こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こしのり映画

酸いも甘いもある庶民生活「鉄道員」

「鉄道員」は、1956年に公開されたイタリア映画。 列車が激しく遅刻しているのに、いつまでもその情報をホームに放送しないことをはじめ、様々な落ち度から私を怒らせるのが鉄道会社である。売ったつもりもないのに度々私の怒りを買いにくる点であまり良いイ…

とにかく華やかな映像化「オペラ座の怪人」

「オペラ座の怪人」は、2004年に公開された映画。 ガストン・ルルーの原作は先にチェックしたが、映像化されたものはこれまで見たことがなかった。長く愛される名作である本作は、幾度となく映画化、舞台演劇化されて楽しまれている。今回私が視聴したのは20…

宮沢りえも青春の反逆に出る!「ぼくらの七日間戦争」

「ぼくらの七日間戦争」は、1988年公開の日本映画。 本作の原作小説は児童文学として、または児童を抜け出て大きくなったものが過去を振り返ってちょっとした気づきを得るに丁度良い一作としてなかなかの地位にある有名作品である。 さすがにこれの原作は読…

深淵から人類の歴史を見る民たちから学びを得る「アビス」

「アビス」は、1989年に公開されたアメリカ映画。 本作には劇場公開した140分のもの、後に未公開シーンを贅沢に追加した170分の完全版のツーバージョンが存在する。見るなら当然完全版。今回見たのは完全版の方である。約3時間もあったからなかなかのボリュ…

心理戦に長ける犯行が見どころ「ガス燈」

「ガス燈」は1944年に公開されたアメリカ映画。主演はイングリッド・バーグマン。 5年程前にたまたま見たことがあり、面白かったので記憶している。このくそ暑い夏に再び視聴してみて改めて面白いと感じた。 マジでものすごく古いけど大変好きな作品だ。 ま…

もっと楽しくなって帰ってきたおばけの一家「アダムス・ファミリー2」

「アダムス・ファミリー2」は1993年に公開されたアメリカ映画。 個人的には一作目よりも楽しい二作目だった。 内容 序盤でゴメズとモーティシアの間に待望の赤ちゃんが生まれ、今回からは新ファミリーが増える。 赤ちゃんのベビーシッターを雇うことになるが…

盲導犬と人間のハートフルストーリー「クイール」

「クイール」は、2004年に公開された日本映画。 テレビドラマ「電車男」の作中に登場したことで有名。思えば私もこれきっかけで視聴した。電車男とエルメスたんが一緒に見て感動していた本作は、この私をも感動させてくれた。 今回で人生3回目の視聴となる本…

沈みゆく日本の中で光るヒューマンストーリー「日本沈没」

「日本沈没」は、1973年に公開された映画。 「日本沈没」と言えば、今年には「日本沈没2020」と銘打ってアニメ化もされたことで再び注目を集めている。私の推し声優上田麗奈主演でアニメ化したこちらはまだ視聴していないのだが、その内絶対にチェックしたい…

楽しいおばけの一家「アダムス・ファミリー」

「アダムス・ファミリー」は、1991年に公開されたアメリカ映画。 そういえばコレのスーファミソフトが出ていたのを思い出す。しかしどんな内容かよく覚えていないし、どうもタイトルからトラップ一家と混同して記憶の整理が出来ない。そんな中、先日BSで放送…

猿から学べる人類の危機「猿の惑星」

「猿の惑星」は、1968年に公開されたアメリカ映画。 先日BSで放送したのを懐かしいと思って見たら「あれ?なにこれ、こんな作品だっけ?」となった。どうやら同じく賢い猿が人間を圧倒する様を描いた日本の特撮ドラマ「猿の軍団」と勘違いしていたようだ。 …

人生は輝いている「シャイン」

「シャイン」は、1996年に公開されたオーストラリア映画。 実在するピアノ弾きデイヴィッド・ヘルフゴットの半生を綴ったヒューマンドラマである。 ピアノのことは素人なので彼のことは知らないままに視聴したが、なかなかの熱量で描かれる味わい深い作品だ…

パニック映画の始祖「ポセイドン・アドベンチャー」

「ポセイドン・アドベンチャー」は、1972年に公開されたアメリカ映画。 これよりも先輩作品があったのかどうか知らないが、とにかく私にとっては人生初のパニック作品である。まだ毛も生え揃わないくらいチビの時分にこいつをたまたまBSで見た時には、面白い…

その老人の戦いに我々は鼓舞される「老人と海」

「老人と海」は、1958年に公開されたアメリカ映画。 アーネスト・ヘミングウェイ作の短編小説を映画化したものである。文学青年を長年やって来た身なので、さすがにこのクラスの有名どころは読んだことがある。本は薄く、一日あれば読めるものだった。 話の…

愛した女は二度死ぬ「めまい」

「めまい」は、1958年に公開されたアメリカ映画。 巨匠ヒッチコック監督作品である。 昔見たことがあるのだが、高所恐怖症の主人公が教会に登って自慢の「めまいショット」がお見舞いされるところくらいしか覚えていなかった。この度再度チェックしたところ…

時空を越える学園青春もの「時をかける少女」

「時をかける少女」は、1983年に公開した日本映画。 かなり前に見たことがあるけど、細部の設定の記憶が抜け落ちていて「結局どんな話だっけ?」と思っていた時にBSで放送していたからチェックした。これにより抜け落ちた記憶の補完となったが、それもいつま…

飛行機乗り青年の偉大な挑戦「翼よ! あれが巴里の灯だ」

「翼よ! あれが巴里の灯だ」は、1957年に公開された映画。 ジェームズ・スチュワート主演作品は大体面白いという先人の教えから、彼主演のこの作品をこれといった前情報無しに見てみたら大変素晴らしかった。その感想を殴り書いて行こう。 主役の飛行機乗り…

マジ、サイコだった映画「サイコ」

「サイコ」は、1960年に公開されたアメリカ映画。 巨匠ヒッチコック監督作品である。 ヒッチコック作品の中でも一位くらいに有名だし、広く映画作品としても世界的な傑作と言えるのが「サイコ」である。 これまでテレビで何度となく放送されていて、公開から…

逃亡犯と人質少年の絆「パーフェクト・ワールド」

「パーフェクト・ワールド」は、1993年に公開されたアメリカ映画。 脱走犯をケビン・コスナーが演じ、それを追いかける警察の役をクリント・イーストウッドが演じた。豪華な顔ぶれとなった。 1963年のアメリカを舞台に、子供を人質に取った逃走犯の物語を描…

男女の友情はありえるのか?「恋人たちの予感」

「恋人たちの予感」は、1989年に公開されたアメリカ映画。 主人公の男女二人が出会って結婚するまでの約12年間をコミカルに辿るものである。 最初は学生時代から始まり、二人は口喧嘩をする不仲な状態、それも互いに変人のように意識していて恋仲には至らな…

舞台に生き舞台に死す「ライムライト」

「ライムライト」は、1952年に公開されたアメリカ映画。 国外追放を受けたことにより、チャップリンのアメリカ時代最後の作品となった。 タイトルの「ライムライト」とは、電球普及以前に使われていた古の舞台照明器具のことを指す。また「名声」という意味…

いたずらな霧が呼ぶ群像劇「予期せぬ出来事」

「予期せぬ出来事」は、1963年公開のイギリス映画。 霧に包まれたロンドン空港で、飛行機出航の足止めを食らった登場人物達個々の物語が展開する群像劇となっている。その昔に見た映画「グランドホテル」ぽくてかなり好きな作品だった。 霧が発生して飛行機…

美しきファミリー劇「若草物語」

「若草物語」は、1949年に公開された映画。 アニメにもなって楽しまれている大昔の文学作品が実写映画化したものを楽しんだ。時を越えて人々に楽しまれる作品で、アニメも実写も複数作品があり、ここ最近でも映画や舞台劇として楽しまれている。 複数ある映…

床屋と独裁者「チャップリンの独裁者」

「チャップリンの独裁者」は、1940年に公開されたアメリカ映画。 ポーランド侵攻、ユダヤ人排斥などを行ったヒトラーの独裁政治を底に敷き、チャップリンならではのユーモアな手法でそれらを非難した風刺作品になっている。 テーマに第一次世界大戦を扱いな…

五感では見えない世界「シックス・センス」

「シックス・センス」は、1999年に公開されたアメリカ映画。 幽霊が見える少年コール、そんなコールを孤独から救うために寄り添う小児精神科医マルコムの二人を中心にして、人の五感では到達出来ない第六感で見る世界が展開する。 序盤では、視聴者にもはっ…

貧しき人々の悲哀のミステリー「飢餓海峡」

「飢餓海峡」は、1965年に公開された日本映画。 有名な映画なので以前から名前は知っていたが、見たこともなければ内容も知らなかった。そんな今作を2020年にもなってやっと視聴わけだが、これが大変面白かった。 以前楽しんだ「宮本武蔵」シリーズの内田吐…

一時代の終わり「ゴッドファーザー PARTⅢ」

「ゴッドファーザー PARTⅢ」は、1990年に公開したアメリカ映画。前作からなんと16年も経って公開されたシリーズラスト作である。 今作は前二作と比べると尺はやや短め。と言っても2時間50分もあるのでやはり長尺ではある。 前作ラストから更に時は流れ、すっ…

コルレオーネファミリー、魂の系譜「ゴッドファーザー PART Ⅱ」

「ゴッドファーザー PART Ⅱ」は、1974年に公開されたアメリカ映画。 前作に引き続き上映時間は約3時間半と長め。「風と共に去りぬ」などの古くて尺が長い映画にたまに見られる「INTERMISSION」の時間もあった。これを一息で見るのはかなりきついと想う。コロ…

これがマフィアだ「ゴッドファーザー」

「ゴッドファーザー」は、1972年に公開されたアメリカ映画。 ゴッドファーザーといえば一番に来るイメージが上映時間が長いこと。これと並んで「アマデウス」「十戒」「風と共に去りぬ」あたりも、確かDVDが二枚組だったり両面だったりして、視聴するにはか…

男の意地と美しい親子関係を描く「人生の特等席」

「人生の特等席」は、2012年に公開されたアメリカ映画。 チビの頃からBSをつければ何かと会うことが多かった俳優クリント・イーストウッド主演作品である。 プロ野球のスカウトマンが主役の物語である。 イーストウッド演じるスカウトマンのガスは、長年業界…

ユーモアと皮肉にくるまれた反戦映画「チャップリンの殺人狂時代」

「チャップリンの殺人狂時代」は、1947年公開のアメリカ映画。 視聴は2回目だが、結構忘れているので新鮮な気分で視聴した。 コロナ騒ぎのせいで、せっかく家にいてもテレビで新作が見れなくなった今だからこそ、過去作の視聴意欲が増す。 古き良き時代の名…