こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

超絶可愛いくま娘を育成しよう「くまたんち」

くまたんち」は、2008年に発売したニンテンドーDSソフト。

 

 知り合い全部に聞いても誰も知らない謎ゲーム。それが我が家から発見されたので遊んでみる。

 

 とにかくジャケが可愛いのだ。

 

くまたんち

 

 スイッチをオンにすると、ますは「ディンプル」「ヴァニラウェア」「アシナガおじさん」と順に開発元情報を謎のくま娘が喋ってくれる。可愛い声だ。しかしどこ?誰?という感想が出るばかりで知らん情報ばかり。

 

 そして次には待ってましたの神曲が流れる。

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 というわけで時代に隠された神曲発見!

 

 

 OPアニメを見てまず分かることは、とにかく可愛いということ。掴みはバッチリだ。サルのキャラはデフォルメ弱めだが、あとの獣連中はしっかり可愛く擬人化されている。そして人間のキャラのすももちゃんが可愛すぎる。

 

 テロップを見て分かるが、各キャラクターを演じる役者は兼役が多く、一人の仕事量も多い。少数精鋭で当たるプロジェクトだったと分かる。

 主役のくまたんの中の人はくまたん以外の役もやるし、主題歌は自分で書いて歌っている。有能だな~。

 かなりの声優好きの私でも、今作に出ている方々はご存知ない。でもくまたんとすももちゃんの声はめっちゃ可愛いと思う。

 

 そんな訳で電源オン後OP画面になり、次にスタート画面が来る。で、スタートを押すとまたOPアニメと神曲が流れる。楽しいので二度連続で見て聞くのだ。

 

 このゲームは何をするものなのか。タイトルとジャケではまるで分からない。まずはそのことをOPムービーでサクッと説明してくれる。

 事は簡単。くまたんは「おんぼろ動物園」で飼育されるくま娘。そんな動物園は2週間の改装工事に入る。その間くまたんは、「にぎわい動物園」で過ごすことになる。プレイヤーは飼育員となり、にぎわい動物園で2週間くまたんをお世話するのだ。ここよりかけがえのない2週間がスタートする。それにしてもおんぼろ動物園って、名前が終わってるな。

 

 本作の変わった仕掛けは、物語の期間となる2週間がマジのカウントの2週間となる点にある。賢いDSくんには時計が内蔵している。それでしっかり2週間分の飼育生活が楽しめる。リアルタイムでくまたんは生きているのだ。

 スタートからエンディングまではきっちり2週間。2週間の間くまたんとどう接するかでエンディングも変わってくる。

 内蔵時計を反映したリアルタイム物語である点は、大昔のゲーム「ルームメイト」のようではないか。たまごっち風でもある。くまたんはたまごっちみたく死ぬことはないが、かまってあげないと腹を空かすし、こちらの好感度も落ちる。

 

 くまたんは檻の中でなく普通に家に住んでいる。そんなくまたんの生活を眺めることこそがゲームの醍醐味。

 動物園の稼ぎ頭のくまでもあるので、くまたんは日々ショーのお稽古をし、くまたんショーに臨む。その収益でくまたんの家をカスタムしていくのである。この点ではくまのフレンズと触れ合って楽しむ「どうぶつの森」感もちょっとある。

 

 動物の飼育にはとにかく金がかかる。それはこちらも共通で家に追加する家具、そして食わせる飯などを見れば物価が穏やかではないと分かる。アイテムが高い。コンプまではかなり根気がいる。

 

 色んなくまたんを撮影して写真を売ることで副収入を得ることも出来る。カメラがくまたんを追う中で思うことは可愛すぎるということだ。この撮影機能は楽しい。

 

 このゲーム、はっきり言ってやることは少ない。飯をやってお稽古の指示をして、合間に写真を撮って、あとは売店のすももちゃんと楽しくお話して、日々それくらいしかやることはない。操作性として熱中することもなく、プレイヤーはくまたんをナデナデする、デコピンするくらいしか出来ない。

 

 最大の付加価値は、キャラの可愛さを眺めることが出来る点にある。

 くまたんをはじめ、登場キャラはとにかく愛らしく、アクションの手数もとても多い。実にスムーズに、そして表情豊かにいきいきと動くキャラクター達を見て楽しむことが出来る。

 くまたんを毎日カメラで追っかけるだけでも楽しい。すごく癒やされる。

 

 笑って、泣いて、怒ってと様々な表情を見せてくれる。どれを見ても超可愛い。

 遊具を買ってくるとそれで元気に遊ぶのだが、その姿にもめっちゃ萌える。

 

 くまたんの家に置く家具には、ボロ、和風、洋風などの種類がある。ボロのものは可哀想な程にボロい。

 生活の中でくまたんがふいに漏らすコメントもちょっと面白い。

 ボロのテレビという家具を設置する。これが酷いことに、ダンボールで作ったテレビであり、見た気分になるだけで一生何も映らないアイテムになっている。しかもそんな出来でも3000円くらいは取られたはず。

 これに触れたくまたんが「どうみてもダンボールくま」「なにも映らない」「粗大ゴミだくま」と誰もが共感する内容のコメントを聞かせてくれるのに笑える。

 

 メインキャラにしてメインヒロインもくまたんなわけだが、売店のすももちゃんも萌えを総動員したキラーコンテンツすぎて恐ろしい。こちらの彼女からも目が離せない。くまたんとすももちゃんを交互に訪ねて萌える2週間だった。

 すももちゃんが元気に動き、おっぱいも元気に揺れるから目の保養。

 動物園の名物は牛乳という話になり、それを飲んでいるからすももちゃんのおっぱいは元気という流れに入っていくことがある。その時にすももちゃんが言う「ばっかじゃないの」の破壊力はすごい。

 

 スローライフシュミレーションだが、ちょっとスローが過ぎる感もあるのでは?と思いつつも日々こっそり楽しんでから2週間。

 約束通りくまたんは元いた動物園に帰っていくことになる。くまたんとの友好度でもちろんエンディングも変わる。

 グッド、バッドのいずれに入っても、なんだかんだでくまたんはにぎわい動物園に帰って来るオチになっている。その後は2週間の区切りもなくフリープレイ。

 

 まだまだ続きも楽しめるのだが、まぁ2週間でもう大丈夫だと思う。

 やりこみ要素としては、2週間ではとても買いきれなかった高額なアイテム郡をその後も頑張ってプレイして買い漁るとかして楽しめるのだと思う。でもやっぱり結構やることなくて暇なので、2週間分だけの付き合いで良いかな。

 くまたんやすももちゃんはめっちゃ可愛いので、また癒やし成分が必要となったら押入れから出てきてもらおう。今はしばし我が家の押入れで眠ってもらおう。

 

 このゲームは、ゲーム性としてはそんなに面白いものではなかったが、映像美における作り込みはマジで一級品だと思う。そこには大いに価値がある。よって実用性でなく、コレクション性重視のアイテムかな。

 ちょっと調べると、なんとこんなゲームが1万円とかで取引されているという。定価ではとても買えないプレ値ソフトだった。すももちゃんの接客を受けるにはそのくらいの支払いがいるってわけか。

 

 とにかく良い出会いだった。この秋の夜長にくま娘に癒やされて良かった。そしてすももちゃんの激しくバウンドする胸部もまた目の保養になる良きものだった。

 

 またいつかくまたんちで再会しようぜ。 

 

 

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