こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

段々無くなっていく個人店に切なさを感じる

 遂に突入したかGW(と書いてゴールデンウィーク)。待ってた。

 

 そうかぁ、もうそんな時かぁ~。

 4月に入って「新年度だぜ!」とどうにも気分ワクワク&心ウキウキせずにはいられなかったアレがもう1ヶ月前かぁ。この1ヶ月といえば楽しく忙しく暇がマジでゼロだったからもう色々覚えていないや。←バカなの?

 

 じゃあGWに入ったと確認が取れたところでいつものを始めるか。そう、楽しいブログ活動をな。

 今日も心の底から想いが溢れます。溢れたそれを文字化するのが私のささやかな趣味なのです。ささやかすぎて涙がこぼれちゃう。←ややキモ。

 

 ささやかって漢字だと「細やか」って書くんだけど、同級生のほぼ100%が「ほそやか」って読むから、こちらとしてはなるたけひらがなで書きたいのさ。それが私の優しさ。

 

 では漢字の勉強も終えたところで今日の話題に入っていこう!

 

 昔よく行っていたが、ある日を堺にパッタリと没交渉になるお店がある。それは生活の問題とか金の問題とかでそうなっていくわけで。あの日の習慣がいつまでも今日に続く習慣になるとは行かないわけだ。

 

 そしてまたある日、ぱったり遠のいてしまったあの日のオアシスなりエデンとも例えることができようあの店のことを思い出す事があったりする。そういう時ってのはだいたい金の都合、生活の都合共に余裕が出た時。 

 丁度金と時間がある。そして懐かしいあの店に行きたい。私が思い出すあの日愛したお店ってのはだいたいが飯屋。それも古臭い店構えで年寄りがやっている個人店だ。

 店、人間、なによりも出てくるメニュー、全てに良い味が染みている。そして値段もリーズナブルなのだ。そもそも高い店には行かない。つうわけでオール良しだな。

 エアコン無しの夏は扇風機、冬はストーブオンリーでやるようなこじんまりとしたあの感じも良い。エアコンがそんなに好きじゃない人間です。家でも基本的に使用しない。

 

 急に懐かしみと空腹に襲われてそういう場所に行ってみる、または今やっているか事前に調べてみる。そしたらいつの間にか更地になっていたなんて悲しい案件に出会うこともちらほらある。そういうライフステージにこちらもあちらも入ったようだ。諸行無常ってやつね。

 

 コレ、寂しいっす。

 最初の亭主1代のみで終わることも結構ある。一族でやっていて最後が死んだらそれまでのお店もある。

 チェーン店を下に見るわけではないが、長いチェーンで繋ぐことが出来ない太くとも短い鎖でやって行くこっちで食う方がありがたく、心も温もるのだ。コレも分かる人には分かるよね。そこらへんが個人店の良さ。

 

 看取るじゃないけど、店が潰れる最後を見届けることも出来ず、無くなったことを数年間知らなかったことも切ない。もう終わると知っていれば、その前には最後の思い出で行けたのになぁ。

 

 私が人生で一番金が無い時に、サービスでおにぎりを握って弁当に持たせてくれたばあさんの店があった。一人で切り盛りしていたが、健康上の理由で引退してそのお店はなくなった。切ねぇ。今なら小洒落たまんじゅうの一箱くらいお返し出来るのに。

 いかにも食えていない風体だから、長年養った人を見る目で判別したんだろうな。それで愛情込めて握ったおにぎりをパックに3つ並べて土産に持たせてくれたのだ。あれは心が暖かくなった。よそのばあさんにも強めに感じるママ味よ。

 

 一子相伝だからこそ早くに業界を去る都合の他、最近だと食材の用意や光熱費も以前より苦労する世の中になっているから元気な内にも潰してしまう場合もあるとか。

 味のある人間が小規模でしっかりやっていたのが無くなるのって寂しいよね。

 

 という話をうちのお兄ちゃんとしていたら、次に潰れる古い店ならあそこだなと不吉ながらもリアル性ある当たりをつけて教えてくれるのだ。地域と交渉を持つ割合なら圧倒的にお兄ちゃんに分がある。私は没交渉なもので、寄らなくなった地域の事は本当に何も知らない。

 お兄ちゃんからは、潰れない内に早く行って記憶に刻んだ方が良いと言われた。そうだな、後になって行っておけば良かったと思っても遅い。

 

 とは言ってもタイミングがあるからね。まぁ逝くのが早くても今年中は大丈夫でしょ、というこれももしかしたら甘い目算かもだが、それを信じてしまう。

 お兄ちゃん情報で、明日無くなっても別段不思議ない思い出の個人店を数件ピックアップした。

 少し気長に計画して、年内中にこれらを訪れるミッションを片して行こうと思う。

 

 地元ならではの味わいのある店って良いよね。この有限の時の中にあるというリアル性と切なさもまた後になれば染みるメモリーになる。ノスタルジックな店構えとかにもキュンとくる趣味がある人間です。

 

 気に入った店には行ける時に行っとけ。この精神でこの1年を生きよう。

 

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