こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020年のアニメ感想(4月~6月)その3

 今期はコロナのせいでアニメの放送本数は少なかったが、それでも全体的に良作登場率が高かったのではないかと思える。

 

 新クールの新作に現れるヒロインはやはりチェックするのだが、今期は推せるヒロインも多くて楽しかった。推しヒロインの発掘もアニメを見る上では大きなお楽しみ要素となる。

 

  

富豪刑事 Balance:UNLIMITED

【Amazon.co.jp限定】富豪刑事 Balance:UNLIMITED 全巻購入セット(メーカー特典:「オリジナルステッカー」、全巻購入特典:「全巻収納BOX」「描き下ろしブックカバー&クリアファイル」「缶バッジ3個セット」付き)(完全生産限定版) [DVD]

 タイトルに偽りなしで、金に糸目はつけない富豪の刑事が、金の力に物を言わせた荒めの捜査で星を上げていく。街の施設を平気でぶっ壊し、まるごと貸し切ったビルの中にガスを撒き散らすなどの豪快な捜査が見どころである。事件後には街のあれこれを壊した請求書が事務所に届く落ちになっていた。

 

 地道に足を使うアナログ捜査で行く刑事、金とメカをフルに活用してサックリ捜査を終わらせる刑事、タイプの違う凸凹コンビ刑事の活躍が面白かった。がしかし、これも残念なことにたったの2話で放送延期。コロナが憎い。ついでにドラッグも憎い。

 

 第一話には原作者の筒井康隆が本人役でゲスト出演した。原作者も残念だろう。放送が再開されるのを楽しみにしている。

 

 OP曲にまさかのSixTONESを起用したのが驚き。OP曲の「NAVIGATOR」はすごく格好良かった。フルバージョンが解禁したらこちらもチェックだ。

 

プリンセスコネクト!Re:Dive

プリンセスコネクト! Re:Dive 1 [Blu-ray]

 だいぶ楽しんで見たスマホゲーアニメ。出てくるヒロインがめっちゃ可愛いし、衣装も華やかで良かった。毎週の放送が楽しみだったぜ。混迷のコロナ時代の被害を受けまくった今期においては貴重でありがたい癒やし萌え枠だった。

 

 ポンコツなユウキくんを取り囲むペコリーヌ、コッコロ、キャルの3人の看板ヒロインは全部推せる。私は特にペコリーヌが好きだった。元気にペコリーヌを演じたM.A.Oの声も好きすぎる。

 

 ペコリーヌ先導の下、美食家ギルドとして活動する一行のコミカルな冒険が毎度面白い。良い食事は良い食卓からということで、ペコリーヌが木を切り倒して机を作る今時流行りのDIY女子の一面を見せたエピソードがお気に入りだった。

 

 世間のことが何も分からないご主人様の手を引いて導くコッコロちゃんのママ感がすごかった。

 普段はトゲのあるキャルが、ペコリーヌに接近されるとややデレるのは微百合要素があって萌える。

 

 毎度出てくるグルメの作画が良く、それを楽しく食うペコリーヌの表情も萌えるもので良かった。

 

 水着回は良すぎた。

 

 だいたい毎週追加の新ヒロインキャラが登場する。ひとり残らず可愛かった。

 OP曲もハマる。OPアニメでユウキくんが魔物に食われているところが面白かった。

 

フルーツバスケット 2nd season

フルーツバスケット 2nd season Vol.2 *BD [Blu-ray]

 透との出会いを通して夾や由希が更に人間らしくなる描写が濃く描かれていた。二人とも絶対透のこと好きやんと思ってワクワクしながら見ていた。

 

 紫呉が悪い顔をして子供達に慊人をけしかけようとするのが印象的。紅葉を殴り、透の顔に傷をつけた慊人が許せん。優しい良い子ばかりが登場する作品だからこそ、明らかな悪意を持って人に接する慊人のキャラ性が際立っていた。

 

 旧アニメ版には未登場だった馬の呪いを受けた草摩依鈴が登場した。作中では珍しいちょっとエッチな感じのするお姉さんヒロインで良かった。

 

 魚ちゃんの恋を描いた回がとても萌えた。バイトを掛け持ちして働き者な点も良い。荒い感じだけどしっかり乙女な部分がある魚ちゃんのキャラ性はハマる。

 

文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~

 今期では「啄木鳥探偵處」と並んで物書きを現代テイストにキャラ化した作品。最近は有名な文豪、文士、歌人あたりをキャラ化するのが流行りだな。どこからだろう、「文豪ストレイドッグス」くらいから出来た一つの流れかもしれない。

 

 これもコロナのせいで放送をお休みしたり再開したりで歩みが遅く、今期ではまだ最終回まで行っていない。

 

 文豪が書いた名作のストーリーを改変してしまう謎の化け物を倒す物語が展開する。作中で扱われる文学の元ネタはだいたい知っているので結構楽しめた。

 

 一度現代の高校生を主軸にしたエピソードがあり、そこで高校生が、当たり前に社会に順応しているような人間では文学なんて書けないといった内容の言葉を口にする。確かにそうだ、よくも悪くもそこらの者なら考えつかないようなことを思いついて書くのが文豪である。文学的な気づきを得るなら、社会に対して不信感を抱いているくらいが良いのかもしれない。作中で割と深い気づきを描いていた。

 

放課後ていぼう日誌

ていぼう部

 ちょっと前に放送していた「放課後さいころ倶楽部」と何か関係があるのかなと思って視聴したら、タイトルが似ているだけで何も関係ない女子の釣りアニメだった。

 

 最初は手芸部に入ろうと思っていた主人公 鶴木 陽渚(つるぎ ひな)が、色々あって堤防部に入部して楽しく過ごす物語。海沿いの田舎町でゆったりとした時間が流れる癒やし要素もある。

 

 磯で活動する部活に所属しながら魚がダメ、餌の虫もダメという磯ビギナーの主人公が少しずつ逞しくなっていく姿が良い。マゴチ釣りに行くのはちょっと渋い選択で良い。

 

 一話冒頭で陽渚の足にタコが絡みつくシーンがちょっと色っぽくて良い。美少女×触手はやはり良い光景。陽渚が可愛い。

 

 コロナのせいですぐに放送がストップしたが、結構好きな感じだった。

 今期は釣りもの作品の先輩である「つり球」の再放送があったので、釣りものを見たい欲求はそっちで解消された。上手いこと仕組まれている。

 再開を楽しみに待つ。

 

ぽっこりーず

 深夜に放送される一分で終わる謎のアニメ。今期ではコレと「困ったじいさん」が謎の一分枠アニメだった。ここ二作については初視聴時に「何これ?」ってなった。

 

 ちょっと前に顎がしゃくれた動物のガチャポンフィギュアが流行ったりしたが、あんな感じで今作ではお腹がぽっこりと膨れた動物達が登場する。直球のキモ可愛さが結構ツボるキャラデザだった。

 

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません

【マンガ】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部 「領地に本を広げよう!2」 【マンガ】本好きの下剋上 第三部 (コロナ・コミックス)

 前回シリーズでは商人の所で結構世話になっていたマインの次なる物語は教会で展開する。教会に入った後にマインに用意される付き人連中が個性的で面倒なことも起こすのが印象的だった。

 

 青色神官として勉強する中で人の悪意にも触れていく深い物語展開が見えた。

 階級にうるさい世界だと分かる。平民の出だからということでマインをいじめた騎士団員はクソ野郎だったな。

 

 本を作るにはまだまだ遠い状態で終わっている。

 

 ふざけたものが少なくない異世界転生ものの中ではかなり真面目で筋がある物語で普通に楽しめた。ぶっちゃけ、マインを演じるゆかちこと井口裕香のロリ声が聴けたらそれで良い。

 

魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸

 コロナでアニメが放送していない。そんな折に生活の暇な時間を埋めてくれるのがYoutubeである。サイト内を適当に徘徊していたら本作にたどり着いた。まさか新作を配信しているとは……情弱だった、たまたま発見したから良かったものの、でなければ見逃していた。

 

 令和に入って誰がワタルに会えると思ったか。すごいのが田中真弓西村知道玄田哲章林原めぐみ伊倉一恵らメインの出演者が皆現役で生き残っていること。30年くらい前のものなのに、メインの役者達が元気でいてくれる。これはすばらしいことだし、往年のファンとしてはありがたい。そういえば皆ワンピースに出ているなと気づく。

 

 とにかく懐かしい。一番懐かしさに泣かされそうになったのは初代OP曲の「Step」を新作でも変更なしに使ったこと。新しいステップで素直になればいい、この歌詞には時を越えて勇気をもらう。アニメも楽しかったけど一番の感動は「Step」がまた聴けたことだな。伝説の曲を令和時代に入っても楽しめて良かった。

 

ミュークルドリーミー

本編

 前情報は無し。まじでこれといった期待なく見た今作が今期のダークホースだった。面白いし、出てくるヒロインがめっちゃ可愛くて目の保養になる。一度放送延期になったが、割と早い段階で放送が再開したので良かった。

 

 豊崎愛生が間の抜けた可愛い声でネコのみゅーを演じるのが良い。猫達を演じる声優陣は豪華だった。

 

 主人公のゆめちゃんが元気で大変可愛らしい。

 吸盤付きの矢を窓に打ち込むことで、隣の家に住む朝陽君を呼び出す幼馴染ならではのコミュニケーション手段が良い。羨ましい。アニメ「たまこまーけっと」で、隣の家に糸電話を投げ込むのを思い出した。

 

 プリキュアみたいに不思議な力で変身して人の夢に潜り込んでいく物語だから変身ヒロインものとカウントして問題ないのだろうが、ノリがなかなかに緩いギャグ展開なのでプリキュアとはまた違った面白みがある。夢の中の世界がまぁまぁカオスっている。

 みゅうとゆめ、それぞれの背中の片方にしか天使の羽が映えず、手をつないでニ枚の羽で飛び立つ展開がなんか良い。これをニコイチと呼ぶのだろう。「片翼のイカロス」という伝説のアニソンを思い出した。

 

 関西弁を操る読モの月島まいらがかなり推せる。イメージダウンに繋がるので会社には隠しているけど、実はめっちゃお笑い好きという特性を持っている。お笑いコンビ「だっしふんにゅう」を結成している。名前、ダサっ!「マイ・ラブのまいらやで!」のキメ台詞はハマる。

 

 続きが楽しみなのでコロナに負けずにミュークルクルクルして欲しい。

 

メジャーセカンド 第2シリーズ

メジャーセカンド 始動! 風林中野球部編 DVD BOX Vol.2

 中学校に上がってからの大吾の物語がスタートした。今回は女子だらけの軍団で野球をすると前情報で聞いてはいたが、いざ見てみると思った以上にめっちゃ女子がいたので驚いた。これはぐい~んと大きく舵取りの方向を変えてきたな。ヒロイン達がとっても可愛い。

 

 大吾のチームは男3人、女6人でかなり華やか。据え置きヒロインの睦子の他、追加ヒロインにはボーイッシュな者もいればぽっちゃり系もいる。向こうの血が入った金髪選手も混ざり国際色も豊かになっている。吾郎の高校時代の戦友 藤井の娘までいる。あいつに子供いたんだ。

 ヒロインのタイプは様々、いずれかが男性諸君にウケるよう設定されている。こう考えると、まるでギャルゲーヒロインのキャラ配置みたい。

 過去シリーズでは、野球女子の川瀬涼子ちゃんを推していたので、今回の野球女子達のことも私は応援する。

 

 吾郎の中学時代のチームメイトは男まみれで、中には牟田くんなんていうゴリゴリのチンピラまでいたりしたので、そこと比べると大吾の青春はバラ色だな。

 とにかく追加ヒロインは華やかで目の保養になった。太鳳、沢のコンビにはやや百合萌え要素が感じられて良い。

 

 いずみ姉ちゃんが女らしく成長し、絵柄が変わったせいか清水が大学時代よりも若返って見える。

 

 そんなこんなで色々楽しかったメジャーだが、コロナのせいで放送がストップしてしまった。休んで再開してまた休んでで歩みが遅い。頑張ってストックを貯めてくれNHK

 

もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ

 これで大きくなったヤツは多いハズ。そんなチビのバイブルのゾロリが日曜19時という金色に光る時間帯に帰って来た。もう大きくなったけど、チビの頃より交友を深めたゾロリが活躍するなら見てやるのが人情だろう。という訳で幼児向けではあるが、チャンネルをあわせて楽しんだ。

 

 毎度毎度ゾロリの小悪党ぶりが発揮され、騒がしい展開になるけど安心して見れる良い作品だった。

 

 梶裕貴早見沙織関智一など、ゲストキャラを演じた声優が豪華だった。

 

 共にスタートしたNHK春の新アニメ「キングダム」「メジャーセカンド」よりは放送がもったが、ゾロリも途中で放送延期になった。

 今期はほとんどNHKのお世話になっていない。

 

遊☆戯☆王SEVENS

『遊☆戯☆王SEVENS』 Blu-ray DUEL-1  (初回限定仕様『遊戯王ラッシュデュエル』特典カード付)

 遊城十代の物語以降、時間をあわせてしっかり見ることがなかった遊戯王シリーズだだったが、今回の新作のPVを見て「絵が可愛くて何か楽しそう」と思い、再び見るようになった。

 本作看板ヒロインでオタク共からは大変ウケが良いと耳にする霧島ロミンに釣られて見たら結構面白かった。ロミンがめっちゃ可愛くて推せる。

 

 謎の遺跡に謎の石版、そしてデュエルの王というちょっとわくわくするキーワードも気になる。コンピュータでデュエルが管理されているというサイバーな設定も印象的だ。

 

 既存の観念にとらわれず、己の流儀で人生を開拓していく主人公少年 王道遊我の精神は大変良いものである。見習いたい生き方だ。相方のルーク、おまけにガクトとのコミカルなやり取りも面白い。

 

 度肝を抜かれたのが遊我の元に放たれた刺客の安立ミミのキャラ性である。ツッコミどころありまくりな面白いヒロインだった。

 ミミは転校生として小学校に潜入してくるが、実は37歳で子供もいるということが分かる。どうみてもガキなのに実年齢は37歳で頭の中はバブル時代で止まっている。使用デッキもバブル仕様なのがウケる。37歳のこのキャラを演じている女優はまだ15歳ということで、キャラと中の人を照らし合わせるとどっちもすごいことになっている。これは出会い頭事故的な衝撃のある名キャラだったので、出落ちの捨てキャラにせずレギュラーで出して欲しい。

 

 新ルールのラッシュデュエルの詳しいこととかは分かってないのだけど、とにかくキャラと話が普通に楽しいので見ている。

 

 これも途中で延期になったが、6月中に放送が再開して良かった。

 

LISTENERS リスナーズ

【Amazon.co.jp限定】LISTENERS Blu-ray BOX2 (全巻購入特典:オリジナルアクリルフィギュア引換シリアルコード付)

 荒廃とした地域もあり、ものすごく進んだサイバーな街々もありな謎の世界観が気になる一作だった。

 記憶喪失の謎の少女みゅう、彼女と出会って旅をして男を上げていく少年エコヲの物語がロードームービー調で描かれる。ボーイ・ミーツ・ガール感が良いんだな。

 

 初音ミクとかのボカロをいっぱい歌わせてきた音楽家のじんが、今回はミュウ役の高橋李依をたくさん歌わせたのが特徴的だった。

 

 体にジャックがあるAV機器を擬人化したかのような変わったキャラデザ、キャラのジャックにアンプを接続すればロボが出てくるという設定には興味が湧いた。

 

 ゲストキャラを演じる声優が豪華だったのが嬉しかった。

 音楽とロボバトルを融合した独特な味のあるアニメだった。

 

ケンガンアシュラ

 後半クールはずっと大会の続きでとにかくバトルが激しい。

 

 夢の国のマスコットキグルミの中の人、医者、役者、漁師、将棋指し、オタクなどなど、格闘家以前に強いキャラ性がついてしまっている連中が出てくるのが面白い。毎週個性的な選手が登場して戦うことで、王馬のような普通の格闘家の影が薄くなっているような気もする。そして主役の王馬の出番がなかなか回って来ない。

 

 最終戦でやっと登場した王馬と呉雷庵の戦いはかなりヒートアップした。どれもこれも超人合戦すぎる。テンション高めの面白い作品だった。

 

 強敵に追い詰められた今井コスモが覚醒を迎えるシーンも良かった。「オレは絞殺王今井コスモだぁああ!」の雄叫びには胸が熱くなるものもあった。

 

 選手達の戦いのドラマも見どころだが、なんだかんだで一番注目してしまうキャラは、これだけの超人がいる中でも存在感を出す一般人の山下一夫である。自分の理解の範疇を越えてしまった息子から一度は逃げたが、後半エピソードでは息子を理解しようと歩み寄る良き父として山下一夫が描かれたのが良かった。山下役のチョーは、思い切りふざけたキャラか、真面目で真っ直ぐなおっさんをやるのがあっている。

 

 続きがあれば是非見たい。推しヒロインだった秋山楓をもっと見たい。

 

プランダラ

 まさか2クール目が来るとは思わなかった。

 2クール目は学園編がメインに描かれ、最初はかなりエンジョイな感じで進んだが、途中からは廃棄戦争の根源を巡るかなりシリアスな展開となった。意外としっかりとしたシリアス設定が敷かれ、初回放送時のリヒトーのスケベっぷりからこんな展開になるなんて予想出来なかった。

 

 後半に迫るにつれ、陽菜ちゃんがどんどん慎みのないヒロインになって行く。彼女がこんな風に成長するとは思わなかった。私はどちらというとリィンちゃん推しかな。

 

 最後の方ではメインで登場する男女のカップリングが次々決まっていった感じがする。

 

 結局楽しいアニメで最後まで視聴した。

 本編と違い、後期エンディングアニメーションに映るキャラの顔がなんだかのっぺりしているのがちょっと気になった。

 

とある科学の超電磁砲T

 アニメはとっても良い。面白くて良かったのだが度重なる製作ストップのため、1月から頑張って1クール分しか放送出来ていない。コロナがまじで許せん。

 

 とりあえず美琴のレベル6計画の騒動を解決させ、大覇星祭閉会までを描いた。切りが良いところまでは行っている。最後に当麻と美琴がダンスしてイチャつくシーンは萌えた。インデックスには悪いが、美琴、黒子、佐天さんなどなど推しヒロインが多いからレールガンヒロインには癒やされる。

 

 これまで謎だった食蜂操祈の過去に迫る展開も良かった。

 

 当麻と削板がタッグを組んで暴走した美琴を止めるエピソードのバトルパート作画がぶっ飛びすごかった。削板のパワーもなかなか。削板が当麻をお姫様抱っこするシーンは印象深い。

 

 今作を見て今一度白井黒子に惚れ直した。警策看取を追撃して倒すところが格好良すぎる。テレポーテーションと格闘を巧みに組み合わせて敵を沈黙させる黒子のアクションがすごい。改めて黒子は強者であると分かった。お休みばかりしただけあってバトル描写の迫力はすごかった。

 

 とあるシリーズにはついて行くと決めているので、放送再開がいくら遅くなっても待とう。

 

はてな☆イリュージョン

 1月から放送スタートした作品だが、最終話のみを残してしばらく放置されていた。ぶっちゃけ作品のことを忘れていた。そんな忘れていた時に最終回が放送されたのでとりあえず見た。

 

 これだけ間が空いたことで最終回を見てもこれといって感想がないのだが、最後まで漕ぎ着けたことは良かったと思う。

 コロナのせいでアニメの製作から放送までの都合も色々おかしいことになったものだ。


BanG Dream! 3rd Season

 1月から放送開始したが、後半エピソードは4月に突入した。

 

 ラスの分裂から復活までを熱く描いたのは良かった。私の推しヒロインの朝陽六花が、分裂状態を繋ぎ合わせる接着剤的立ち回りを見せて軍団を一つにまとめたのが良かった。

 

 最終回の3バンド合同武道館ライブには感動した。大きなお祭りが一つ終わることに対してナイーブな反応を示すりみりんの切なくてキュンとする乙女な言動に萌えた。

 

 3バンド合同でエンディング曲の「夢を撃ち抜く瞬間に!」を歌ったラストにはさすがに泣けた。バンドリなんぞ知らん、というヤツでもこの最終回の締めを見れば何か感じるものがあるだろう。このオチを見て心が何も動かないのならそれはそれでおかしい。

 

 大変感動した三期だった。

 

あひるの空

 3クール目に入ったが放送は休まず、話の展開もだれずに面白い。

 今期では物語に色々な動きがあり、情報量の多いクールとなった。

 

 新城戦では敵チームだけど高橋と児島を応援してしまった。二人の友情プレイが良い。オレを出してくれと涙ながらに頼む児島の姿に泣ける。足の怪我が痛すぎてプレイ中に微量の失禁をしてしまう児嶋の姿が印象的だった。漏らすくらい痛いのにコートに立つ情熱に泣ける。

 

 新城戦だけでも見どころは十分だったが、ここが終わると、トビが名門に引き抜きにあう、空の母が死ぬ、部室のボヤ騒ぎから部が解散を迎えるというとんでも事件が一気に起きる。ボヤ騒ぎの一件の後には円にも異変が見られ、百春との関係性も悪くなる。

 

 お母さん子なもので、空の母が死ぬところでは泣いてしまった。可哀想。

 母の死をきっかけに新しいバスケシューズを用意し、これからは一人でもしっかりコートに立つと決意する空が格好良い。

 

 色々あって疲れるクールだった。バスケもだけど人間ドラマも濃い。

 

ゾイドワイルド ZERO

 コロナでちょっとばかし放送を休んだのは残念だったが、今期の見どころとなったオメガレックスとジェノスピノの最強最悪同士がぶつかり合う展開は最高に熱かった。

 

 最強最悪のオメガレックスを黙らさせるために、封印したジェノスピノを復活させるというギリギリの判断を出す軍の会議にもゾクゾクした。今度こそギレルが乗り込んで戦うのが良かった。

 

 葛藤の中オメガレックスに乗り込んで苦しむハンナ・メルヴィルの姿が可憐で儚い。サリー、アイセルで推しは間に合っていると思ったが、今期からはハンナも推せるから困る。可愛くて元気系な芝居のイメージがある内田真礼がこんなにシリアスでクールなヒロインをやるのも意外だった。彼女の芝居も好きになる。

 

 ランド博士が若返るなどの新展開もあり結構面白い。

 令和に入ってゾイドをこんなに楽しんで見るとは思わなかった。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

koshinori.hatenablog.com

 

スポンサードリンク 

2020年のアニメ感想(4月~6月)その2

 今期はどんどんアニメの放送が延期になった。特に土日にコロナの被害が集中し、楽しい週末なのにアニメがないという状況になった。この状況から大昔に見た「失われた週末」という映画のタイトルを思い出した。この映画はアル中男の顛末を描いたもので、アニメがなくなることとは関係ない。しかしそれまで楽しかった我々の週末が大きく形を変えていくことから、ある意味で「失われた週末」が出来上がった。

 

 そんな寂しかった土日も6月後半からは徐々に戻りつつある。プリキュア、ワンピース、デジモンが再開し、また土日が楽しくなった。この調子で最後まで行って欲しい。放送の再延期になるとグダる。

 

 マジでコロナには早く日本から出ていって欲しい。そんなことを思いながら楽しんだここ3ヶ月のアニメの振り返りを行おう。

 

 

 

ざしきわらしのタタミちゃん

 田舎の座敷わらしが東京暮らしを始めることで展開する怪奇でコミカルなショートアニメ。

 都会文化の間抜けな点を指摘することで、時にはシニカル展開も見られる面白い作品だった。押切蓮介の間抜けとキュートが融合したキャラデザも好みだ。

 

 Tシャツにプリントされた文字を読んで行くと結構恥ずかしいことになる回は面白かった。確かに絶対に意味を分からずに着ているヤツもいるよなと共感出来る。

 

 最終回はハロウィンだからと街で騒ぎまくって主要キャラが全員逮捕される厳しいエンドだった。ハロウィンは日本上陸時に悪しき文化に誤変換されたんだなと思えた。

 

 先日亡くなってしまった名優藤原啓治がカラオケ屋の店長役で登場しているのを見ると、死してもなお声が残っていることに感動出来る。

 

邪神ちゃんドロップキック’

邪神ちゃんドロップキック'Blu-ray Vol.2【完全生産限定版】

 次々放送が終わる今期アニメの中、本作は全部配信だったので安心して最後まで見れた。

 

 言うほどドロップキックをしていないからタイトル詐欺では?という流れになり、改めてドロップキックをしまくる邪神ちゃんが描かれるテコ入れが行われる。こんなクソみたいな不景気なコロナ時代と秩序のない現代には邪神ちゃんのドロップキックをお見舞いしてもらいたいものだ。

 

 ネタ満載で楽しく、とにかく出て来る女子が可愛い。

 ピノポポロンら堕天使の面々が大変可愛らしく、新たに登場したキョンキョンとランランも可愛かった。

 ヒロインの水着回も用意されていて目の保養となった。

 

 アニメ一期以上に邪神ちゃんがろくでもない。見た目だけはめちゃ可愛いのに中身はかなり愉快なクソ女。邪神ちゃんを演じる鈴木愛奈の粗野でバカっぽい感じの芝居がハマっている。

 

 SNSで自分の悪口を言うヤツは探し出してとっちめる、相変わらずメデューサの金でパチンコに行くなどの悪しき日常が描かれる。メルカリではゴミみたいなものでも良い値で売れるということにヒントを受け、本当に袋に生ゴミを詰めて売りに出す邪神ちゃんの異常行動には笑えた。

 こんなクソ女でも日本に召喚されてからはちゃんと税金を納めていると明かすシーンんがあった。こんなろくでもない悪魔でも社会に貢献してるだから他の日本人も頑張れと暗に示しているのではなかろうかと深読みしてしまう展開だった。

 

 皆で雪合戦をする回で、面倒くさいから一期にぶっ飛ばそうと思った邪神ちゃんが急に手榴弾を投げ出すシーンに一番笑った。

 

社長、バトルの時間です!

社長、バトルの時間です! Blu-ray BOX

 異世界冒険テイストに会社事情を織り交ぜた新アイデアものだった。今期では貴重な全話完走作品となり、何気に毎週の放送が楽しみだった。

 

 RPGみたくダンジョンに潜ってモンスターと戦うけど、そこにコンペとか最後には印鑑を押す会社要素を混ぜることで、ファンタジー世界から現実に引き戻されもする特性があった。この手のファンタジーにのめり込みすぎて色々アレな感じになる者達には、最後にリアルを教える良い方向性ではなかったのだろうか。

 

 メインヒロインのユトリアも悪くないが、個人的にはアカリやガイドさんの方に萌えた。初音ミクっぽさが良いアカリが推しだった。アカリとミナトのデート回はドキドキしたぜ。アカリのスカートの股部分がハートの形でくり抜かれているデザインはおしゃれ可愛くてお気に入り。

 追加ヒロインのマリカが12歳って設定だけど、それにしてはおっぱいがありずぎないか?と思った。

 

 マコトのリュックにケロロ軍曹がいると視聴者間でざわつきがあった。声も口調もケロロだからどういうことなのだろう。マコトが冬樹くんに見えてくる。

 

 OPのハリララの歌も元気で可愛くて好きだった。

 

シャドウバース

#01 これがシャドバだ!!

 スマホ童貞なので全く知らなかったが、本作はスマホの世界で展開するカードゲームアニメである。

 主人公のヒイロくんも最初はスマホを持っていなかったけど、やがては手にしてシャドバを始める。こうして現代では貴重なガラケー派人間として私は取り残される。

 

 ゲームルールとかはまったく分からないが、カードモンスターの作画が良いし、人間のキャラも可愛い。ヒロインのミモリが推し。黒ソックスで絶対領域を作って学校に来るあたり色々分かっている。

 

 シャドバが終わった後にブラッククローバーが放送し、どちらも梶原岳人主演なことからスーパー梶原タイムが生まれた。どうでも良い気づきである。

 

食戟のソーマ 豪ノ皿

 景気よく水着回で開幕したアニメも2話で終わった。アニメ製作現場ってたった2話しかストックがないくらいギリギリなのか。

 

 夏休みでゆっくりしようと思った矢先に世界レベルの料理大会があると分かり、ソーマ達の次なる戦いが始まる。

 料理大会の出場選手を決める校内お料理バトルが展開し、審査員は畳み掛けるようにたくさんの生徒料理を食う。食ったからにはこれまた畳み掛けるように面白ぶっ飛びなリアクション芸をかましてくれた。すぐに放送が終わったが、短い話数の割にはたくさんリアクション芸が見れて楽しかった。

 

 私の推しの田所恵が意外にも校内お料理バトルに勝ち抜いて代表選手に選ばれていた。田所恵の活躍がもっと見たかったぜ。

 

 謎の教師が転勤してきて、薙切えりなをかけてソーマとバトルすることになるワクワク展開で終わっている。

 

 放送再開後も要チェックや! ←(彦一風)

 

白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE

白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE Blu-ray BOX 下巻

 今期は本作「白猫」、加えて「シャドバ」「プリコネ」らスマホアニメが元気。

 ガラケー派だから何も知らないままに見たが結構面白かった。

 

 無事全話放送し、ヒロインのキャラデザは可愛かったし、バトルシーンの描写はなかなかの迫力があって良かった。

 

 二つの国が戦争をするかしないかの際どい政治的駆け引きが行われる中、両国の若者同士の葛藤とラブを描くシリアスで奥深いお話だった。

 闇の王子とアイリスの関係性がロミジュリぽくてシェイクスピアで育って来た私としては興味深い。

 

 ヒロインのアイリスが神々しく、そして何よりも可愛い。メインヒロインのアイリスを堀江由衣が演じるというなら、何も知らんスマホアニメでもとりあえずチャンネルを合わせるわな。

 

 中盤は両軍の使節団同士が山菜採りに行くなどの交流を図ることで和平協定が結ばれつつあったが、希望は虚しく打ち砕かれ、後半では遂に痛ましい戦争が始まる。こうなると山菜採りをしていたあの頃が懐かしい。

 

 ファイオスが闇落ちしたっぽい最後はどういうことなのだろう、続きのアニメもあれば見たい。 

 

サクラ大戦 the Animation

【Amazon.co.jp限定】新サクラ大戦 The Animation 第4巻 Blu-ray特装版(全巻購入特典「オリジナルドラマCD」引換デジタルシリアルコード付)

 ゲームの口コミでは色々意見が別れた新作だったようだが、アニメだけを見た感想では結構好きだった。

 

 今回のさくらを同じくさくらの名を持つ佐倉綾音が演じたのは印象深い。洒落を狙ったキャスティングではなく、しっかりお歌も上手に歌ったことであやねるの実力が見れた。内田真礼早見沙織ら名優の顔ぶりが揃ったことで、役者陣は華やかだった。

 

 木槌で戦うアナログな戦闘スタイルの初穂のキャラ性が好きだった。木槌を持ってくる好きなキャラなどドラクエの「おおきづち」依頼だぜ。

 

 モスクワからやって来た謎のヒロイン クラーラも可愛くて萌えた。

 一連の事件を乗り越えた帝国華撃団が、クラーラを加えた6人で帝国劇場の舞台に登る最終回のシーンはちょっと泣けた。

 

 初代シリーズの推しだった神崎すみれさんが出世してボスになっている。これには同窓会に来た気分だわ。「桜武」起動時に、すみれさんが真宮寺さくらの影を見るワンシーンにもぐっと来たぜ。

 

 戦闘パートは迫力があり、今回の新ロボ「無限」のバトルシーンは格好良かった。 それぞれ攻撃スキルを持つヒロイン達の生身の戦闘も見どころだった。 

 

7SEEDS(セカンドシーズン)

 アニメ一期では、花を性的な意味で襲う直前まで迫った安居の最低ぶりが目立っていたが、そんな安居もナツ、蝉丸、嵐達と合流してからは良いやつになって行くのが印象的だった。

 亡き友人茂の面影をナツに見て、最後には幻覚症状にも陥る安居の姿が痛々しい。

 

 なんだかんだでナツは図太いところもあり、異常事態にも順応して強く成長していた。ナツが生理で苦しむシーンが生々しかった。

 

 シリアスパートもあったけど、蝉丸とまつりがふざける元気系なので楽しく見れた。生き様がワイルドな牡丹姉さんも格好良くて良かった。

 

 花がそれと知らずに仲良しだったイノシシを食ってしまう展開はキツかった。花と嵐が二期でも結局再会できていない。まだ続きがあるっぽいので全部アニメ化して欲しい。

 

球詠

【Amazon.co.jp限定】球詠 Original Soundtrack+「Never Let You Go!/プラスマイナスゼロの法則」(メーカー特典:マウンテンプクイチ先生描き下ろし複製ミニ色紙(詠深&珠姫)+キャスト集合複製手形ミニ色紙)(オリジナル特典:メガジャケット2枚)

 ハチナイの記憶が消えない内に始まった次なるガールズベースボールもの。

 めっちゃ曲がる魔球を武器にしたよみちゃんを中心にして女子野球部の面々の青春を描く。

 

 意外にもきらら枠だったらしいが、キャラ絵的には萌えない。野球をするってことでヒロイン達の足を見ると結構筋肉がついていてムキっている。やけにリアル。

 

 作画が結構アレなのが気になる。動きがカクカクすることもあった。野球大会の開会式で主人公達のチームが行進するシーンは色んな意味ですごかった。

 

 ヤジが飛ぶ覚悟で試合中に意図的なフォアボールを出すなど、その他にも割とリアルな野球戦術を理屈で説いていく展開が見どころだった。

 真面目に野球をするのは良いのだけど、せっかくきらら枠なのに水着回、お風呂回も無しで萌えを捨てにかかっている点は潔いと評価出来る反面寂しい。

 

 最終回の泣ける要素となった芳乃と希の友情プレイが良かった。ここがまずまずの百合要素で、目の保養となった。 

 

つぐもも

#11 総力戦

 あの「つぐもも」の第二期である。前作がかなり前なので、ほとんど内容を忘れていた。そしてまさかこれの二期があるとは思わなかった。

 

 明らかに力を込めているお色気パート、迫力満点の戦闘パート、二つのパートをしっかり作ることでメリハリのある作品になっていた。お色気パートはかなり攻め込んだものもあって大変良かった。

 

 すなおとかずやが恋人を演じるイチャイチャ回が大変良かった。すなお推しになった。

 新キャラのあるみも良かった。

 

 ラストバトル展開が意外なものになっていた。かずやの姉が最強の敵を3年間足止めし、その内にかずやがもっと強くなるという作戦で行くと決定して終わった。ここで倒しきらないんだと意外に思った。こんなシリアスなガチバトルものだったっけって思った。本当にかずやの戦いはこれからだ!で終わっているので、続きはどうなるのだろう。

 

デジモンアドベンチャー

 令和に入ってまた太一達に会える。「じゃあ見よう」となるのが当たり前の情動というもの。

 

ぼくらのウォーゲーム」エピーソードを序盤から持ち込み、景気良く新作がスタートしたと思ったら第3話以降は放送がストップした。

 選ばれし7人の子どもたち、各パートナーデジモンが全員登場しきらない内に放送ストップになって寂しい。

 

 OPアニメに1999年版と同じ場面を使っているのがエモい。分かる人には分かること。

 

トミカ絆合体 アースグランナー

 これといった期待なく見たが結構イケる。土日のアニメが次々死んでいく中、4月からストップなく放送している週末の貴重なアニメ枠となった。

 

 駆動兄弟がヒーローに変身してロボにも乗る。昔のアニメでいうところのガンバルガーを思い出す。

 チビのくせして兄弟が動物園でしっかり仕事をしているのが逞しい。コスプレをして登場しがちな駆動兄弟のお母さんが可愛い。

 

 オペレーターの熊猫リン、敵のボスの娘のチャンバーも結構可愛いお気に入りヒロインだ。ていうかボスが娘にデレデレで甘すぎる。チャンバーとお付きの者二人が「逆転逆転」て言って踊る定番シーンも可愛い。

 

 登場するライオンロボの声が檜山修之ということで、どうしても勇者王を感じてしまう。

 

 主題歌を歌っている大石昌良が本編合間のCMにも顔出し出演していて、お茶の間にもかなり浸透来ていると感じる。

 

波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ Blu-ray下巻

 娯楽が多様化した今日でも結局人々が楽しむ生き残りコンテンツの一つ「ラジオ」をテーマにしたヒューマンドラマ。会話劇の面でコメディ色が強め。ちょいちょい出てくるパロネタが古かったりするのも面白い。主人公はもちろん、その他のクセが強めのキャラ達も愛しい。

 

 主人公のミナレがとにかくベラベラと畳み掛けるように喋るのは聞いていて面白く、爽快である。ミナレを演じた杉山里穂のベラベラ喋る芝居が良かった。この芝居をするのは大変そうだなと思った。

 森で熊と遭遇した実況を行うというおかしなボイスドラマを情感たっぷりに演じるミナレが面白い。このラジオ局の変な企画が受ける。

 

 巫女姿のミナレがオカルト展開に巻き込まれるエピソードと、金にだらしない元カレのミツオをとっちめるエピソードは面白かった。公共の電波を使って、金を持ち逃げした元カレの殺人宣言をするミナレの言動が面白い。

 

爆丸アーマードアライアンス

 なぜWEBに行ったんや。テレビでやってくれ。

 

ハクション大魔王2020

 令和に入って魔王やアクビ姫にまた会えるなんて誰が想像しただろう。懐かしいので視聴。これもコロナで放送が途中でストップした。

 

 人間界に来る時にはコミカルにデフォルメされるだけで、壺の中の魔王はイケてるおじさん、アクビちゃんは尻が引き締まっている美人だと分かる。壺の中の大人っぽいアクビの方がええやん。今回はこの絵で行くんだって一瞬期待してしまった。

 

 あのカンちゃんも子孫を残していて、今回はカンちゃんの孫がメインキャラになっている。時の流れを感じずにはいられない。

 

 久しぶりに日本に来たことで、スマホなどの発明にカルチャーショックを覚える壺の中の住人達のリアクションが印象的だった。私もスマホはまだ持っていないんだよな。

 

 アバンタイトルでは、魔王達が50年前の世界の知識を教えてくれるのでタメになる。

 

八男って、それはないでしょう!

 このタイトルはどういうことだろうと思って視聴した。主人公は貧乏貴族の八男坊ということでこのタイトルだった。

 

 それまで商社マンをしていた主人公が、メシを食おうと思ったところでウトウトし、起きたら異世界で八男になってしまう導入だった。この手のものにはありがちだが、不思議すぎるこの現象については一切言及しないでくれ、って感じで滞りなく異世界での物語が進んで行く。

 

 階級社会への批判もちょいちょい見られる作風だった。

 ヒロインのエリーゼとイーナが可愛いかった。

 

 相撲が好きで歌手をやっているあの有名な悪魔がOP曲を歌っているのは印象的。

 

BNA ビー・エヌ・エー

【Amazon.co.jp限定】BNA ビー・エヌ・エー Vol.1-3セット  初回生産限定版 DVD (セット購入特典:「描き下ろし全巻収納BOX」付)

 人間と獣人とが牽制しあいつつも共生しているSFチックかつファンタジーな作品だった。

 

 人間でありながらも突発的に獣人に変身する能力を得た主人公のみちるが、なんだかんだで二つの世界の架け橋的役割になっていくストーリー展開をダラダラせずに描いていて結構楽しめた。

 

 アクションシーンの動きは良かった。

 

 なずなの側近の男が被っている仮面のデザインがゼクス・マーキスのそれっぽく、声も子安武人だったのが印象的だった。

 

koshinori.hatenablog.com

 

スポンサードリンク 

2020年のアニメ感想(4月~6月)その1

 2020年なんて昨日始まったばかりと思っていたのに、気づけばすっかり半年が終わってしまっているではないか。速ッ!

 

 2020年2クール目のアニメシーンはえらいことになっていたが、そんな中でも私はアニメを楽しんで呼吸して日々を過ごしていかないといけない。

 

 コロナが憎い。まずはコレが言える。今期アニメには、コロナのせいで放送延期になったものや、そもそも一話目も見送られたものが多く見られた。別にコロナがなくともザラに放送を落として総集編とかやっちゃう世の中なのに、それすらも無くなるとか寂しすぎるじゃないか。

 

 こんな不景気にして危ない中でもお休みせず完走したアニメの存在が貴重だった。というか、完パケ状態でテレビ放送まで上げてくる作品がこれだけ少なかったのかとちょっと驚いたぜ。

 

 アニメ放送枠が減ったため、ここ3ヶ月間の私のアニメタイムも減った。これまで一週間に流す数が多すぎたので、これはこれで一話一話をしっかり大事に追えてまぁ悪くないって感じだったとも言える。結局前向きに趣味を楽しみたいだけの人間な私は、なんだかんだでコロナの中でも楽しく生きていた。

 

 コロナの中でも楽しんで視聴した今期アニメの振り返ろう。

 

 

 

 

アイドリッシュセブン Second BEAT!

【発売日未定】【Amazon.co.jp限定】アイドリッシュセブン Second BEAT! DVD 2 【特装限定版】 (早期予約特典:B2半裁告知ポスター(全5種よりランダム1種)/全巻購入特典:B3タペストリー&全巻収納BOX 引き換えシリアルコード付)

 アイナナは女子ウケ狙いの方が強いのだろうが、男子にも刺さる熱さを持った作品である。放送が途中延期になってしまったが、途中まで見ても面白かった。

 

 佐藤聡美演じるマネージャーの子が結構可愛いし、自分達でプロデュースしたアイドルを輝かせることに重きを置く仕事魂も持っていて良い。頑張る女性を私は応援します。

 

 不調でステージを降板した陸の苦悩を辿る物語には胸が熱くなり、そして泣けた。グループの今後のことを思ってセンターを変更するというドラマ展開も熱くて好きだった。 

 

天晴爛漫!

晴れ、ときどき小雨

 勝負のオリジナルアニメで、令和版チキチキマシン猛レース的な感じで色んなマシンがレースすることを期待していたが、主人公たちがアメリカに渡ってちょっと経った3話で放送延期。

 天晴と小雨の凸凹コンビ感が見ていて落ち着くのが良い。

 面白そうな雰囲気はあるので続きに期待だ。

 

アルゴナビス from BanG Dream!

星がはじまる 【Blu-ray付生産限定盤】

 バンド女子達が輝くBanG Dream!三期が終わった直後に今度は男子版が始まった。いきなりの方向転換でやや戸惑ったが見てみると結構面白かった。アルゴナビスの歌うOP曲はノリが良く、演奏も好みだった。

 

 主人公の蓮が特撮ソングをボッチカラオケでずっと歌っている点には、特撮好きシンガーとして共感出来た。

 アルゴナビスのまとめ役の五稜結人のファッションが良かった。おしゃれにハットをかぶって決めてくるのが格好良い。

 演奏中にシンバルを割ってしまうパワードラマーの万里の特性が印象的だった。そんなことがありえるんだって思った。

 バンド内の実力差から生じる人間関係問題など、リアルにありそうなことを取り扱い、結構シリアス展開もあって退屈しない内容だった。

 

アルテ

アルテ VOL.1 [Blu-ray]

 世界名作劇場感があって良かった。小松未可子が元気に演じるヒロインのアルテは声も含めて可愛い。

 当時は完全に男性社会だった芸術家の世界に、貴族のお嬢様が殴り込むというサクセスストーリーが展開し、身分社会の理不尽さも描いている。

 貴族であり、女性であることが画家の世界でやっていくのに邪魔になるなら髪も胸も切り落とすと言うアルテのガッツがすごい。

 

 前半はフィレンツェ、中盤からはヴェネツィアへと物語の舞台が移る。ゴンドラに乗って移動するヴェネツィアの街を見ると、どうしてもARIAの世界を思い出す。

 

 諸々ある不利を押しのけて社会で自立する女性の姿を描いた明るい作風が良かった。思わずアルテを応援したくなるものだった。

 OP曲の「クローバー」も大変良かったので4月から今日になっても聴いているぜ。

 

イエスタデイをうたって

イエスタデイをうたって 10 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 異世界とかファンタジーとかで溢れている昨今のアニメジャンルの中では地味過ぎて逆に目を引くリアル路線な青春ラブストーリーものだった。大変楽しかった。

 携帯電話も普及していないややレトロな世界観で、カセットウォークマンや黒電話も出てくる。新時代に入った2020年に放送するには世界観が古く、だからこそ逆に今放送すると存在感が出てよかったのだろう。

 

 メインで登場する男子が二人、女子が二人でややこしくもじれったい恋愛関係が展開する。この中に自分が入ったら歯がゆく、疲れる思いをしそうと想うが、他人事だと思って見るとなかなか楽しい人間関係だった。こういうややこしい色恋のもつれを扱った作風は好みである。

 

 主人公の陸生くんの素直で優しい等身大の青年感が良い。

 やっと榀子の家に上がったのに、緊張してコーヒーをこぼし、ビビって帰ってしまう陸生が描かれたエピソードを見た時には「もっと責めろや陸生!」とテレビに突っ込んでしまった。だいぶのめり込んで楽しんでしまった。

 

 ヒロインの榀子は攻略が難しく、第三者目線から見れば陸生や浪をキープしているズルい女に見えなくもない。しかしそこを補う深いキャラ設定と、声が花澤香菜という点から結果「好きだ」と言える今期の推しヒロインになった。若いのに色々辛い過去も経験したため、どこか疲れた感じが見え、そこが結果的に色っぽく見える榀子のヒロイン性がよかった。でもリアルにいたら女子に嫌われそう。

 

  最終回で見せた陸生の35点の愛の告白に顔を真赤にしている晴が可愛かった。

 

ULTRAMAN

 令和になってハヤタ隊員、イデ隊員のその後が見れるとは思わなかった。とりあえずファンには嬉しい。元科特隊メンバーは二人しか出てこないが、アキコ隊員、アラシ隊員、そしてムラマツキャップのその後も気になる。それににしても、エリート軍団の中であってもコミカル要員だったイデ隊員がよくここまで出世したよなと想う。

 

 今回のメカメカしいウルトラマンも格好良い。ちょっとアイアンマンを思い出した。セブンとエースも登場したのは嬉しい。

 ウルトラマンが怪獣、異星人と戦うバトルパートの描写がとにかく大迫力ですごかった。昨今のCGもここまで来たかって感じ。最終回のエースキラー戦は特に派手で良かった。

 

 アイドルヒロインのレナの存在は、過酷な戦いに華を添える目の保養となるものだった。歌唱パートも含めてレナを演じた諸星すみれは、今期では「本好きの下剋上」「B.N.A」でも歌っていてるので大活躍だった。

 

A3!

 1月から放送スタートしたが、コロナで4話目以降ストップしていた。4月から再始動した。

 

 至さんが劇団を抜けるという困った展開の続きがやっと見れた。

 ネトゲー以外に熱くなれるものがなかった至さんが芝居に熱中するようになり、春組公演が終えた時には感動して涙しているところが良かった。

 

 名塚佳織の声が大変癒やしになる監督さんも可愛いし、皆を世話するお母さんポジションなのも良い。カレーのことになるとうるさくベラベラ語るキャラ性も好きだった。

 

 続く夏組も曲者揃いで面白かった。

 三角形が大好きな変人の斑鳩三角のキャラが立っていた。

 

 映画は良いシーンが撮れるまでやり直しが出来るが、舞台演劇はお客さんの前での一発勝負だからより緊張する、という皇天馬の意見には頷けるものがあった。

 

俺の指で乱れろ。~閉店後二人きりのサロンで…~

俺の指で乱れろ。~閉店後二人きりのサロンで...~【おれゆび】 OA版 [DVD]

 通称「おれゆび」。

 指は諸々のプレイで使える人間の優れた器官の一つである。

 

 美容院が閉店した後でスタッフ同士がイチャつくという安定の今期ショートエロ枠。

 盛ってばかりではなく、ドジで仕事に失敗してばかりのヒロインが成長していくサクセス要素もあった。社会派エロラブショートで結構楽しかった。

 

かくしごと

かくしごと コミック 1-11巻セット

 決して「絶望したぁ!」にはならない久米田康治原作の最新アニメ作品。

 後藤可久士とその娘の姫のハートフルファミリーコメディ。クスリと笑えて癒やされる好きな作品だった。

 

 漫画家が漫画家の話を描いてるということで、一般人には知り得ないマンガ業界のちょっとしたお仕事事情をコミカルに扱っている点が面白い。古今東西の名作をもじったサブタイトルもオタクウケするもので良かった。

 

 高橋李依のとにかく透き通った声が姫の純粋さを際立てている。彼女の声が良い。

 犬のロクのやる気のない声が面白い。役場の「ご登録」から「後藤ロク」というネーミングに繋がる姫の可愛い思考が好きになる。

 

 EDに大滝詠一の伝説の曲を使っているのがすごい。よく許可が出たな。

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~1(完全生産限定版) [Blu-ray]

 多くの放送作品に対していつ放送が中断するのかと心配する中、無事最終回まで放送した人気ラブコメ第二弾。中の人総出で盛り上げた放送開始前特番の後半では役者陣がカニを食っていた。カニを食うなんて余裕ぶっかますくらいだからちゃんと収録は間に合ってるわなと納得がいく。

 

 今回も白銀会長とかぐやさんの面倒くさいラブが止まらない。愛の告白だってサクッとLINEで終わらせる世の中でなにをグダグダやってんだ、早く結婚しろ!てな具合で多くの視聴者が突っ込んだことであろう。そう言えば最終回では、この私と同じくガラケー派だったかぐやさんも遂にスマホ&LINEデビューを果たしていた。置いていかれた気分。

 

 メインヒロインはかぐやさんだが、今期もメインヒロインを食ってしまう勢いで藤原が可愛くて面白かった。そして困ったことに新ヒロインの伊井野ミコも大変可愛く、白銀を落とすために乙女の本気を出すことで新たな一面を見せた早坂の活躍も素晴らしかった。それにしても、生徒会選挙で伊井野ミコが、男子は坊主、女子は三編みでヘアスタイルを統一させるというマニフェストを掲げたのは衝撃的だった。

 おまけに白銀の妹も可愛い。二期では脇のヒロインが更に輝きを増し、よって推しが決まらない。ヒロインが強い良い番組だった。

 

 それまでは根暗でオタッキーという負のイメージがあった石上を良いやつに持ち上げた意外性抜群の物語運びが見られた。二期を見て石上のことがとても好きになった。

 

 かぐやさんが心臓の病気だと思って病院に検査に行ったら、会長にドキドキしていただけと分かる回がバカっぽくて好きだった。

 

 アニソン界の大型新人が放つ二枚目のアニソンシングル曲と共に流れるOPムービーの出来も良かった。かぐやさんが卵焼きを切ってハートを作るシーンに萌える。

 

神之塔 -Tower of God-

 外国産の作品だとか。あまり期待せずに見たけど結構楽しかった。

 様々趣向を凝らした塔の試練やバトルシーンは楽しめた。

 

 ラヘルがメインヒロインだけど、最終回ではかなり闇を持つヒロインであることが明らかになった。私が推している早見沙織が演じているから注目していたが、あまり喋らず、何か暗いのでそこまで好きになれないヒロインだった。ヒロインなら国宝級の顔面とか美脚を持つと言われているエンドロシが可愛くて好きだった。

 

 たくさんいるザ・ハードの姫、そして彼女らが持つ「十三月シリーズ」というタイプは様々な剣は中二な感じがして悪くない要素だった。

 

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season

 これまで戦ってきた世界はゲーム世界ではなくマジの世界だったという意外な真実にたどり着き、ビルドダイバーズの戦いにややシリアス性が出てきた。

 カザミとマイヤはデキてる感が漂っている。

 楽しく見ていたのだが、コロナ被害でいつの間にか放送がストップしてしまった。

 

啄木鳥探偵處

 夭折の歌人石川啄木をメインに据えた推理モノ。

 和風な世界観、線の太い感じの画も結構好きになるもので楽しく最終回まで視聴した。

 啄木と金田一京助の友情で繋がる凸凹コンビ感が見ていて落ち着くものだった。

 

 金銭感覚、貞操観念が緩く、軽薄で飄々とした啄木を演じた浅沼晋太郎の芝居も良かった。

 

ギャルと恐竜

ギャルと恐竜(1) (ヤングマガジンコミックス)

 酔った勢いで恐竜を家に連れ込んだギャルの楓が、酔が覚めてからも「まぁいいか」というギャル特有の緩いノリで恐竜とルームシェアする話。

 

 なんで現代の日本に恐竜が?どうして後半パートは実写で、見栄晴高橋洋子蒼井翔太、一発芸人軍団ら予想外の面々が出てくるのか?と色々謎を呼ぶ話題作だった。

 

 ポプテピピック的なカオスな仕掛が目立つ怪奇コンテンツの一つだったが、これが結構ウケた。まずは恐竜くんがとにかく可愛い。まったく喋らない分、数多の表情、アクションで感情を表現するのが可愛い。恐竜のくせしてカップ麺が好きなのも可愛い。セサミストリートクッキーモンスターとスポンジ・ボブのパトリックを合わせたみたいな間抜け可愛い恐竜のデザインが可愛い。これはキーホルダーとか欲しくなる。

 

 そして相方のギャルの楓も可愛くていいヤツだから好き。島袋美由利の粗野な女感を出した演技も好き。

 

「まじ卍」「やばたにえん」「あげみざわ」など、文学青年として生きてきた私からすると混乱を誘う謎ワードがばらまかれたアゲアゲなOPを曲も好きだった。まじで何言ってんだか謎な歌だけど、どういうわけか聴くと楽しくて心地よい。これが世に言うギャル語?なのか。

 

 週末の癒やしの一本となる作品で毎週楽しく視聴していたが、残念なことにコロナのせいで放送が途中でストップしてしまった。恐竜と楓にまた会いたい。

 

銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK放送版)

 次々と放送中のアニメが終わっていったNHKの中でも、これは再放送なので生き残っている。本放送を既に見たけど、今一度ラインハルトとヤンの戦いの物語を見るのもよかろうと思ってとりあえず2周目を見ている。

 

 面白みを理解することは出来るが、ラノベや日常系で頭を空にしてアニメを見ることに慣れてしまうと、話の筋を追うのがやっかいになる本格的なストーリーだと改めて思った。銀河英雄伝説はゆっくり腰を据え、「ながら見」を封じて集中して見ないと楽しめない奥深き一作だ。

 

キングダム

 残念。4話まで放送して終わってしまった。頑張ってくれNHK

 

 少し大きくなり男前になった信、女らしくなった河了貂が見れて嬉しい。ちょっとだけ羌瘣も出てきたのが良かった。

 

 新作開始早々に主人公の属する国が滅亡の危機に瀕するとんでもない展開に目を奪われた。怒涛の展開で結構楽しい。

 

 ここで全てが終わるか始まるかの函谷関の戦いが開幕し、デカい砦にからくり仕掛けの橋をかけて攻略にかかるというかなりワクワクするところで作品ストックが尽き、NHKの大先輩アニメ「未来少年コナン」にバトンタッチした。続きが見たかったが、コナンも面白いのでいいよな。令和に入ってダイス船長やガキの癖にタバコを吹かしているジムシーにも会える。まぁ形としては怪我の功名となったな。キングダムの再開を望む。

 

グレイプニル

 異能力バトルものなのだが、なんだかダークでエロくて異色な一作だった。

 

 主人公の能力が犬のキグルミに変身して戦うっていうのが一瞬間抜けに思えるが、背中のチャックを開いて空っぽの中にヒロインが入ることで、文字通り二人で一つになるという設定は、神秘的にしてエロティックでもある印象深いものがった。

 エレナがキグルミに入る瞬間を修一のイメージで描くシーンがなんとも不気味で、そして重ねて言うがどこかエロい。変わった仕掛の面白い作品だった。

 廃墟ラブホの自動販売機を寝床にしている宇宙人がいる設定とかも奇抜。

 

 姉妹ヒロインのエレナとクレアの二人が良かった。

 闇の一面を持ち、修一を挑発するエロさも持つそばかす美少女というエレナの特性には、「赤毛のアン」世代が反応してしまうだろう。危険でエロい感じを出したエレナ役の東山奈央の芝居が大変良かった。またエロの芝居に磨きがかかっていると想う。ちょっとデンジャラスでエロな東山奈央が見れるのはグレイプニルだけ。

 

 落ち着いたお姉さんと思いきや、急に発狂して修一の犬のキグルミの頭を吹っ飛ばすクレアの危険性も魅力的だった。クレアのイカれっぷりを見事演じた花澤香菜の芝居が素晴らしい。

 

困ったじいさん

困った じいさん (ビームコミックス)

 ジジイとババアで出てきていちゃつくという一話一分で終わる簡単なお話。

 男女が出会って恋をしても、時間が経つと愛が冷めて行くのは自然なことである。しかし本作で描かれる夫婦は、年老いても独身時代のごとくキュンキュンする関係性にある。おいそれと熟年離婚をする年代に見せてやりたい。あの日のラブが今日にも新鮮に残る仲良し夫婦の日常ラブコメに癒やされる。

 

 ジジイを日野聡が、ババアを水瀬いのりが演じるという意外性のあるキャスティングも印象深い。いのりんがババアがやることでどうにも若くて色っぽいばあさんになっているのが何とも良い。

 最後に気の利いたコメントをぶっ込んで落とす森川智之のナレーションも好き。

 

 窓拭き洗剤の泡を上手に切って窓に「スキ」の文字を浮かばせるじいさんのおちゃめでトリッキーな告白が見れるシーンが一番私の好みだった。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

スポンサードリンク