こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こしのり良い曲 その19 最近よく聴いている曲(2019年7月~9月)

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 7月から9月はずっと暑くてイラついたけど、そんな時間を楽しくしてくれたのが音楽。

 

 今期もいろんな曲を聴いて楽しんだので、それらをサクッとまとめようと思う。

 

 

    ↓

 

 

ダイスキ。/ 大橋彩香 

 

 この夏話題の楽しい変態アニメ「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」、縮めて「変好き」のOP曲。

 

 これまでアニメの主題歌、挿入歌を多く歌ってきた大橋彩香だが、フルで聴きたいと思った彼女の楽曲はこれが初めてだった。

 

 恋心がたっぷり詰まった歌詞と一回聴いてハマった印象的なメロディーが良かった。

 

「カラダ中がダイスキって叫ぶの」の生命力溢れる歌詞が可愛くて良い。

 

 

イヤヨイヤヨモスキノウチ! / スピラ・スピカ
イヤヨイヤヨモスキノウチ!  (期間生産限定アニメ盤) (DVD付) (特典なし)

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 人類の心理が結局はこれなんだよなって言えるタイトルの曲。

 この夏話題のお母さんアニメのOP曲。

 変なアニメ(まぁ好きだったけど)だと思って見ていたらOPで流れるこの曲はクセになって良かった。

 サビで繰り返される「イヤイヤ」のパートが可愛い。なかなかの中毒性を持つ一曲だった。

 

 

P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~ / DA PUMP

 

 振り付けとセットでかなり楽しい曲。テレビ披露時に繰り返されるバイーンダンスは真似してしまう。

 去年の「U.S.A.」の残り火ではなく、こちらの新曲も別物として十分に楽しめる良曲だった。

 

 

HANDS UP / Kis-My-Ft2
HANDS UP(CD+DVD)(初回盤A)

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 最初はどうなんだろうかと思った。「アイ ガッチャ」のパートはちょっと笑ったけど、聴く度にハマった。これはとてもノリノリで格好良い。

 

 パフォーマンス時に緑のジャケットを着て踊る北山くんが格好良い。

 

 千ちゃんやニカちゃんも前の方に来てソロを歌って踊るので、キスマイのパワーバランスも均等なものになりつつあると思わせる一曲だった。

 

 

ファンファーレ! / Hey! Say! JUMP
ファンファーレ!  (初回限定盤1) (CD+DVD-A)

ファンファーレ! (初回限定盤1) (CD+DVD-A)

 

 

 8人になってからも順調なペースで新曲を出す彼らが放つ、夏を感じるちょっぴり切ないナンバー。

 

 ぶっちゃけ、春に2週連続で出したシングルは個人的にはどちらもいまいちなハマリだった。しかしこの新曲は良い。

 

 セミ男のドラマの曲だったことから、短い間しか地上で夏を生きられないセミの習性を思い出すどこか寂しい感じもする良きナンバーだった。

 しっかり踊るパフォーマンスも良かった。

 

 それにしても山田くんは、その昔にはちょっとぷくっとしたチビだったのに現在ではすっかり綺麗になった。そして圭人君はいつ帰ってくるのだろう。

 

 

モス / サカナクション
忘れられないの/モス

忘れられないの/モス

 

 

 繭を割り出てくるPVから「ラーバモス」とか「進化の繭」とか「モスラ」を思い出した。関係ないけどそういうこともあって思いである曲。

 

 曲を聴いてももちろんハマる。少数派の心を書いている詞もいいではないか。

「三つ目の眼」のところが好き。

 

 Mステで見せたパフォーマンスもまた良かった。

 

  ボーカル山口がアーティスクワークとして8センチシングルは出しておきたいと言って8センチで曲を出したのは好印象。8センチシングルのこのサイズ感が大好き。

 

お願いマッスル / 紗倉ひびき (ファイルーズあい) & 街雄鳴造 (石川界人)
TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」OPテーマ「お願いマッスル」/EDテーマ「マッチョアネーム?」

TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」OPテーマ「お願いマッスル」/EDテーマ「マッチョアネーム?」

 

 

 この夏話題のダンベルアニメ「ダンベル何キロ持てる?」OP曲。

 

 タイトルから曲までフザケたものかと思うと、これがなかなか侮れない。実は良い出来をしている。

 ひびきちゃんの可愛い歌声、そこに街雄君の愉快な合いの手が入る仕組みは良い。

 

 ボディビル大会で客席から飛んできそうな掛け声が多数入った歌詞が面白く、「腹筋板チョコバレンタイン」が個人的にツボ。

 これを聴くと石川界人という役者が面白い奴に思えて笑える。なんか彼のイメージが変わった(もちろん良い意味で)。

 

 

koi-wazurai / King & Prince
koi-wazurai(初回限定盤A)(DVD付)

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 まずは悪いけど、「恋煩い」をローマ字表記で行くとちょっとダサい。でも曲は好きだった。

 

かぐや様は告らせたい」の実写映画の主題歌。にしてもアニメが終わってすぐに実写だったな。早い!

 

 こじらせた恋心を持つ白銀会長とかぐや様の関係性がイメージ出来る歌詞は原作を知っていると楽しめるだろう。歌詞にある「難攻不落」はまさにそんな感じだと思う。岸くんが歌うそこのパートも好き。

 

 最近は神宮寺くんの歌声が際立って良い。彼は滑舌が良いと思う。

 

 ごめんけど、知的で狡猾な白金会長をやるなら、平野くんよりも神宮寺くんの方がイメージが近いんだよな。というのが個人的な意見。そんなことを言っても箱で推しているので平野くんももちろん応援しています。

 

 

Big Shot!! / ジャニーズWEST
Big Shot!! (通常盤) (CDのみ) (特典なし)

Big Shot!! (通常盤) (CDのみ) (特典なし)

 

 

 WESTがバレーボールのサポーターで選ばれるのは意外だった。しかしこの曲はご機嫌なナンバーだった。バレーボールには全く興味がないけど、WESTが歌うところを見たいがために大会の最初の方だけはチャンネルを合わせていた。

 

 西の楽しいお兄さんで売っているが、グループ平均で見てかなり歌唱力が高いグループがここだと思う。特にシゲ、神ちゃん、桐山くんは美声。私は桐山くん推し。

 

 歌詞には、過去にバレーボールサポーターを担当したグループのことを彷彿させる仕掛けがされていた。

 振り付けには、過去にバレーボールのテーマ曲だったセクゾの「Cha-Cha-Cha チャンピオン」ぽいところが見られる。

 

 デビュー5周年ということでこのグループも円熟期を迎えつつある。この先の成長が楽しみな7人だ。

 

CDアルバム部門

 今年はジャニーズのアルバムラッシュだ。

 年明けからNEWS、Sexy ZoneKis-My-Ft2、キンプリがオリジナルアルバムを、嵐はベストアルバムを出した。それぞれしっかり耳を傾けたのでなかなかの(楽しい)時間を持っていかれた。

 そして夏にはエビとKAT-TUNが新アルバムを出して音楽シーンを盛り上げてくれた。それぞれの感想を是非とも語りたい。

 

Going with Zephyr / A.B.C-Z
Going with Zephyr(通常盤)(特典なし)

Going with Zephyr(通常盤)(特典なし)

 

 

 ハッシーが来て尻に「Z」がついてから10年目の彼らが放つ6枚目のアルバム。さすがは10年目の仕事というわけで、今作の出来は良いばかりで悪口はゼロ。

 

 これまでの5枚ももちろん聴いているが、もしかしたらこの最新アルバムが最高傑作かもしれない。それくらいに聴きごたえたっぷりな良い作品だった。

 

 アイドルのキラキラ感は控え目。全体的にダンスナンバー、ジャジーな曲で構成され、都会的なメロディーを奏でるおしゃれ格好良い作りのアルバムになっている。

 

 まずは一曲目にしてアルバムリード曲の「Crush On You」がめちゃめちゃ格好良い。トッツーの英詩パートから始まっての手招きダンスは一流パフォーマンスだった。エビはダンスナンバーをやるとやはり強い。この夏一番聴いた曲かもしれない。

 

 既出のシングル曲「 JOYしたいキモチ」「Black Sugar」はそれぞれ大きく曲調が異なるけど十分にグループらしさが発揮された良曲だと思う。

 本当にざっくりと抽象的な感想だが「JOYしたいキモチ」はどこかSMAP感がある曲だとも思う。

 

 かなりノリノリで攻めるナンバーの中に、秋感を感じるしっとりナンバーの「アキズキ」が放り込まれている。大人の落ち着いた感じのするこのナンバーがかなりお気に入り。

 

 締めの一曲の「FORTUNE」も格好良くて好きだった。ついつい家事をしながら歌ってしまっている。

 

 メンバのハッシーこと橋本良亮の歌声が時を重ねる毎によりセクシーなものへとレベルアップしている。彼の歌声はシンガーとして聞きたくなるものだ。というわけでハッシーの歌声が大好き。

 

 エビは本当にもっと前に、そして上に来て良いと思う。

 

 

IGNITE / KAT-TUN
IGNITE (初回限定盤1) (CD+DVD-A) (特典なし)

IGNITE (初回限定盤1) (CD+DVD-A) (特典なし)

 

 

 去年の夏に三人体制初のアルバムを出して依頼、約1年間新曲が来ない。久しぶりのCDとなった。

 今年は5月に亀梨和也名義でソロシングルを一枚出したのみで、グループのシングルは出していない。今回のアルバムの特徴は、先行シングルが一曲も入っていないこと。アイドルがアルバムの先行プロモとなるシングルを入れずに全部新曲のアルバムを出すというのはなかなか挑戦的。少し前にはジャニーズWESTやHey!Say!JUMPもシングル無しのアルバムを出したことがあった。そんなわけでアイドルよりもアーティスト思考で出している感がある今作には大変注目した。

 

 アルバムタイトルの「IGNITE」は着火するという意味。ラルクの「ハートに火をつけろ!」を思い出したけど、そんな感じで今年の夏はKAT-TUNが我々のハートに火をつけてくれた。大変出来の良いアルバムだった。

 

 旗揚げ当初から数は減ったものの、迫力あるボーカルで聴かせるグループのため、三人でも音の面での寂しさは感じさせない。やはり亀ちゃんの色気たっぷりのボーカルは聴き応えがあるし、ハイトーンで繊細な中丸くんのお声も耳を癒やす、そして時に攻撃的に攻める上田くんの荒ぶるボーカルテクもハートを揺るがす。改めて良い三人だと思えた。

 

 この夏にはテレビでもパフォーマンスしてくれた「DANGER」が格好良い。曲もだが、間奏のダンスも印象的だった。あそこの中丸くんの踊りが好きだった。

 

 ロックに攻める「甘い渇き」が格好良くて耳に残るナンバーだった。

 

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なぞのチビとの楽しい日常「ぽてまよ」

ぽてまよ」は2007年7月から9月まで放送した全12話のテレビアニメ。

 

EMOTION the Best ぽてまよ DVD-BOX

 

 ある日突然、主人公の少年 森山素直(もりやま すなお)宅の冷蔵庫から謎の生物が登場する。そいつが作品タイトルにもなっている「ぽてまよ」。

 

 ぽてまよは多分女の子で、見た目は猫耳の幼女。人語を話さず「ハニハニ~」とか言って鳴いてる可愛いチビだった。たまに体操のテレビ番組を見て踊るシーンが可愛かった。お漏らしをするガキなのでパンツを履いている。

 一体何がどうなって何の目的で素直くんの家に来たのか、そこら辺のことはずっと謎のまま物語は進行する。

 基本的には無感情クールキャラの素直くんは、謎の生物の登場にこれといったリアクションを示さず、ぽてまよを頭に乗っけるとそのまま日々の学校生活を続ける。ちなみに「ぽてまよ」の名前の由来は、ぽてまよ登場時に素直くんがポテトマヨネーズのパンを食っていたから。

 

 次いで第二の謎が襲来する。多分森山家の冷蔵庫は、異世界に繋がるゲートになっているのだと思う。ぽてまよの次には、ぐちゅ子という謎のチビが冷蔵庫から出てくる。こいつもまた幼女の見た目。手にした鎌で何でも破壊するが、その後はガムテープで雑に修復して行くというちょっとした礼儀を持っている。ぐちゅ子のハニワみたいな髪飾りは口からビームを出す。ぽてまよと違って戦闘力が高い。

 

 つっこみどころ満載の導入なのに、他のキャラがそこに突っ込まず、遂に全話通してそこの謎は解明しない。

 

 以上二匹の珍生物がいる中で、主人公の素直くんが通う学校を主な舞台とした日常コメディが展開する。

 

 謎の生物二匹の存在を除けば、後はよくあるコミカルな日常もの。この作風は大変好みだった。

 クールな素直君の周りには個性のある同級生達がたくさん集まってくる。まずはキャラが面白い。

 

 素直くんのことが大好きなヒロインの夏 みかんちゃんが可愛くて好きだった。天然でちょっと変人な感じが良い。川澄綾子がちょっとアホな女の子を演じるのが良かった。

 いつもはボケボケ女だけど、後半で父と喧嘩した素直くんに対しては「お父さんの話をちゃんと聞かないとダメ」と言って怒る。川澄ボイスで叱られるのはちょっといいなって思った。

 

 みかんの友人の高見盛 京ちゃんも良いヒロインだった。活発で男前なヒロインだけどクラスで一番おっぱいがデカい。そしてお菓子作りが得意という点はポイントが高い。

 彼女のお父さんも娘の発育の良さに戸惑うシーンがあった。女子の発育スピードは侮れない。

 野良猫のぐちゅ子が京ちゃんのことだけは好きになって懐く展開も良かった。

 

 釘宮理恵の可愛い声なのに毒舌な春日乃 ねねも良いキャラだった。これの三人のお兄さんもかなり変態で面白かった。

 

 素直くんのクラスのおもしろコンビの桐原 無道、初芝 薫のやりとりが笑えた。

 初芝くんはあくまで軽くゲイでむったんこと無道くんのことが大好き。むったんはぽてまよのことが大好きだけど全然懐いてもらえない。この二人の飛ばすギャグも面白い。

 

 ぽてまよとぐちゅ子が何だったのかは結果分からなかったが、人々に幸福を運ぶ何かだったのでは?とか思う。

 後半では二匹の頭からクローバーの芽みたいなのが出て、次には蕾をつけ、最後には開いて花びらを散らす。散らした後は眠りにつくので一瞬「死んだのか?」と思ったけどしばらくするとまた起き上がって遊び始めた。最終回はちょっとびっくりだった。

 

 物語では、ぽてまよとの出会いを通して素直くんの心がちょっぴり成長する過程も捉えている。亡くなったお母さんとかなりぶっ飛んだおもしろお父さんとの絆の物語もあり、笑えて萌えたその後にはホッコリもする。老若男女問わず楽しめるハートフルな作品だったと思う。

 

 ちょっと気になる点は、素直くんが通う学校では女子だけでなく男子もセーラ服で通うこと。そういえば「ポパイ・ザ・セーラーマン」なんて言ってたくらいだから、セーラーも元々は男こそ身にまとうユニフォームだったなと思い出す。

 

 有名声優が多数出演していて声優好きとしても楽しめる。この時には出始めでまだ売れていなかったが今ではビッグになった者もいたりする。ほぼモブの役で梶裕貴が出ているのを見つけた時は何だか嬉しかった。

 

 ぽてまよ役を務めた花澤香菜は、この時ならまだまだ声優として出始めの頃だった。オーディオコメンタリーではこれをやった時は大学一年生だったと言ってた。若っ!

 花澤香菜を辿る上では知っておきたい芝居だった。主に鳴き声しかないけど、ぽてまよの演技は可愛かった。当時ペーペーだった彼女が、この後数年で押しも押されもせぬビッグスターになることはとっくに知られたこと。

 素直くん役の喜多村英梨もこの時にまだ新人時代だった。彼女の昔の演技が見れて嬉しい。

 

 オーディオコメンタリーを聴くと、同時期に放送していた「もえたん」とアニメでコラボしたことがあるとか言ってた。「もえたん」は見たことがあったがそれは覚えていない。あっちもロリに萌える良き作品だった。

 

まなびストレート」が業界初だと言われている、全編に渡ってキャラの髪にグラデーションをかける技法が本作にも用いられている。業界では多分ここがそれをやった二番手ぐらいだということもオーディオコメンタリーで言っていた。こうして過去作を見ると、アニメ技法の変化、あるいは進化についても知れて大変お勉強になる。

 

 そんなわけで、かわいい謎のチビが出てくる癒やしアニメの「ぽてまよ」が意外にも良かった。登場する女子キャラも面白いし可愛い。これはおすすめアニメである。

 

 

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「ご注文はうさぎですか?? ~Sing For You~」

ご注文はうさぎですか?? ~Sing For You~」は2019年秋に発表されたOVA

 

【店舗限定特典あり】ご注文はうさぎですか?? ~Sing For You~ (初回限定生産) [Blu-ray] (キャラクターデザイン奥田陽介描き下ろし特殊パッケージ) (Koi先生描き下ろし三方背ケース) (イベントチケット購入申込券(抽選)封入) (A4クリアファイル付き)

 

 前作OVA「Dear My Sister」に次ぐ待望の新作となった。

 このシリーズもスタートからもう5年目。テレビ一期から全て視聴しているので、前作OVAから一年ぶりに可愛い彼女達と再会出来て私は大変嬉しかった。ぶっちゃけ言うと、シナリオどうこうなどはよそに、このキャラ達がまた画面で見られたら満足だった。しかしこの新作、中身もなかなか良かった。

 

「Dear My Sister」では、ココアが里帰りして実家のお母さんやお姉ちゃんと交流を深めつつも、出稼ぎ先でチノちゃんと血液を越えた姉妹関係を強固なものにするエピソードが展開された。

 そして今回はチノちゃんが主役。

 学校の合唱発表会でソロパートを任されたチノちゃんが、人前で歌えるよう特訓する物語が展開する。まだ自分の歌に自信が持てないチノちゃんを、4人のお姉ちゃんと2人の同級生、そしてたまたま通りかかった青山先生がサポートし、最後には発表会が無事終わるまでを描く。

 チノの心が成長して行く過程、そして物語の導入や合間に挟まれるチノの母との思い出が見どころとなる心がほっこりして最後にはやっぱりぴょんぴょんするお話だった。

 

 

 今回の見どころをいくつか上げていこう。

 

 まずは、リゼとチノのコンビが良い点。作品のメインのカップルと言えばココアとチノだが、実はそれ以前から付き合いのあるリゼチノの姉妹感ある関係も良い。「Dear My Sister」で振り返ったリゼとチノの関係も良かったが、今回もこの二人の間のやり取りがちょっと良い。

 歌の特訓の手始めとしてチノはリゼに基礎体力トレーニングのコーチを頼む。トレーニング時には髪型が変わる二人にも注目したい。ここに限らず、その他のキャラもシーンごとに髪型が変わるので、そこも楽しめる新作となった。

 

 昔のチノならソロパートの話を蹴っただろうから、そこを引き受けて特訓するようになったチノの成長を喜ぶリゼの一言がほろりと来る。

 リゼちゃんはギャク要因としてもなかなかの力を発揮するけど、メインキャラの中では一番気配りの出来るお姉さん視点を持っていると思う。ずるい魅力だなと思える。

 

 基礎体力の後はやっぱり人前で実際に歌って慣れろということで仲間達が集まってぷちライブを始める。ここはもうファンサービス。チノがメインの筋となるから、他のキャラを歌わすならこことばかりにこのシーンは盛り上がる。

 カフェインで酔っ払ったシャロちゃんのアイドルっぷりや、萌え衣装で歌う千夜ちゃんが眩しい。ここでは既存の懐かしソングも披露。振り回され隊も再結成でファンとしては嬉しかった。

 

 チノが歌う発表会ではタカヒロお父さんとついでにリゼのパパまで来ていた。そして孫の成長にティッピーお祖父さんが泣いているのも可愛かった。

 ここでのチノ役の水瀬いのりの歌が良かった。

 

 今回のキーパーソンがチノのお母さんのサキさん。若い頃は歌姫をやっていたお母さんもまた歌が上手。

 お姉ちゃん達と同級生の支えだけではなく、母との思い出もまたチノの心の支えとなり、時を越えた家族の絆が描かれた。お母さんと仲良しの私としてはぐっとくる流れだった。

 

 サキを演じたのが歌える声優でもトップクラスの水樹奈々だったのが良かった。

 エンディング主題歌はチノとサキで歌っている。 

 中の人の話をすると、いのりんと奈々様という新旧のキングの歌姫をぶつけてきたこの組み合わせはエモいし、色々助かる。

 

 そんなわけで今作も大変良い出来だった。

 次は少し息つく間を与えた来年の2020年にテレビシリーズ三期が予定されている。これは五輪どころではない(別にスポーツ大会アンチではない)。来る新シリーズに備えて過去作も復習だな。こうして「ごちうさ」を楽しんだ私の心はぴょんぴょんするのである。

 

 

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追われる抜け忍の旅路「忍風カムイ外伝」

忍風カムイ外伝」は、1969年4月から9月まで放送した全26話のテレビアニメ。

 

忍風カムイ外伝 DVD-BOX collection 1

 

 やはり、幼い頃から今日まで良く聞きはするが謎の職業である「忍者」には興味を持つし、好きになる。考えれば忍者とつく作品はだいたい楽しんでいた。

 今作の見どころは、爽快な忍法アクションと、抜け忍の悲しい性を追う重厚なエピソード展開にある。

 

 本編前には「東芝がカラーで送る~」というナレーションが入る。カラーが当たり前の現代でここを番組の特徴として挙げないだろうから、当時はまだ全編カラーの作品が新鮮だったのだと思える。

 

 良く聞くが、やはりある忍の掟が組織を裏切る者、抜ける者は抹殺するというやつ。

 抜け忍の主人公カムイが追手から逃れて我道を行く過程を全編に渡ってお届けしている。

 

 カムイは、変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)、飯綱落し(いづなおとし)などの必殺忍法を用いて追手を倒す。この忍法アクションは見ていて爽快。随分古い作品だが戦闘シーンはなかなか良い動きだと思う。

 

 虚しい忍者の世界に嫌気がさしたことで抜け忍となったカムイは、逃げたその先で恨みのない追手を殺し、自分が生き延びる過程で罪のない者も死に巻き込んでしまう。

 

 忍の世界を離れてただの人間として生きたいのに、そのためにはただの人間から程遠い殺しの世界と隣合わせでなければいけない。

 当たり前に持つ人の性を貫く過程で、関係のない者が死んでいくことがある。そこで当たり前のことをしていながらも己の中にエゴを感じて自己嫌悪に陥るカムイの暗く辛い心理描写がなされる。

 

 追手の中には民間人に変装して自分に近づく者がいるかもしれない。その猜疑心からカムイが人間不信に陥る過程も描かれる。抜け忍をやる以上、人を「信じる」行為は実に慎重に行わなければならない。うっかり人を信じれば自分が騙されて殺られることもあるからだ。この疑いだらけで人間関係が希薄になる抜け忍の都合が辛い。

 

 ある時には追手だと疑って危険な状態にある者を見捨てたら実はただの一般人で、だったら助けてやれば良かったと後悔することもある。人を信用できない病んだ心が本来助けられる命を見殺しにする結果になり、それによって罪悪感を得る展開もあった。こんな緊張ばかりする生活をしているカムイを見れば、ストレスでハゲると思った。

 

 人間を信じるのは危ないという状態でもカムイはやはり人間。ということで時には心の孤独を埋めることをしなくてはならない。旅の途中で鷹を手なづけたり、忍犬を飼うこともあった。しかし何れも追手との戦いの際に殺されてしまう。

 忍犬と心を通わせた後にカムイが「これでお前が言葉を話せたら」と漏らすシーンでは人間らしさが分かり、同時に彼の孤独が分かって可愛そうになった。

 

 後半に登場するくのいちスガルのエピソードは面白かった。古い絵柄だがスガルが色っぽく描かれていて好きになった。

 カムイは後にスガルの家族の下で世話になり漁師として働く。この他にも旅の過程でカムイは民間人に混じっていくつかの仕事をして生計を立てている。

 追手が家族の飯に毒を持ったことでスガル達の家族は皆殺しになった。この流れはキツかった。スガルの娘のサヤカはカムイの嫁志望を持つ可愛らしい娘だったのに殺されてしまう。これには復讐や人殺しを良しとはしないカムイも完全に怒って犯人を殺る。

 

 最終回まで物語を追っても、カムイの行く道には殺戮とそれに伴う虚しさしかない。

 かなりハードな人情劇となり、物語は一貫して暗めだった。これは子供向けではないと思う。そんな訳で当時は子供人気がいまいちだったとか……。

 しかし大人にはそれなりに受ける内容だと思う。人間心理だとか、カムイが求める当たり前の人間生活や幸福については深く考えさせられるものがあった。

 

 という訳で個人的には好きになる作品だった。

 

 最後に、カムイが着るピンクの服は好きだけど派手なので、これでは追手にすぐ見つかるだろうと思う。

 

忍風 カムイ外伝 Blu-ray Complete BOX<6枚組>

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忍風カムイ外伝 Blu-ray Vol.1【想い出のアニメライブラリー 第56集】

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サイレントでもしっかり日常生活をお届けする「女子かう生」

「女子かう生」は、 2019年4月から6月まで放送した全12話のテレビアニメ。

 1話が3、4分で終わるショートアニメ。

 

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 最近よくある女子高生の日常ものだが、他と違う仕掛けがそこをサイレントでお届けするというもの。

 この作品は声優達がタイトルコールを行って始まるが、肝心な本編ではセリフというセリフがない。それぞれのキャラにはしっかり声優がついているが、五十音を組み合わせての意味ある言葉を喋るシーンは基本的になく、声優達が行う仕事は主にリアクションである。吐息、笑い、呻き、叫びなど「ああ~」「うう~」くらいしか声が入っていない。

 そんな状態でもしっかり話は進行し、緻密に練られた描写によって何が行っているかはしっかり分かる。モノローグ、字幕、セリフ、それらに頼らずとも女子高生の日常ものとして成立していることが興味を引く点であり、評価出来る点でもある。

  

 多くいる表現者の内、声を使ってそれを行う声優が喋りを封じられた状態で芝居をする。喋りという武器を封じられた状態でも芝居をお届けしないといけない今作では、一周回って演技力がものが言うのでは?とか思った。喋らない分逆に演技力が問われることで、出演した役者陣は己を鍛える良き場となったのではなかろうか(全部勝手な感想)。

 

 ショート枠なのに加えてセリフがああなっているから、おそらく台本はペラペラではあるまいかと想像できる。まぁ真実は知らんけど……。

 

 メインで登場する女子高生キャラは三人。ギャル系、委員長系、ロリと三つに分類された各ヒロインのどれか一つは、世の男性諸君の好みに入るであろう。そんな訳で各種お取り揃えのヒロイン配置は良い。ヒロインは皆可愛かった。

 三人は同じ学校の同級生のようだが、皆制服が違う。三種類の制服が楽しめてそこもまた楽しめる要素だった。

 

 ここ三人の学校生活と他は放課後にダベったりのシーンが描かれる。たまにお色気な回もあり、それも良かった。

 

 混雑した電車の中でサラリーマンが板ガムを食べようとしたら落としてしまい、それが椅子に座っているギャル系ヒロインのお膝の間にすっぽり入ってしまうシチュが展開する回がある。あのシチュが好きだった。なかなかなさそうで、あっても不思議ないマニアックなシチュを考えおると想い、私としては評価の高いアイディアだった。

 

 ギャル系ヒロインのお姉ちゃんが出てくる回がある。お姉ちゃんも可愛かった。

 

 ずっとセリフ無しで成立する物語が最終回まで続き、最終回ラストシーンでのみギャル系ヒロインが「ただいま」と発する。最後だけ喋るこの感じ、なんかいいなと思って印象的だった。

 

 最終回で女子高生達が橋の欄干の外に出て菓子を食ってるシーンは、川に落ちそうで危ないと思った。そこだけはちょっと気になった。

 

 喋ってなんぼの世界でセリフを封じてくるという斬新な試みの面白い作品だった。

 

 

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