こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

好きなギャルゲーソング その7

 テレビやラジオで流れることがまず無いことからなかなか出会わない。そうして出会う機会がないだけのことで、いざ出会ったからには沼る。それがギャルゲーソングである。

 

 どうしてもアングラに片足を突っ込んだコンテンツ扱いになってしまうが、ゲーム事態はもちろん、音楽だって手抜きなくマジに作っています。なので普通に聞いて楽しい。

 しかしどうしてこうもギャルゲーソングって出来の良いが集まっているのだろう。歌自体も良く表現の上手いアーティストもいる。普通に見てイカす音楽テクが盛り込まれた作品も多い。それとポップにラブい感じの曲が普通に私の趣味に合うってのもあって贔屓にしてしまう。

 

 もちろんここのところも良く聴いているので、そいつらをまとめておこう。

 

 

Love may fly! / 櫻川めぐ(ラブクリア)

 皆大好き「戯画」より発売した可愛いゲームの歌です。出てくるギャル達が恐ろしくマブいからびっくり!

 その戯画は解散したけど、思い出はいつまでも我々のハートに結集したままです。

 

 めちゃくちゃ爽やかポップで最高なんだけど。 櫻川めぐの声も綺麗で可愛くてグッド。

 夏に爽やかに青春している感じ。寝癖のままバスから降りてくる描写なんかは、青春丸出し学校生活がイメージ出来て心地よい。青春は何度味わったって美味しいものだ。

 

 1番、2番のサビではタイトルの「Love may fly」の歌詞がやって来るが、ラスサビでは「Love can fly」に変わっている。

 可能性としてぼんやりとしたmayが、よりクリアに実現可能なCanの表現に変化する。青春の中で進化して行くラブの形を表し、それに合わせて歌詞も進化して行く。この仕掛けが大変グッド。

 

一冊のアロー / 櫻川めぐ(ハミダシクリエイティブ凸)

 まずはタイトルが気になる。

 イントロから爽やかすぎる。春の始めの天気の良い朝に聴きたい。

 爽やかなギター演奏にテンポ早めな櫻川めぐのボーカルが映える。格好良い曲だな。

 

「私の大好きは本物」の歌詞が胸に響く。好きにマジになる人間なら心にこの想いを宿すのは当然のこと。共感のワンフレーズっすね。その大好きを抱いて青春を行け!のメッセージ性を感じ取ってじ~んと来ました。

 そんな青春のはじまりはじまりってことで最後の歌詞なのに「はじまりはじまり」で締める。おしゃ格好良い。

 

shield nine / Rita(恋する乙女と守護の楯) 

 この手のラブいゲームは、乙女のラブハートをポップに歌いがちだが、こちらでは乙女を守りたい騎士の心情を歌っているのだな。曲調も格好良く、言ってることも熱い。まさに守護の楯の想いです。

 この手のゲームソングにしては珍しい視点から歌う内容なのが印象的。

 

片想い皇帝 / 雪ノREN(らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!)

 このゲームタイトル、初見時には「何言うとんじゃ!」って思った。良いタイトルだ。結構前にやっていた「恋愛暴君」ってアニメを思い出すタイトル。

 

 のんびりロックって感じの出来。ロックなギターが聞こえる割にはなんとも可愛い歌。好きです。

 

 締めの歌詞「この片思い全力肯定」には、皇帝と肯定がかかっているんだな。可愛いシャレが効いているそこも好き。

 

Pleasure garden / Rin'ca(D.S. -Dal Segno-)

 なんか素敵なシーズンが到来するんだなぁ~と心盛り上がる歌詞と演奏が心地よい。あとRin'caの歌声が格好良い。

 サビ終わりの「ミライミラクルになれ!」の印象的なフレーズは耳残り良し。希望たっぷりの歌です。

 

野良猫ハート  / パトリシア・オブ・エンド (CV: 小鳥居夕花), 黒木未知 (CV: 遥そら), 夕莉シャチ (CV: 神代岬), 明日原ユウキ (CV: 桐谷華)

 素晴らしきキャスト陣です。芝居だけでなくお歌も歌ってくれるとはありがたい。

  アニメ版の主題歌にクソハマりした。ちょっと電波な感じもありで賑やかなあちらと違い、ゲーム主題歌のこちらは大人しい。

 

 キレイなメロディーの最後に聞こえる「野良猫ハート届け」の歌詞にグッと心を掴まれる。印象的なフレーズ。この部分を聴くと楽しい歌のはずがなんかちょっと泣けるのが不思議。微妙に切なげなメロディー進行が好き。

 

ラストタイム / 夢乃ゆき(ゴールデンアワー

 めちゃくちゃ良い歌だな!

 視聴一発目から心がワンパンされました。思わずあの落書きハゲ人間を思い出した(ワンパンマンのこと)。

 

 なんか分からん。得も言われぬ郷愁が私を泣かせてくる。こういうちょっと寂しげな感じも良いなぁ。赤い夕日を眺めながら聴きたくなる素敵ソング。

 

コールドボイス(アメイジング・グレイス

 この人の声どうなってんの?初音ミクの領域に近いんだけど。綺麗で可愛い声で好き。

 キラキラして透明感ある超優雅な曲だな。そこに映えるすごい声。組み合わせが強い。聴くほどに多幸感がすごいな。

 一聴して雰囲気に惚れる。

 

Maiden's Garden / 片霧烈火(花と乙女に祝福を)

 まったりと陽気なテンポで乙女への祝福を歌う内容。

 元気で可愛い曲だな。歌声も可愛らしい。

 ゲームタイトルの「花と乙女に祝福を」も歌詞に出てくる。確かにその2つには祝福あれと思わずにはいられない。清い乙女賛歌です。

 

クローバー / Duca(your diary)

 なんて優しいメロディー、そしてそこにマッチする優しい歌声。良いっす。

 心が温もる。夕陽差す土手を歩きながら聴きたくなる一曲。

 

 幸福の形を四葉のクローバーに例えて歌った内容に胸がキュンとする。

「心が四葉よりも溢れ出して」の歌詞が印象的。なんとも心の温もりが溢れ出す曲です。

 

幸せのオトシモノ / Duca(your diary+)

 最近こっちの「+」と銘打たれたPSPの限定版を購入しました。ジャケットだけでめちゃ可愛い。

 

 前作をリニューアルして出したこちらのゲームでも幸福をテーマにほっこりする曲に仕上がっている。

 幸せなんてそこらにあるからゆっくり見つけて拾っていこう。そんな人生教訓が得られる良さがありました。

 

車窓の歌 / hana(ゴールデンアワー

 電車の歌です。電車の揺れと共に青春の揺れを感じる切なげ青春ポップ。胸がキュンとなる曲と詩で構成されている。

 メロディアスでおしゃれ。とても格好良い曲調でメロディーが心に刺さる。

 夕方に揺れが穏やかな電車に乗って青春を感じたい。そんな時におすすめな秀逸ソング。

 

 

まとめ

 ラブをテーマにしたゲームの歌だけに、ギャルゲーにはやはりラブい曲が多い。基本的にはラブっている。だから聴けば心が潤います。ラブソングが好きっす。

 

 こっち分野も微妙にアングラってことだからか、サービスで音源の配信がない楽曲があったり、歌詞サイトに載っていない曲も結構ある。音源、歌詞の確保が微妙にムズいジャンルでもあるんだな。そこが良くない。

 それから私が行きたいとは思うのの一回も行ったことがないカラオケルームにも情報がないギャルゲソングも多くあると聞く。

 良い曲が多いからもっと多くの人間達とシェア出来れば良いのにね。私だけが魅力を知っていれば良いのだけど、最近になって独り占めするよりも皆でシェア出来た方が楽しいと思うようになりました。心と趣味の進化っすね。

 

 最近は時間が取れなくてゆっくりとゲーム本編を遊ぶことが出来ていない。なのでせめて曲だけでも聴いて楽しくなろう。楽しいことはなんでも取り込め!それが充実ライフ獲得への近道にして絶対のテクニック。

 今日もラブい曲をたくさん聴けて楽しかったっす。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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春から生活キツくないっすか?そこんところについて人生の地図を広げて考えてみよう

 春。希望の季節。つまり人生が捗る。

 そんな良い時期のはずが、足を引っ張る変化もあり。それが金に関すること。

 

 この私も自分の生活は自分でメイクしていく宿命を背負ったファイターの一人。だいたい皆そうでしょ?

 金のことについては、敏感すぎるまではいかずとも鈍感な反応を示すわけにはいかない。

 で、この春は敏感です。色々気づく。

 

 諸々の値上げ、いい加減キツくないっすか?

 消費税が10%になったのも未だになんだかなぁ~なのだが、あれも結構前のことだね。

 そんでここ2、3年くらいはもっときつい事情がプラスされる。そもそも物の値が上がっている。それもあちこちで。これを物価高騰と呼ぶらしい。嫌な並びの4文字。

 換えが効くとか、だったらそれに金を使うのをやめれば良いって話ならまぁ柔軟に対応が出来るのだが、最近困るのは生活全般に関わることなんだよな。まぁ言ってしまえば食い物と光熱費に関してキツい。まともな生活がしたいならこれらを買わないわけには行かない。

 

 年度変わりを迎えたタイミングで、ざっくり1年分くらいの生活を振り返るじゃないか。そうして前に進むのが私という人間のやり方じゃないか。←誰も知らん事情

 すると食い物が前よりたけぇ~。あとは電気、水の代金も段々やべぇ~。と気づきます。

 ここら辺はさすがに切り詰めるのにも限界がある。若く元気なこの体に飯を入れないわけにはいかない。車なのにガソリンを入れずに走らせようとするくらい無理な話だ。

 結構ケチで節約人間な私でも、さすがに電気や水はストップ出来ない。水を入れて潤った体で、電気が通ったこのパソコンに向き合う。そうでないとこのブログ活動もままならない。←困ってもそれは止めないんだ~

 電気と水とその他食い物があってこそ叶う「はてなブログ」とのお付き合いです。そこのところは「はてな」ゼロでロジックが解明されているのだ。

 

 飯は少食生活にすればするほど出費は減るわな。まぁちっとはやりようがある。

 一番気になるのは電気と水よ。そもそも基本料金が上がってはいないか。いや上がっているなぁ。同じ分使っても数年前より持って行かれている。水と電気は己で作れないものなぁ。

 

 ここのところは、そこに使える時間が減ったのとやはり節約思考から1クール以上外食に行っていない。これで目に見えて分かるのは、自炊の方が安くつくこと。時間と労力は確実に持っていかれるが、金もしっかり浮く。

 面倒くさいのはそりゃそうなのだが、やってみればその面倒もそんなに悪くなく、結構楽しくもある。今となっては材料があれば何でも作れるしな。

 

 こないだはカツ丼がめちゃ食いたいけど店に行くとめちゃ高いんだよな~とボヤいてしまった。じゃあスーパーの割引の肉を自分で揚げた方が安い。美味さも多分そんなに負けないからお得だ。というわけで自宅クッキングが始まった。

 八宝菜も急に食いたくなったが、自分で作ってしまえばいいや~。トロみ調整もこちらの好きで出来るしってな具合で色々作る。

 割と楽しいし、自分で作って食えば満足感もなかなかのもの。

 

 で、コレをやればもう一つ気づく。自炊生活を始めたら水と電気料金が上がってくる。まぁ当たり前か。

 おいおい、食費を抑えるために家で活動しているのに、その活動にかかる金もこれから増えるなら外食を控えたバックボーナスが減ってやる気が落ちるだろうが。やる気が落ちた人間なんて色々残念だろうが。

 誰か水と電気を余るくらい作れるマジカル発明を進めてくれやい。私は面倒くさいからやりたくないけども。

 

 割と節約上手のつもりでいたのだが、食い物と家に引っ張ってくるエネルギー関係のことは難しい。特に光熱費の料金上げは節約キラー案件だわ。

 

 幸いなことに私の収入もここ数年で微妙に上がった。でも他の支払いに使う分も増えたらとんとんならまだしも、こっちが押し負けてマイナスになりそうで怖い。目に見えてマイナスになるときついなぁ。

 世知辛ぇ。空気はまぁまぁ美味い星なのに、生活全般を見れば生きづらい世界になったものだ。

 

 先日スーパーに行ったらキャベツも白菜も1玉400円くらいになっていて、あれは無いわぁ~としか思えなかった。そりゃありがたい大地の恵みだから食えることには感謝しかない。だがその額の価値ある?となったらレジに持っていけずに帰るしかなかった。

 これは金があろうがなかろうが価値の問題で支払いたくない数値設定。もう仕方ないから値引きで50円のほうれん草や小松菜で葉っぱ系は間に合わせたぜ。まぁ大地から引っこ抜いた幸なら何でも美味いからな。日本は良い大地してんだよ。

 

 いよいよやばくなった時には、土地を余らせている分で家庭菜園だな。面倒くさいのは確実だが、それはそれで牧場物語みたいで面白そうかも。面倒の中にも面白みを見つけるのが私の生き方です。

 

 こんなことになったら注意が向くのが日本の未来。どうなってんだ日本。死ぬのか?リアル日本沈没になったらヤバいぞ。なんでこうも景気悪いねん。上を向いて歩けずに涙が下にこぼれ放題になるじゃないか。

 私くらい政治とか生活とかあとは他人様に向けて無関心な人間でもさすがにヤバさをなんとなく感じるレベルだからな。そうなるとマジでヤバいってことだぞ。

 

 マジでなんとかして。

 国を牽引するのが下手なのかな。まぁ事故車両を引っ張っていくのとはわけが違うからな。

 一概にコレでイケる!という万能テクニックも無い模様。あればちゃんとしてるはずだし。

 まぁなんだかんだ愚痴ったところで、私もそこら辺のことは大概人任せだからなぁ。あれこれ言える立場にはないのだが、立場なんて関係なく自由にやらせてもらうのが私流なのでやっぱり好きに言わせてもらいます。←我ながら悪いようで良い性格してる

 まぁ国の未来は背負えるヤツが一生懸命背負ってくれ。←相変わらず帰属意識と責任感がうっすいヤツ

 

 そろそろ国からの脱出の準備も選択肢の一つとして考えた方が良いかもしれない。外国言葉の訓練をいくつか受けたしな。←大人達によって無理やり

 22世紀になったその日にまだこの国が存在しているかどうか、保証はあるのかないのか知らないが、とにかく私には見えていない未来だ。

 何かあったらここからすぐ脱出出来るようフットワークを軽く、そして懐は重く暖かくしておこう。今は総資産を太らせるのにちょっとだけ腰を入れている。まぁちょっとは太ったよ。それが可視化された我が人生の経験値ってものだ。

 

 ゲームコレクションとかその他オタク趣味に回せる金も減るからな。今後はもっとケチケチマインドが育つかも。

 こんなところに日々しょうもない備忘録を打ち込めるのも、それなりに心身に余裕があってのことだ。家計が火の車になったなら燃えているからパソコンなんて呑気に開いている場合ではないし。

 ブログに触れる余裕も無くなったその時が人生の詰み時だな。まぁ詰みを回避したり突破するのは、数多のクソゲーに触れて来たことで人よりは慣れている。じゃあ行けるはず!

 

 というわけで私は負けない!

 こういう微妙に真面目で、かといって真面目になってもどうにもならんことを考える暇があるなら目の前の今を楽しもう!

 明日死ぬかもしれないなら、死んだ明日になって昨日もっと楽しんでおけば良かった~と後悔しても超遅い。速い人間の私は、今を全力で生きてやる!←やる気十分

 

 じゃあ全力で生きるためにもアニメを見よう。今日もアニメを楽しく見て寝るっす。

 こういうのは全く考えないのもどうかと思うが、考えすぎても仕方ない。脳みそ半分だけの状態で挑んだらあとは遊んでしまえば良いだろう。空気の抜き方がしっかりしているのも一流のリア充の処世術です。

 

 以上私流の春に向けての心得でした。

 

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秋に輝け!我らの青春「キサラギGOLD★STAR -NONSTOP GO GO!!」その2

遠藤 沙弥(えんどう さや)

 センターヒロインちゃんなものだから、彼女のルートが一番物語の根っこを掘っていく内容になる。重要キャラであるので、萌え要素としてもしっかり作り込まれておる。

 

 学園を代表する歌姫で、実は月から来たお姫様でもある。一番ファンタジーしているギャル。可愛い。 

 

 今をときめくギャルには珍しい一人称が「わっし」のギャル。この顔でわっしは笑った。現代女子で「わっし」使いはまずいない。

 他によく言うセリフが「ぎゃお」。AIRなあの子みたい。

 一番男子なノリでイケる幼馴染だと想う。時におっさんのノリで来ることもある。 

 ボヤボヤして変なことを言う女子かと思いきや、意外と周囲を見ていて、友人に異変があればさっと気付ける。勘がよろしい。

 

 ポイントは素晴らしい絶対領域を作って学校に来ること。リボンがついた可愛いニーソで良いゾーンを生んでいます。ナイス。

 雰囲気的にちんちくりんぽいのだが、結構おっぱいがあるお姉さんです。

 

 言動が読めない彼女のギャルい魅力に二見くんが翻弄されているような~。翼の時とは違い、今回は二見くんの方から沙弥が気になって仕方ない。沙弥にドキドキしている二見くんは実に思春期の男子らしい。

 普段から女子女子したノリでないだけに、付き合い初めたての沙弥の出方が初々しい。あくまでちょっとずつラブって行く。

 一番イチャラブしているルートだった。二人きりの時に沙弥が見せる女子な部分にキュンです。

 

 このルートでは、同じく歌姫の久遠 三日ちゃんと音楽ライブバトルが勃発する。そこで沙弥ちゃんは、二見くんプロデュースの楽曲「狼男が恋をした」をぶちかます。これが面白くて可愛くて笑える出来で良い。狼男というファンタジーをテーマに、人間も共感出来る等身大のラブを歌っている。ネタソングかと思いきや結構マジに頷きながら聞ける。好きな曲です。楽曲に乗せて「ぎゃおぎゃお」言う沙弥のボーカルも良し。

 

 途中で沙弥の兄貴のコウタロウといういけ好かない野郎が出てくる。こいつがキザに決めたつもりがなかなかのマザコンで、ママを感じれば「ママぁ……」と呟いてしっかり感じ入ってしまうのがキモ面白い。

 喫茶店のお姉さんの奈々子さんを見た時、女装した二見を見た時にもママを思い出してマザコンモードに入っていた。そこも笑う。二見はないけど奈々子さんは確かにママ味があったかも。

 

 月に帰ることが宿命付けらていることで、後半は沙弥が帰るのをなんとかしようと幼馴染ズが奔走する熱いターンがやってくる。幼馴染大集合で熱いっす。

 ここはマクロスばりの音楽バトルで「俺の曲を聞けぇ!」の勢いで二見くんがギターの弦をベンベン鳴らして魂の音撃をぶちかましてなんとかする。理屈少なく熱任せに行く怒涛の展開も好きでした。大人しく理屈を突き詰める文学も良いが、オタク脳だとこういうノリも気持ち良い。

 沙弥の歌姫姿は美しく、そしてちょっとエロくて良かったっす。

 

久遠 三日(くおん みか)

 PSP版で新たにヒロイン昇格した歌姫ギャルです。もちろん可愛い。この学園は可愛いギャルばかりだな。

 

 沙弥信者なのは分かったが、後は言動が読めない。会って話す度にテンションが異なることで真意が読みにくいトリッキーさも持っていた。まぁ実際にギャルなんてそんなもので、寝て起きての度に対人の出方も変わるってものさ。

 

 沙弥の物語とも深く関わる人物だから、沙弥ルートから分岐してこちらに入っていく。この選択肢も慎重に行かないとフラグがポッキリ折られるから注意だ。

 

 沙弥という強い輝きがあるから自分は影くらいに想って、力のある歌姫なのに自己肯定感がいまいち弱い。もっとぐいぐい行け。

 三日には三日の良さがあるからそっちを磨いて輝け!と二見くんが背中を掴んで押してすることで、三日は独り立ちするのである。良き。

 

 最初は推しの沙弥の周りをうろちょろする邪魔者ってことで、こちらを敵視するターンもあり。そこから段々懐いて来て、デートするようになったらとても可愛いからキュンです。

 最初は先輩呼びだが、恋人になって君呼びになる。その関係値の進化にもキュン。

 

 このルートでも出てくるコウタロウさんがちょっと面白くて結構ムカつく。ヤツをぶっ飛ばすしかない。

 自分に自信がない歌姫が最終的には覚醒するサクセスものとして楽しめました。

 

サブヒロイン

 メインどころを堪能した後には、別腹で楽しめるサブヒロインもいます。しかも割と大量に。どれもメインで行けるくらい可愛い。

 先生ヒロインの岡部先生のルートが無かったのは残念だった。

 

蓬田 奈々子(よもぎだ ななこ)

 まさか攻略出来るとは思わないから、後でルートがあると知ってビックリっす。

 二見の担任の岡部先生と同じ年だからまぁまぁ年上で、全然ありな範疇。

 

 翼と同じピアノ弾きのお姉さん。というわけで翼ルートから分岐してこちらに突入する。翼のために良かれと思って奈々子さんから色々話を聞いている内に好きになっちゃいます。まぁ仕方ない。 

 しかし一生懸命練習している裏ではそんなことになっているなんて知ったら翼が可哀想。でもそれが愛の真実だから仕方ない。自分が選ばれないルートになれば翼の恨み節が聞けてそれはそれで面白い。

 

 +αのルートなので短いが、喫茶店で大人のお姉さんとラブるってことで香ばしい萌えルートでした。これまで幼馴染達とラブって来た後で大人のお姉さんとなったらドキドキもすごいっす。

 お姉さんではあるものの、相手は恋愛経験なし。なので共に初々しくゆっくりラブって行きます。良い。

 

 岡部先生と同期だから先生も出番があるルート。岡部先生のルートもあれば良かったのにと思います。何かと二見を廊下に立たせ、そこから説教ルートに持って行くちょっと怖い先生なのだが、美人女教師から受けるお叱りならまぁそれもお得かなってなるから結果良い。

 岡部先生と奈々子さんの同期ならではの絡みも癒やされます。

 

富良峰 英子(ふらみね えいこ)

 おぉ、委員長も美しいからなんでメインの攻略勢じゃないんだって思っていた。彼女のルートもあって良かった。声が「リトルバスターズ!」の委員長ヒロインと一緒だから懐かしみがすごい。

 

 でもキュンラブよりかはおまけのおふざけルートで笑う。これはこれで良いが、もっとマジにラブっても良かったかも。

 あとおまけに、彼女の仲間の剣道女子 桂子ちゃんと朧さんとのラブにも分岐していく。朧さんには完全に襲われているじゃないか。美少女揃いの中で、朧さんだけはごついパワー系で全然萌えないお笑い要員だった。

 

 いちかルートの発展形で、こちらでも二見のお兄ちゃん力が発動。剣道部の3人娘それぞれが妹になりたがって兄としてめちゃ慕ってくる。この展開もおふざけで笑う。

 

 ルートのミッションで、夜の学校に出る猫のあやかしを退治する流れになる。「Kanon」で見たような展開。

 

 こいつらも「月詠の4剣士」という栄誉あるジョブと任務を担う割にはフザケていたな。

 でもいちか合流後に二見も混ざってポーズを決めるのは好きだった。サクラ大戦みたく、ミッションコンプ後には名乗りと決めポーズをやりたくて仕方ない連中で笑う。

 

  ↑

 萌え~なショットも多くあった中、このCGが全部の中で一番好きだった。3人版、4人版の決めポーズショットもあったが、やはり全員集合の5人ショットが一位だな。

 ギャル攻略脳よりも先行して出来た特撮脳が頭に詰まっているものだが、こういうのに反応してしまう。しかし良いショットだな~。

 思い出ショットとしてココに記録しておこう。いちかちゃんが一番可愛い(金髪の娘)。

 

霧島 冬理(きりしま とうり)

 命の腹違いの妹ちゃんである。実はまだいたいちかちゃん以外の妹ヒロイン。これは捗る(青春が)。

 

 最初は命の周りをうろついていて「何こいつ?」だったのだが、後で真実が分かった時にはシリアスでびっくり。

 命ルートだとすごい噛みついてくる。命の存在に親が苦しむことを気にしての牽制だから、彼女にもまぁ分かる事情がある。

 命ルートだとガンガン攻めてくるからちょっとムカつくとも思ったのだが、そこで下げたイメージの救済になる個別ルートがあって良かった。なんだかんだ家族想いで良い子なのよ。

 

 個別ルートでは精神の暴走からの二見への依存が見られ、ちょっとヤンな乙女の部分も見えちゃったかも。

 二見が命を守って自分の味方をしてくれない。そう感じた時の態度が結構危うい。心に抱える案件が案件なので分かるが、それにしてもちょっと心配になる危うさ。寄り添い守ってあげたくなります。

 命と同じく目に見えてキャピキャピした感じはなくクール系寄りだが、デレるターンもわずかながらあるのでそこは良い。パワフルで喧しいいちかちゃんとはまた違った妹力があって好きっす。←結局どの妹でもイケちゃう人

 

田辺さん

 どこのルートにも行かないバッドエンドになるのだろうが、それが田辺さんと付き合うルートである。

 この娘なんだけど、可愛いんだけどあっちこっちに気が多いラブが暴走した結構変な女子なんだよな。こいつオモロイっす。笑う。

 

 最初は瞳が好きと言うが、次にはいちかちゃんら女子も好きになり、もっと意外なことにおこじょのマーくんにも恋をする。何でも良いんだな。 

 最後の最後で主人公くんを好きになって付き合うが、その後にイケメン女子の稲垣さんのことを好きになっているっぽい。多分田辺さんとは長続きしないだろうなぁ~と予感させて終わる。

 田辺さんにいちいち呼び出しをくらって恋の悩みを聞く謎ターンに笑わせてもらいました。

 

TRUEルート(瞳ルート)

 全部のヒロインを片付けて「ふぅ、終わった」と思ったところで、そういえば忘れていた二見自身の夢の話に迫る最後のTRUEルートがやって来る。そしてギャルの内部をバラすばかりでお預けになっていた友人の瞳くんの夢についてもココでしっかり言及される。

 

 この最終ルートの途中までだと、男の瞳がヒロインなのか?とハラハラしたが、まぁなんとか大人しく着地出来た。

 瞳が腕輪に願って受けた恩恵についての経緯はまぁ分かったけど、それを失うことでああいったシリアスな態度に出たのはしょうもねぇって思えた。瞳ルートの肩透かし感は予想外のものだったので、逆に面白かった。

 

 ギャル達も良かったが、男友達の瞳の存在も良かった。瞳は爽やかイケメンで良い。

 男なんて臭いから嫌いと言って他とは群れようとしない瞳の言葉には深く納得。そうなんだよなぁ。年頃の男子は思っきし汗臭いし、そこから若さの盛を過ぎておっさんになるとまた別口の臭いシーズンがやって来る。男っていつだって一定数の嫌い票が入るんですよね。←で、票を入れているヤツがこの私だったりして

 その瞳が二見のことだけは臭くないから好きといつまでもつるんでいる。この関係性が良いよね。

 

 瞳との絡みで思い出深いのは、幼馴染ヒロインズの風呂を覗くミッション。TRUEルートではない割と序盤の銭湯のシーンでそれがやって来る。

 長く幼馴染をやって来たのに裸のひとつも見せないのはケチい。というのが覗きを正当化させる瞳くんの考えだった。

 なるほど、分からないようで分かること言ってる。納得だ。

 こういう幼馴染関係ありきの男子との会話シーンもなんか良いなって思う。私の中の男子の部分が暴れる作品でもありました。

 

 二人がちびっ子の時に、名前が「ひとみ」と「ふたみ」なことから、数字的にどっちの名前が勝った、負けたと小競り合いしている回想話が可愛かった。

 

 TRUEルートの中盤で二見の力が覚醒し、どの女子にもモテモテのハーレム展開に突入しかける。入口くらいで終わります。

 沙弥ちゃんが思わずペロッとしたくなるレベルで良い男度が上がった状態になって面白い。

 

 二見の物語のラストでタイトル「キサラギGOLD★STAR」のタイトル回収が成された。なるほど、確かにゴールドスターだ。

 二見くんが長屋に帰還したところで「おかえり」エンド。綺麗に締めました。

 

まとめ

 全ヒロイン攻略+主人公自身と瞳の真意に迫る物語、これら全部を合わせると中々のプレイ時間になる。意外にもボリューミーで長く楽しめました。 

 

 主人公達の幼少期から続く月の住人にまつわる物語にはSF性があり、そこと絡めて展開する少年少女の夢や青春の物語には清さがあった。若さをもってすれば共感できる大事な思いがテーマになっているのも良し。

  

 メインどころが幼馴染同士ゆえに見える賑やかさも好きだった。そこのところが濃く見える共通ルートがかなり楽しかった。

 でも個別ルートに入ってラブればどうしても二人の共同作業となるため、他のキャラの登場が減るわな。そこはちょっと寂しい。

 いちかちゃんは他ヒロインルートに入ると剣道部の長期合宿に参加してしばらく消えるので寂しかった。妹は手の届く範囲にいる内にしっかり愛しとけという教訓が得られました。

 

 真剣にラブったり人生について考えるシリアスターンもあるが、ギャグ展開も結構多くて楽しかった。二見のシスコンぶり、剣道部3人娘の絡み、あとは田辺さんと、笑える要素も愛しい。

 

 音楽も良い。まずはOP曲の「Rolling Star☆彡」は格好良くてマジでハマる。

 挿入歌の「狼男が恋をした」も電波ってはいるものの面白くてハマる。

 システム画面で流れる「パパラ~」言ってる歌も謎に耳残りが良い。

 

 とにかくいちかちゃんに大変萌えたのが一番の楽しい思い出になりました。

 黄金の秋には輝く青春を。後で気づけばそうだったってことも結構あるよね。秋に弾ける青春もラブも乙だねって思える良いゲームでした。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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