うわ~この秋もアニメがいっぱい。でも夢いっぱいではなく、夢も希望もない作品もちょこちょこ。
そんな中でやっぱり言いてぇ~アニメ感想~。ホント、オタクってのは感想を言わずにはいられない思考の生き物。思考する、それ即ち生きている証。そしてそれをしている間こそ生命における財産。
つうわけで今日も己の中に生命の躍動を感じつつ、財産を増殖しています。楽しい毎日となっております。
ちょっとだけの感想なら前回で終わらせたのだけど、まだまだ気になるアニメがあるんだなコレが。秋の新顔は気になる子大集合です。
今期はこっちのツッコミが冴えちゃうクソアニメ、ネタアニメが色々あって疲れはするけどそれはそれで充実。脳内活性化が進みます。
それでは好き嫌い問わずただ気になるヤツらをちょっとだけピックアップしていこう。年末まで油断せずアニメと共にやっていこう。
アルマちゃんは家族になりたい
スパイはしないがこれはこれである意味「SPY×FAMILY」。本家SPY×FAMILYなら今期に第3シーズンが展開中。そちらもセットで見ています。
アルマちゃんの戦闘能力は大変高く、初回で見せた戦闘シーンはまるでガンダムSEEDのよう。なんか可愛いチビが来たので、今期はアーニャと共に彼女のことも愛でていこう。
大人の男女、ロボのガキで疑似家族をしていくのはどこぞのスパイ一家と同じこと。どこの偽物家庭にも始めるにあたって色んな都合があるようです。
可愛い娘やイケてる配偶者が欲しいオタクは、家族形成への予行演習(イメトレだけ)として見ると良いでしょう。
ある日、お姫様になってしまった件について
中華アニメの日本語吹き替えらしい。普通に見て行くと女主人公なろうって感じ。最近は中華、韓流のアニメも結構流れて来るんだよな。でも中国、韓国の違いが結構分かっていないからとりあえず外国だけどどっちの国なんだ?となりがち。
今期は日本なろうでも令嬢系とかの女主人公なろうが謎に多い。それらよりこっちが勝っている現状にちょっと注目。
まずびっくりなのが、なろう系にしては絵が綺麗。なろうにしては破格の待遇である。ヒロインちゃんも可愛いし、なんだかんだ楽しく見れる。思った以上にまともなろう。これの後に今期の日本の令嬢なろうを見ると絵が下手だな~となる。
諸星すみれが金髪の可愛い子ちゃん主人公を演じることで、アイカツの星宮いちごちゃんのことを思い出す。そうして心がホットになる想い出も抱きながら見ていきます。
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
なんか変ななろう系がまた始まったな~と思いながら見ていく。なんか暗い感じで湿気があるアニメだな。もっさい主人公くんの髪型が好きくないし、あの髪質に湿気が多そう。
これをどこが作っているのだろうと思ったら天下のサンライズさんじゃないか。数多のロボットアニメに舞-HiMEシリーズにラブライブ、我々が青春でお世話になった名作を手掛けて来た大御所が、今の世ではなろうアニメなんか作っているのか。この現状についてはなんというか、あんまり良い思いはない。おそらくこちらがサンライズ制作アニメ最底辺枠に入るのではなかろうか。つうわけで歴代サンライズ作品の中で明らかにおもんくないのだが、になっている。
作品内容よりもサンライズの今のお仕事状態にばかりに感想を持っていかれる枠だった。
ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール
おぉ!2クール目はもっと熱気がこもっている。
海外からヤバそうなヤツらが次々と上陸。国内にも強敵はいるのに、海外勢も来るのかよ。これは我らがオグリちゃんがどうやってやりあって行くのか、序盤からもワクワクすっぞ。
で、始まって早々に放送休止週が来たので、早く走り出したい私の心が焦れて敵わん。
あとウマ娘でもプリティしない方針で行くためか、OP曲で男の声がするのが悪くはないが別段良くもない。いかにもアニメアニメした曲を声優達が歌う枠だと思っていたから、シングレからはそこの変更にちょっと戸惑う。主題歌にアニソンシンガーでなく一般歌手を当てるパターンには、アニメ業界に絞った政治的采配を感じてちょっと戸惑います。そんな戸惑いもウマ娘達と駆け抜けることで吹っ切ってみせましょう。
笑顔のたえない職場です。
思ったほどヘラヘラとお気楽に見れる感じのものではなかった。
割と泣きたい、逃げたいの思いが生まれる厳しい漫画家世界を描いて行く。早々に笑顔より泣き顔が見えそうなものだが、それも越えての笑顔ならもっと輝く。というわけでこのコミュ障漫画家先生の青春を最後まで見守って行きましょう。
にしても最近はそれが面白いと思ってのことか、コミュ障の女主人公が多いな。今年に入ってからも何人といただろ。まぁ漫画、アニメだから笑いものに出来るってものだが、実際だと男女問わずコミュ障人間のことは笑って見れんぞ。本人は当然だが、それを扱うこっちも何かと面倒で笑えないんだよな。という笑顔も絶えるリアルな感想なんて言わないの!
顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君
なんだこれ?太田くんの悪ふざけアニメになってるやんけ。
ちょっと悪ふざけが過ぎる太田くんのことは、おおらかな私でも3発くらいは殴っちゃうかも。でも全体としては楽しい感じだし、柏田さんとそのファンガをやっている田淵さんが可愛いので見ますね。
さわらないで小手指くん
すんばらしい!ナイスエロ&マッサージ。
タイトルで「さわないで」と言っているが、小手指くんがギャルを触らない事には何も始まらないアニメ。その肌に触れることから始まるナイスにおバカなスケベ物語。愛せます。
合法的にギャルの体の隅々まで触れることが出来るお仕事、それがマッサージ師。身体に触れずにマッサージなどどうして出来ようか。つうわけで小手指くんはその繊細な手指でギャルに触れまくるのだ。
別にマッサージとか体に触れる医療行為をエロだと偏った見方をするわけではない。だが、そこにエンタメ性と男子の夢を盛り込んがおバカにスケベな展開は笑えるネタとしてアリであって無しにするには勿体ない。つうわけでなかなかアリな枠ですな。
タイトルに反して小手指くんには最後まで触ってもらいましょう。頑張れ青春マッサージ野郎!
私はこのおバカスケベネタアニメを心底応援しています。
機械じかけのマリー
タイトルから一発で「時計じかけのオレンジ」を思い出したので、その縁で見ていこう。私はあの恐ろしいセンスで描かれれる怪作映画が好きだった。お~ルードヴィッヒ!
こちらはガッツリタイトル詐欺であり、お坊ちゃまが機械仕掛けだと信じたマリーちゃんは改造ゼロのガチ人間だった。そんな逆転の基本設定が愉快。
かと思えば、途中から嘘を本当にすれば良いの発想から本当に機械仕掛けのマリーも作って登場させるから笑う。機械仕掛けと臓物仕掛け、二種のマリーが楽しめるハイブリッドマリーアニメとなっています。
なるたけ人間感を殺してロボ女の振りをするマリー。それを演じた東山奈央の声が良き。
どこまで主を欺き、いつバレてどうなるのか。そこを楽しみに見ていきましょう。
SANDA
先日スーパー戦隊シリーズ終了の悲しいお知らせがありました。あれの原因の一つが少子化だと言及されている。このように子供が応援してくれないことにはどうにもならない産業がある。それはサンタさんもそう。サンタを信じてプレゼントを待っている子供がいないとこの商売も終わります。
そんな子供が激減した世界でこれまた激減してレアな存在になったサンタがいるという不思議な世界を描いたもので興味深い。世界観、設定が実に独特。あとは絵柄も。
国を作って行くのは大人だが、その次の世代を支えるのは子供なんだよな。いくら大人が頑張っても子供がいない国だと半世紀後くらいには終わりが約束される。そう思うと子供の育成は大事。そういうことを考えちゃう不思議な世界観の作品っすね。面白いっす。
クソであることが共通要素として被っているくそなろうと違い、こちらはこちらだけの独自性がある世界観があるため、他としっかり差別化が出来ていて良い。集団の中で自らを差別化する能力だってあればお得な処世術の一つ。
3年Z組銀八先生
何をやっとんじゃ銀魂。在りし日の青春バイブル「銀魂」のスピンオフ。スピンオフで本編とは関係のない学園ものをやるパターンってよそでも見るやつだよな。
銀魂は好きなアニメだったんだけど、あの昔の作品を今になってこのテンションと作風で再びやるのはなんというか……見てられないような。なんだか複雑です。
なんていうか、学校を卒業した同級生と数十年ぶりに会ったらすっかり年寄りなのにまだあの頃の学生服を着て現れたみたいな感じかな。まぁそんな経験無いんだけど。
シンプルに楽しいと言えるものでもなく微妙にして複雑な感じ。まぁ上手に完成した蛇の絵に足を付け加えるような愚行はすんなってことっすね。
しかしあの頃は生徒だったこっちが、今じゃ先生的立場になっちまったじゃんかよ。しっかりと時が刻まれてますな~。
素材採取家の異世界旅行記
まぁコレに関しては、見世物を仕上げるにあたって集めた素材が悪い。素材集めは、何かを作ろうって上で大事な過程なんですね。いくら腕があっても素材がダメなら完成されたものもやっぱりダメだから。やっぱこの世は素材なんだよ素材!
というわけで素材集めを舐めんな、それを舐めたら集めた先での物作りがなんともならないということが学べました。
ほぼ100%外してくるアルファポリス枠ということで、やっぱりそういう作りのヤツでした。まぁ今期クソアニメダービーの有望枠ですね。
ポーション、わが身を助ける
ちょっと前にやっていた「ポーション頼みで生き延びます!」というポーションが全く頼りにならずにすぐ死んだアニメを思い出す。タイトルの意味もだいたい一緒だろ。でもこっちの方が絵が可愛くてまともなアニメだった。
変なアニメ参戦率がやたらと高い本渡楓が主人公カエデちゃんの声を担当しているのがユニークな組み合わせ。声優の彼女のことは応援しています。
グノーシア
グループの中に潜むヤバい敵を論じて言い当てよの流れで行くSFチックな人狼ゲームもの。
世界観や導入部分を見るに、その昔我が父に推してもらったアニメ「11人いる」を思い出す。あれはアニメにハマって漫画も父から借りて読んだな~。という楽しい昔話が一つ。
それからコレってホロライブの人達がよくやっているゲームの「Among Us」みたいでもあるよな。つい最近もスバちゃんがオーナーでアモアス合戦をやっていてそれも楽しかったっす。
くそなろうなどの同期他作品とは差別化が叶っていることで、今期の中では目立つ枠。ちゃんと記憶分けが出来ています。
ループものでもあり、結局何回でもSF人狼をやらされる主人公が不遇ではある。推理を巡らせてやっとクリアしたのにも拘らず、またメンバーを変えて最初からに戻るのは理不尽なような。この人狼がいつまで続いてどのように終わるのか、そこを見ていこう。
いきなり出て来たグレイ型宇宙人くんには笑った。一気に世界観が割れるインパクトあるキャラだった。
セクシーギャルのSQちゃんも気になるのでしっかり見ていこう。SQを演じる鬼頭明里の尻軽系ポップ女子の喋りが大変良い。
うざいラキオくんは毎度即追放組でウケる。ひぐらしで言うと富竹ジロウみたいな枠で笑う。
ワンダンス
吃音症の少年がダンス部で踊って青春の汗を流す物語。爽やかな部活青春ものって感じで今のところ良い感じなのではなかろうか。
ヒロインの湾田さんを演じる羊宮妃那は、今期だと複数の学園ものに出ている。同時に出ている「千歳くん」が荒れたネタ枠だったので、そこと比べるとこちらは安全地帯だと言えよう。千歳くんはヤバ面白いネタ枠。
ダンスの良さとスキャットマン・ジョンのすごさを伝えた作風のようです。こちらも最後まで見て行こう。そして湾田さんと踊る楽しい秋にしよう。あとスキャットマン・ジョンのあの歌は何回聞いてもちゃんと歌えないのはあるある。
まとめ
やっぱり多いな~。秋も新作ラッシュがすごいことになっているからこっちも避けるのが忙しい。アニメを見ながら戦うボクサーの心です。
この数をさばけるのも若さと元気によるところが大きい。あとは燃えるアニメ魂が叶えている。
私が年寄になるに向けて全体の数は減らして頂きたいものだ。あと多い分には当たりが少ないことから下手なくじみたいになっているやんけ。いや、それはそれで商売的に上手くて美味いのか。
本来秋にやる予定だった作品があと5本か6本あったらしいのだけど、昨今流行りの「万策尽きた~」現象によってお流れになったとか。減ったところで十分多いのだから、それはそれでこっちが助かったかも。
いや~しかし今期はネタ枠が多めでそっちの意味合いでは面白い。
中でも今期最強のネタ枠にして問題作は「千歳くんはラムネ瓶のなか」だと思う。あれは良い。あの痛さが一周して心地よい。諸々込みで今期最強枠の一角だな。
もっと真面目かと思ったら意外にもネタっていた。それも狙いなのかマジでやってああなのか、制作サイドの本音がどっちか不明なんだよな。
ネタ要素6、クソ要素3、なけなしの文学性1の割合で10になる作品だったな。毎週の放送後に荒れるオタクコメントを見るのもまた笑える。マジですごい糞味噌に言っていて、私が作者だったから8割はおもろいけど、2割はムカつく&傷つくような感じになると思う。
本来ならもっと酷評の嵐の被害に合っていたであろう低クオリティ作品も今期には集中している。だが今期に限っては「千歳くん」がオタクからの文句を一手に担う形となったことで、そいつらが安全に済んでいる。「千歳くん」は必要悪であり、正義でもあった。千歳くんに助けられたクソアニメがたくさんある状況がちょっと面白い。今期クソアニメを仕上げた各社は千歳くんに感謝した方が良い。
野原ひろしが飯を食うやつとかも良い感じ。低予算で最大限笑かしに来ているところには、くそなろうに近いソウルを感じる。アニメにはそういうエンタメもありだから。まぁそっち系の数が多すぎると問題だが。
曲者も結構いることから、つまらん思いをしても全くの退屈で終わることはなさそう。
年末に全ての放送が終わった時に再度本格的な振り返りをしようと思う。それまで色々楽しめそう。
全体として見れば不作期に部類するのだろうが、個々で面白いのを拾って行くことも出来るので全部が全部捨てたものではない。この秋は波乱なことになるな~。
相変わらずちょっとの感想のつもりがめっちゃ言いたいことがあり、カット分少なく書いちまった。オタクとは語りたい生命だからな。アニメを見れば喧しく好き勝手語りたいヤツが多いのよ。これについて自覚のあるオタクさんは多くいることだろう。
では年末にまた濃いめのアニメ感想でお会いしましょう。アニメは人生だ。
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