こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

商店街のバトルヒロイン「無敵看板娘」

 無敵看板娘」は2006年に放送した全12話のテレビアニメである。

 短編エピソード2話を一回分放送にしているので、頭を空にして楽しくサクサクと見れるアニメであった。

 マイナー作品として扱われる一作であるが、作りはなかなか丁寧な良作である。

 まず絵が綺麗。

 性格はともかくとして出てくるヒロインは可愛い。そして声優も良い。

 

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 内容は、商店街の中華料理屋「鬼丸飯店」の看板娘 鬼丸美輝(おにまるみき)が看板娘としてデビューするところからスタートする。この看板娘が性格がハチャメチャすぎて客に暴力を振るうし、出前に行けば寄り道をしたり料理をこぼしてダメにしたりで店主である母親からは解雇されそうになるしで従業員として使えなさ過ぎる。

 見た目は可愛いが溌剌としたバトルヒロインの美輝は毎度騒ぎを起こしては無駄に激しいバトルをする。

 主人公美輝を中心として、鬼丸飯店の向かいのパン屋の看板娘 神無月めぐみ、せっかく大学を出たのに定職にも就かず美輝に挑戦を仕掛けては返り討ちにあう西山勘九郎、戦闘力が恐ろしく高い近所の犬 敏行などがバトルをやり合ってはドタバタとした日々を送る楽しいギャグアニメであった。そして商店街でのバトルを高見で見物するも、たまに騒ぎに巻き込まれて怪我をする八百屋の太田さんの話でもある。あと、ラーメンが大好きだけど見た目が怖いから生徒に恐れられている女教師も良いキャラであった。

 

 本作で一番戦闘力が高いキャラが主人公美輝の母親であり、美輝や他の連中が起こす騒ぎをパワーにものを言わせて無理矢理に平定させる役割を担った。 

 

 キャラのテンポよい会話と何気ない日常のやりとりからすぐにバトルに持っていくノリは楽しかった。

 

 本作に登場する二人の看板娘がツインヒロインなわけだが、どちらもとても暴力的で性格が悪い。そして二人が愉快に仲悪すぎる。

 どちらも見た目は可愛いキャラだが、萌えで視聴者に媚びない気持ちの良いゲスッぷりを発揮していた。作中での肩書きと同様にこの作品の看板たる二人のヒロインが最終回でゲロを吐くというのが印象的であった。

 基本ツインテールの美輝が最終回で酒に酔って大人しい性格にかわり、髪がポニテになったのが可愛かった。なんせ私はポニテ好き。

 

 主人公美輝は生天目仁美、パン屋の看板娘めぐみは小清水亜美が演じた。

 この二人はかつて私がドはまりしたアニメ「スクールランブル」のメインキャラをそれぞれ演じていて、そこで初めて知った声優である。二人ともスクランとはかなり性格の違ったキャラを演じていたのが印象的だった。

 八百屋の太田さんは今ほど有名ではなかった中村悠一が演じていた。この後にアニメ「クラナド」で主人公を演じたことで私は彼にはまった。

 犬の敏行の声が今は亡き納谷六朗というのに驚いた。なんでこんなベテランが犬の声をやっているんだ。エンディングを見るまで声が誰だかわからなかった。

 声優が豪華で良かった。

 

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 夜中に見るとラーメンとかチャーハンが食いたくなる一作であった。

 

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