こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ベストアーティスト2018の感想とジャニーズについて

 

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 11月28日に見たベストアーティスト2018の感想を書こうと思う。

 

 今年も遂にこの時期がやって来た。ここからFNS、紅白と音楽番組が続くのでHDD残量が心配。夏と冬の音楽特番はマジで容量を食うので、それまでにHDDを整頓して空けておく作業が地味に大変。

 

 なんだかんだでジャニーズ勢を楽しみに見るのだが、今年は何か少ない。

 今年はジャニーズに本当に色々なことがあったからな。

 TOKIOがあんなことになり、関ジャニからすばるが抜け、JUMPからは岡本が活動休止、タキツバが解散。キンプリ岩橋がパニック障害で活動休止、そしてこれの放送の少し前にはセクゾの松島までもがパニック障害で休止となった。

 ジャニーズも色々ありすぎ。KAT-TUNの復活は嬉しかったが、あとは嬉しいことはないかもしれない。

  

 キスマイ、セクゾ、エビ、WESTと10年代デビュー組は不祥事の脱退もなく、順調に行くかと思いきやここで松島が一時的に脱退だから、えらいことになった。

 

 平成も終わりに近づいてジャニーズから立て続けにパニック障害で二人抜けるとはショック。岩橋も松島も好きだったのにな。残念。

 パニック障害っていまいち詳しいところが分からないから怖い。マジでなんだろうって思う。二人には早く復活してほしいものだ。

 

 そんな岩橋の所属するキンプリのパフォーマンスをベストアーティスト2018で見ると、結構涙するようなことがあった。

 シンデレラガールを歌った時、歌唱の最初らへんで不自然に一人分スペースを空けて踊っている。あれは岩橋の席、空けてるから帰ってきなのメッセージということでわざとそうしていたのだと思う。そう想ったら、なんかジーンと来る。もういい歳だからああいうことされると泣いてまう。番組で一番印象的だったのはアレだった。

 あとは「カメラを止めるな!」という映画とコラボしてキンプリが歌った件だが、あの映画は名前だけは聞いたことがあるけど、本当にヒットしてたんだって想った。あのおじさん誰?ってなった。映画においては懐古主義である上に、現代日本の映画に愛想をつかせたものだから死ぬまで見ることのない映画かもしれない。

 

 松島がお休みしたセクゾは、補充メンバーとしてエンケンこと遠藤憲一を連れてきていた。あのおじさん、結構好きなんだよね。

 ノリノリで新曲を踊っていて、個人的にエンケンの好感度があがった。

 

 コブクロがすごい久し振りに「永遠にともに」を歌っていた。ウチの妹からはもはや「陣内の歌」って呼ばれている。世のイメージがコレだから最近は歌ってなかったのかな。最近になってこの二人はますます良い。

 

 久しぶりに嶋大輔を見たけど、といふーを極めたボディに仕上がっていた。あの人も昔は「超獣戦隊ライブマン」という戦隊ヒーローものに出ていて格好良かったのになぁ。

今日から俺は!!」の実写ドラマをしている関係で出ているとかだが、これいつの漫画だよ。懐かしすぎだろ。今こんなのやってるんだ。かなり昔にこれの漫画を本屋で万引きして捕まった奴が地元にいたと思いだした。

 

 良かったのはDA PUMPね。

 オリジナルメンバーISSAがこれまで頑張り、グループを残してきて本当に良かったと想った。ifのラップの所がすごく好き。

 

 最後にトリを持っていったのは嵐だった。放送後のヤフーニュースであの時嵐は口パクだったのかどうかとうるさいことを言ってる記事があったが、まだそんなこと言ってるのかと思った。

 

 もういいんだよ嵐はいてさえくれれば。だいたいお前らみたいなモンに姿を見せてくれて踊ってくれるだけでありがたいと想え。歌だ音楽なんてものを知りもせん者がウダウダ言うな。黙って聞いて涙して帰れ。

 というのが私のお兄ちゃんの見解である。私も嵐についてはそれで言いと思う。悪口は何も言う気はない。大野くんを応援している。

 

 

 もっと詳しいことはココ

      ↓

koshinori.hatenablog.com

 

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チェイング!「夢戦士ウイングマン」

夢戦士ウイングマン」は1984年~1985年にかけて放送した全47話のテレビアニメ。

 

 桂正和原作漫画のアニメ化作品で、内容はヒーローものと学園ラブコメをあわせた楽しいものとなっている。これの漫画本を近所の古本屋でよく見かけたものである。

 

 この度めでたくBD化したので見てみた。 

 

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内容 

 主人公広野健太はヒーローオタクの中学生。自作のヒーローコスを着て、学校でヒーローごっこをするかなり愉快な主人公である。

 ある日、異次元人のヒロインアオイが空から落っこちてくる。

 アオイが持っていた「ドリムノート」に、健太が考えたヒーローウイングマンを書き込むと、なんと健太は絵に描いたヒーローに変身できるようになる。ドリムノートには書いたことが現実になるという不思議な力が宿っていて、その後もウイングマンのサポートメカなどを健太が考えて描き込むことで現実化していく。

 アオイが逃げ出して来た異次元都市ポドリムスは悪の王リメルに支配され、リメルは三次元の侵略とアオイのドリムノートの奪還を狙っている。

 健太はウイングマンに変身してポドリムスからやってくる刺客と渡り合う。

 ポドリムスを平和にするまでアオイと健太は同じ家で暮らす。アオイの使うディメンションパワーは人の記憶のコントロールも可能にするので、従姉妹という設定で健太の両親も納得させ、健太の学校にも転校してくる。

 ヒーローウイングマンと学生、健太は二足の草鞋を履くことで忙しい青春の日々を過ごす。

 

感想

 ドリムノートに描くことで後からでもウイングマンの能力が追加できるのシステムは夢がある。バイクや武器も登場する。ドリムノートは、夢ある明るい「デスノート」といった感じ。

 

 特撮好きとして気になるのは健太の部屋。「仮面ライダーV3」「宇宙刑事シリーズ」「超電子バイオマン」のポスターが張ってある。劇中のセリフでもバイオマンゴーグルファイブなどの戦隊ヒーローの名前が登場する。

 関係ないけど、バイオマンでは5人中2人がヒロインというおいしい設定がなされていて、男子的にはムフフな作品だったと思い出した。

 

 ヒロインアオイとの出会いについては、ビキニのヒロインが急に空から降ってきてのボーイ・ミーツ・ガール展開ということで、男子ならだいたい好きなやつだと思った。

 アオイの方が健太よりも背が高い。中盤で判明するが、アオイは16歳なのに対し、健太は14歳の中学生。お互い知らずに同じ年として同じクラスに日々通っている。

 アオイがなかなかのお転婆で、健太のことは「健坊」と呼ぶし、健太がバカをすれば「パータレ」と言う。実際に年上なので、やはりお姉さん感が強い。お姉さん感のあるヒロイン、これは強い要素だった。

 健太の家では二人同じ部屋で寝ているが、ポドリムス人は寝ると自然に浮くということで、同じ部屋で寝ているようで何か違う感じがする。

 

 ツインヒロイン制を取る作品で、異次元人のアオイともう一人は健太の通う仲額中学の同級生の小川美紅。小柄ながらも新体操が出来るというスペック高き女子。

 「~するの良くないと思う」というのが口癖。優しくて可愛いヒロイン。

 可愛い美紅ちゃんの声を演じるのは渡辺菜生子。この人の声は可愛いのだけど、「ちびまる子ちゃん」のたまちゃんと「ドラゴンボール」のプーアルの声のイメージがあまりにも強すぎて正統派でメインのヒロインボイスをしているのが意外。

 それにしても皆が通う学校の名前が「仲額中学」とは、音がかぶっていてコミカル。

 

 印象的なのは、敵組織の方では広野健太がウイングマンだと早々に分かっていること。敵のキータクラーは北倉先生として健太の学校に潜り込むし、他にも生徒として乗り込んでくるものもいた。敵の方では情報を掴んで動いているのに、健太とアオイはずっと襲撃に気づかないが何とかやり過ごす。正義のヒーロの正体が早々に敵にバレ、こっちは一つも敵のことが分からないというパターンは珍しいと想った。そんな中で健太はよくやってると思う。

 

 キータクラーが変身した姿の北倉先生に恋する女性教師の松岡先生が好きだった。健太がバカをすれば元気に叱る。落ち着いた女性役をするイメージの強い島本須美が気の強い元気な先生をするのは良かったと思う。

 

 お色気とコメディ色が強く、主人公健太もかなりちゃらんぽらんで面白い。健太の声が「ドラゴンボール」でベジータをやった人と同じとは想えない。

 

 途中で脇役だったヒロイン二人を準レギュに格上げし、変身能力も持たせ、アオイと美紅と合わせて4人で「ウイングガールズ」を結成させるという戦隊感を出した流れも好きだった。

 

 それから山中のりまさの歌うED曲「WING LOVE」は昔からiPodで聞いていたが、改めて聞いてもやはり良い歌だと思う。


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 いつかはなりたい君だけのヒーロー。うん、良い心がけ。 

 

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喧嘩に青春を捧げる「けんかえれじい」

けんかえれじい」は1966年に公開した日本映画。

 

 今ではすっかり大御所な高橋英樹が中学生役で主演を張った。この時は少年な感じがしてあの英樹も可愛らしい。

 

けんかえれじい

 

 内容は少年達が喧嘩をしまくる青春を描いたもの。この映画は「クローズ」なんかのもっと古い版みたいなものかなと想う。

 田舎の小さな喧嘩から始まって、最終的に主人公キロクは政治も絡んだ大喧嘩である二・二六事件へと乗り出して行く。最後には戦争の恐怖を匂わしての意味深なエンドとなった。 

 

 前半は昭和10年の岡山が舞台。後半では、キロクとその師スッポンが憲兵に楯突いて岡山にいられなくなったために会津若松へと舞台を移す。

 

 高橋英樹が演じる主人公少年南部麒六(なんぶきろく)は最初は弱っちいけどちょっと弁が立つ可愛らしい少年として描かれる。流れで不良の世界に足を踏み込み、どんどん強くなっていく。

 下宿先の娘道子に恋をし、彼女の前ではデレデレタジタジだが、喧嘩となるとかなり強い。

 

 キロクは喧嘩の達人スッポンを師匠にし、山にこもって喧嘩の修行を行う。そして岡山の悪ガキ組織OSMS団とことを構える。敵の不良にはタクアンという奴がいたり、転校先の会津若松にはマンモス先生というのがいたり、変なあだ名のキャラが結構いた。

 

 不良の中にはオリジナル武器を開発している奴もいる。トラックの荷台に20人くらいで乗り込んで抗争に出かけるなど、不良が元気ありすぎてアホらしい。二つの軍でぶつかりあっての合戦をするなど、昨今の若者ではやらないようなことをしていた。これが面白い。

 喧嘩をしたことがお父さんにバレ、叱られるのが怖くて火の見やぐらから降りられなくなったキロク少年がちょっと可愛かった。

 

 喧嘩シーンは見ていて爽快。

 前半のうどん屋での喧嘩に始まり、岡山での合戦、会津若松に移るとキロク達の小軍と不良軍団昭和白虎隊がぶつかる戦いも展開する。集団でやり合う感じは面白い。

 

 キロクが通う旧制第二岡山県立中学では授業で戦闘訓練みたいなことをしていて、銃を持って走ったりもしていた。怖い時代もあったものだ。

 

 コミカルな要素も多々ある。キロクのちょっとアホっぽい日記が映るシーンとか、会津若松に舞台が移ると、学校の先生達の会話シーンで「会津」というセリフが入るといちいち顔がアップになるシーンなどは笑えた。

 

 男の自慰行為は精神の堕落に繋がるみたいな会話シーンが後半に入る。かつて神童と言われた少年もそれを覚えてからというもの堕落するなど言われていて、そんな煩悩を払うには適度な運動をして気を紛らすことが良いとも言われていた。ここのあたりの教えは昔も今も一緒だなと想った。

 

 会津若松に住処を移した後もキロクは愛しの道子さんに手紙を送る。手紙に丸印を書き、気が向いたらここにキッスをくださいと書いているのが可愛らしいしアホっぽくて笑えた。

 

 それにしても作中の岡山にしろ会津若松にしろ荒れずぎだろと想う。岡山シティには寄ったことがあるが、今では平和なものだと想う。

 最近の若者達はネットで悪口を書いてストレスを発散するという、陰険陰湿で気持ち悪いけど血が流れない方法で鬱憤晴らしをしているから、ある意味平和かもしれない。もしもネットへ逃げることが出来ない社会であったなら、今でもこの映画のような過激な抗争が各学校で行われていたかもしれない。最近では人前でキレる、暴れるのがダサいなんて風潮もあるからね。

 

 そんな感じで、喧嘩をメインにした若者の青春からあれこれと考えさせられる良き作品であった。現代人が見ても普通に面白いと想う。

 

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