12月7日、8日。我らが美少女パイレーツ宝鐘マリン船長の1stライブが開催された。
まさかの忙しい2日連続ライブだった。こりゃ喉にも足腰にも疲れが溜まる航海になっただろうに。だがそんなことはマリン船長だって見越してのこと。そうまでして彼女が豪華なレンタル船の帆を張り、錨を上げて出航~!するには大いなる意味がある。そう、我々踊るAhoy!! に見るAhoy!! を希望の旅に連れ立つためだ!
そうしてあの日出航した海賊船に乗り込んだ一味の中に、なんとこの私も潜んでいたのだ。本日はその航海日誌をここに綴っていこう。
以前、船の上での重労働を描いた大昔の本「蟹工船」を読んだことがある。あれを読んで以降、船に関係することは全部止しておこうと思った私は、思ったままに船には全くノータッチだった。それがこんな形であの日の誓いを破って乗り込むことになろうとはな。人生ってのはまったくAhoy!! なもので、例えるなら霧がかって先が見えない航海のようだぜ。
というわけで、なんだかんだ能書きを言いたい書きたい思いがすごいが、このライブが大変素晴らしかったとめっちゃ言いたいのである。
こいつはその記憶がまだまだホットでクリアな内にどこかに記録しておいた方が良い。それなら「はてなブログ」とかいうAhoy!! な連中御用達なサービスが丁度良いじゃないか。じゃあココに狙いを定めてダラダラ書いていくぜ。校長先生とこの私は同じくらいダラダラといつまでも喋れちゃうから。体力と思考能力、それぞれが長持ちしますから。
2日あった分のまずは開幕初日、7日の晩について触れて行こう。
すぐには感想に入らず、その前にこの日を迎えるにあたっての心の葛藤とか煩悩について語ろう。
実はこのライブ、しっかり現場参加は叶わず、参戦するのはネット回線を利用してのことだった。今流行りのオンライン配信での視聴ね。
海賊マリンの船で行う航海は実地の海だけでなく、電脳空間の上でもスイスイ行っちゃうから。じゃあ私もそっち経由で船に乗り込んで楽しくヨーソローできるから。ヨーソローなんてワードを聞くのも長渕剛のライブ以来のことだぜ。
で、そのオンライン視聴すら最初はどうしようかと悩んでいた。とりあえずいつでもライブに乗り込んで盛り上がれるよう、ライブに先立って発売したアルバムは30回以上はリピートして予習していた。
年末が迫った最後の月のことを「師走」なんていうが、字のごとくどこの師も走って忙しい月間だとされているとか。この私は誰の師でもないのだが、年末ともなれば春や夏と比べてちょっと、いや結構忙しいわ。なにも走るのは師だけでなく、師のもとで免許皆伝の栄誉をもらってただいま独立した人間だって走っちゃうこともある。第12の月はそんな感じなのだ。海賊だって船で走っているし、私も丘で走っている。つまり忙しく暇が無い。
ともなれば参加する分に時間と心の余裕がたっぷり用意出来ない。今回はスルーしておくかぁ~ともちょっとの間思ったが、やっぱり答えはそうではなかった。
マリンの1stライブは今回だけなんだぞ。今回は良いか~とか言って今船に乗らなかったのなら、次に乗る時はもう2ndだから。1stの航海に乗り合わせるなら今しかねぇ!じゃあ今乗るんだ。今日の船が明日もあるとは限らない。船なんてものは、大自然の母とも言えよう海様の機嫌一つで沈みもすれば陸に乗り上げたりもするのだから。
という思考を辿って四の五の言わず一に賭ける!の勢いでオンライン出航の準備が済みました。登場自分はずっと私一人の物語なのに、気分的にはなんか大勢いるみたいに賑やかでした。
ていうか思い返せば、みこちの1stライブの時にもほぼ同じ思考経由で参戦に至ったような。誰かの「初」を持っていくことってやっぱり重きことだからしっかり考えちゃいます。私も葛藤が多いからハゲるわい(髪の毛の量と密度がすごくて年中頭が暑いです)。
で、来たぞKアリーナ横浜(画面越し)。
どこよココ?クソ広くてゴミほど人がいるやんけ。地理に疎いのです。
海、船乗り、そして日本地図、全てに詳しいウチのじいさんが言うには、国内のどこからスタートしたとしても、チャリで4日あれば辿り着ける場所だとのこと。みこちのライブの会場がどこなのかの説明の時にも全く同じ事を言われたような気がするけど、ちょっと記憶が定かでない。
しかしここの会場、マジですごい。みこちの時もヤバいと思ったけど、マリンライブも思った以上に会場がデカい。
これはすげぇぞ。デンジャラスマリンスメイルに一味のスメイルもミックスされてとんでもないデンジャラス一味スメイルになっていそうだ。画面を貫通してデンジャラスさがこっちの嗅覚を襲う。まぁ悪くない感じかな。
まずは画面に大量に映る宝鐘一味。しばしの間これを眺める時間となります。
選り抜きの一味がVTRに抜かれている。いいなぁ~、私も現場入り出来ていたらガンガン映りたかった。そんで家族に「コレ、私」と自慢出来たのに。
船長のお出まし前には一味が顔出しして会場を温めてくれます。その上から聞こえるライブに関する注意アナウンスが良い声。そして聞き覚えがあるお声でもある。
なんと会場にかけつけたフブさんとミオシャがナレ役を務めている。ミオシャがギャルい感じで船長のモノマネをしている。ミオシャのマリンモノマネはそれでしか出ない味があって好きなんだよな。ていうか最近ミオシャの顔と声、マジで良いなぁ~と思って朝枠も夜枠も見ています。
フブさんの方がモノマネが上手い。一瞬ミオシャの後ろから本物の声がしているのかと思った。
フブミオでてぇてぇしながらひとおふざけして更に会場がホットになった。
そしてやっと開幕。遂にマリン登場である。
えっ、ヤバいんだけど。すごく格好良いし可愛い!
あれ?メイクがより良くなっているのかな。YouTubeで見る時より美人に見える。船長若返ってないか?これは気のせい?
やり手アイドルはステージでこそ映えてより華やかに見えるものだとはいうが、思った以上に可愛く見えた。
登場いきなり動きが滑らか。そして胸部がたわわ過ぎるだろっ。おっぱいがダブルドリブルしてるんだけど。じゃあ反則です。でも凄かったっす。
一発目はAhoy!! な我々に捧げる「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」を披露。これには踊るAhoy!!に見るAhoy!!だわ。開幕の狼煙には景気が良い。この曲はなんとなくももクロちゃんぽく、サクラ大戦感もあって良い。
次に私の大好きな美女パイぃ~!正式タイトルは「 美少女無罪♡パイレーツ」。
美女パイ、マジで好きなんだけど。最近毎日歌っていることで家族から「うるせぇ」の一言をもらいます。
サビが割と高音だから、毎日コレを歌っている内にこちらの喉も開かれたようで、高い音が前より平気になってきた。良いことです。
美女パイをココで見れて本当に良かった。明るく元気に美少女の圧も感じる良い歌だよな。お声も良く出て伸びやかなボーカルが心地よい。
しかし歌、上手いよな~。これを披露している時が一番光って格好良く見えた。
ライブだからこその特別要素として生バンドで聞けるのが良い。生バンド、めちゃ良い味を出していてる。この音源の美女パイが欲しい。
ここで美女パイを聞いたらすぐにもカラオケで歌いたくなったわ。
カメラワークが暴れん坊のグッジョブで最高。
カメラ、ちっか!すごく近いっす。
船長の揺れるぺぇのアップから、もっと迫ってスカートの中の世界も見えている。これは悪くないよねぇ。わためちゃんもきっとそう言うはず。目の保養となりました。
最近はアルバムをずっと聞いているから、とにかく「Ahoy!! 」「きみたぴ~」「出航~」「はにゃ~ん」「いいじゃな~い」あたりを全部生で聴きたかった。後に披露したマリ箱も聞くことでワードが全部出揃って満足しました。
マリ箱も改めて聴けば面白い曲だな。楽曲構成としてかなりフリーな作りになっている。楽しく妖艶に魅せるパフォーマンスを見て、ぶっちゃけ船長のことを捕まえたくなりましたが(そんな感じの歌詞があります)、犯罪臭いので実行はしません。
この人、ガワとか声とかの話抜きに中身が本当に可愛い人だよな。その愛嬌もあってファンから愛されている。MC時の一味とのやり取りでそれも分かる。
一味の愛の言葉もすごく、めっちゃデカい声で応援していた。野太い声がすごい。その声の張り具合も面白い。
船長も可愛いが、船長からも一味が皆可愛いと言ってくれて嬉しかった。私も可愛いです。ナルシシズム持ちですから。
じいさんの世代から歌い継がれる古い歌をバンバンカバーして行く。これが楽しかった。
カバーばかりで自分のアルバム曲がまだじゃんか!と思う一味もいたかもしれないが、まぁ2日目があるから今はゆっくり昭和時代に浸るのも悪くない。
今回カバーした楽曲は、ラジオを聞く習慣と我が家の大人がレコードを聞いていた関係から図らずも全て履修済みだった。どれもイントロを聞けば当てられるくらいに親しんだ好きな曲だったので楽しかった。
最初に披露した「センチメンタル・ジャーニー」、かなり久しぶりに聞いたけど良い曲だな~。伊代がまだ16歳だった当時の個人情報が入りまくりな曲。マリンが伊代に見え、そこにはいないはずのバックダンサーのキャプテンの2人までが一瞬見えたような気がした。多分勘違い。
オリジナル歌詞の「伊代はまだ16だから」は、マリンはまだ17に変更されていた。上手いことやりおる。ていうか本家の伊代は一体いくつになったよ?後で調べておこう。
そういや船長はまだ17歳だった。三十路、70代と気分による年齢の可変が可能な特殊枠アイドルだからな。そこも宝鐘マリンのおもしろネタ要素。
一発目からカバー曲が良かったぜ。
「学園天国」「なんてったってアイドル」はどちらもキョンキョン関連楽曲だな。
明菜の「DESIRE」は平成の人間が聴いてもマジで格好良いから。それもカバーが聴けて良かった。
船長の歌う「私がオバさんになっても」がマジで良かった。本当に良い歌だな。カバーした中で一番好きな曲だった。ラジオか何かがきっかけで本家を気に入り、後にはオリジナルの8cmシングルを中古で買ったものなぁ。ついでに「17才」も好きだったから買ったわ。森高千里は良いっすよ。曲も声も顔も良い。
おばさんネタを操るマリン船長が、おばさんになっても愛して欲しいと歌うのがまたエモい。その想い受け止めたので、彼女が78歳になっても愛しましょう。なんかこの曲を聴いたら泣けてきたわ。
ソロライブとはいえどそこは派手にね!ということで、船長とは縁もゆかりもありまくる戦友達が船に相乗りしてきたぞ。
フブさん、ミオシャ、かなたちゃん、ノエルちゃん、コロさん、ラミィちゃんと来てステージに花&華でもう可愛かった。ノエちゃん、ラミィちゃんで並ぶとめっちゃ美形コンビだな。先日はラミィちゃんがAI女と五目並べをする配信を見てクソ笑いました。
船長って貫禄はあれど背丈でいえば小さい方になるのだな。ミオシャと並ぶとすごくちっこく見えた。ミオシャ、デカくて格好良いんだけど。そのミオシャはこのステージに上がったタイミングで活動6周年を迎えました。それのお祝いも行う良きステージでした。おめでとー!生まれて来てくれてありがとうー。
ここで事務所外のゲストもまさかの出張参戦。びっくりなんだけど、米米CLUBのカールスモーキー石井が来ている。
船長と2人で「浪漫飛行」を披露。この曲もなぜかめっちゃ聴いたことがあって大好き。カールスモーキー石井は声が綺麗だしイケボだわ~。CDと変わらずで今でも声が綺麗だな。これはギリ平成の曲だけど、四捨五入すれば昭和歌謡の仲間入りでもいいか。
米米CLUBのデビュー10周年記念ベストアルバム「DECADE」が家にあったからめっちゃ聴いてたわ。その中の一曲の浪漫飛行も人生にこびりついた愛しい音だから、まさか宝鐘マリンとのコラボで聞けるなんて感激!
こんな日が来ると誰が思う?あのCDが出た時なんて船長はまだ丘の上だったろうに。それかもしかすると生まれてなかったのか?
これを見た時には、Vアイドルも米米CLUBとご一緒するレベルになったのかよとビックリだわ。そらちゃんが広瀬香美先生と一緒に仕事をしているのにもビックリだったけどこっちもすごいわ。
これは合図無しのビックリドッキリ要素だったので嬉しく思いました。米米のCDもまた聞こうと思います。ジェームス小野田のことも忘れるな。
懐メロカバーコーナーも終わったらまたマリンワールドに戻って来る。で、マリンワールド全開の「パイパイ仮面でどうかしらん?」も披露するターンが来た。アンコールステージ含めたこの日ラスト曲。まぁ締めはパイパイ仮面でしょ!
まるで謎とも言わないものの、分かる部分が少ない変な曲ではある。とりあえず大富豪をやっている人の歌ではあるらしい。
微妙に昭和歌謡テイストもありで、こうして連続で聴けば、先にカバー曲を披露したピンクレディーのヒット曲と作風としてやや重なる部分があるような、やっぱりないような。そんなどっちつかずな感想が出るお年頃。
このパイパイソングは謎にハマってしまい、今年だと「うい麦畑」とセットで鼻歌として日常シーンでめっちゃ出てきてしまう歌となった。家族も2つセットで「変な歌だな~」と思いながら覚えてしまっている始末。
このパイパイ仮面ソングは、12月11日のFNS歌謡祭でも披露された。まさかの選曲。長い間番組司会をしている相葉くんも、放送毎に新しい歌手に作風まで知れて刺激が絶えないことだろう。現在の流行りソングにはこんな変な歌もある。変だけど好きだよ。
パイパイ仮面にバイバイして第1戦が終わりました。もう1日あるのに、初日段階で疲れたわ。そのくらいはしゃぎました。
これは面白い。金が取れる催し物だと分かります。
あとはこの日ドドンと初公開だった厳つい角帽子を被ったセクシーシスターの新衣装も印象的。胸元がゆるゆるでエロいのよ。
短いスカートから覗く腿にはベルトが巻き付いている。良い包囲網。先日デビューした後輩の輪堂千速ちゃんも腿をベルトで拘束するファッションを披露してくれた。あれが最近の流行りなのか。あれは良いと思います。普通に格好良いしエロいので全然悪くない。
新衣装も見れてパフォーマンスも楽しい。総じて最高だった。
ありがとう。初日の航海は良き形で締めることが出来たぜ。
では、次は2日目の感想でお会いしましょう。2日目公演に向けて出航~!ヨ~ソロ~!
スポンサードリンク