「地獄先生ぬ〜べ〜」は、1996年4月から1997年6月まで放送された全48話のテレビアニメ。好評につきこの他には劇場版、OVAも作られ、令和に入ってからはリメイク作も放送された。
あと実写ドラマも放送されたが、これは何か変だったとうちのお兄ちゃんが言っていました。私はドラマは全く見ていないが、主演の関ジャニの丸ちゃんが好きだったので主題歌の「がむしゃら行進曲」だけはたくさん聴いていました。これなんてちょっと前の曲かと思ったらとっくに10年以上過ぎていたのでビックリです。
そんなこんなあって怪奇学園ものの決定版となったぬ~べ~はすごい作品なのである。そのぬ~べ~先生がこの夏休みに時を越えて出張をかまして来ました。お疲れ様です。
どういうことかというと、平成版のアニメをYouTubeにて無料配信してくれました。 ぬ~べ~先生懐かしすぎる。優しくてイケメンなので大好きっす。
丁度夏休みの始まりあたりから終わりにかけての約一ヶ月間の配信となった。いや~この期間はとても楽しかったっす。
本来は全話配信の予定だったのだけど、都合あって2話分の穴が空いた。これはおそらく最近起きた大きな震災に配慮してのことだと思う。本放送アニメならともかく、こんな昔の作品の配信にまで配慮がいるのだな。そこまで慎重に配信予定を組まなければならないとは知らなかった。同時期に配信していたパトレイバーも同じ理由で配信カットになった回があったな。
とにかく懐かしいもので、見れたことを嬉しく思います。去年原作漫画を久しぶりに読んで、その次には令和版アニメも見て楽しんだコンテンツなので、こうなったら平成版アニメも見たいな~と思っていたところで配信が来たので渡りにフェリーとなった。それなら快く乗り込みます。
こちらは家にビデオがあったし、その後には再放送されていたのも見たことがある。
チビの頃にはこんなのでも怖かったんだよな。現在は真の恐怖は作り物の世界よりもっと身近な己の中にあると知ってしまったからな。中2臭く聞こえるけどそれが事実でしかないという気づきを経たため、今だとこういうのを見ても平気です。そんなちょっとのホラー要素が楽しいくらい。
うちの親がホラー系を是とする娯楽理解の深い者だったから親子で楽しく見ていました。
そんなぬ~べ~先生の教師物語を久しぶりに見た感想と行きましょう。

内容
小学校教師の鵺野鳴介は、左手に鬼の力を封じ込めている。学校の生徒達を襲う悪い妖怪がいれば、鬼の力を解放して退治してくれる。そんな退魔業もいけるハイブリット教師の彼のことを皆は愛と親しみを込めて「地獄先生ぬ~べ~」と呼ぶのだった。
これはそんなぬ~べ~先生と生徒達の心が繋がる怪奇アクション学園コメディとして楽しめる秀逸作品なのである。
それからナイスバディな可愛いギャルズが楽しめるコンテンツとしても優秀なのであった。
感想
こうして再度見れば実に良い作品だな。
生徒と教師の絆を描く学園もの、アクションコメディ、それと可愛いギャルが多く出ることで成立するお色気、各要素が良い具合に合わさった上で、教養がある良き作品として楽しめる。原作漫画が掲載された少年ジャンプは、情熱と教養のバイブルだからこういう作品を発したあたりさすがだと言える。
そして絵が良いな。やっぱりぬ~べ~は絵が上手いのよ。原作漫画も絵が上手かった。96年なんて昔の作品だが絵が綺麗だし、この時代の声優の演技も良しだな。正直言って最近放送した令和版よりもずっと古いこっちの方が絵が上手い。
ぬ~べ~もこちらの方がイケメンに見える。ぬ~べ~先生は作中だと貧乏をしていて冴えない三枚目に描かれることが多いが、普通にイケメンだし優しくて頼りになるからモテ枠でも行けると思う。
我が家では「なるほどの歌」で通っているご機嫌なOP曲も覚えていた。「逆転裁判」のテーマソングとしても流用出来そうな歌だなと今なら思うことがある。
楽曲に合わせたOPアニメを見るだけでも楽しくて懐かしい気持ちになる。このアニメも好きだった。
毎度の冒頭で目立っている女性の低めの声でのナレーション、鬼の手解放時や次回予告で流れるBGMも耳残りが良くてずっと覚えていた。こういう耳で楽しんで覚えての要素も良きだね。
ガキの頃に第1話をビデオで何回も見たからよく覚えている。この回以降も出てくることがあった髪が伸びる市松人形の除霊で、ぬ~べ~が人形の髪型を変えちゃったのは面白かった。髪の毛が減りすぎていたのにウケた。
お話は基本的に1話完結でしっかりまとまっていて見やすい。その回に出てくる化物をぬ~べ~が退治するアクションシーンと共に、お当番回を任された生徒とぬ~べ~が触れ合う中に教訓を見出す展開が清くて好ましい。各話よくまとまった1話分の秀逸エピソードになっていて、毎度よく考えて作るものだと感心します。
こういうただ怖いだけでなくバトルもあり、学校的教訓もありなのが良いっすね。分かりやすいのは窃盗や喫煙をしている悪ガキの克也くんを更生させるエピソードとかね。彼はちょっとやさぐれているが、妹想いの良き兄貴な点は良いんだよね。
克也くんがゲームを買うためにはたもんばの社から金を取って来たのは、消費税の計算をし忘れて小遣いの用意をしていたたから。これは消費税という制度がなければ起きなかった窃盗事件からの恐ろしい怪奇事件だったと思えば、罪な制度が出来たものだと思ってしまう。税抜きなら足りていたのにね。アニメ「出禁のモグラ」でも言っていたが、真に怖いのは消費税です。
まことくんの忘れ物癖が酷いという要素を落とし込んだ怪奇事件なんかも教養があるもので印象的。こういう面倒がないよう予定の管理や記憶の整理はちゃんとやっておけと言っているのだな。
まことくんの担当回だった二宮金次郎の怪では、昔の学校にはこういう像があったと説明をしていたが、そういやコレってリアルだと見たことがない。私がこれまで通った学校にはいたことがなかった。あと最後の振り返りSP回で、実は妖怪に襲撃された回数1位はまことくんだったと発表があったのは意外だった。
タイプは違うのが、まことくんも克也くんもクラスに一人はいそうなヤツ感があって親しみが持てました。
広くんのママが転生して幼稚園児の中にいるという回は悲しくも感動出来るもので初見からもすごく覚えていた。
私がお母ちゃん大好きっ子だったから小学生の時に母を亡くすなんて悲しすぎて考えられないと思って見ていた。それだけにキツい話だなと思ってしっかり記憶していた。やはりママの無償の愛は時を越えても普遍にして不朽ってわけなのね。これからも母のことを大事にしましょう。
ちょっと前に死んだママの魂がそこらの幼女に宿る内容のアニメ「妻、小学生になる。」が放送されていたが、あれを見ても広くんのママのことを思い出したよ。
死んだ者の記憶や魂はやはりあるべき場所に帰るべきであり、今現世にいる新しい命を上書きして消すものではないというわけですね。ぬ~べ~の語りからそういうことが伺えます。とにかく命を軽視して安易にコロコロ転生させる昨今のクソアニメには痛く響く一言かもしれない。
前々から思っていたことだけど、自分の子供の中に前世のおっさんニートの魂と記憶があると分かったなら親に処分されても決して不思議過ぎることはないよな~。
前世の記憶なんてのがあったら現世を生きるのには案外邪魔なのかもね。このエピソードを見ればそんなことも思えました。
ぬ~べ~の最大の敵が戦闘能力に長ける怪物でなく、金と精神を削って来る貧乏神だったのは、大きくなってから見れば説得性の強いものに思える。
力で殴られるより周囲からの信用や金が減って貧乏な一人ぼっちになる方が真に苦痛と言えるのもかもしれない。
しかしぬ~べ~も時代が時代ならありがたい職業とされた学校教師なんてのをやっておきながらなんであんなに金がないんだよ。うちの親が言うには、この時代にこの仕事をやっていてこんなに貧しているのなら普段の金遣いが悪いんじゃね?とのことです。
ぬ~べ~が儲けを狙ってパチンコに行っているのも印象的。アニメではなかったシーンだが、漫画では一人一箱までと購入制限があるスーパーのカップ麺の特売セールに変装して並び直して複数回買っているという情けないシーンが描かれていた。ああはなりたくないけど、それをやるならスリルがあってちょっと面白そうとも思ったね。
貧乏神の進撃で遂に金がなくなったぬ~べ~が、学校で焚き火をしてキャベツの丸焼きを作っているシーンにはなんかジワル面白さがあった。あれなら芯までホックホク状態で美味しく食べられるのかもしれない。
いつの時代も貧乏をしてからの飢えが一番怖いってことですね。
最終回の妖怪枕返しの怪には、結構なトラウマ要素があったのでよく覚えている。久しぶりにまた見れて良かった。
この回でのパラレルワールドを見れば、ぬ~べ~は律子先生と一緒になったっぽいから本編ではゆきめと添い遂げないのかなと当時は思っていたものだ。私は先に平成版アニメを見て、その後に漫画を買って読んだ勢だからな。
しかし大人になった響子ちゃんが、悩み少なく無邪気にいられた小学校の頃は良かった~と振り返っているのを今見たら、こっちも大人になったことで複雑に思うことがある。
当時ガキだったこっちも大きくなったからその状態で再度この回を見れば、子供心で見つめていた未来は華やかで輝かしいばかりではないぞ~となるわけだ。まぁ私なんてまだ良い方で、ガキの頃描いた理想の未来からもっと外れて酷く転落した者なんて五万、十万といるからな。今を見つめて楽しむことだけ考えましょう。
子供心に大変怖いものでトラウマ要素もあったが、このエピソードを持ってきた最終回はとても良い締めになっていた。連載完結がまだの上で放送を切り良く完結させるならこのエピソードで挑むのがベストだったのかもしれない。アニメならではの完結に上手いこと持っていった当時のスタッフの手腕はナイスだった。
ぬ~べ~といえば興味深い点は、可愛いヒロインのセクシーカットもそう。電波に乗せるならいつの時代でもそこはある程度気を使うもの。
漫画が最もスケベ解放状態で次に平成版アニメ、そして令和版の順にお色気要素が段々とナーフされている。
平成版だとどこまでエロ出し出来るのだろうと興味深く見ていきました。
私は小学生の段階でダイナマイトボディの美樹ちゃんが好きでした。うちのお兄ちゃんは響子ちゃん派だった。
あとはぬ~べ~先生の回りにいる律子先生とゆきめちゃんも良し。イタコでコギャルのいずなお姉様もめっちゃ良いっす。この作品には可愛い子が多く登場したんだよな。
ここらへんの可愛い子ちゃんのお色気シーンもちょっとはあったので良かったです。漫画を読んでいてかなり酷くセクシーシーンが描かれた事でナイスだったのは妖怪あかなめが登場する風呂屋の回。お風呂妖が出るならめっちゃお風呂シーン回していて良し。着衣ターンが効率よく削られていた。
この回の酷くお下品&素敵にセクシーだったシーンは、妖怪騒動で女子風呂から逃げ出す女子達の見えてはいけないところをジャンプのシンボルの海賊マークで隠していたところ。漫画であの表現を見た時には、とにかく面白いことしてんな~となってご機嫌でした。
さすがにお色気シーンが前提になるこの回でも、テレビでやる分にはいくらかナーフ状態でお届けしていました。いずれにせよ悪くない世界が見えて良かった。
今回見て律子先生が良いな~と強く思うようになりました。当時はなんとも思わずに見ていたけど、よく考えればあんな格好をしたナイスバディのピチピチギャルの先生なんていないよな~。律子先生は可愛いし格好良いナイスな先生です。
平成版は根谷美智子が演じていたのか。これはまた意外。このように化物に怯えてキャーキャー言っている若いギャルの役をやることは珍しい。この人の行う役なら強くてクールな女性が多いイメージがあるからこういう演技はレアだった。でもキャーキャー言っている若いギャルの演技も普通に良かったな。
しょうけら登場回では、普段だと化物にビビってキャーキャー言うばかりの律子先生が、妖怪から生徒を守るために消化器片手にガッツを見せるのが格好良かった。だからあの回は好きです。
ここでぬ~べ~は本当は強くて格好良いと律子先生が初めて知ることになって好きになり始めるんだよな。とまぁ色々と要素も思い出も濃い目の回です。
その律子先生よりずっと先行して鵺野先生ラブなゆきめちゃんが、まさか最終章で正妻ヒロインになるとはな。当時は読めないことでした。
こちらのアニメ版では白鳥由里の綺麗な萌え声でゆきめちゃんを楽しめるのが良し。 あの声での「鵺野先生」呼びにはなんだかグッと来るものがある。先生呼びされるのも良いですな。ゆきめちゃんは今見ても可愛い。令和の一級アニメギャルとしてもイケることかと思います。
令和版では活躍のターンがなかったいずなちゃんも激マブギャルで良いな。声は本多知恵子だったのか。この人のちょっと低めな声で来る不良娘の演技は良しです。好きな声なんだよな。
こうして声優を振り返ってみれば、平成版キャストの中には既にお亡くなりになった方がちらほら。そりゃ30年も前の作品ならそういうこともあるか。しかし良き作品での良き仕事は未来にもしっかり残っていて良かった。こういうのもアニメの良きところ。
夏休み時期をしっかり楽しませてくれた良き出会いでした。とても面白いアニメです。90年代の良いところをしっかり味わうことになったので、私の懐古厨がまた一段階深まったぞ。この時代の作品ってのも味わいがあって良し。
令和版の続きはもうないのかな。またやるなら応援しながら見ます。
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