こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

バック・トゥ・ザ・12年前「東京喰種トーキョーグール JACK」

 テレビアニメ版で盛り上がった大規模な捕り物のフクロウ討伐作戦から12年前のお話だということです。

 アニメ2期最終回でオシャレな黒いアタッシェケースを持って登場したヤバ強いCCGの捜査官 有馬貴将と同じく捜査官の富良太志の出会いを描く番外編エピソード。

 ジャケット絵を見て、どれもこれも一体誰なんだよと思ったらまさかの有馬だった。顔が違うだろうがと思った。

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 本編の12年前ということで有馬も高校生である。若々しい。

 テレビ版で御馴染みの丸手さんやジェイソンの若かりし姿も拝める。二人はこの段階でおっさんだけどね。

 テレビ版の方では有馬は白髪になっているのに12前は 髪が青いぞ。12年で何があったんだと思わせる。若いうちの苦労で白くなったのかなとか考えてしまう。

 学生にしてすでにクインケを携帯する捜査官の立場に就いている有馬と当時は一般人にして不良学生の富良がクラスメイトの女子 三波さんの手を借りて謎のカボチャ頭グール(通称ランタン)の討伐を行うストーリー。有馬がクインケをギターケースに収容しているのがオシャレさんであり、アイディアマンだなと評価できる。

 ランタンのおぞましさといったらなかったな。動きが気持ち悪いし、おいしそうに血を啜るのはヤバイ。

 美容師のグールが女子校生の三波さんの頭髪を拾って食うのが変態全開で退いた。

 メッセージ性があったと捕らえられるシーンは、実はグールだった三波さんが普通の女子校生に憧れて人間のように生きたいという切実な願いを吐露するシーンである。しかし、社会のごみである不良なら躊躇なく掃除の名目の元に殺してしまうという常人の向こう側にある独特の道徳を持つためにやっぱり根っこは化け物のそれである。

 三波さんが死ぬ前に定期考査のために一生懸命勉強したのが無駄になってしまったなと呟くところが切ない。東京グールは人間側とグール側のそれぞれのキャラの心理描写をしっかりするから感情移入できて更に物語が楽しめる。

 東京グールに登場する女子キャラは魅力的で可愛い。本作の三波さんも美少女だがまさかの凶悪グール側だったのでショックだった。早見沙織のイカれた女の演技にはゾクゾクきたな。怖い女を演じるのが上手いと思った。

 テレビ版同様にバトルシーンが文句なしにカッコイイ。有馬がこの時点でもめちゃめちゃ強かった。短いけどおもしろいストーリーだった。原作を全く知らないのでアニメのみユーザーには作品世界観を広く知れる良いOVAだった。