でただ1人だけマンガを完成させる事が出来たのが皆大好き岸辺露伴先生だった。物語進行上関係のない余計な情報ではあるが、岸辺露伴の名前だけが出てきた時には笑った。

 

 このメイド・イン・ヘブンの暴れっぷりがヤバすぎて当時はビビったものだ。

 こんなことは誰も予想していなかったことだろう。まさか徐倫、承太郎のジョースター家の血筋の戦士達が倒れ、アナスイ、エルメェスまで殺られてしまう。戦闘が達者な彼らが次々と倒れてしまって、子供のエンポリオを残すのみとなってしまった。これで最後はどうなるんだよ?

 マジでコレは世紀の落ちとなり、初見で落ちがこうなると見抜けた者はゼロだと思う。これと映画「サイコ」の落ちを初見で見抜けたヤツ0人説を提唱したい。

 これは「ワンピース」で例えれば、ルフィが夢の財宝 ワンピースを掴む前に死んでしまい、その夢を託されたウソップが最終的にお宝を掴むみたいなものだぞ。それなら絶対に誰も予想しない落ちだろう。ルフィを途中で死なせたら絶対に荒れるだろうし。

 で、ストーンオーシャンでは主人公パーティの主力メンバーを全滅させて敵ボスがのさばり、そのトドメを全く予想もしなかったエンポリオ少年が持っていくという意外性マックスなエンドが待っていた。すげぇことだな。

 トドメの一撃は亡きウェザーのスタンドを継承してぶち込んだ。この命のバトンが熱い。ビビリのチビだった少年が、ウェザーのディスクを取り込んでからは漢の顔になる。その勇ましい変化が格好良い。

 最後の一撃は、人体にとって毒になるまで酸素濃度を上げて攻める形を取った。これがサイエンス作戦ですごい。酸素濃度は40%以下でないと駄目で、それより高くなってしまえば人体には毒となる。なければ困る酸素様が、ありすぎると人体を殺す毒になるというのがまた不思議な話。この要素は勉強になりました。怖いけど。

 あれだけ運命を克服することを目標に掲げていた神父が、ここ一番でその覚悟を怠っていた。それが敗因だと宣言してトドメの一撃をぶち込むエンポリオ、めっちゃ格好良かった。

 自身を悪だと気づかず、むしろ正義だと信じて進撃してくるプッチという名の巨悪を成敗してスッキリな展開を迎えました。

「正義の道を歩むことこそが運命」だと結論づけたエンポリオの最後の一撃が世界を正しい形で一巡させる事となった。

 一巡した世界に到達したエンポリオは孤独だったが、徐倫達の生まれ変わりのような人たちに出会って感涙を流す。

 最後のセリフ「僕の名前はエンポリオです!」を泣きながら言うアレにはやられた。めっちゃ良い。勇ましい漢の顔を見せたかと思えば、次には泣きながら自己紹介をする最終回のエンポリオ少年がマジに最高。これを見事に演じた種崎敦美氏の熱演ぶりがすごい。彼女の歴代の芝居の中で一番感動した。 

 

 最後はウェザーっぽいヒッチハイカーを拾ったらレギュラーメンバーの皆さんの顔が出て終劇。全員集合の最後の絵も良かった。あとこっちの世界ではグロリアが生きているし、アナスイのプロポーズがOKされるという救いの変更点があって良しだった。

 最終回EDソングが第1部EDで使用された「ROUNDABOUT」なのが熱い。1~6部の皆がシルエットで登場する特殊仕様が良し。私としては5部のところでフーゴくんのシルエットも出しているのに泣けた。公式が彼を忘れていなかったことに感謝。

 ジョースター家の星の紋章がずっと伸びて最後にはエンポリオ少年に届いてエンド。この演出も良かったな~。ジョナサンから始まった受け継がれる意志の物語がエンポリオまで続いたと分かるこのエモさよ。この映像で締めることにGOを出した制作陣の作品愛と全てに対する分かりみがナイス過ぎる。

 エンポリオの涙の自己紹介からの「ROUNDABOUT」で締めるエンドはマジで最強にエモかった。

 

 ジョジョアニメ名物 特殊OPの作り込みも良い。先代ジョジョ5人が全員出てくる一回切りの特殊OPアニメは格好良すぎた。あそこは何度も巻き戻して見たね。初見時から定期的にYouTubeにアップされているのを見に行くくらい格好良い曲もエモいアニメも好きでした。

 

 今回でストーンオーシャンは視聴2周目だが、やはり良い。プッチ神父が好き過ぎる。こんなに愛せる敵ボスキャラはそうそういないぜ。またストーンオーシャンが見れるようになる位置が来て良かった。

 お次は7部へと続いて行きます。しかしこの7部の制作はどうなってんねん?3月に序章部分だけは公開したけど、その続きはいつやねん?

 毎週クソアニメばかり流していないで、ジョジョ新作を毎週放送にして欲しいものだ。

 次は7部視聴が可能になる位置が来るのをお待ちしております。位置が来るっ!

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

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抜け出せ!石の海「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」その1

「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」は、2021年から2022年にかけてNetflixにて配信された全38話のアニメ。

 希望の糸が私とこの名作を結びつけた。というエモい縁の話がひとつ。

 

 ストーンオーシャンはテレビで連続放送でなく、3回に分けて配信されていたんだな。当時ネトフリ配信をリアタイしていたが、そんなに細かく刻んでいたのか~と今になって思い出す。

 今回はYouTubeにて一週間に6話も配信される形で楽しめた。すごいのが連続6話もあっても面白いから全然疲れない。連続視聴時間が長い割に内容がスッと入ってくる。やはりジョジョは面白い。無駄な引き伸ばしなく3クールで締める見せ方が良しだった。

 こちらは金曜晩に配信となり、それを土曜朝に見て楽しんでいた。これを見終わったら深夜枠のアニメの録画分を見るのがお決まりなんだけど、今やっているアニメと比べてやっぱりジョジョは面白い。そして情けないことに最新作が結構つまらない。

 最新作を下げて貶す理由作りをしたいわけではない。ただ事実として今の作品には面白さというか、それ以前に作る上での熱意が欠けているのかな。アニメ化は最近でもストーンオーシャンの原作は大昔のものだ。それでも今見て面白いのは、熱意を込めての作りが素晴しいからだろう。YouTubeの再生数もすごい回っている。

 私はこれまでに恐らく1000を越えるアニメ作品を見てきた。その中にはクソアニメも多くあった。本当に心から出会えて良かったと思える名作に当たる可能性の方がそりゃ低くはある。その中でこのジョジョという完成された大河ロマン作品に会えたことは、本当に人生の儲けものだと思っている。マジで出会えて良かった。ストーンオーシャン単体でも素晴しい作品だ。こちらの生みの親の荒木飛呂彦先生にはマジで感謝する。

 

 今回配信で6部までのアニメ化したシリーズを一周した。情弱だったので1~3部の配信を知らず、4部からの合流となったが、改めて見れて良かった。全部リアタイしているから1~3部も知ってはいるんだけどね。

 ジョースター家の物語に一段落着いて次代のエンポリオへと魂の系譜が成されるこのシリーズを見た感想と行こう。

 

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

内容

 時は2011年。舞台はアメリカのフロリダ州。

 空条徐倫はボーイフレンドとドライブデートをしていた。

 そこでビックリ!運転をしていたボーイフレンドは人を轢いてしまう。一緒に乗っていた関係から徐倫はひき逃げ犯として捕まり、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所にぶち込まれてしまう。

 父 承太郎は、刑務所にいる徐倫にペンダントを差し入れる。そのペンダントの中には、スタンド能力を覚醒させる例の矢が入っていた。矢の導きで徐倫はスタンド能力に目覚める。

 そしてここから始まるのは、スタンド使いとスタンド使いが引かれ合う運命の引力の物語だった。徐倫は刑務所内で多くのスタンド使いと出会っては戦い、時には友情を育んだりと忙しく刑務所ライフを送ることになる。

 

 刑務所務めの神父 エンリコ・プッチは、ディオの魂を受け継ぎ、人類の解放たる天国を目指すため動き出す。大いなる野望を抱いて刑務所に暗躍する神父こそが悪だと分かる。

 徐倫は神父打倒のため仲間達と手を取り合って奇妙な冒険を続けるのだった。

 

 そんな運命に立ち向かう者達の物語を見ることが叶う位置が来るっ!

 良い位置で素数を数えながら落ち着いて視聴することをオススメします。

 

感想

 今回のジョジョは女の子。それも3部の主役 承太郎くんの娘と来ている。

 徐倫ちゃんがいきなり牢屋にぶっ込まれているのを見れば、承太郎くんも最初は牢屋越しにこんにちはだったよなと思い出す。親子揃って牢の中を経験済み。

 後に大いなる奇妙な冒険を決め込む頼もしい女主人公になる徐倫だが、初っ端はなんとも恥ずかしいというかなんというか。牢屋で夜な夜なマスターなベーションをしていたのを男の看守に見られて落ち込んでいる徐倫ちゃんを描くこんなスタートもまたジョジョらしいエンジンのかけ方といえばそうかもしれない。徐倫ちゃん、いきなりドンマイである。

 

 刑務所には表社会では通用しない刑務所だけの社会ルールがあると分かる。これがめっちゃ怖いです。

 犯罪者のカスの中にだって社会があってその中では序列が決まっている。上は良い思いが出来て下は虐められる。プリズンブレイクなんかを見てもやんわり分かるものだが、それが女子刑務所でも同じくあるから怖い怖い。

 徐倫の飯が他のやつに取られる、ただ列に並んで待っているだけでは自分の電話の番が回って来ないなど、常識的考えが通用しない世界になっている。

 我々のようなお家でお利口にしているインテリには生涯関わりのないよその社会のルールが知れる点が刺激的かつ印象的。

 ただの嬢ちゃんに過ぎなかった徐倫がここのルールを覚えて上の立場に成り上がり、後には脱獄を決め込んでプッチを相手に世界の命運を賭けて戦うようになるのだから規模のデカい話になったものだ。

 

 全38話の物語の中でとにかく次々と何かが起こるから全然退屈しない。徐倫も面倒事の連続に忙殺される青春を送ることになったな。

「こんな獄中生活は嫌だ」を絵にしたものといえばそうなのかもしれない。外の世界以上にヤバいことが色々と起きすぎ。

 

 クレイジーキャラを描くのに定評があるのが荒木飛呂彦ワールド。序盤にクレイジー要素を撒き散らすグェス、マックイイーンくんが改めてヤバい。そういやこんなおかしい連中がいたわ~と思い出す。

 こいつらを見ていると、最近のキレやすい若者よりもっとヤバいと思えてくる。キレやすいのに加えて平常時とキレ時が来るタイミングに波があるからイレギュラーなクレイジーサイコパス感がある。

 徐倫はグェスに、エルメェスはマックイイーンに手を焼くことになった。グェスはその後どうなったのだろうか。こいつもちょっと仲間になりそうな雰囲気があったからもしかして冒険パーティに加わるのかと思った。

 

 スタンドの取り立て人が出て来てずっと野球のキャッチボールをする回はよく覚えていた。とりあえず金の返済はさっさとするべきだと学べた。

 ジョジョってたまにこういう単純ルールで規模狭く行う話を大きくて見せて楽しませてくれるよな。4部のじゃんけん合戦とかも近いテンションかな。

 

 野良仕事に出た先でフー・ファイターズことFFちゃんと対決するエピソードも好き。

 ここで有名作品「11人いる!」の数を減らした5人のはずが「6人いる!」の事件が起きるのも印象的。これって初見だと確かにどいつが増えた1人だっけ?となるものだが、さすがに2度目ましてとなればクリア出来る謎だったな。

 FFの正体がプランクトンというのもすごい設定。プランクトンが仲間になる話ってのも珍しい。

 まさかプランクトンに知性を与えた戦士なんてのを出してくるとはな。以前に犬や亀のキャラもいたが、次はプランクトンで来たか。

 ここでFFが命に付随するものとして拘って語ったのが「知性」だったのが心に残る。私が常々思っている「思考することこそが命の証であり、それを止めた時が命として終わり時」の概念はここにも通ずると感じる。

 プランクトンというちっぽけな命が知性に拘って執着したこの要素はインテリ丸出しな設定と展開であるからインテリ野郎な私には大変刺さる。

 粒ほどもない小さなプランクトンの彼女が知性を得て短い青春を謳歌した物語には感動しました。

 最近になるほど知性を感じないアニメばかりに出会うので、あいつらにも知性に生きたFFの生き様を見せてやりたい。バカアニメを見るほどに知性って大事って思える。まぁバカなアニメも好きだから見ているんだけどね。

 

 復讐者の道を歩む覚悟を貫徹したエルメェス・コステロの物語にも感動した。

 スポーツ・マックスとかいう名前の割にスポーツマン精神に欠けるゴミ野郎に姉のグロリアを殺られ、その仇討ちのために進んで刑務所行きを選んだ兄貴の精神で生きる姉御なのがエルメェス。

 彼女が語る復讐論には聞き入るものがある。復讐をすることなど死んだ者は望んでいないという考えなら色んな作品で飽きるほど見て聞いてきた。それをひっくり返すエルメェス・コステロの覚悟に感心し感動する。

 よく言うあれは死んだ者の思いを言っているだけであって、生きている者の都合としては知ったことではない。その言葉のままに何もせずに生きていくことでわだかまりに決着がつくほど生きている人間は簡単ではない。

 姉の死とこれからを生きる自分の心に決着をつけるために、討つべき敵は討たねばならぬ。であれば甘っちょろい綺麗事なんて言っている場合ではない。スタンド キッスを復讐のライセンスとして目的を果たす女 エルメェス・コステロにただの女を越えた漢の生き様を見た。だからファンは女の子で人んちの妹なのにエルメェスを兄貴と呼ぶ。全て納得です。

 FFやウェザーが亡くなった時には、妹キャラヒロインの彼女が男泣きするというなんか間違った文章みたいな現象も起きました。

 スポーツ・マックスにぶち込む拳は全部グロリアの分。グロリアへの愛の分、クソ男をボッコボコにして爽快に過去との決着がつきました。あとキッスの能力は便利過ぎるし、破壊力も恐ろしく高いと思う。

 

 エルメェスは男前な良い女で、ぶっちゃけジョジョヒロインの中だと付き合ったら楽しそうな女のかなり上位に食い込んで来ると思う。過去作の山岸由花子とかトリッシュだと付き合ったら面倒そうだし。まぁ皆好きなキャラではあるけどね。

 頭がイッちゃっているマックイイーンくんに対して優しい一面を見せたし、ムショ暮らしトーシローの徐倫に色々アドバイスもくれた。人間社会に出て間もないFFちゃんのフォローもいくらかしてくれたし、妹ヒロインの割には面倒見が良い姉貴属性を持っていると思う。

 ぶっきら棒に見えて情が厚いところもあり、FFの死を知れば刑務所病室からあの世でたっぷり飲むようコップの水を捧げて死を悼んでいた。ウェザーが逝ってしまった時には「風は止んだんだ」という悲しい言葉と共に彼の死を悼んで泣いていた。あそこはこっちも泣いちまう。愛と人情のある姉御系妹ヒロインとして愛せる。

 彼女の額を見ればえらい富士額、そしてその逆の顎を見ればなんかヒゲ生えてね?となるのが初見時の不思議。これはタトゥーであって地毛ではないらしい。安心しました。


 サバイバーの能力で監獄大バトルが始まる異常事態も楽しめるものだった。この能力は地味に怖い。他人の脳をちょいと刺激することで究極にキレやすい状態にしてしまう。

 大した理由もなくカッとなってキレ散らかす若手を「キレやすい若者」なんて呼んで危険視するが、あれの年齢も何も関係なく全員ブチギレ状態にさせるものだから恐ろしい。

 

 重ちーを感じるヨーヨーマッとの戦い、飲尿健康法を推すジジイと組むドラゴンズドリームとの戦いも初見時から記憶に残る面白いものだった。

 ヨーヨーマッはキモ面白かった。徐倫とアナスイが共闘してこの化物の撃破に挑む。徐倫がスタンド攻撃を食らってピンチな中、アナスイは徐倫ちゃんにメロついてすぐにピンチを感じ取るのが遅れるのが面白い。

 徐倫は声を封じられて仲間に合図が遅れなくなる。前部のナランチャもその状態に追い込まれたことがあったと思い出す。チーム戦において声が出せないのって辛いよな。

 ドラゴンズ・ドリームの声がチョーなのは、この緊張の場面にあってちょっと間の抜けた感じになって面白かった。好きな声です。あとドラゴンを象ったスタンドデザインは普通に格好良い。

 

 刑務所脱出最後の壁となったミューミューのスタンド ジェイル・ハウス・ロックの攻略も印象的。あれはよく考えつくな~となる画期的かつ恐ろしい能力だった。

 覚えられることが3つの状態にされ、4つ目を覚えたら最初のが消えてしまう。偉大な人間の頭が乗っかっていながら、3歩進めば強制的にポカンと忘れる鳥頭にされるようなものだ。

 FFちゃんや私が重んじる知性とはどこへやらの状態となり、それとは真逆のおバカにされちまうのは困る。インテリジェンスの塊であることをアイデンティティにする我々からすれば、それを殺しにくることで恐ろしい能力に思えた。

 あの賢明なエンポリオ少年が、まるでバカみたいに同じ罠に引っかかりまくってダメージを蓄積する光景を見た時が一番恐ろしいと思った。

 賢明であること、それが崩れた時が自身のアイデンティティを失った時。ああなっては半死状態に等しいから怖いことだ。

 能力攻略後にはミューミューをしっかりボッコボコにし、後は糸で引きずって脱獄まで持って行く徐倫ちゃんの逞しいこと。あのボッコボコにされて白目状態のミューミューを引きずって行くところはざまぁで笑えた。

 これとサバイバーが現代社会にあればめっちゃ怖い能力だと思った。

 

 今回のジョジョは女子で行くというのがかなり挑戦的奇妙な冒険要素だったと思う。前部のジョルノ、ブチャラティ、ミスタあたりの傑作レギュラー男キャラで慣れていたら、今回の徐倫やエルメェスがメインで来る設定には違和感があったことだろう。でも結果として徐倫、エルメェス、FFちゃんと、皆揃ってそこらの男より男前していて格好良く、人間味もあって良かった。

 当初は女子なんて出すならよその少女雑誌にでも行けよとかほざいていた者もいたことだろう。だが今となればこの世界観、設定、キャラでなきゃありえんくらいに全てが素晴しい出来だとしか言えない。

 そんな女子で行くジョジョの中でも作品に華を添えたイケメンズがいるじゃあないか。男子刑務所にいたウェザーとアナスイも実に魅力的な人物だ。エンポリオ少年の紹介でコイツらが出てきた時には、申し訳ないけどなんかおしゃれなチンピラに見えて態度と根性も悪そうと思った。あれは本当にゴメン。とっても良い男達でした。

 

 当初ウェザーは記憶が混乱状態で無口。すごい近くで小さくパクパク言い、その時の鼻息は生暖かいらしい。謎につま先立ちで歩く、テレビを見ないくせしてテレビガイドマニアというエンポリオくんからの紹介内容が「なにそれ?」なもので笑えた。

 彼の能力も恐ろしいもので天候を操るというものだった。これが単に空を晴れにする、雨にするくらいならガキでも思いつきそうなものだが、もっと細かく酸素濃度まで操ったりするのはサイエンスなアイデア性が詰まっていてすげぇ。

 多くの人間にとっては恐怖であり、徐倫にとっては救いの一手となったのが、中庭攻防戦で発動した毒蛙落とし。カエル落としといえば「クロノ・トリガー」の技かウェザーのコレだな。

 ウェザーの能力で空からキショい毒蛙がマジで大量に振ってくるのが怖すぎる。あの絵面は怖かったから忘れられない。

 私は田舎育ちだからカエルと「こんにちは」することなんて日常茶飯事にしていたわけだが、それでも根っこからの趣味の都合であの顔やボディのウェッティー感が嫌なんだよな。人よりたくさん見てきた機会がありながらもやっぱり嫌は嫌なんだよな。だから相当ゾワッと来たシーンとして思い出に残る。

 カエルの次には人をカタツムリにするヤバい能力も発動する。これも怖い。なりたくない生物上位にナメクジとかカタツムリがあるから嫌過ぎる。でもエルメェスの背中に大きな殻が出来たり、徐倫ちゃんのおっぱい部分が殻のブラみたいになっている絵はちょっと良い感じだった。

 これをリアタイした後にカタツムリの存在がコワキショい「うずまき」というアニメを見てまたこっちに帰って来たことでカタツムリに感じる恐怖が倍増しました。

 

 ウェザーとプッチの深すぎる因縁の物語も入り組んだ構成の悲しき話で印象的。これは誰に罪がある物語だったのだろうかと問いかけるナレーションも印象的であり、それは本当にそうだと思う。不幸が重なりに重なってウェザーとプッチの悲しい運命の物語が進行する内容には惹きつけられるものがある。

 プッチだって最初は敬虔な神父で妹想いの優しい兄ちゃんだったのに、ディオと出会ったこと、その上であんな悲しい事件があったことでド悪党へと堕ちていったわけだ。人生何があるのか分からない。

 そんな兄弟の悲しい運命物語の中でウェザーは亡くなってしまう。ここは悲し過ぎる。

 亡きウェザーに向けて徐倫が言った「もう一度話がしたい。あなたとそよ風の中で話がしたい」がもう泣けすぎてヤバい。このシーンを演じた時がファイルーズあい史上一番良い芝居に思えた。最初にネトフリで見た時もめっちゃ泣いた。

 

 アナスイも魅力的だった。まさかの徐倫ちゃんラブ丸出しでメロついてくるとは思わないじゃあないか。

 初見時には、コイツなんつう格好してんだと思ったね。腹に靴底がくっついているあんな奇抜なファッションセンスをよく思いつくものだ。あれが実はポシェットになっていて大事な物をしまうのに使えるというのがまた良いじゃあないか。あれってグッズ化していないのなか。

 FFちゃんと組んでいる時には口と態度が悪いことから警戒心が強まる1人だったが、最終的にはめっちゃ愛せる男になった。

 最初はエゴな性格の悪い男かと思えたが、共に戦ったFFやウェザーに友情を示す熱いところを見せてくれたのは良かった。特に散って行ったウェザーを称える言葉を贈ったところにはグッと来た。親への愛だって持っていなかった人殺しに、敬意を持って接する戦友が出来たのが成長の証ですな。

 スタンドのダイバー・ダウンも格好良い。その能力も実用性に長けるもので素晴しいアイデアが詰まっている。

 なけなしの金で用意した結婚指輪を徐倫ちゃんが悪意なく紛失させたあのシーンはシリアスな内容の中にあってはかなり笑えるシーン。気の毒に思うがあそこは笑ってしまった。アナスイを演じた浪川大輔氏の喜劇役者のセンスが出た良きシーンでもあった。

 承太郎パパに結婚を認めてくれと本気で掛け合う所にもグッと来ました。あの髪の長いのは丸めろとちょっと想いはするが、心は男前で推せる。これを受けての承太郎パパの対応がビター。

 徐倫からすればちょっとお兄ちゃんな感じでウェザー、アナスイのイケメンズがサポートしてくれたのが良かった。実はウェザーと徐倫のカップリングも推せると感じている。

 

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