こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

なんてったっておもしろマジカル「魔動王グランゾート」

 おもしろマジカルなロボアニメそれが本作である。

 放送開始された1989年、世は昭和から平成に入り消費税の導入があったりと新しいことが色々で浮き足立っていた頃だった。そんなことがあっても人が、中でも私がアニメを見て楽しむというスタイルは変わりません。気づけば四半世紀も前の作品となってしまったな。古き良き時代の一本としてグランゾートをあげよう。

 タイトル読みは魔動王と書いて「まどうきんぐ」だから間違わないようにしよう。同級生に笑われるぜ。

 

 舞台は月だ

 福引で見事月旅行を当てた人参が食えない幼稚なラッキボーイ。その人こそ主人公の遙大地くんである。月に行った先でウサ耳の生えた幼女(グリグリといいます。)と婆さん(グリグリの祖母)に遭遇してからあれよあれよと言う間に月での争いごとに巻き込まれて魔動王グランゾートに乗って悪者の邪道族と戦うことになる。道中には礼儀正しく格闘センス良しの動けるデブのガスくん、独楽回しのチャンピオンのウサ耳少年のラビ(本名マリウス)も合流します。

 激しい戦いが終わり再び地球に帰る時、一皮剥けた大地少年は嫌いな人参が食えるようになっていた。人参が嫌いだった少年が見事人参嫌いを克服した成長を綴る物語である。ちなみに私は生まれてこの方好き嫌い無しの身である。人参はむしろ好物でガツガツ食うことから兄からは「あんた馬かいな」と突っ込まれたほどである。せめてその時は同じく人参好きな可愛い兎に例えて欲しかったものである。

 大地は反抗期を迎える前の少年と思われ、月に行ってから母に向けて近況報告の手紙を書きポストに投函するなど積極的に母とのコミュニケーションを取ろうとする姿勢が見られる。毎話の頭と尻のナレーションは大地が担当し、そのナレーションが視聴者に向けてよりも母へ向けての手紙を読み上げているかのような喋りなのである。「お母さん」って言っちゃってるしね。私同様に母想いの良い奴である。

 

 大地達が月で冒険したのが2100年という今になってもまだまだ未来な時代設定の物語である。2050年に月面で起こった地震で割れた大地から空気が溢れ、なんか知らんが重力も生まれ人間の皆さんは宇宙服無しで普通に暮らせます。地震ってどこに行っても起きるもんなんだな~。月に人類が進出しているっていう素敵な未来設定の物語っていつからか増えたよね。私の中で何が最初だったか・・昔読んだ本の「月は無慈悲な夜の女王」とが一番に思い浮かんだ。

 

秀逸なロボデザイン

 これの一つ前にしていたアニメが「魔神英雄伝ワタル」でワタルと言えばを前面に押し出したような存在感強い奇抜なデザインのロボが印象的。本作もその流れを踏襲しロボはまずは顔!なんだよね。三体とも登場する際はまずは魔法陣からデカい顔が覗きます。搭乗者の乗り込み後に変形を完了して顔からロボになります。ワタル感を味わえる。次作にもワタルが活きてますね。

 メインの三体のロボの大地の駆るグランゾート、ガスの乗るウインザート、ラビの乗るアクアビートはとにかくカッコイイ!これは問答無用だよね。

 魔動王に乗るにはまず魔法陣を描いて召還するというスタイル。前作「ワタル」ではテレカで電話しないと愛機を呼べないダサおもしろい呼び出し方法もあったりしたが本作の召還シーンは絵に気合が入っていてとにかくカッコイイんだよね。ぞくぞくしちゃう。召還シーンの思い出が一番だわ。

 グランゾート呼び出し時は大地が魔動銃を撃ち、発射されたコインがくるくると地面を這って陣を描く。木の棒でガリガリやって地面に書くなんてそんなアナログじゃないんだな~「グルグル」じゃあるまいし。スケボーに乗って勢い良くグランゾートに飛び込むのは「ライディーン」搭乗シーンにも得た爽快感がある。ウインザートは魔動弓を天にむけて射ると天空に陣が描かれてそこから出てくる。アクアビートは魔動独楽(こま)を水中で回して陣を描き召還する。個人的にアクアビート召還シーンがすごく好き。ラビが水中に放った独楽がよく回ってまるで十代のお肌のように水を弾く弾く。円盤型の足場が現れてそれにタイミング良くラビが飛び乗る。この足場がかなりのスピードで動くから飛び乗るの難易度高いよ~。フレンドリーパークの足型が描かれた床が光った時にタイミング良く飛び降りるアレを思い出した。ラビの運動神経もたいしたもんだ。気持ちよく円盤でサーフィンをしてアクアビートに到着というこの流れは何回見ても爽快だわ。言葉では伝わらないから是非見て欲しい。 

 三体の魔動王は大地、空、水中と場を選ばないと呼び出せない。地と空はクリア条件低めだが水ってどこにでもないからね。水場が無いためアクアビートが呼べないこともあった。アクアビートかっこいいのに一番登場回数が少ないような気がする。

 

私的ヒロイン

 やっぱり男の子なもんで好きなアニメを見れば好きな女子キャラ、探しますよね。本作は主人公の旅のパーティは幼女のグリグリとV-メイ婆さんと実に萌えに欠ける。そんな時に私が見つけてきたのが敵側の邪道族の女戦士のエヌマです。お色気お姉さんです。「邪道帝国一の美女」と自分でも言ってます。放送して最初の方に2,3回彼女のお風呂シーンが見られますが以降めっきり無くなった。子供向け作品だからダメだったのかな。林原めぐみが幼女のグリグリとお色気姉さんのエヌマを一人二役で演じ分けています。幅広く演技ができて芸達者だよね。

 グリグリは謎の呪文「ホロレチュチュパレロ」を唱えて人参を出して自分で食うというちょっとした魔法が使えます。ED曲でもこの呪文が歌詞となって登場するので今でも耳に残っている。

 

魔動王グランゾート Blu-ray BOX

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それでは ホロレチュチュパレロ

おやすみなさい・・・