桜前線と共にこちらも余計なくらいに咲き散らかしたぞ春アニメ。やはり数が少ないことはなく、全部捌いて行くとなるとそこそこに大変だ。
もう5月に入って春の新顔も出揃ったところで全体についてちょっと触れておこう。
まず今回の新顔達だが多いには多いが、それでも前期よりはちょっと数が少ないような。いずれにせよ数十単位だから一週間で見ている番組数をいちいち細かく数得ることはしていないのだが、それでも気持ち少なめな気がする。でもやっぱり数を見すぎているせいで全てを勘違いしているのかもしれない。そんな感じで脳のバグり始めを疑ってしまうこともある5月後半のことでした。
そんな中でもはっきりと土曜後半から日曜の数はヤバいんだけど。最近は日曜の夕方枠も拡大状態だから、朝に戦い終わったからといってゆっくり一息入れることも出来ない。午前にあんだけやっておいて午後もまだ見る分があるから忙しいっす。平日放送分は前期より落ち着いたような気がするかも。
放送枠は多くあるが、過去作の再放送も多い気がする。これも気がするでなくちゃんとそうなのかもしれない。再放送枠拡大によって新作が少ない気がするのかも。
まぁここのところはアニメ化向けの原作が枯渇しているんだろうな。仕上がったもののクオリティを見ればそれが明らかなパターンが増えすぎて困っている。これは昨今アニメ化された顔ぶれをしっかり品定めしていれば分かることね。最近は「なんで映像化したんだろう?」と不思議で仕方ない作品が次々出て来すぎ。
創作物の数自体はいくらでもあるから、品質無視で何でもと言うならなろう系サイトにて飴掴みでもやっていれば良いのだが、それをやった結果良い数字が出ないのはしっかりと良くないことなわけだ。ていうか悪いから普通にヤバい。
不要な映像化が乱発状態だから、新しいのは一旦止しておいて過去作をまた振り返る。それも良いだろう。
いつだって今日の私が昨日の私に勝てなかった試しはないが、古今東西のアニメ史においてはそうでもない。今日放送された新作が半世紀も前のアニメにKOされるなんてことはザラにある。その例をさっきも見てきたし。これだから廃れない神アニメと防腐効果がなさ過ぎてすぐに死んでいくクソアニメ、それぞれの発見が面白くてやめられない。神アニメもクソアニメも全部が人生のお供です。
今期色々あった再放送枠の中でも1番元気なのは「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX 20th Remaster」かな。コレ、楽しく見ています。意外とノリノリなOP曲が好き。精一杯ハレルヤ~!
こちらは20年ものの人気作で、内容は同じでも装いは新たにすごく綺麗にして放送スがタートした。
いいねコレ。現役で追えておらず、再放送をちょこちょこかい摘んで見ていたくらいだが、その中でもヒロインの明日香や万城目くんはお気に入りだった。それをまた1から見れるのは楽しい。
うちのお兄ちゃんがこれを見ていて「一、十、百、千、万城目」のコールは面白かったと思い出話を語っています。万丈目を演じた松野太紀は故人となってしまったが、彼の仕事を今でもしっかり覚えているあの日のガキが我が血族にいます。これだからあとに残る素晴らしき役者仕事って良いよね。
これも全体を見て思うことなんだけど、今期はクソアニメ感も弱くないか。
前期の1月スタート作品がとにかく劣等生だらけだったため、春のラインナップがクソアニメハンター的目線で見て弱い。
にしても改めて振り返ってみても1月スタート作品群に見るクソアニメの勢いはマジでやばかったな~。クソアニメ黄金時代だったよ。
毎日誰かが死んで異世界送りの胸焼け展開がヤバかったものなぁ。ジャパニメーションが死んだ日が今日なのか?と1月半ばのある日に思ったくらいだし。
必ずしもコレと限ったことではないが、クソアニメの要素を背負って直走るコンテンツといえば、やはりなろう系が代表格だと言えよう。クソアニメ文化の支えとなる太い柱としてなろうの存在は忘れることが出来ない。今回はそのなろう系もなんだか元気がなく、意図してかせずか、鳴りを潜める形となっている。
前期放送の「没落貴族」「アラフォー通販」を筆頭とした強いクソアニメ要素でブイブイ来る元気なクソアニ枠が不在かも。
毎度誰に頼まれるわけでもなく勝手にやっている今期一のクソアニメを決めるクソアニメダービー(何気にクール毎に行うマイブーム)。今期はもう1月半分の放送が終わったというのに、ここへ来てこいつが1番だろ!と言えるような圧倒的に強いクソさを持つのがいないような。
そりゃ今期もなろう系はいくつかあるが、どれもこれも参加賞レベルで銀賞や金賞をくれてやりたいぶっちぎり感がない。普通につまらないで終わっているんだよな。クソアニメとしての元気印が足りない。それだと普通に面白くないダメな作品で終わる。
謎なことに数式では「-」が2つ重なった箇所が「+」計算に変わるというまるでトラップみたいな変化パターンがあるじゃないか。あれで行かなきゃ。
単に一定を下回っても、それは一定を下回るだけの劣等生で終わるんだよ。どうせ平均突破が叶わないなら、後は思い切って下を掘り込んでこれでもか!ってくらいマイナス値突破で行かなきゃエンタメにならない。これをマイナスから始まる逆襲のエンタメと呼ぶ。
天才は凄すぎるから騒がれる。逆におバカはどうだろう。そのおバカもレベルがダンチでぶち抜けたら一周してそれはそれで天才扱いになる。とにかく+も-もどこまでもぶち抜いたヤツが偉いし面白い!並べるヤツがいない所まで行ければ全部がすごいエンタメになるんだよ。
半端なつまらなさだと、ただつまらない時間が終わったという当たり前過ぎるつまらない話になるじゃないか。それは嫌なんだよ。行き過ぎたマイナスによってプラスの時間にしてくれ。
という我ながら相変わらずどの角度と立場で何を言ってんだ?となる理論というか、もはや癖の話をしちゃいました。
クソアニメが全くない世界もそりゃ良いのかもしれないが、私の中にある敢えて「ダメなもの」を見たいというちょっと特殊な欲求を満たす条件が足りていないのはちょっと困る。今期はそっち方面でのエース抜きクールなのか?
今期なろう系をざっくりとまとめると
「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」
「俺は星間国家の悪徳領主!」
「片田舎のおっさん、剣聖になる」
「勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~」
「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」
「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II」
「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」
「最強の王様、二度目の人生は何をする?」
「白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます」
「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~」
「ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた」
「神統記」
とまぁこんな感じかな。こうして並べると十分に数が多い気もするが、全体に感じる「キツさ」としては緩い。もっとキッツキツのキツで来てもらっても構わない。エース揃いの1月クールはめちゃキツかった。ちょっと泣きそうになったし。
最後の「神統記」は、ちょっとばかし前世の日本が透けて見えるくらいで、割とまともな中華風ファンタジーってな感じに見れる。これらの中では一番マシかな。パッと見たら現在2クール目を放送中の「薬屋のひとりごと」2期や「精霊の守り人」みたいな感じもする。
「片田舎のおっさん」のアニメ化話が出た時には、Yahooニュースで盛り上がっている意見が多かったので「期待作なのか?」と思ったが、所詮はなろうだったな。見てみると肩透かしをくらった。同じおっさんでも前期の「アラフォー通販」がクソ過ぎたから、純粋なエンタメ性としてもネタに走ったクソアニメとしても期待外れだった。
「勘違いの工房主」は、クソアニメなら任せろでお馴染みのEMTスクアードが制作を担当している。
ここも最近は方針を変えてきたのか、なろう系ではあるが全盛期よりちょっとパンチが弱いな。よくある底辺なろう止まりでネタ要素としてパンチが弱い。
今期の注目要素といえば、こちらのEMTスクアードが一度に3作も作品を解放していること。経歴からして仕事が出来る会社のイメージがないのだが、そこが3つも同時仕事を取ってくるとは営業部が暴れているのか。
他には「ボールパークでつかまえて!」「ある魔女が死ぬまで」の制作も行っている。どれもこれもアニメーションとしては微妙な作りだが、こちらの2作はそもそも作風的にクソアニメのそれでなく、普通に楽しく見れてしまっている。
EMTスクアードは前期の「妃教育から逃げたい私」がちょっと良い出来だったこともあるし、クソアニメ特化でやるという会社方針をここへ来て変えることにしたのかな。そこの動きや変化にもちょっと注目。まぁなんだかんだ3作とも楽しく見ています。ていうかよくよく考えれば、クソアニメ専門で行くなんて社風あるのかよ?なんだそれ?
そして今期のなろう系で一番の注目といえば、帰って来たネタアニメ「キミ戦」の2期。リターン・オブ・ネタアニメ in 2025春ってな状況ですな。
去年の夏で放送がストップし、予定よりもうんと早く最後の戦場が終戦となったやつ。それがこの春帰って来ました。
いくら無様を晒そうが、最後の聖戦を何度でも始めようってならこっちも何度だって見て笑ってやる。かかってこい!
で、やっぱり絵が下手でしたな。去年あれだけ笑われたヤバい作画も一応はリテイクということになっているが、まぁ元々が酷過ぎる赤点だったのを及第点ギリくらいに持って来たくらいのことだからな。一般的に見れば低クオリティっすね。
再スタートしてからどこがどう変わったのかという作画比較を行っている暇かつ熱心なファンがいて、そちらさんのアップした動画にて変更の確認はしたが、まぁちょっとの改善で普通に見ている分にはそんなに気づかないかも。ていうか毎度思うけどタイトルが大袈裟過ぎて笑う。
こちらは制作サイドの仕事ぶりがネタりすぎているだけのことで、作品内容はまぁ普通に見れる。もっとシナリオやキャラがゴミっているのがあるから、クソアニ展開としては物足りないくらい。なんだかんだキャラに愛嬌があったりして楽しく見ている。まぁ悪くない聖戦でした。まだもう1月残っていて終わっていないけど。
再放送があれば古いやつのリメイクもあり。
「アン・シャーリー」「真・侍伝 YAIBA」の懐かしの名作カムバック現象もあり。
YAIBAは再放送で数話のみ見たことがあるくらいで、内容についてしっかり理解していない。うちにスーファミのゲームがあるくらいだから、これもめっちゃ古いよな。今回が初めての感じで楽しく見ています。
「赤毛のアン」は面白かったからハマりました。再放送で見たことがあるし、数年前にはBDで全部見た。アンのキャラ性が強烈過ぎて人間としてかなり面白い。あの暴れん坊な性格には好き嫌いが分かれそうなものだが、退屈しないという点では皆さん共通意見なのかも。今も昔も普通にヤバいアンの物語を見るのが好きなので、令和版も楽しく見るっす。
話題の新作、続編なら「炎炎ノ消防隊 参ノ章」「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」「ウマ娘 シンデレラグレイ」が気になるところ。
炎炎ノ消防隊はキャラも良いし話も好きなんだけど、新作が全然来ないなと思っていたらやっと来たな。これもコロナで騒ぎ始めたくらいから始まったやつだったような。もう結構歴史が長いものになったな。
ガンダムジークアクスはキービジュ段階からも気になった。なぜってキャラデデザの意外性よ。作品によって絵も世界観も変えてくることならこれまでも普通にあったが、今回はまた思った以上に大きく絵柄が変わった感じかも。前期のアクエリオンの新作程ではないが、こちらもなかなかの変わりよう。下手ではないが上手な絵でもないような。インパクト強めな変更。
昨今のシリーズの「水星の魔女」「復讐のレクイエム」に次いで今回も女子主役体制で行くのか。まぁギャルがロボでドンパチしたって悪くない。
私が贔屓にしているホロライブの歌姫 すいちゃんこと星街すいせいちゃんが主題歌を担当していることもあって注目枠ですね。
なろう系ほどの高い数値を叩き出すことはなくとも、こちらもやればコケる滑るの高いクソアニメ率を出しがちなのがスマホゲーのアニメ化。そのスマホゲー関係アニメに革命を呼んだのが「ウマ娘」。
こちらも早いもので1期から数えて7年ほどが経過した。うまぴょいの歴史もここまで来たのか。しかも今回のは深夜でなく夕方放送の地方戦。
他シリーズだとたまに画面端に映ってはめっちゃ飯を食っているだけの隠れミッキーのような扱いだったオグリキャップが、こちらではメインキャラに据えられている。
こういう視点変更で新しくウマ世界を描くことが出来るのね。皆が主役になれるウマ世界ならではの世界観の広げ方だな。これなら毎度主役を変えて別シナリオで何作でも出来るやんけ。 この春もうまぴょい出来て楽しそうです。
萌え~なギャルの日常ものも集まってきた。
「ざつ旅-That's Journey-」「日々は過ぎれど飯うまし」「mono」、こちらの3作は可愛いので視覚的に癒やされます。
でも中身はギャルが集まってなんかそこらをブラブラする事で共通しているため、どれがどれだったか記憶がごちゃ混ぜになってしまう。まぁ混ざったままでも問題ないのでどれとも楽しくやっていきます。3作揃って全部雑旅だったな。
昨今のクソアニメなんかを見ていたら「これなら話も絵もAIでやっちゃえばいいじゃん」と思えるものがわんさか出てくることがあるんだけど、半分冗談で思っていたそれがマジになり、今期は遂にAIで作るアニメも出てきた。
それが「ツインズひなひま」。1話のみの放送で既に放送済み。しっかり見てきたが、まぁこれはなんとも言えない世界観で。
AIとアニメ、2つの要素に可能性を感じる実験的な試みでしたね。企画自体はとても面白いものだった。
まぁ人間が、AIがという事など関係なく、そもそも作らなくていいじゃんという困ったアニメも多くある昨今なんだけどね。
今期は魔法少女枠も元気。もうこの手の枠なら白黒アニメのサリーちゃんの時からもオタクが集まってくるから。オタクはホントこういうのが好きよね。まぁ私もそうなんだけど。
「ウィッチウォッチ」「おいでよ魔法少女村(不法占拠)」「前橋ウィッチーズ」「ある魔女が死ぬまで」が魔法系。
それぞれノリや系統は違えど魔法系ではある。特に「魔法少女村」は、タイトルから予想したのと全然違った。
あと「スライム倒して300年」2期もその要素が薄くて忘れがちだけど、一応主人公は魔法使い女なんだな。あちらもまた随分薄口ななろう系でして。
ラブコメ枠もしぶとく生き残っている。昨今はなろう系の出来が悪いばかりでなく、ラブコメも当たり外れの落差がすごくて結構荒れ地状態だよな。それでもラブ、コメディ、それぞれを生き甲斐にしてきた私はやっぱり見るのだ。
「阿波連さんははかれない season2」「紫雲寺家の子供たち」「男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)」「履いてください、鷹峰さん」あたりがそうかな。それと魔法少女枠にもなった「「ウィッチウォッチ」」もラブコメっている。
まぁ4月はラブも捗る時期だからコレ系が色々来るのも分かるっちゃ分かる。
「阿波連さん」は随分久しぶりだな。阿波連さんレベルで距離感が測れていない厄介ムーブヒロインが出てくる「男女の友情」も結構ネタ枠だな。
「紫雲寺家の子供たち」なんて、設定もタイトルセンスも一昔前のギャルゲーみたい。タイトルからサターンで出たゲームの「野々村病院の人々」を思い出した。
また何匹目の五等分の花嫁を柳の下に求めてのことだろう?と思って見ているのだが、ヒロインズがとにかく可愛いので視覚的には癒やされてOKっすね。
最近のラブコメだと「メダカわ」「甘神さん」と絵が下手なのが連続してガッカリすることがあった。ヒロインを綺麗に可愛く描かないことには何も始まらないラブコメにおいて、今作はひとまず及第点突破です。
「鷹峰さん」にはラブコメ世界でのクソアニメ的可能性を感じている。コレ、注目しています。
この作品、とにかく設定からお話の進行までめっちゃアホなんだよね。その振り切り具合や超清々しい。
どうせバカなのに嘘をついて真面目ぶっていたことが剥がれてしらけるよりは、最初から「俺はバカなんだ。そうと知った上でかかってこい!」の勢いで構えてくれる方がいっそ清々しいってものだ。どうせバカなら気持ち良く、そのノリでいるヤツが好きです。
スケベでおバカなこのアニメのノリはアホいとは思うが、それが嫌いじゃないから見てしまう。良いです。これくらいかっ飛びスケベバカな方が気持ち良い。
鷹峰さんが完璧才女のガワを被ったスケベアホ女なのも段々面白くてクセになります。
なろう系がのさばって久しい中、どんどん減って行ったのがギャルゲーアニメ。ここ10年くらいでもうんと数が減ったような。
そんな中で始まったkey作品の「Summer Pockets」には期待。なんか綺麗な田舎島で可愛い子ちゃんとよろしくやっていて楽しい。このいかにもギャルゲ世界ですよ~を言ってくれている感じが心地良い。
ゲームを持っていないために本編をプレイ出来ない中でも歌だけは聞いていた。ゲーム世界を想像しながら何度も聞いた「アルカテイル」がアニメOPで聴こえて来た時にはちょっと感動。ていうかこんなことを言っていたら貧乏で可哀想な子かよって感じだな。決して裕福ではありませんが、貧乏という領域に踏み込んだこともありません。というイキきらないマウントの取り方。
そんなこんな今期もクオリティの振り幅広く何でもござれだが、それらが何でもイケる口の私は全部をしゃぶり尽くすのみ。この春も花見をした後にはどっぷりアニメ漬けに限る。
じゃあ夏まではこいつらと楽しくやって行きますかな。6月終わりにはそれぞれについてもっと濃く深く振り返りますかな。
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