こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

オバケ達との愉快なハイスクールライフ「HAUNTEDじゃんくしょん」

HAUNTEDじゃんくしょん」は1997年4月~6月にかけて放送した全12話のテレビアニメである。

 読みは「ほーんてっどじゃんくしょん」ね。英語はお手のものさ。

 

HAUNTEDじゃんくしょん R-2 [VHS]

 

 街一番の怪奇スポットである高校を舞台にして、学校の生徒達と愉快な幽霊や妖怪達のこれまた愉快な日常を得描いた作品である。

 明るい「地獄先生ぬ~べ~」みたいな作品であった。オバケだらけのアニメだけど一つも怖いことはない。嬉しいお色気要素もありで、本当にちょっとだけ興奮するのだが、あとは基本的に頭を空っぽにして見れるライトな作品である。

 

 個人的にこのアニメの最大の特徴と言える点が、仲間由紀恵がアニメヒロインを演じ、OP曲とED曲まで歌っているということである。声優でアニメに参加し、OPとEDまで歌うのだから人気声優の堀江由衣ちゃんとかと同じ扱いであったわけである。今では大女優となった仲間由紀恵だが、放送当時はペーペーのアイドルシンガーとして活動していた。「HAUNTEDじゃんくしょん」に参加したことは、今の彼女を作り上げている輝かしい経歴だと言えよう(多分ね)。という訳で由紀恵無双なアニメである。

 この仕事をした時に彼女はどんなことを思っていたのか覚えているのだろうか。いつかどこかで喋って欲しい。こういう過去があって、今では格式高い音楽番組「ミュージックフェア」で優雅なセットをバックにして、軽部氏と共に司会業をしているのだからすっかり落ち着いたものである。整った顔立ちが素敵な女性である。

 

 内容は、メインの登場人物の一人である北城遥都が「生徒会」と思って入会した先が、実は幽霊関係の騒ぎの取り扱う「聖徒会」だったという酷い騙しネタで始まる。北城遥都は聖徒会長にされて、聖徒会のメンバー朝比奈睦月、龍堂和御と共に嫌々ながらも幽霊関係のあれこれの事件の解決するはめになる。メンバーは北条が牧師の息子、朝比奈が神社の娘、龍堂は僧侶の息子なので、何れも霊的なことに縁がある血筋である。

 

 仲間由紀恵が演じたのがヒロインの朝比奈睦月である。このヒロインが中々個性が強い。ピンク髪で可愛い顔しているのだが、粗野で粗暴な上に十代にして12歳以下の男の子にしか興味がないというショタコン女として覚醒しているという奇抜な設定である。巫女装束を纏い相手が男子だろうが、霊だろうが殴る。ショタな二宮像の霊のにの君を捕まえてはセクハラをしている。

 仲間の演技については、プロの声優ではないのでちょっとアレな感じもあるのだが、声が朝比奈のキャラと合っていて、なかなか悪くない。作ったキャラボイスな感じはせず「ああ、こうゆう声のJK、同級正にいるいる」と納得してしまう声と演技だった。ここで粗野な暴力女を演じたのが、後に彼女の演じたブレイクキャラとなるドラマ「ごくせん」のヤンクミの芝居作りに少なからず繋がっているのではないだろうかと思える。違うか・・・・・・

 

 花子さんのファンである龍堂和御を演じたのは古本新之輔 。この人の声が特徴的で今でも耳に残っている。軽薄で頭緩そうな青年の声ってイメージがある。声優への悪口ではありません。「爆裂ハンター」と「H2」で主役を演じたのを覚えている。彼の声を聴いて一気に懐かしくなった。

 古本新之輔と言えば想いだすのが、随分前に彼が死んだという都市伝説を耳にしたことがある。今でも生きているんだけどね。たまにだけど、まだ生きているにも拘わらずどこぞのタレントが死んだという都市伝説というか、ただのデマが流れることがあるんだよね。フェイクニュースに踊らされるな。

 

 最初に学校七不思議に関する調査を行い、そこで七不思議に登場する幽霊や妖怪達を仲間にする。以後は七つのバッジで七不思議のオバケ共を呼び出して「聖徒会」の活動をすることになる。人間とオバケ共で協力体制をとるというのが印象的であった。

 

 学校七不思議のオバケ共は、怪人赤マント、トイレの花子さん、動く二宮尊徳像、鏡に映る少女、体育館に住む巨人の霊、理科室の動く人体模型&人骨標本。そして最後に高校の理事長も実はオバケで七不思議の霊に含まれる。ネットで調べると原作では、人体模型&人骨標本ではなくベートーヴェン肖像画が七不思議の霊に含まれているとのことである。何故ベートーヴェンはアニメではカットになったのか謎。

 二宮像とか花子さんは学校怪談の定番ネタであるが、巨人の霊て何だって思った。しかもコイツはでかすぎてアニメでは足しか写らない。

 ショタの二宮像のにの君を、透き通るような綺麗な声がお耳に残る声優白鳥由里が演じていたのが印象的であった。白鳥由里については、作中で流れるラジオ番組で中の人ネタでいじられていた。

 

 「聖徒会」メンバーと共にメインをはる七不思議の霊達もなかなかキャラが強くて好きであった。

 まず、このアニメを象徴するキャラがトイレの花子さんである。花子さんと言えば、かつてポンキッキーズ内で放送された「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」のあの花子さんの顔が一番に思い出されるであろう。顔が「ちびまる子ちゃん」の野口さんみたいで決して可愛くないアレである。あの花子さんのアニメは児童向けにしてはちょっと怖い内容だった。

 しかし「HAUNTEDじゃんくしょん」の花子さんはまさかのお色気担当のエッチなお姉さんである。セーラー服の一番上しか止めていないので下乳が漏れ出ている。仲間演じるヒロインの朝比奈睦月可愛いが、この花子さんも可愛いので大好きなキャラであった。声優が國府田マリ子なので声もエロかった。花子さんを筆頭にその他のお色気キャラも出てくる。

 

 お色気キャラと言えば他に好きだったのが、第8話に登場したゲストキャラの青はんてん子である。青はんてん子は赤マントの妹。

 不思議なグローブで相手を殴って青あざを作り、青あざをつけらたヤツはもれなく殴られるのを快楽とするドマゾキャラとなって彼女のいいなりなるという特殊能力を使う。これは突飛すぎる。けしからんおっぱいのお色気姉さんで私が若い頃に何かと世話になった声優氷上恭子が演じた。

  ↓

第8話「あゝ禁断の赤と青」

 

 

 

 古い作品の割りには今見ても絵が可愛いし、問題ない作りであったと思う。メインの聖徒会三人の脇を固める声優がベテランや当時人気上昇中の者を使っていたので、とにかく名前を見て懐かしくなった。

 

 そして、仲間由紀恵の歌うOP曲、ED曲がどちらも悪くない出来であった。

 


靈異獵人OP-仲間由紀恵-心に私がふたりいる

 

 

ED曲 トレモロ


xxmamesibaxx 265

 

 


HAUNTEDじゃんくしょん 12話で放送直前から流れたCM集

 ↑ 

 懐かしすぎてほうれい線も消えそう。

 

 

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