こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

WUGの良い曲を振り返ろう 3

 今月はWUG漬けでめっちゃ楽しい。今日もたくさん聴いたぞ。

 
ゆき模様 恋のもよう
ゆき模様 恋のもよう

ゆき模様 恋のもよう

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 初見でなんとなく「16歳のアガペー」ぽいと思った。で、よく見てみると同じ布陣で手掛けた楽曲だった。アガペーにもドハマりしたので、その流れでこっちの曲も大好きになった。

 

 恋が捗る雪の季節を歌っている。今くらいに聴くと丁度よいかもしれない。

 そういえば現在は日本列島に最強寒波が来ているとか。私は寒さに滅法強いことでそこまで堪えていない。

 今、目の前にあるカーテンの向こうの景色はどのくらい寒波の影響を得たものになっているのだろうか。そんな事も考えながらこの曲を楽しく聞いてつらつらとお気楽なブログを書いている。これも真冬の乙な過ごし方ってもの。

 

 まゆしぃがしっとり目に一節歌って始まり、その後に前奏が入る。この前奏が格好良い。ピアノやトランペットの音色をジャズチックに聴かせる演奏が超良い。

 

 毎年このくらいの時期に聴くオタクコンテンツ関連の雪ソングと言えばWHITE ALBUMの「POWDER SNOW」が上げられる。トランペットが格好良く映える事で共通することからこっちの曲も思い出した。今年からは雪降る季節に持って来いな曲としてセットで聞こう。

 

 キュンな冬のラブを歌っているが、曲調は割とアップテンポ。ノリノリな演奏に合わせての楽曲で可愛さもあるが、常に格好良いも目立つ。

 

 2番サビの終わりから間髪入れずにDメロに潜り込む流れがすごくい気持ち良い。なんて滑らかなんだ。

 あいちゃんソロからスムーズに始まるDメロ部分も格好良い。

 

お約束たいそう2(田中美海
お約束たいそう2

お約束たいそう2

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 ライブ始まりに流れる注意VTRで流れる謎曲。

 内容としては、録画録音の禁止はじめ、とにかくマナーを守ってライブを見ろということをものすごく可愛い歌声で伝えている。声がやべぇ。

 

 多分聴けばすぐにバレるけど、どうしようもなくRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」ぽい。その「PERFECT HUMAN」も「カンナムスタイル」をパクった最大限フューチャーしたヤツだし。こっちでは中田でなく田中が歌っている点もちょっとネタになる。

 

 サビで繰り返される「お・お・お・お約束」のパートは、一度聴けば四六時中頭の中でリフレインする中毒性がある。やべぇ、今も頭から離れない。

 

 Green Leaves FES 2018では、やっぱり「PERFECT HUMAN」ぽいけどなんか違うダンスをしながらまさかのWUG全員で披露となった。あの映像がマジで面白すぎてめっちゃ笑える。一生見れる。

 

Beyond the Bottom
Beyond the Bottom

Beyond the Bottom

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 アニメではサファイア麗子からの提供曲であり、「少女交響曲」と共にWUGをアイドルの祭典に導いた伝説の一曲でもある。

 

 格好良く神秘的でとにかく荘厳。アイドルの祭典の頂上決戦という神聖な場で聴けば、まるで教会音楽のようにも思えてくる。

 

 少女交響曲もすごかったが、もう一枚の手札だったこちらもすごい。これまでの作品と曲調が違いすぎる。まさかあの場でこのような作風の曲を持ってくるとは予想できなかった。これまた諸々難しい曲を持ってきたものだ。

 

 歌詞に出てくる「黒い目の魚たち」のワードは妙に印象的。たまに捌くので、その時に目が合うからかな。そんなわけで、目を持つ何かしらの命を頂く時には感謝。

 

 多分エヴァのOP曲以来、歌詞に「熱いパトス」が入っている。

 

 地べたを這いずり回る負けた者達の魂を歌う一方で、そこを抜け出て栄光を掴むという前向きな意気込みも歌っている。闇も光も歌っている説得性ある世界観が良い。

 

 ライブで聴くとめっちゃ格好良い。ファイナルライブでコレをやった時は普通に聞き惚れた。

 

地下鉄ラビリンス
地下鉄ラビリンス

地下鉄ラビリンス

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Beyond the Bottom」のカップリング曲。2曲続けて聴くとびっくりするくらい曲調が違うのが印象的。

 

 そういえば地下鉄って乗ったことがない。電車自体ほとんど使わないしな。

 そんな私でも想像しやすい満員電車になぞらえて人生観を歌った面白い曲。

 満員電車の事を人生の縮図と捉えた意外性ある発想がとてもユニーク。

 都会の電車はとにかく迷う迷宮のようなものらしいという都合も見えてくる曲。じゃあ私もきっと迷うだろうな。

 

 すごく可愛らしくノリノリな曲で超ライブ映えする。

 

Polaris
Polaris

Polaris

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 これはガチ名曲。ファイナルライブでやったのを見たら、そこまでのストーリーを知らんヤツでも普通に泣けてくると思う。

 

 早坂さんが作曲で歌詞はWUG自身が行った。

 早坂さん、WUGそれぞれの青春が合わさり、難産の末生まれた名曲である。最高。

 

 これはアニメと中の人のリアル、双方のストーリーを抑えた上で聴くことでエモさが倍増される。そういう仕組になっている。もちろん前情報無しの初見でも普通に名曲。

 

 アイドル七つ星の物語を北極星になぞらえて歌った優しく綺麗な世界観が最高。全編通して穏やかにノリやすいテンポで進む優しい作りなのが良い。

 7人ということで、北斗七星の並びを取ったフォーメーションもあり。これはおしゃれ。北斗七星が関係してこんなにも物騒さゼロな物語があっても良いじゃないか。「北斗の拳」視聴後にはそんな感想も出るってもの。

 

 最初は「ボクは君を照らすPolaris」と歌い、最後は「君もボクを照らすPolaris」と順番が入れ替わっている。ここにWUGとワグナー双方が支え合っているという愛のメッセージ性が込められている。泣く。

 

 サビでのななみん、みにゃみのハモリパートは尊い

 1番、2番と6人でソロを歌い継いで行き、なかなか来ないまゆしぃの出番はどうしたと焦れる。もしかして忘れたのかってくらい後半まで来ないまゆしぃのソロターンがやばい。格好良すぎる。

 ファイナルライブの「満天の星空をありがとぉお!」の所は泣く。

 

 1番、2番、間奏が入ってからの追いサビ部分で皆が輪になって踊る所もめっちゃ良い。その後のまゆしぃソロの爆発力もやばい。相変らず曲構成が良い。

 

 最後はいつもの両手でWを作るポーズで締める。大団円すぎる素晴らしきパフォーマンスだった。

 

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WUGの良い曲を振り返ろう 2

 少女交響曲
少女交響曲

少女交響曲

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 アニメでは、東京の冷たい風を浴びてハートフルボッコになったWUGが再起をかけて披露した一曲という扱いになっている。一度は死にかけたWUGにこんな名曲を寄越した早坂さんはガチのやり手音楽家

 

 昔読んだ「ピューと吹くジャガー」というめっちゃアホな漫画(←大好きだし褒めてます)では、凍るに狂うと書いて凍狂(東京)と表現した面白いネタがあった。ちょっとその感じもするくらい、WUGにとって東京は狂ったように凍てつく冷たさがあったのだ。対して彼女達にとってホームの仙台の風は暖かい。

 

 視聴一発目で何かスゴイ曲だと思った。

 曲構成の展開として先の読めないハラハラ感があるものだった。意外性ある内容の一曲で刺激的。2015年発表楽曲だが、今年初めて聴いても諸々新鮮な変わった作りの曲だと感じた。

 

 アイドルものにしてはバトル感をある。ウテナとかレビュースタァライト的なバトルヒロインの世界観もありで格好良い曲。

 己を鼓舞する全てのガールズにオススメしたい戦う乙女ソング。なんたるガールズシンフォニー。

 

 歌詞にはポリフォニック、クリシェ、デモーニッシュなど、普段聞き慣れない横文字が多数登場する。珍しい響きがたくさんな観点からも新鮮。

 

 Bメロの入りからサビ到達までの展開は格好良いしめっちゃ癖になる。1番はななみん、2番はみにゃみが担当するBメロ入りのソロパートが格好良い。

 

 曲調的には格好良いのに、サビ前の合いの手パートに面白い仕掛があるのが印象的。曲中に多く登場する()で閉じられたパートは、ライブではワグナーの歌唱パートとなる。

 結果、野太いオタク声で歌うパートが多すぎることになる。ファイナルライブではオタクもファイナル仕様に高められていることから、ここのパートですごく良く声が出ていた。ここまで出来たオタクコールを受けたら、ステージに立つWUGちゃん一同は気持ち良かったはず。

 ライブに見る会場の人間全員で完成させるパフォーマンスの圧に感激できるものがあった。

 

 Dメロをよっぴー、まゆしぃがソロで情熱的に歌い上げてからの全員で「ごめんさようなら」、そこから落ちサビをみにゃみ→ななみんの順でソロで歌う一連の流れが素晴らしい。

 ここらを見ていると、こんなに可愛らしいギャルズなのにこんなに格好良いの?と衝撃を受けた。

 あとよっぴーのソロの「人と人とがぁ~」のところの歌唱について、みにゃみがイジっていた(←愛情表現)のがちょっと面白い。

 

 秀逸な構成を器用に勧めていくWUGの力量が見える大いなる交響曲だった。とにかく格好良い。

 

タチアガレ!
タチアガレ!

タチアガレ!

タチアガレ!(6人ver.)

タチアガレ!(6人ver.)

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 かの有名なニーチェは、空を飛びたきゃまずは立たなければと言ったらしい。てなことをウチのジイさんが言っていた。

 では目覚めた少女が次にやることは何か。それはやはり立つことである。そんなわけで、WUG結成後一発目の曲がコレ。

 WUG開幕の第一歩を刻むための意気込み満点なガッツ溢れるパワーソングになっている。とても格好良い。

 

 アニメでは、WUGのデビューステージに合わせて誕生した曲になっている。そのステージでは、学生服姿でパンチラ覚悟の決死のパフォーマンスを見せた。特殊な仕掛けでもない限り、スカートアイドルがパンチラ無しで踊り切るのがいかに困難なのかがよく分かるものであった。

 

 自身の名にも含まれる「ウェイクアップ!」をサビ部で叫ぶのが特徴。自己紹介ソング的要素もあり。

 

 WUG6人時代からの曲であり、アニメでは6人バージョンでCD発売直前まで漕ぎ着けている。7人目の戦士 まゆしぃが合流してから披露したバージョンがイレギュラーで、むしろ6人バージョンが公式だったわけである。そんなわけで、7人だとまゆしぃがDメロソロパートを持っていくが、そこをみにゃみが歌っている6人バージョンも存在する。どちらもCD音源があるので聴き比べてみよう。

 

 最初の楽曲のこの曲をファイナルライブでもやった時には、さすがに感動して泣けてきた。

 

7 Girls War
7 Girls War

7 Girls War

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 アニメ1期のOP曲。

 

 目覚めて立ち上がって極上のスマイルをぶっ放した女子達が次にやることは戦争である。そんなわけで、完璧な臨戦態勢を整えて挑む乙女大戦争勃発。てな流れで聴いて楽しめる最強アイドルポップス。

 

 曲調は元気で明るく超可愛い。Warの単語が含まれながらこんなに物騒さ皆無な作品世界もそうそうない。

 

 大きくチェンジしたい。が、それは簡単でなく難しい。そう言っているサビ歌詞には共感。ここで仮面ライダーの変身ポーズみたいな振り付けをしているのが面白いし可愛い。

 

 間奏部分では、各々がかなり自由に技の応酬を見せてくれる。ここはお楽しみポイント。バレエ・ダンスや側転など、活き活きした元気女子のパフォーマンスが見れる。かやたんの指技は何回見ても「ん?」ってなるけど。

 

 Dメロのよっぴー、まゆしぃの声量番長の絡みは最高。メンバーの中でも声が太いこの2人のソロパートは聴き応えがある。

 

 よっぴーがソロで歌う「流した涙ファ~」のパートは、WUG6年の活動を振り返る中で伝説に認定された(←恐らくワグナーの総意)。「流した涙ファ~」でネット検索すると、ちゃんとWUGの事が出てくると確認が取れた。

 このパートの歌い方についてもみにゃみがイジりネタ(愛情表現)にしていた。

 

7 Senses
7 Senses

7 Senses

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 アニメ2期のOP曲。

 

 個性、センス、原石、力、それぞれ7つを重ねればとにかく良い事になる。奇跡×7で構成されたWUGという軍団の尊さ、偉大さがが伺える極上アイドルポップスに仕上がっている。めっちゃ良い。

 曲にダンスにMVも最高。

 

 MVは7人の可愛さを最大限盛って放つ最高の出来だと思う。7人の1番良いところが出ている。

 MVでモデル業をやっているよっぴーがめっちゃ格好良い。アニメ1期から2期の間に髪をざっくりカットしたのは正解だと思う。よっぴーもまゆしぃもショート時代の方が断然良い。

 それからMVで飯を食ってるみにゃみも尊い。ブログを書いているかやたんもくそカワ。

 

 あと全然関係ないけど、字面的に似ているから思い出した「7SEEDS」ていう漫画、好きだったなぁ~。

 

 

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WUGの良い曲を振り返ろう

 今年に入ってからたくさん聴いているWUGの曲の好きなヤツを上げていこう。

 本当に完成度の高い良い曲が多い。リアタイで楽しんでいなかった事を悔いるぜ。

 

 初期の曲をオリジナルCD音源で聴くと、声が若すぎてまだまだ歌い手としてテクニックが拙い部分も目立つ。とかいう玄人っぽい事もちょっと思ったりする。

 そこへ来ると、パフォーマンス力として最高潮に持ってきたファイナルライブは圧巻のものだった。ぶっちゃけCDで聴くよりこのライブで聴く方が上手くて迫力満点に思える。そこのところを分かっているWUG運営が、こちらの需要を満たすためにライブアルバムまで出してくれている。ファイナルライブを音源にしたこのCDが1番ベストかもしれない。

 

 そんなわけで、漏れなくライブ映えする人間達がお届けしたこれまたライブ映えする楽しい楽曲達を上げていこう。

 

極上スマイル
極上スマイル

極上スマイル

 まずは極上アゲ⤴ソンのコレ。めっちゃ良いタイトルだよね。

 私をWUG沼にハメ込んだ運命の一曲である。1番好きな曲。

 しっかり聴かせる、盛り上げるのポイントを抑えた秀逸な曲構成になっていて、一発でハマるポップさと中毒性がある。ここ半月で90回くらい聴いたけど未だに飽きない。

 

 初めてフルを視聴したのは、まさかのファイナルライブの映像でのことだった。これが諸々完璧過ぎる。

 ファイナルライブでは、高木美佑が自分のパートの歌詞をとちってしまう。そこで田中美海が瞬時にカバーに入るという神プレイが見れた。立て直しがすごい。ミスってもそれすら可愛いで魅せる腕前もなかなかのもの。歌が上手いからミスしないと生歌だと分かりにくいという発見もあった。ファイナルで起きたこのトラブルイベントは神がかった奇跡だと思う。まるっとこの現象が格好良い。

 

 この楽曲を最高に完成形に持っていけたのは、生バンドをバックに披露した3rdライブでのバージョンだった。

 生バンドによる極上スマイルはマジで格好良かった。もしかするとWUGちゃんのベストバウトはあそこだったのかもしれない(もちろん異論は大いに認める)。

 

 アニメの中では先にWUGが歌ったのに、なんだかんだの末にアイワンに盗られてしまうという曰く付きな一曲になっている。アニメでのこの曲の扱いがかなり印象的。これを作った早坂さんはガチ天才。

 我々の暮らす現実世界でもアイワンバージョンのCDが先にリリースされ、WUGバージョンはしばらく後までリリースを待つ事となった。そこのところの事情もアニメとリンクしているのがナイス。

 この事に関して、当時WUGちゃんとワグナーはどう思ったのだろう。ウチらの曲やぞって心の中で突っ込んでいたのかもしれない。

 

 楽曲は超楽しいスマイルソングであり、これは次の時代に入っても廃れることなき最強アイドルソングになると思う。

 ノリノリで程よくファンキーなこのリズムは日本人の心にぐっと刺さる。

 

 日本はすごいし素敵だし何よりも元気ということを言っている曲である。なんてストレートな元気ソング。

 

「海は広い 山もすごい」「田園風景 すてきな野菜も取れる」など、日本の良い所を言っていると分かる簡単な歌詞もポップで好き。

 海が広いのは見たまんまの事だが、山がすごいって話は抽象的だけど、確かにその通りなのだ。山とは、可視化が容易ではない神秘的なすごさをたっぷり備えたある種の聖域なのである。そんな感じの事を田舎のじいさんが言ってました。

 

 歌詞も全体的に何か面白い。

 2番の「この端から端まで お箸の国へ」の歌詞は、頭にスッと入り込むユニークさがあって可愛い。お気入りポイントである。

 

 サビ歌詞で重ねて「日本の~」というフレーズが使用される点から、モー娘。の「LOVEマシーン」を思い出す。あちらも日本を元気づける良きアンセムとなっていた。セットで聴いて楽しめると思う。

 

「なんだか違う!」「豊作豊作!」など、CDではそんな所が存在しないワグナーの合いの手コールパートも最高。現地でコレを叫べたヤツらは絶対に気持ちよかったことだろう。アニメでは大田さんもめっちゃ叫んでいた。

 

 我々がコロナのコの字も知ること無き世界線だった2014年にリリースされた。

 日本の元気が落ちた今こそ聴きたい、いや人類に聴かせたい一曲だ。

 

 東北で起きた震災の復興を願って動いたプロジェクトでもあったことから、この曲にも復興を願った内容が読み取れる。

 歌詞の中で多数使用される「シンドイ季節」のフレーズ、それを乗り越えた先の明るい未来を思わせる内容は、その昔某所を襲ったそのまんまシンドイ季節の事を言っているのだろう。

 一聴すればお気楽でややおバカソングに聴こえるかもしれない。でも背負った物が大きい深い曲でもあるのだ。

 

 日本は良い所だし、そこで産まれたWUGも良きアイドルである。

 

16歳のアガペー
16歳のアガペー

16歳のアガペー

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 シャーク林田センター曲である。

 アニメではライブ中にマイクを落としたり人にぶつかったり、ダンスレッスンでは1番ランクが低いクラスに配属されたり、個人仕事が1番少なかったりと、色々不遇な面も見える藍里だが、そんな中でもめげずに頑張る儚さが良いアイドルだった。中の人のあいちゃんはめちゃめちゃ踊っていたけどね。

 そんな彼女の儚さとピュアな点がよく見える事からイチオシ。

 

 楽曲内容は、恋するピュアピュア乙女ハートを全力で描いたものになっている。最初から最後まで美しく尊い16歳ワールド全開である。

 これは作家の腕がスゴイ。己に搭載された乙女回路を全開放しないと描けない曲世界だな。

 

 マジでめっちゃキュンキュンする美しくて可愛い一曲で大好き。こんな良い曲がまだ埋まっていたのか。やるなWUG。

 微妙に古臭いアイドルポップス感が懐メロ好きに刺さる。どこらへんだろうか、多分CoCoか田村英里子あたりがこんな感じの懐かしくなるキュンキュンソングを歌っていたような気もする。CoCoの名曲「EQUALロマンス」感もちょっとだけするかも。

 

「大好きより大きな16歳のアガペー」というラブの核心を突いたフレーズから始まる。

 そうなんだよな~、16歳というなんとも言えない神秘的季節に採れるラブこそが、大好きを上回る理屈の介入が不可能な至高のラブを実現するのだ。何言ってんだろうと思う者もあるだろうが、16歳の感覚はそれくらい鋭利であり、邪な要素が少ない透明性があるのだ。だからこそ尊い

 以降17歳教に入信するのであれば、整数で加齢をカウントするのはここがラストである。それだけに、最後にして最高潮のピュアハートが生み出されるのがココなのだ。

 

 私生活では聞き慣れない「アガペー」のワードについては、これよりずっと前にリリースされたメロキュア神曲「Agapē」で学習済み。

 意味は、絶対的無条件が生み出す真の愛である。言葉や概念として安易に扱って良いワードではない。

 

 ラブの基本にして深い所を突いた共感と好感が連続する歌詞内容がマジで心に刺さる。

「教わるより先に知ってた 女の子の 恋するこの気持ち」

「愛しかたはまだ知らない 愛すことは知ってる」

 ここら辺はまさにそう!となるエモさがある。なんとも言えない究極の共感がある。

 これもそうなんだよな。愛ってものの概念のみなら誰でもざっくりと理解出来る。でもラブってのは、一見が百聞を凌駕する最たる例であり、実地でこそ全てが分かる世界。だから「愛」の意味は分かっていても、実践となる「愛し方」は知らん。それが16歳の内面の実情。

 すごいなぁ。16歳の乙女を通って作ったベストな世界観だ。

 

 それから2番の歌詞の「ありがとう」の所がシンプルに可愛い。  

 

 ダンスパフォーマンスも最高に良い。手数が少なくゆったり可愛いダンスで、12回くらい見ればなんとか真似れるレベル。

 ファイナルライブを見ると、よっぴーのみサビ部分の振り付けにアレンジを加えていることが確認できる。客席を指差す振り付け時に、指で輪っかを作って「OK」の合図を出している。あれ、可愛いし格好良い。

 これを制服姿で踊ったファイナルライブでのパフォーマンスの完成度がえぐい。

 

 オタクが掛け声を入れるポイントも楽しい。推しの名前を叫ぶポイントで誰を選ぶのか、という点でも楽しめる。この曲ならあいちゃんで良いと思う。

 

 聴けばいつでも16歳の乙女(の気分)に戻れる最強ピュアピュア突撃ラブハートソングとして、全ての乙女に送りたい。そんな大好きな一曲。

 

 

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