こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

WUGの良い曲を振り返ろう

 今年に入ってからたくさん聴いているWUGの曲の好きなヤツを上げていこう。

 本当に完成度の高い良い曲が多い。リアタイで楽しんでいなかった事を悔いるぜ。

 

 初期の曲をオリジナルCD音源で聴くと、声が若すぎてまだまだ歌い手としてテクニックが拙い部分も目立つ。とかいう玄人っぽい事もちょっと思ったりする。

 そこへ来ると、パフォーマンス力として最高潮に持ってきたファイナルライブは圧巻のものだった。ぶっちゃけCDで聴くよりこのライブで聴く方が上手くて迫力満点に思える。そこのところを分かっているWUG運営が、こちらの需要を満たすためにライブアルバムまで出してくれている。ファイナルライブを音源にしたこのCDが1番ベストかもしれない。

 

 そんなわけで、漏れなくライブ映えする人間達がお届けしたこれまたライブ映えする楽しい楽曲達を上げていこう。

 

極上スマイル
極上スマイル

極上スマイル

 まずは極上アゲ⤴ソンのコレ。めっちゃ良いタイトルだよね。

 私をWUG沼にハメ込んだ運命の一曲である。1番好きな曲。

 しっかり聴かせる、盛り上げるのポイントを抑えた秀逸な曲構成になっていて、一発でハマるポップさと中毒性がある。ここ半月で90回くらい聴いたけど未だに飽きない。

 

 初めてフルを視聴したのは、まさかのファイナルライブの映像でのことだった。これが諸々完璧過ぎる。

 ファイナルライブでは、高木美佑が自分のパートの歌詞をとちってしまう。そこで田中美海が瞬時にカバーに入るという神プレイが見れた。立て直しがすごい。ミスってもそれすら可愛いで魅せる腕前もなかなかのもの。歌が上手いからミスしないと生歌だと分かりにくいという発見もあった。ファイナルで起きたこのトラブルイベントは神がかった奇跡だと思う。まるっとこの現象が格好良い。

 

 この楽曲を最高に完成形に持っていけたのは、生バンドをバックに披露した3rdライブでのバージョンだった。

 生バンドによる極上スマイルはマジで格好良かった。もしかするとWUGちゃんのベストバウトはあそこだったのかもしれない(もちろん異論は大いに認める)。

 

 アニメの中では先にWUGが歌ったのに、なんだかんだの末にアイワンに盗られてしまうという曰く付きな一曲になっている。アニメでのこの曲の扱いがかなり印象的。これを作った早坂さんはガチ天才。

 我々の暮らす現実世界でもアイワンバージョンのCDが先にリリースされ、WUGバージョンはしばらく後までリリースを待つ事となった。そこのところの事情もアニメとリンクしているのがナイス。

 この事に関して、当時WUGちゃんとワグナーはどう思ったのだろう。ウチらの曲やぞって心の中で突っ込んでいたのかもしれない。

 

 楽曲は超楽しいスマイルソングであり、これは次の時代に入っても廃れることなき最強アイドルソングになると思う。

 ノリノリで程よくファンキーなこのリズムは日本人の心にぐっと刺さる。

 

 日本はすごいし素敵だし何よりも元気ということを言っている曲である。なんてストレートな元気ソング。

 

「海は広い 山もすごい」「田園風景 すてきな野菜も取れる」など、日本の良い所を言っていると分かる簡単な歌詞もポップで好き。

 海が広いのは見たまんまの事だが、山がすごいって話は抽象的だけど、確かにその通りなのだ。山とは、可視化が容易ではない神秘的なすごさをたっぷり備えたある種の聖域なのである。そんな感じの事を田舎のじいさんが言ってました。

 

 歌詞も全体的に何か面白い。

 2番の「この端から端まで お箸の国へ」の歌詞は、頭にスッと入り込むユニークさがあって可愛い。お気入りポイントである。

 

 サビ歌詞で重ねて「日本の~」というフレーズが使用される点から、モー娘。の「LOVEマシーン」を思い出す。あちらも日本を元気づける良きアンセムとなっていた。セットで聴いて楽しめると思う。

 

「なんだか違う!」「豊作豊作!」など、CDではそんな所が存在しないワグナーの合いの手コールパートも最高。現地でコレを叫べたヤツらは絶対に気持ちよかったことだろう。アニメでは大田さんもめっちゃ叫んでいた。

 

 我々がコロナのコの字も知ること無き世界線だった2014年にリリースされた。

 日本の元気が落ちた今こそ聴きたい、いや人類に聴かせたい一曲だ。

 

 東北で起きた震災の復興を願って動いたプロジェクトでもあったことから、この曲にも復興を願った内容が読み取れる。

 歌詞の中で多数使用される「シンドイ季節」のフレーズ、それを乗り越えた先の明るい未来を思わせる内容は、その昔某所を襲ったそのまんまシンドイ季節の事を言っているのだろう。

 一聴すればお気楽でややおバカソングに聴こえるかもしれない。でも背負った物が大きい深い曲でもあるのだ。

 

 日本は良い所だし、そこで産まれたWUGも良きアイドルである。

 

16歳のアガペー
16歳のアガペー

16歳のアガペー

  • provided courtesy of iTunes

 

 シャーク林田センター曲である。

 アニメではライブ中にマイクを落としたり人にぶつかったり、ダンスレッスンでは1番ランクが低いクラスに配属されたり、個人仕事が1番少なかったりと、色々不遇な面も見える藍里だが、そんな中でもめげずに頑張る儚さが良いアイドルだった。中の人のあいちゃんはめちゃめちゃ踊っていたけどね。

 そんな彼女の儚さとピュアな点がよく見える事からイチオシ。

 

 楽曲内容は、恋するピュアピュア乙女ハートを全力で描いたものになっている。最初から最後まで美しく尊い16歳ワールド全開である。

 これは作家の腕がスゴイ。己に搭載された乙女回路を全開放しないと描けない曲世界だな。

 

 マジでめっちゃキュンキュンする美しくて可愛い一曲で大好き。こんな良い曲がまだ埋まっていたのか。やるなWUG。

 微妙に古臭いアイドルポップス感が懐メロ好きに刺さる。どこらへんだろうか、多分CoCoか田村英里子あたりがこんな感じの懐かしくなるキュンキュンソングを歌っていたような気もする。CoCoの名曲「EQUALロマンス」感もちょっとだけするかも。

 

「大好きより大きな16歳のアガペー」というラブの核心を突いたフレーズから始まる。

 そうなんだよな~、16歳というなんとも言えない神秘的季節に採れるラブこそが、大好きを上回る理屈の介入が不可能な至高のラブを実現するのだ。何言ってんだろうと思う者もあるだろうが、16歳の感覚はそれくらい鋭利であり、邪な要素が少ない透明性があるのだ。だからこそ尊い

 以降17歳教に入信するのであれば、整数で加齢をカウントするのはここがラストである。それだけに、最後にして最高潮のピュアハートが生み出されるのがココなのだ。

 

 私生活では聞き慣れない「アガペー」のワードについては、これよりずっと前にリリースされたメロキュア神曲「Agapē」で学習済み。

 意味は、絶対的無条件が生み出す真の愛である。言葉や概念として安易に扱って良いワードではない。

 

 ラブの基本にして深い所を突いた共感と好感が連続する歌詞内容がマジで心に刺さる。

「教わるより先に知ってた 女の子の 恋するこの気持ち」

「愛しかたはまだ知らない 愛すことは知ってる」

 ここら辺はまさにそう!となるエモさがある。なんとも言えない究極の共感がある。

 これもそうなんだよな。愛ってものの概念のみなら誰でもざっくりと理解出来る。でもラブってのは、一見が百聞を凌駕する最たる例であり、実地でこそ全てが分かる世界。だから「愛」の意味は分かっていても、実践となる「愛し方」は知らん。それが16歳の内面の実情。

 すごいなぁ。16歳の乙女を通って作ったベストな世界観だ。

 

 それから2番の歌詞の「ありがとう」の所がシンプルに可愛い。  

 

 ダンスパフォーマンスも最高に良い。手数が少なくゆったり可愛いダンスで、12回くらい見ればなんとか真似れるレベル。

 ファイナルライブを見ると、よっぴーのみサビ部分の振り付けにアレンジを加えていることが確認できる。客席を指差す振り付け時に、指で輪っかを作って「OK」の合図を出している。あれ、可愛いし格好良い。

 これを制服姿で踊ったファイナルライブでのパフォーマンスの完成度がえぐい。

 

 オタクが掛け声を入れるポイントも楽しい。推しの名前を叫ぶポイントで誰を選ぶのか、という点でも楽しめる。この曲ならあいちゃんで良いと思う。

 

 聴けばいつでも16歳の乙女(の気分)に戻れる最強ピュアピュア突撃ラブハートソングとして、全ての乙女に送りたい。そんな大好きな一曲。

 

 

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