こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2018年のアニメを振り返る(7月~9月)その2

 

深夜!天才バカボン

深夜! 天才バカボン BD 下 [Blu-ray]

 「おそ松さん」に続いてまた赤塚漫画を攻めた形でアニメ化しやがった。

 芸能界を皮肉ったようなものを始めとして、諸々のネタに走ったのはおそ松と一緒。

 X JAPANYOSHIKIを声優で使ったり、俳優のエンケンさんにモーションキャプチャーの仕事されたりとSPなゲストを呼んではしょうもないことをしていた。

 ちょっとネタに走りすぎた感がある。

 24話やるみたいな話になってたような気がするけど、ワンクールで終わったな。

 


進撃の巨人 Season 3

TVアニメ「進撃の巨人」 Season 3 (3) (初回限定版) [Blu-ray]

 巨人の駆逐だけでも忙しいのに今回は人間達の間で政治的な駆け引きがなされ、物語が複雑化していった。

 主人公のエレンが二期に続いてまた囚われのお姫様になり活躍が控えめ。ミカサがまた気が気でないことになってストレスがたまったろうと想う。

 

 ヒストリアがメインヒロインになっていた。この子、可愛いので好き。

 王女の座について、リヴァイ兵長にパンチを食らわせたのはよくやったと想う。

 

 この3期から制作がNHKに移ったことにはなにやら黒いものを感じる。あれかな、進撃やるから受信料払ってねってことなのかな。

 


邪神ちゃんドロップキック

【Amazon.co.jp限定】邪神ちゃんドロップキック BOX 下巻 (初回限定版)(オリジナル映像特典ディスク付)[Blu-ray]

 主人公の邪神ちゃんは、美しい金髪に青色リボンをつけていて見た目は可愛いのだが、マジで性格がクソ。ここまで来るといっそ心地よい感もする。

 

 ホームレスの天使ぺこらの飯を奪うという意地悪をするし、小学生のガチャポンのおまけが欲しくてとんでもない術を使って奪いとるし、友達のメデューサを働かせておいて「ATM」とあだ名して金を奪い取ってるし、その金で昼間からパチンコ打ってしかも負けるしでクソ。これだけ自堕落を極めているのに料理はできるのは高低差ありすぎのギャップ萌え。

 

 必殺のドロップキックは不発に終わって、ゆりねにミンチにされる定番の茶番はもはや癒やし。

 

 ぺこらのバイトの時給が確か400円だったのはブラックすぎた。そして現場にいるヤツらが色んな意味でアウトローだった。

 

 邪神ちゃんのことを「オロチマル」というあだ名で呼んでは、家に連れて帰ろうとする婦人警官が好きだった。

 

 出演声優の遊佐浩二を作中で巧みにイジっていたのも印象的。

 

 追加でもう一話放送するらしい。

 

 

すのはら荘の管理人さん

すのはら荘の管理人さん Blu-ray 第1巻 [Blu-ray]

 下宿ものはだいたいすばらしい。

 今期放送作品の「じょしおち」「ゆらぎ荘の幽奈さん」と同じく楽しい下宿ものである。

 

 この作品、すばらしかった。

 

 「めぞん一刻」の頃からやさしくて色っぽい年上の管理人さんは男子の理想。

 若き管理人さんの春原彩花は癒やし系美人でおっぱいがすごい。演じた佐藤利奈のお姉さんボイスが本当にいいわ~。

 しかし春原と見れば「それと便座カバー」のセリフを流行らせたアイツを思い出す。

 

 あやねること佐倉綾音演じる彩花さんの妹の菜々がまた変化球なキャラだった。

 

 主人公の姉さんがヤンデレブラコンで、あれは良かった。茅野愛衣の声は良かった。

 

 あとはチビの生徒会長が可愛かった。

 

 OPアニメで見られたおっぱい鏡餅の演出は目の保養となりました。

 

 

千銃士

千銃士 OVA [Blu-ray]

 古今東西の銃を擬人化した「貴銃士」というイケメン達の華麗なる戦いの物語。

 腐女子ホイホイかと想ったら、ストーリーは圧政を敷く世界帝の独裁を防ごうとするレジスタンスの戦いを描くもので、意外にも骨太。

 

 能力が覚醒した「貴銃士」は「絶対高貴」と呼ばれる「Gガンダム」で言う所のスーパーモードが発動して強くなる。

 渋い日本の銃をモチーフにした貴銃士も登場した。

 

 敵勢力の貴銃士は覆面で無口という不気味な設定だが、次回予告ではペラペラ喋っているのでちょっと安心。

 


ゾイドワイルド

ZOIDS ゾイドワイルド ZW01 ワイルドライガー

 ゾイドとかクソ懐かしい。最初のアニメをやったのがまだ世紀末の頃くらいで、一個前のシリーズでも10年以上前じゃなかったかな。てか、ゾイドの企画ってまだ生きてて、まだ売ってるのかよ。

 懐かしいから視聴。

 

 ワイルドライガー、かっけぇ~

 

 キャラの名前が食い物パターンで腹減る。

 

 ヒロインのペンネが好き。小松未可子の声も好き。

 

 

ちおちゃんの通学路

【Amazon.co.jp限定】ちおちゃんの通学路 下巻(全巻購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用パスケース引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 シチュエーション特化型のコメディ作品で、学校の行き帰りの通学路での話がメイン。スクールコメディでにはならないのか……学校の中での話は特にない。

 

 作中でちょいちょい出てくる学生特有の概念「スクールカースト」が印象的。ちおちゃんは中の下らしい。カーストって、今の学生はそんな意識だらけのバリア張っての堅苦しい学生生活送ってんのかよ、どういうこと?

 

 ちおちゃんはPCゲーマーで後にBL系にも目覚めるというオタク女子だが、なんだかんだで人生楽しそう。オタクの割にちおちゃんの身体能力が高く、これを実写化するってんなら、役者の身体能力が高くないといけない。それかスタントマンを用意するか。

 

 中盤から始まるカンチョー合戦、カバディー部部長の女子へのセクハラ目的のカバディ試合などの乙女のバトルも楽しめた。

 

 ちおちゃんと真奈菜が仲良しのフリして簡単に敵同士になるから面白い。

 スクールカースト上位の雪ちゃんだけはまともなキャラかと想ったら、露出癖のある変人だった。

 

 最終回でジャッキーの映画みたいなNG集を流したのは良かった。

 とても面白かったので二期があれば見たい。

 

 

中間管理録トネガワ

中間管理録トネガワ 上巻 Blu-ray BOX  

 扱いにくさマックスの上司である兵藤会長と、有象無象の黒服男達の間に挟まれることで、いつだって悩ましい社会人生活を送るトネガワ先生の人生を描いている。 

 

 ギャグに次ぐギャグの連続でとても面白い。

 クセのある会話劇がハマる。

 基本的に皆しゃべりがウザくて、テンションの高い川平慈英のナレーション同様に登場キャラもなにかと「悪魔的~」というワードを使う。 

 

 兵藤会長の影武者として連れてこられたオッサンのまさやんがすごい好きだった。

 

 原作漫画の「ざわ…」の演出を名前に「ざわ」が入る声優が読み上げる「ざわ…ボイス」を設けている。花澤香菜井澤詩織芹澤優などがそう。これは良いネタだと想う。

 

 黒服の声優が無駄に豪華だった。

 

 カイジの名物企画「限定ジャンケン」はこうして出来たと分かるようになっている。

 

 

つくもがみ貸します

つくもがみ貸します Blu-ray BOX 上ノ巻

 江戸時代を舞台とし、日用品を何でも貸し出す「損料屋」という店で働く姉弟と、百年以上人に大事にされたことで「つくもがみ」となった古道具達とで展開する和風ファンタジー

 損料屋なんてこのアニメを見るまで聞いたことのない店だった。

 

 毎回何かしらの謎を追うのだが、つくもがみ達が夜中に相談しているシーンが和む。

 話の進み具合がどうであろうが「まとめよう」と口を挟んでは話をまとめたがる五位が面白い。

 我らがゆかちこと井口裕香が演じるうさぎも可愛い。

 

 義理の兄弟ラブ作品を推す私として、本作のおいしいポイントは損料屋の姉弟が血の繋がりがないこと。

 弟の清次は絶対に姉のお紅のことが気になっている。ここの関係は気になる。

 お紅がかわいい。小松未可子ボイスも良い。

 

 NHKアニメだが、小松未可子ってNHKアニメに出てくること多いよなって想った。

 

 

ハイスコアガール

ハイスコアガール STAGE 1 (初回仕様版/1~4話) [Blu-ray]

 テレビゲーム復興期を舞台にした、ゲーマー達の熱き魂と恋愛模様を描いた作品。この作品はキャラ自体も良いしキャラ同士の交流も好きだったけど、一番反応するのが1990年前後に世に出た懐かしのゲームがバンバン出てくるところ。これは40代くらいが歓喜する内容だと想う。

 私はお坊ちゃまだったので遊技場への出入りはNGだった。なのでゲームセンターの筐体はほぼ触っていないのだが、家庭用に移植された名作は総ざらいしている。作品に出てきた名作のラインナップに感動。良き時代だったと涙が出るぜ。

 

 1月放送作品「ポプテピピック」でもネタになった「ファイナルファイト」、「ストリートファイターⅡ」をはじめとした筐体ゲームに家庭用ゲーム機ソフトまで色々出てくる。

 

 主人公の春雄がファミコンよりもPCエンジン派、プレイステーションよりもセガサターン派という点は私と同じなので感動した。最終回では「Dの食卓」の名前も上がりクソ懐かしい。春雄がストⅡと「源平討魔伝」好きすぎる。PCエンジン初期のネタゲーム「THE 功夫」のことを楽しく話す春雄とは絶対友達になれると想った。しかし「PCエンジンGT」だけは高すぎて買ってない。あれを買ってる春雄はスゴイ。

 

 麗しきツインヒロインの大野晶と日高小春はどっちも可愛い。

 大野さんが格ゲーだけでなくてリアルストリートファイトも強くて春雄を爽快にボコる様が良かった。てか大野さんがメインヒロインなのにセリフがない。「むむ」とか「ううん」くらいしか言ってない。

 

 小春は出だしが遅めだったが、春雄とゲームをするようになってからぐんぐん距離を詰めて来て良いポジのヒロインだった。最終回で小春が涙ながらに春雄への愛の告白をしてからのサターンで春雄を攻撃する流れ作業は萌えだった。

 

 メインはフレッシュな人を使っているようだが、脇役に有名な声優がかなり出てる。

 

 もう三話追加で放送するとのことなので見よう。

 

 

働くお兄さん!の2!

働くお兄さん! の2! [Blu-ray]

 タピオとクエ彦が相変わらずよく働く。画が可愛い。

 

 二期ではタピオの家が実は金持ちと分かって別に働くても良いじゃんと分かる。親の財力に甘えて労働サボりがちな私と違ってタピオはよくやる。まぁでも、私は私のことを、そしてタピオのことを肯定も否定もしない。労働は自由にすればいい。

 

 二期でも杉田智和演じる多分コアラがうざい時もあればためになる格言を言うこともあった。あのコアラに見えるキャラの役名を調べると「名前を呼んではいけないその動物」と出ていた。動物の種類を断定してはいけないらしい。

 

 

はたらく細胞

はたらく細胞 3(完全生産限定版) [Blu-ray]

 人の体は37兆個の細胞が頑張って支えられている。うん、ためになるアニメ。

 奇しくも生物学専攻の私は、作中で語られる細胞の種類や役目ついては「まぁ知ってるけどね」と想ったが、改めて勉強になったのも事実。良いアニメだった。

 

 マリオみたいな帽子の赤血球が可愛いし。工事現場の血小板ちゃんも可愛い。何気に声優が豪華だった。

 一仕事終え、返り血を浴びて帰還するマクロファージさんが美しい。

 

 

ハッピーシュガーライフ

ハッピーシュガーライフVol.4 [Blu-ray]

 これはとんでもないアニメが出てきたぞ。

 タイトルと絵柄からほんわかした萌えアニメと想うだろう。でも違うから。

 

 なんだろうか、矛盾した表現かもしれないが、さとうちゃんの歪んだ先でも真っ直ぐに愛を貫くという、変わった愛の形を描いた物語なのではないかと私は解釈している。

 と言っても人を二人殺してまでのことなのだが、そこは褒められたものではない。しかし、しおちゃんを愛するさとうちゃんの想いにはいくつか共感できる部分もあるにはある。

 

 真に恐ろしいのは喜久子姉さん演じるさとうちゃんの叔母さんの方だ。不気味だけど、エロい叔母さんだったな。

 

 太陽君も色々あって闇のキャラになったな。

 さとうの学校の男性教師もマゾ体質の変なヤツだった。

 

 愛をテーマにして人の黒々しい深層心理を暴いて描くスタイルの異色の作品だった。

 黒いが面白い。

 

 

はねバド!

「はねバド! 」 Vol.6 Blu-ray 初回生産限定版

 新番組告知CMを見た段階で動きがスゴイ!と想った。

 

 バドミントンの試合シーンのプレイヤーの動きがリアルでとにかく迫力があった。

 

 綾乃がちんちくりんだけど、なぎさちゃんがボーイッシュな顔立ちの割におっぱいと尻がボリューミーで試合には邪魔じゃないかと想った。

 

 薫子ちゃん、好きだったな~。頑張るお嬢様。

 

 最初は調子こいてチームから浮いてたコニーが、結果的には皆に可愛がられてデレる流れが好きだった。

 

 綾乃がダークサイドに落ちて目が怖いし、性格も暗くなって中盤からスゴイ嫌なヤツになった。コイツは絶対になぎさちゃんにぶっ飛ばしてもらいたいと想って見ていた。最終回でなぎさが優勝できてよかった。

 

 遊佐浩二が演じた他校の監督が嫌なヤツだった。「弱虫ペダル」の御堂筋君とかがそうだが、遊佐浩二は嫌な奴を演じるのが良い。

  

 北海道の地震で放送が一回飛んだのが印象的。

 

 

はるかなレシーブ

はるかなレシーブ Vol.3 [Blu-ray]

 今期は女子のスポーツ枠が熱い!

 沖縄で美少女達がビーチバレーをする物語。

 あのきらら枠にしてはテーマがしっかりしている。きらら枠ならば、女子が仲良く且つダラダラするのを見て和めれば十分に仕事を果たしているのだが、この作品ではビーチバレーで勝利の栄冠を掴むというはっきりした目的がある。

 

 知らんかったがビーチバレーって二人でやるんだな。X boxの「デッド・オア・アライブ」のスピンオフ作品で女子キャラがビーチバレーするやつ以外ビーチバレーに触れたことがなかった。

 沖縄って正月でも薄着でいられるんだ。知らんかった。

 

 ビーチバレーのユニフォームとしてのことなので、毎週合法的に女子の水着が見られる。親の前で見ても言い訳が経つ。良いアニメだ。

 水着で走り回るので、アンダーヘアが見え隠れすることにはとっても気を使うらしい。

 

 はるかなコンビも良いが、個人的には友達でありライバルのトーマス姉妹が好き。トーマス姉妹が美しい。大会ではトーマス姉妹に勝ってほしかった。

 

 前衛の選手がゲーム開始のサーブを打つ後衛選手にむかって、お尻の前で指をピッとやって作戦指示を出すアレ、良いよね。  

 

 

バキ

バキ(1) (少年チャンピオン・コミックス)

 書店で見て、ホビー店で筋肉がやばいリアルなフィギュアを見るけれどもどんな話の作品かは全然知らなかった。

 今回アニメになったので見てみたらなんと面白い。

 

 話のとっかかりは、世界に散らばる負け知らずの狂人にして凶悪な5人の犯罪が、「敗北を知りたい」と言っては自分に敗北をプレゼントしてくれる強者を求め日本にやってくるというもの。これまたクレイジーな奴らが集まってきたなぁ……。主人公範馬刃牙とその他の戦士達が凶悪な5人を迎え撃つ。

 第一話から危険なにおいがプンプンする。

 

 バトルに次ぐバトルの展開は楽しい。

 

 それにしても豪華な声優を集めている。

 

 1クール目に活躍したスペック、ドリアンの二人の死刑囚はクレイジーで怖かった。ドリアンなんて急に泣き出したり歌をうたったりで気持ち悪いし、監獄暮らしなのに刑務所敷地内外を自由に行き来するスペックも異常だった。

 

 花山薫が色々すごかった。強い。

 

 刃牙の彼女、ちょっと顔が……ってなった。雨宮天ちゃんの声は可愛いんだけどね。

 

 面白いので続きも楽しみ。

 

 

Back Street Girls -ゴクドルズ-

Back Street Girls(1) (ヤングマガジンコミックス)

 これまたむちゃくちゃなアニメが来た。

 仕事に失敗した三人のヤクザがボスの命令で手術を受け、可愛い女子になってアイドル活動を行うという話。後に追加で女になる組員もいるし、本物の女子高生もアイドル研修生として入ってくる。

 

 顔をいじって胸も入ってるけど、あそこはそのままみたい。

 

 楽屋ですっごい文句言ってるのでアイドル活動は大変そう。

 

 ゴクドルズ被害者の会の皆さんがなんだかんだ楽しそう。

 

 下ネタ多めなので注意。ボスが本当にひどいと想う。

 

 OP曲がノリが良い。 

 

 

BANANA FISH

【Amazon.co.jp限定】BANANA FISH Blu-ray Disc BOX 3(全巻購入特典:「描き下ろしイラスト使用 オリジナルマルシェバッグ&A4クリアファイル」「林明美描き下ろしイラスト使用 全巻収納BOX」引換シリアルコード付)(完全生産限定版)

 正直いつの漫画やねんって想った。古い。

 文学青年なので、作品の元ネタであるサリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」の一本である「バナナフィッシュ日和」も既に読んでいる。

 

 漫画の方はBL要素を含むのために、食あたりをおこしながらも楽しんだ。

 

 なかなか重厚な作品だと想うのでアニメ化してよかったと想う。ずっと物騒な感じで物語が続く。

 

 アッシュが格好良い。

 アッシュと英ちゃんのカップルは腐女子的にはアリなんだろうな。

 

 

BanG Dream! ガルパ☆ピコ

ブシロードスリーブコレクション ハイグレード Vol.1656 BanG Dream! ガルパ☆ピコ 『Poppin'Party』

 あっ、いつぞやの夏に放送してた、しかも放送スタートが二週間くらい遅れてたやつ~、それから髪型が鬼の角みたいになってる子が出るアニメだ~。と想ってまったり見ていた。

 

 ショート枠ですぐ終わった。

 


百錬の覇王と聖約の戦乙女

【予約特典あり】TVアニメ「百錬の覇王と聖約の戦乙女」第1巻 (Blu-ray)(キャラクター原案 ゆきさん描きおろし A3クリアポスター付き)

 本当日本人って好きだよな~転生して女子にモテる話。こんな現代だからこその理想の詰まった話。都合が良すぎだとか何とか言われても思われても、転生ものはこれで良いんだ。ここをオアシスにしている奴はたくさんいるのだから。そんなことを想って見ていた。

 

 主人公がとりあえず軍団のトップで、他の奴らには兄とか父の扱いを受けている。このシステム、結構いいかも。

 主人公が元いた世界とは電話でやり取りが出来て、たまに現実の世界の話も描かれるのがちょっと珍しかった。

 

 ヒロインはとりあえず皆かわいい。

 敵軍の褐色肌の踊り子がエロくてよかったな。

 

 にしてもタイトルがもう中二臭くてハズイ。この青臭い感じが転生もののクスっと笑える良いところ。

 

 

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2018年のアニメを振り返る(7月~9月)その1

 はい、今年もこの時期がやって来ました。

 

 第3クールが終わって、残すは最後の4クール目のみ。

 巷ではもうおせちの注文が始まり、テレビの方ではそろそろ今年の紅白のメンバーも考えている頃だろう。

 10月になったので、このクソ暑かった夏を楽しませてくれたアニメ達をさっくり振り返ることにしよう。パソコンの微々たる機械熱でも顔が暑かった8月の苦しみが嘘のようで、今は耳馴染みの良い鈴虫の合唱を聞きながらご機嫌にキーボードを叩いています。

 

 ウェルカム秋!

 

   ↓

 

 

 

アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(3期)

【早期購入特典あり】THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LITTLE STARS! いとしーさー(ステッカー(ジャケット絵柄)付)

 ヒロインをチビキャラ化したやつの第3期である。

 やっぱり卯月ちゃんが一番好き。

 アイドルが多すぎてもはや覚えられない。あっという間に終わるショート枠だが、萌えたので見ていて損はなかった。

 「いとしーさー」というED曲だけは印象的だった。 

 

ISLAND

ISLAND Vol.4 [Blu-ray]

 

 タイトルロゴがそれっぽいこと、青々とした海が映える夏物語ということからアニメ「AIR」の雰囲気があった、ような気がする。

 

 記憶喪失でファーストネームが「せつな」ということしか覚えていない男の主人公がヒロイン達とお楽しみしたり、タイムトラベルしてシリアス展開になったりした。ぼぅーと見てたら話がわからなくなりそう。

 

 最終回で凛音の母の方が主人公のお目当ての人物と分かった。ここへ来てお母さんがおいしい。

 

 御原凛音役の田村ゆかりんと枢都夏蓮役の阿澄佳奈の演技が良かった。声可愛い。

 

 

悪偶 -天才人形-

 

 主人公の愛と友人の町がバレエダンサー、そしてブラックな物語という点から「プリンセスチュチュ」的なものを感じたが、最終回まで見るとそんな感じではなかった。

 

 才能ある人を小人化してその能力を自分の物として使える「悪偶」という闇の存在がキーワードとなる。黒い。 

 

 闇落ちして衣装がかなりセクシーになった町はグッドだったと想う。

 

 高木渉が演じた術士の爺さんが格好良かった。

 

 話が途中で終わっていて二期がある感がした。結構好きだったのであれば見ることにしよう。

 

あそびあそばせ

あそびあそばせ 4 [Blu-ray]

 今期でかなり楽しかった作品。

 

 リア充を心底憎む華子、英語がまるっきり出来ないのをひた隠しにするワキガのハーフヒロインオリヴィア、そして全うな少女のフリをして話数が進むにつれ変人化していった香純が巻き起こす学園コメディ。

 

 古今東西の遊びを研究する「遊び人研究会」通称あそ研を発足し、毎回三人でバカをやるという内容。

 最初らへんこそ遊びを取り上げてのストーリー展開をしていったが、途中からは何でもありになった。スゴイ動ける将棋部と喧嘩したり、ケツから波動砲を出す華子家の執事が出たり、色々衝撃的すぎたオリヴィアの兄などの楽しい人物が登場し毎話笑えた。

 

 基本は可愛い絵柄なのに、毎回ヒロインの変顔が挟まれるのが特徴的。そしてED曲がメタル調というのもインパクトがあった。

 テンションの低いナレーションもいい味を出していて「それからどしたの?」のナレはツボる。

 

 それと、昨日「スター・トレック」を見たからという理由で文化祭でSF映画を撮ろう思いついた香純は本当にナメてると想った。

 

 総合的に最高の出来だったので二期があれば見たい。

 

 

アンゴルモア元寇合戦記

【Amazon.co.jp限定】アンゴルモア元寇合戦記 DVD BOX 上巻(早期予約特典:スペシャル座談会CD(出演:小野友樹(朽井迅三郎 役)他予定)付)&(全巻購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用BOX in BOX引換シリアルコード付)

 タイトルを見るに、ノストラダムスの大予言的なこの世の終わりを映し出したSFモノを想像してかかったが、まさかの「元寇」をテーマにした骨太な作品だった。

 

 元寇とかクソ懐い!中学の歴史のテストで絶対出るヤツ!教科書には元寇ってこんなのって示す荒いタッチの挿絵も掲載されていた。

 

 流刑囚を兵隊にしちまおうという結構ひどい策を用いて、日本の皆さんは蒙古軍と渡り合う。敵も味方も無骨な男共ばかりだが、その中で輝日姫の存在は光るものがあった。女子キャラは結構色っぽく書いている。

 

 輝日姫があんな顔して迅三郎の寝込みを狙っちゃうからドキドキ……

 

 春にやってた「ゴールデンカムイ」みたいな骨太でバイオレンスな和風ものだった。 

 

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 Vol.3 [Blu-ray]

 こっちが召喚されちゃうパターンのやつ。

 

 ゲームでは魔王級に強いゲーマー主人公が、ゲームをやってる内に異世界に迷いこみ、可愛いヒロインと楽しむっていう皆さんが好きな例のジャンルの作品。

 

 主人公ディアヴロが変化球なコミュ障で、偉そうな魔王口調でしか喋れないという設定が印象的。これって笑って見がちだけど、長いことヒッキーゲーマーだったりすると、本人で自覚しても治せず、こういう障害を持ったまま面接とかに来ちゃう人もいるとかいないとか聞いたことがある。

 

 ツインヒロインも良いけど、追加ヒロインのアリシアが好きだった。眼鏡萌えヒロインだった。

 

オーバーロードIII

オーバーロードIII 3 [Blu-ray]

 まさかこれの3期あるとは思わなかった。

 

 ヒロインのエンリの活躍が結構描かれたのが印象的。エンリは可愛いので好き。ゴブリンにモテすぎ。

 

  相変わらず何をどうやってもアインズが最強で、部下は全員アインズ様ラブなんだよな。

 

 3期に来てキャラクラターの多さに気づき、こいつは名前が覚えられねぇと困ったことになった。

 

 すごく恐ろしいハム太郎が出てきたのも印象的だった。

 

 

おしえて魔法のペンデュラム~リルリルフェアリル

 

 フェアリルを知ってるかい?っていう語りは好き。なんかおもろいよね。

 

 主人公の女の子がもじもじして自分に自信がなさすぎだろうが、もっと図太くいけよと想った。

 

 そういえば今の学校では、体育でダンスの課題とかあるんだと分かった。こればっかりは普段クラスで孤立してるヤツならきついなぁと想った。 

 

 

音楽少女

シャイニング・ピーシーズ

 

 一番の想い出は、はなこが持ってる携帯入れの「ドルドル」というキモ可愛いキャラクター。

 アイドルを歌って踊る女子じゃなくて、この手のモンスターと勘違いしていたはなこは面白いアホい。はなこがダンスをすぐに覚えちゃうのはスゴイのだが、歌が音痴って設定は面白い。

 主人公なのに音楽少女のメンバーにならずにずっとマネジャーなのね。

 

 弟と仲良くしても彼氏と間違われてスキャンダル報道されたりするから芸能界って生きづらいなぁと想った。

 

 気になるヒロインは具志堅シュープカンムリワシと同じ名字。メイク術に長けていて、メイキャップ後と素では別人みたくなっている。街にいるイケてる子が、この手の小細工をしていて素は別人ってこともあると想うと、うっかりナンパも出来ない。

 

 最終回の集団ビンタ劇場は印象的だった。ビンタで観客を呼び込む新商法が見られた。

 

 

京都寺町三条のホームズ

【Amazon.co.jp限定】京都寺町三条のホームズ Blu-ray 第1巻(全巻購入特典:B2布ポスター(キャラクター原案・ヤマウチシズ先生描き下ろし/家頭清貴)引換シリアルコード付)

 

 いけずぅ~な京男の家頭清貴とそのバイトの後輩真城葵とでお送りするミステリーを絡めた恋愛モノ。

 家頭だからあだ名がホームズとか、うまい。

 私がシャーロキアンということもあってとりあえず見た。個人的には好き。葵は可愛い。

 

 二人共過去に略奪愛による失恋を経験したということから、傷が反応したこともあってお互いを求める形になる。男と女ってこんなもの。

 

 ミステリー成分が丁度良いくらいで、ラブな要素も結構入り込んでいて良い配分だっった。

 

銀魂 銀ノ魂篇(後半戦)

銀魂.銀ノ魂篇 9(完全生産限定版) [Blu-ray]

 とんでもないことになっている。

 

 いつかの雪まつりで「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲 」なんかを作って遊んでいた時期が懐かしくなる程に激しいバトル展開となった。

 

 ふざけてなんぼの銀魂だと想うので、個人的にはシリアスだった今回のエピソードはそこまでハマらなかった。

 

 今回の活躍で武市変態、じゃなくて武市先輩が初めてまともなヤツに見えた。

 てっきり近藤さんがお妙を口説き落としたのか想ったらやっぱり違った。

 

ぐらんぶる

ぐらんぶるBD2 [Blu-ray]

 今期でもかなり上位の面白さだったハマった作品。

 

 「あまんちゅ」みたいなダイビング枠と想ったら、だいたいは男共が全裸で宴を上げて酒を飲むというアニメだった。ギャグ展開が面白い。

 

 伊織と耕平がトムとジェリーのごとく仲良く喧嘩する様が好きだった。こいつらホント仲良しだよね。

 

 ヒロインがすごい可愛い。ツンデレの千紗がすごい好き。今期一位のヒロインかもしえれない。演じた安済知佳の声も可愛い。

 これだけ可愛い妹がいたらお姉ちゃんが重度のシスコンになるのも分かる。

 ミスコンの回で、スパーボールのバウンドを利用して千紗のパンチラをゲッツしたのはナイスアイデアだった。

 あと、ケバ子も面白かった。

 

 ED曲は作中に登場する声優水樹カヤの歌を男性キャラクターがカラオケで歌うというものだったが、一回だけ水樹カヤ本人(CV:水樹奈々)歌唱バージョンがあった。あれは良かった。奈々様の歌は癒やし。

 

 声優の内田ブラザーズが共演したのも良かった。

 

 「おじさん」「高校生」「浜崎の奥さん」という魚がいるという勉強にもなった。

 

殺戮の天使

殺戮の天使 Vol.2 [Blu-ray]

 主人公の少女レイチェルが目を覚ますと、そこはどこかわからない不気味な建物の中、レイチェルは記憶喪失で何がなんだか分からない状況。建物を脱出しようとすると、ヤバイ殺し屋共がいて困ったことになる。この設定、一昔前の洋物アドベンチャーゲームみたい。サターンあたりのゲームでこんなのあったかもしれない。

 

 やばい殺し屋鎌男のザックが仲間になり、レイチェルはザックに自分を殺してとか言って色々と謎な展開。

 ザックは岡本信彦が演じていた。やっぱり信彦さんはこういった気違った役をするのが合っている。

 

 何かバイオレンスで不気味なアニメだった。

 

 個人的には、伊瀬茉莉也演じるドS女のキャシーがエロくて好きだった。

 

 

七星のスバル

【Amazon.co.jp限定】七星のスバル Blu-ray  vol.4 (初回生産限定版)(描き下ろしジャケット&オーディオコメンタリー&オリジナルサントラCD他)

 オンラインゲーム内の最強チームそれが「スバル」。

 最初にスバルのメンバーでメインヒロインの旭姫がゲームオーバーになる。すると現実世界でも旭姫は死んで葬式が始まる。このデスゲームはまるで「SAO」じゃないか。

 

 しかもこのゲームはセンスという、言葉に現しにくい感覚的なゲーム才能がないと登録して遊べないという。なんか設定がスゴイ。登録できたら選ばれた感がして気分が良いと想う。

 

 小学校時代に旭姫が死んで、解散したチームメンバーが高校生になって再びゲームにログインすると、そこには死んだはずの旭姫がいる。旭姫が散り散りになった皆を繋げてチーム再結成となる。この設定と展開は……こういうのを探すといやらしいが、どうしても「あのはな」を思い出す。

 

 「スバル」は男女混合チームなので、メンバー間で恋の一悶着が起きる。これも楽しい。

 

 スバルの女子メンバーは皆可愛い。高校生になった咲月が一気にエロい。恋の勘違いきっかけに一度は闇落ちした希もダークコスチュームの方はセクシーで良かった。

 

 旭姫の声優さんとは初めての出会いなんだけど、なんかシュワシュワした感じの声で結構好き。

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX3

 皆して演劇学校でしのぎを削って演劇の道を行くものかと想ったら、声が津田健次郎の喋るキリンに誘われて闇のバトルゲームが始まる。

 なんだか「少女革命ウテナ」と「輪るピングドラム」みたいな感じがするアニメだった。

「アタシ再生産」のシーンはピンドラの生存戦略のアレみたいな感じがした。

 

 途中から華恋ちゃん大好きな露崎まひるちゃんがヤンデレレズな一面を出したのはユリ萌え的には良かった。

 

 新人さんの中にベテランの三森すずこ(通称みもりん)を放り込むという点は、アニメ映画「きみの声をとどけたい」のパターンだったな。

 

 おすすめヒロインは頑張る眼鏡少女の星見純那と、「バナナイス」という個人的今期のアニメ流行語を産んだ大場なな。

 

 結果的にコレ、結構面白かった。

 

 

じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~

 

 アホっぽいタイトルやな~。一瞬「じょしらく」かと想ったよ。

 

 引っ越した先の下宿で寝てたら、ボロいので底が抜けて上の階の女の子が落っこちてくるというタイトル通りのアホっぽい話。その子と仲良くなり、大家さんとも仲良くなり、追加ヒロインの幼馴染女子とも仲良くなる。女共の方でもそこの所をわかってもまだ好きということである。

 結果、平和みたい。

 

 主人公が皆に手を出す最低なヤツで、劇中ではそこの所を自分でも言ってる。本能に素直に行動するのは生物として正しい、しかし人として社会で生きるのにはそこの所にブレーキをかけないとね。そういうことを感じた。

 

 発想が貧困なエロ男子が考えたみたいな話だけど、結局その貧困な発想が好きなのが男ってもの。楽しんで見ました。危険なシーンでは被せが入るので安心して見れるぜ。

 

 

天狼 Sirius the Jaeger(シリウス

天狼 Sirius the Jaeger 下巻 (7~12話/1枚組/初回仕様版) [Blu-ray]

 P.A.WORKSのアニメ―ションは好き。

ウマ娘プリティーダービー」に続いて、なんか意外な作品のアニメーション担当をしてるなと想った。

 

 狼と人のハーフの主人公が吸血鬼の化物をやっつける話。ながら見していたので何とも言えんが、とりあえず剣道が強い金持ちのお嬢様が可愛かった。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

 

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緻密に練られた強盗術「地下室のメロディー」

 「地下室のメロディー」は1963年に公開されたフランス映画。

 

 主演のアラン・ドロンジャン・ギャバンの存在感がなかなかスゴイ!

 

地下室のメロディー【ワイド版】 [DVD]

 

内容

 出所したおっさんギャングのシャルルは、性懲りもなくカジノの金庫からお金を盗み出す計画を立てる。刑務所で目を付けた若手のワルのフランシス、その義兄のルイを仲間にして三人でことに挑む。

 ゆっくりと時間をかけ、緻密に練られた計画を確実にこなすことで、一味は大金を盗み出すことに成功する。しかし、その後の逃げ出す手順でミスが起きる。

 覆面を被って強盗を行ったが、カバンだけはスタッフにしっかり覚えられていた。フランシスがそのカバンを持って外を歩いていたので、警察に捕まるのは時間の問題である。

 にっちもさっちも行かなくなったフランシスは、最後には泊まっていた施設のプールに札束を詰め込んだカバンを沈めた。プールの底でカバンの蓋が開き、プールにはゆっくりと札が浮き上がる。しばらくすると札で埋められたプールに客達が気づいて騒ぎ出す。プール付近にいたシャルルとフランシスが、金を持ち逃げ出来なかったことに絶望する中で物語は幕を閉じる。

 

感想

 物語はジャン・ギャバン演じるおっさんギャングのシャルルがお勤めご苦労さんして街に帰って来るところから始まる。シャルルがマジにギャングに見えるので怖い。

 バスで家まで移動中のシャルルは、真面目に務める乗客の方々の苦労話を聞いては「安月給でクソみたいな仕事をするなんて嫌だね」的なことを想う。これには労働嫌いの私も共感してしまう。

 シャルルが家に帰還するまでの間にOP曲がかかってテロップが流れる。このOP曲がかなりオシャレで格好良かった。

 


メインテーマ ~映画「地下室のメロディー」より~ "MELODIE EN SOUS-SOL"

 

 

 出所して嫁とおいしいご馳走を食ったシャルルは、務所の中でご馳走を想い描いていたのに、実際に食べると気分が悪くなったと言って残す。務所でくさい飯を食うのに慣れたあとに高級なものを食べると胃がビックリするのかなと想った。

 

 シャルルがワルにかけてはプロということで、作戦を立てる時に頭がいいなと思わす。若くてイケメンのフランシスをカジノの客として先に潜入させ、そこの踊り子娘と仲良くなることで、スタッフしか入れないような施設の裏口を調べさせる。大金のためには女の一人や二人くらいたらしこむくらいの人心掌握術がいるらしい。

 

 フランシスは狭い通気口を通って、地下金庫に降りるEVの上に出る。この侵入シーンは長めに映るのだが、閉所恐怖症の私としては、自分だったらこんな場所は耐えられないとゾッとする想いで見ていた。閉所恐怖症だったら泥棒は出来ない。

 

 鮮やかな手口で金を奪って次の日を迎え、まだ現地でまったりとしているというプロの余裕を見せる一味だったが、その後にフランシスが新聞に写っている、顔は見られていないが金を詰め込んだカバンは覚えられているというミスをしでかしたと分かる。

 警察がスタッフを取り調べするプールサイドには客としてシャルルとフランシスもいた。スタッフが警察にカバンの特徴を詳しく話し、フランシスはそれを聞きながら、まさに今そのカバンを手にしているのをまずいと想い肝を冷やす。このシーンではいつカバンが警察に気づかれるのかとドキドキした。

 カバンの情報が出回った状態でこの地を抜けるのは無理と想ったフランシスは、とうとう現金を諦め、札束の詰まったカバンをでプールに沈める。

 そしてラストの一種幻想的とも言える札で埋まったプールの画が完了する。このラストカットはすばらしい。計画は失敗したわけだが、この後犯行に関わった三人はどうなったのかは分からないまま終わる。まぁカバンを手放せば、あとは普通に逃げられるのかなとその後の物語展開を予想して楽しめた。

 

 大変スリリングで面白い犯罪映画だった。犯行手口も鮮やかだったし、逃げ出すのに失敗した時も衝撃的な土産ものを残していったので、見終えて強く印象の残る作品だった。

 

地下室のメロディ [DVD]

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