こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

携帯機器で帰ってきた伝説シューティング「ダライアスR」

ダライアスR」は、2002年発売のゲームボーイアドバンスソフト。

 

 本作は伝説のシューティングゲームダライアス」をゲームボーイアドバンスに移植したものである。あの名作を携帯できるなんてとっても素敵なことじゃないか。

 

 人生を歩んでいると、よく分からない周期でシューティングがやりたくなる願望に襲われることがある。それがこの年明けに来たのだ。

 そこで手に取ったのが、お兄ちゃんの遺産(遠い未来にそうなる)の中にあった本作「ダライアスR」である。まず思うのが、こんなのが世に出ていたんだってこと。それも20年も前に。しかし、ジャケットがマジで格好良いなぁ~。

 発売した事を知らなかったので、20年前のゲームだが初めて見た。これはブックオフとかでも見たことがない。数がたくさんは出なかったのかな。駿河屋で調べてみると、めっちゃ高く売っている。

 コットンシリーズをはじめ、ちょっと前に遊んだ「弾爵」「マーズマトリックス」などのシューティングは後にプレミア化するパターンが多いな。日本人ってシューティングが好きだものな。

 

 ちなみに、シューティング、ホラー、ギャルゲーをまずやることのないお兄ちゃんがなぜこんな物を持っていたのか尋ねてみると、かつてバカをやった仲間から借りたまま返し時を失ったと言っていた。世に言う借りパクってやつだな。コレに限っては返すことなく私がもらえば良いと思うが、世の中の皆さんは、借りた物はきっちり返すことを心がけて欲しい。 

 

ダライアスR

 

 まずは肩慣らしに一面からスタートだ。と思ったら慣れる前に肩も潰れてあっという間に死んだ。ムズッ!まじか、初っ端からきつい。笑えるくらいすぐに死ねた。

 おかしいな、かつてPCエンジン版を遊んで確かにムズくはあったが、こんなにだったっけ?というか私の腕が落ちたのか?そんな事を思ってちょっと落ち込んだ。

 

 落ち込みから復活してプレイすると、コレは慣れだなと分かる。

 このゲームはアイテムを取って攻撃、防御共に強化できるので、覚えてアイテムを取っていれば序盤はキツイが後半は楽だ。

 ぶっちゃけ、一面で一番死んで、後はスムーズに行けた。

 ラスボスに到達する時には、笑えるくらいこっちが火力アップして弾幕も濃くなっているのでサクッと倒せちゃう。

 

 ダライアスの見どころとなる仕掛けといえば、画面一杯に映り込むデカイボスだ。それも海の仲間達をデカく象った連中ばかり。魚介好きの私には嬉しい。ボスは格好良いぜ。

 強化が間に合っていない段階に対峙することになる一面の魚のボスに一番手こずった。

 

 ボスには口を開けた時など、常にではなく、タイミングを待たないとダメージを与えることが出来ないヤツもいる。このタイミングを待つのがちょっとストレス。サクサクと連射でターミネイトとはいかないのだ。

 

 シールド強化を行えば、通常なら一撃即死のところを数発食らっても耐えられるようになる。なので、シールドを強化していれば、最悪ゴリ押し連射でなんとかラスボスまで行けるっぽい。

 

 久しぶりのダライアスで、そうだったそうだったと思い出したことがある。

 ダライアスといえば、ボス撃退後には上下に道が分かれてステージ分岐を行うのがお決まりだ。これを忘れていた。

 なんとなく何も無い時には真ん中にポジションを取るプレイをしていると、ボス撃退後に登場する分岐のための石壁にぶつかって、マジに無駄に1機失うことになるので注意だ。私は初回プレイで見事に中央分離帯に1機持っていかれた。

 あまりにも前進していると、次に出てくる坂道の岩壁に当たって死ぬこともある。ステージ分岐のここでもダメージもらう仕様はなんとかしてよって思う。頑張って一回も死なずにボスに勝った後に、あの真ん中の石に殺られたらヘコむわ。PCエンジンの時にも感じた懐かしきがっかり感を思い出した。

 

 原作がもっとワイド画面対応だったためか、アドバンスだと上下が画面に収まりきっていない。そこはスクロールすれば見える仕様になっている。床と天井に張り付いた敵が見えない状態で戦うのでちょっと厄介。

 

 やっぱり携帯ゲーム機だから音の面も弱いのか、なんか音がしょぼい。BGM、着弾音含め、こんなにしょぼかったっけと思ってしまう。

 

 携帯ゲーム機用にギュッとコンパクトにしたためか、ステージ数もちょっと少なめ。クリアまでよりスムーズにいけるようになっている。この点はビギナーには良いのかもしれない。

 

 そんなこんなで、サクッと遊べる帰ってきた名作だった。まぁ帰還から20年経っているけどね。

 

 シューティングは、人生のちょっとした箸休めに持って来いな良いコンテンツだ。

 

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次の関係に進むドキドキ感が良い「メモリーズオフ6 Next Relation」

メモリーズオフ6 Next Relation」は、2009年に発売されたゲームソフト。PS2Xbox360、それぞれで同時発売された。

 このくらいの時代からは、PS2と肩を並べて360の方も勢いづいていたと分かる。

 

 翌年の2010年にはPSP版が発売。そして2013年には「T-wave〜」「 Next Relation」を一緒にした「メモリーズオフ6 Complete」がPS3、Vitaで発売。今ではNintendo Switchでも遊べる。

 

 発売当初から現在になっても多くの人が簡単に遊べるくらい顔の広いメモオフシリーズになっている。6は絵柄的にも中身もかなり現代人向けで良いのかもしれない。

 

 ジャケットがめっちゃ可愛くて良い!というわけで、PS2Xbox360PSPPS3それぞれで出た初回版をとりあえず確保して来た。中身は同じものだけど、良いものなのでコレクター意欲も湧くためゲット。今度はVita版も欲しいな。ちなみにPS3版まで買ったけど、PS3とVitaの本体はまだ持っていない。

 

 今回はお布団の中でラクラク遊べるPSP版をプレイ。PSPはギャルゲー携帯マシンとして今でも神がかってすごく使える。しっかり現役である。

 年末には、劣化して効きが悪すぎるボタン交換も終えた。この状態でなら快適にワクワクドキドキモエモエなゲームを楽しめる。

 

 12月中旬からスタートし、年内クリアを目指していたのだが、やはり年末は忙しくてゆっくりとプレイする時間が取れなかった。そんなこんなで年明けちょっとの所まで持ち越してのプレイになった。

 

メモリーズオフ6 ネクストリレーション(限定版)

 

 メモオフ4でも5でもファンディスクが出たが、今回はファンディスクにしてはボリューミーで、ちょっとのおまけのストーリーどころではない。これまでのように本編のヒロイン3人選抜ではなく、6のファンディスクはヒロイン5人が皆集結する。それぞれの物語がたっぷり語られるが良い。

 5人コンプで20時間ちょいかかった。こんなにたっぷり遊べるとは想わなかったぜ。

 

 本編だとりりす、智紗のツインヒロインがメインぽかったけど、実を言うと他3人の方が好きだったり、話も気に入っていたりしたんだよな。なので、誰かが外されることなく皆集結出来て良かった。

 

 聴いた話によると、元々はクロエ主役のファンディスクを出す予定だったらしい。その名残もあってか、クロエのルートが一番ボリューミーだったような気がする。特にクロエ推しの人間には、やる価値がある続編になっている。

 

 本編は秋風に踊る恋物語が描かれたが、今回はそこから半年間進んだ夏空の下でもっときらめくキュンキュンラブが味わえるのだ。

 皆が夏服で登場するのが眩しい。りりす達学生キャラの半袖制服も新鮮で可愛い。

 

 本編での5人ヒロインとのエンドのその先を描いた5本のシナリオが楽しめる。タイトルにある「Next Relation」の通り、男女が次の関係へとステップアップしていくワクドキな過程にキュンキュン来る作りになっている。

 

 本編だとまずは智紗を振り切って次の恋を始めるという精神的にキツくしんどい時期があったが、今回は最初から各員とお気楽にラブラブ状態から始まるでのとにかくストレスが少なくて良い。

 本編ではイチャつきが足りないなぁ~てところで終わっていたあのヒロインとの先が見れるのが純粋に楽しい。

 5人共とかなりいちゃつける。夏祭り、旅行などのデートイベント、そして5人共に水着イベントがあるのも良し。

 

 ヒロインとのキュンキュンする夏物語の他には、主人公 志雄の精神的な変化にも注目できる。

 あれだけ揉めた父と和解し、父はりりすの母としっかり再婚している。ここからはりりすと義兄弟になっている。その点は新鮮。

 3年生に進級した志雄が、自分の進路と向き合う成長の物語も描かれる。

 個人差はあれど、大方の場合青春の成長スピードはとっても速い。そりゃ女子といちゃついただけじゃ終わらないわな。

 

 

 では、キラキラ光る眩しい夏を彩った各ヒロイン達との恋物語を振り返ろう。

 

 まずは鈴に襲撃を受け、そのすぐ後に表示される5択で5人各員へのルート決めを行う。共通シナリオは短く、各員のルート突入はとても簡単。誰を選んでも最初のちょっとだけは鈴とお楽しみルートが待っているので、そこは嬉しい。

 

 ここから攻略順に振り返る。

 

稲穂鈴(いなほ すず)
声 : 田中理恵

 相変わらず小説を書く筆の進みが遅いらしい。それをりりすにとっちめられている。

 

 このお姉さんは前回と同じく一番のお色気要員。ボディの作りが凶悪なんだな。

 おっぱいの谷間も見えれば、下乳が覗くシーンもありで、目のやり場に特に困らることなくそこをしっかり見てしまう。入浴シーンもありで、これにはドキドキする。田中理恵の年上クールギャルボイスはハマっているなぁ。

 セクシーさも良いが、打って変わって落ち着いた感じの見える浴衣姿でのデートも良かった。

 

 鈴のバイクにニケツしてラブラブ旅行に繰り出す。

 途中のパーキングエリアで知らない男から鈴がナンパされる。このイベント後に、もっと早く助けてに来てほしかった的な萌える要求を出すのにはしっかり萌えた。可愛い。

 

 鈴の運転がかなり荒いという点を注意したら結構揉める喧嘩展開に入る。なんだかんだを乗り越えた末に、混浴風呂に入ってラブラブするのは良かったぜ。

 

 旅行先の宿では、夏の期間限定で信がバイトしている。こんな遠くに来てまさかの姉弟共演が楽しめて良かった。

 プレイ途中で忘れそうになることもあるが、そういえば信の姉なんだよな。こことくっつくと信と身内になるからなんか複雑。

 

 ラストでは志雄が無事に大学に進学し、バイクの免許も取り、鈴の後ろではなく、横に並んでツーリングを楽しめるようになっている。

 二人が横並びになるというこの距離感の変化は良いではないか。年齢ではどうしようもなくとも、精神的には年上のお姉さんに近づいて並びたいという少年の背伸びしたい心理が見える感じも良かった。

 鈴も信も年上の教師に恋したませた姉弟で、志雄もそうだったから、皆結構似た者同士。

 

春日結乃(かすが ゆうの)
声 : 宮崎羽衣

 ビジュが上がってはいないか。基本の立ち絵がパワーアップしてもっと可愛くなっている気がする。彼女も半年の間に良い女になったようだ。

 

 結乃のハキハキ喋ってややサバサバ感もあるヒロイン性は良い。同級生にいたら好きになりそうなタイプでとにかくハマる。声も良い。

 

 学校を出て制服を脱いだ私服の結乃が見れるのも良い。私服のセンスがとても良い。スタイルも良いんだよな。結乃めっちゃ可愛いな。

 

 私服だとへそ出しルックなのが意外。今回だと鈴、りりすも私服がへそ出しだったな。いくら暑い夏とは言えど、この地のギャルはこうもへそ出しがスタンダードなのか。私のリアル生活なら、夏でもへそ出し女は多分見たことがない。

 

 本編と同じく、結乃との恋は、二人の共通の趣味であるラジオをキーにして進んで行く。本編も楽しかったが、今回でも結乃のシナリオが一番好みだったかもしれない。

 今回は二人でラジオ番組を作る事となり、ネタ集めであちこちをデートして楽しむ。がしかし、番組作りの過程で揉めたりもする。そこのところを乗り越える点も見どころ。

 

 本編の文化祭でも恥ずかしい公開告白をした志雄だが、今回でもラジオ番組の発表会の中で、また結乃へ向けた恥ずかしい公開告白を見せてくれる。この恥ずかしさ、嫌いではない。むしろ良し。

 

 今回は鈴と結乃の絡みが見えるのが新鮮だった。二人の意外な共通点がバイク乗りという点。実はデカいバイクも乗れる免許を取っていた結乃が、志雄を後ろに乗せて亨のバイク、通称アンジェリーナを飛ばすシーンが印象的。

 事故ってアンジェリーナの一部が破損してしまい、それを見た亨が「アンジェリーナァァァ」と悲しみの叫びをあげるところは笑えた。

 意外にアクティブでじゃじゃ馬なところも見せる今回の結乃は必見。

 

 基本ラブラブで行く続編なので、やはり基本は安心な作りなのだが、この結乃ルートだけは危険が潜んでいる。

 他のヒロインならノーマルエンドとグッドエンドがあって激しくバッドはないのだが、こちらでは、なんとあの神奈とくっつくことで、結乃と破局する流れも用意されている。

 まさかの神奈が上がってくるエンドも作るとはな。それはそれで面白かったが、結乃を退場させるオチにもなるからな。攻略ヒロインに神奈を導入したことについて、当時ファンはどう思ったのだろうか。結乃推しにとって、コレはきつい未来じゃないのか。

 神奈オチに持っていけば、一つのバッドは次のグッドへの入り口と思える希望が見えたりもする。

 

 このルートでルサックに行くと、過去作の愛しきヒロイン仙堂麻尋が登場する。

 志雄と結乃の恋人関係やラジオ番組作りについて結構首を突っ込んで来る世話焼き姉さんのポジになっていて、二人には微妙にウザがられている感じもしたりしなかったりもする。前作メインヒロインの貫禄がいまいち感じられない麻尋の程よいポンコツさが良いんだよな。

 

嘉神川クロエ(かがみがわ くろえ)
声 : 後藤邑子

 今回はここが真打ちで良いのだと思う。シナリオは濃厚であり、彼女の人間性、ヒロインとしての萌え度を本編以上に掘った点も良かった。

 

 クロエ先輩は高校を卒業し、志雄が生徒会長を引き継いでいる。志雄も出世したものだ。

 年下の結乃ルートの場合だと彼女を残して学園を去ることになるし、クロエの場合だと置いていかれる。年の差カップルだとこうして離れ離れになるので、不安にならないのかな、とか思いながらプレイしていた。

 

 互いにちょっぴり大人になった状態で、本編同様またプチ同棲が始まる。これはドキドキする。

 高嶺の花だったクロエ先輩から強い彼女感、嫁感が漂うにのにグッと来る。めっちゃ可愛い。

 

 志雄の家庭環境は一般のそれとは違ってやや複雑な感じになっているが、それはクロエも同じこと。

 本編で語られたクロエの母エリーゼがこちらでは家庭に帰ってくる。父と寄りを戻して母が帰った来たのは良いことだが、これまで開いた心の距離からクロエは家に居づらくて苦悩する。おまけに、ここへ来て母が妹のノエル作って帰って来たので、新しい関係作りに躊躇する対象が一人から二人に増える。

 多感な時期にある複雑な乙女心を掻き乱す予想外のダブルパンチが入ったことで、さしものクロエもやや現実逃避モードになる。そんな複雑な状況下で、自分を頼ってくれるクロエを前にすれば、志雄もキュンキュンするのだった。良いシチュだよな。

 

 色気ある母を演じた折笠愛の芝居も印象的。良い声だな。

 母の得意料理であり、それゆえクロエのトラウマ料理にもなったピーマンの肉詰めがキーアイテムになっている。ピーマンの肉詰め、めっちゃ美味くて好きなのに。母が出て行ったとしても、私なら普通に食っちゃうと思う。ピーマンの肉詰めにクロエの喜怒哀楽が見える家庭の味の染み込んだ見ごたえあるシナリオ展開だった。

 

 メモオフなら他シリーズでも登場キャラの家庭の不和を扱ったものがいくつかある。青春の悩みは学校などの外の世界だけに限らず、むしろ内側の家庭にこそ濃いものが存在しがちだ。そこをテーマに扱うのは、メッセージ性として強いものがあって良い。

 

 このルートではクロエにキュンキュンするに留まらず、彼女の妹のノエルにも注目できる。無邪気なようで結構図太い感じもするノエルの天使感は良き。

 当時はガキだったノエルだが、ここから10年くらい経って発売されるメモオフ8では、攻略ヒロインとして再登場を果たすことになる。当時のファンは、このような時を超えた嬉しい再会が未来で待っているとは予測出来なかっただろう。8はおろか、7もやっていないのだが、いつかはしっかり素敵なレディになったノエルとの楽しい青春が送れるシリーズも楽しみたいものだ。

 

 クロエ先輩の水着姿はエロさよりも神々しさが勝っているので、ありがたいものとして拝めた。

 

箱崎智紗(はこさき ちさ)
声 : 平野綾

 今回の智紗は夏の女感満載。それが如実に見られるのが、髪型をポニテに変更していること。清涼感、清楚感が以前よりも増している。ポニテはやっぱり良い。

 

 このルートでは智紗と旅行デートに出かけられる。それも志雄の両親の新婚旅行に同行する形である。

 志雄の父とりりすの母を前に、彼女連れのデートとは、色々気まずい。これってかなり変わったシチュだよな。面白そうだとは思うけど。

 

 実は親の許可なく志雄と旅行している智紗の意外にも思い切った言動が見られる。そこまでするくらい旅行を楽しみにしていてくれたのかと思うと嬉しいではないか。

 

 旅行先の旅館ではアルバイトの信の出番がちょっとある。二人を煽るために、カップル用のダブルの布団を仕込むいたずらをかましてくる。信のこのアクションはグッド。

 

 例の事件で智紗に刷り込まれた水へのトラウマについて更に踏み込んでいく展開も印象的。楽しいばかりの旅行ではなく、ちょっとのシリアスドラマもありだった。

 

 気遣いで優しい智紗が、自分よりもこちらを優先して動くことに引っかかりを覚える志雄の心が濃く見えた。もっと恋人らしく精神的に対等になりたいと願う志雄の心には、共感出来るものがあった。

 

遠峯りりす(とおみね りりす)
声 : 新名彩乃

 りりすの夏セーラーはめっちゃ良い。

 

 このルートでまず気づくのは、りりすってこんなにおっぱいあったけ?ということ。私の気のせいで、元々このサイズだったのかな。本編から半年後の世界を描く続編なので、その間に成長したのかもしれない。いずれにせよ良い。

 そんなりりすのおっぱいを話題にするシーンが序盤にある。おっぱいばかりに注目する志雄にちょっと色っぽく「へんたい」と言ってくるりりすも何か良かった。

 

 幼馴染だから恋人になったといってもなあなあの関係が続く流れを変えてくれるイベントが二人きりの旅行。鈴、智紗、りりすルートだと信が働く旅館がある地が舞台になるんだな。

 

 本編だとりりすのデレるターンが少なく全然足りないぜと思っていた。開放的な旅行先での空気に触れて、志雄に対する好き好きアピールが強めになるりりすに萌える。

 

 旅行先では湖で遊ぶシーンがある。ここで見せるりりすのピンクの水着姿がめっちゃ可愛い。普通に巨乳だな。

 こうして振り返ると、6のヒロインは意外にも皆巨乳だったんだなと気づく。りりす、智紗、結乃あたりは見た目から巨乳の感じがしないのだが、ちゃんとあるんだよな。

 

 旅行先でりりすが志雄にもらった指輪を失くしたことで、二人の仲がやや冷めてしまうイベントもあるが、そこらへんをなんだかんだと乗り越えた先で迎えるりりすの誕生パーティーでのキスシーンは美しい。最高に美しいキスで飾るハッピーエンドは後味が大変よろしいものとなった。改めてりりすはめっちゃ推せる。

 

メモリーズオフ6 ネクストリレーション(通常版)

 

 各ヒロインとのキュンキュンする夏の恋をたっぷり楽しめて大変満足した。こんなにボリューミに-ちゃんと仕上げて来るとは予想外だった。

 ハッピーエンドの先で聴ける彩音の歌う「ずっと一緒に もっと遠くまで」はめっちゃ良い。本編ED曲の「プリミディア」も良い曲なので最近はセットで聴いている。

 秋口の穏やかさを感じる「プリミディア」の曲調と違い、「ずっと一緒に もっと遠くまで」には爽やかな夏を感じる疾走感がある。どちらも最高に良い。

 彩音の楽曲にも支えられているシリーズだよな。

 曲もゲームもとても好きになれるもので良かった。

 

 

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昆虫と人類の魂をひとつに「重甲ビーファイター」

重甲ビーファイター」は、1995年2月から1996年2月にかけて放送された全53話の特撮テレビドラマ。1年もので53話とは、微妙に放送回数が多いぞ。

 

 先日視聴した「ブルースワット」がとても楽しかった。ならば、その次回作となるビーファイターも見るしかない。という自然な流れでビーファイターを全話視聴。年末から年始にかけて楽しく拝見した。それにしても毎年変わらず正月は楽しかったな~。

 

重甲ビーファイター VOL.1 [DVD]

 

内容

 時に199☓年、地上の昆虫達が、かつてないざわつきを見せた。それに気づいた学者達は、地球に大きな影響を及ぼす危険が迫っていると判断する。がしかし、虫が動いたから何だと言って、政府の人間達は学者達の研究を注視することはなかった。まぁ分かる。

 そんな虫の知らせ通り、異次元からジャマール帝国という悪い奴らが地球に攻め込んで来る。

 人類が開発したパワーアーマーに、地球の平和を願う昆虫達の魂が合わさった最強アーマー「インセクトアーマー」が完成する。これを身に着けて戦う若き3人の戦士達がビーファイターである。

 地球侵略を企むジャマール帝国を討つため、ビーファイターが勇ましく立ち上がる。

 

 という熱い内容をたっぷり53話楽しむ事が出来る。

 

感想

 前作の「ブルースワット」が異色かつマニアックな作りだったのに対し、今回は原点回帰といった感じの作風になっていたと思う。

 人間や昆虫が共に暮らす地球環境を大事にしようという内容もそれとなく伝えたエコな作りにもなっていた。

 

 登場ヒーローのビーファイターの三人は、メタルヒーローの名に相応しくメタリック感のあるデザインで格好良い。とにかくコレに尽きるというのが、ビーファイターがめっちゃ格好良いこと。

 子供がパッと見比べたら、絶対にブルースワットよりもビーファイターの方が格好良いと思うだろうな。

 エクシードラフトみたいに、各員がしっかりカラー分けされている。青、緑、赤のボディの戦士達はしっかりバエる。

 

 各員専用武器があり、それぞれ必殺技もあってバトルの見せ方は前作よりも派手。

 後半でパワーアップして羽を広げたブルービートは超格好良い。

 

 各員が巨大メカのビートマシンに乗り込んで行うメカ戦も楽しい。どれも微妙にタイムボカンのメカっぽい感じがする。

 角にとりつける武器であることを考慮して、ビートルーダーの追加武器はスタッガータンクの背に、逆にスタッガータンクの武器はビートルーダーの背に格納している。この点はメカ好きに受けるマニアック要素かもしれない。理にかなったこの配置には燃えるものがある。格好良い。

 

 スーパー戦隊のように、巨大メカが合体して人型ロボになるまではいかないが、中盤ではメガヘラクレスとビートマシ3台が合体して巨大要塞みたくなる。これは格好良い。

 メガヘラクレスとマシン3台が合体すると、すごい火力のキャノン砲をぶっ放すようになる。派手だな。人類と昆虫の持てるパワーの全てを結集した驚異の破壊力がここにある。

 

 メガヘラクレスの歩くシーンは印象的。モノホンのカブトムシを飼ったことがある私から見ると、なんか妙にリアルな歩みで、メカなのにカブトムシ感をしっかり感じられた。良き特撮技術が見られる。

 

 ビーファイターに変身するメンバーは、昆虫学者、樹木医、イルカショーも出来る動物学者と、インテリ揃いなんだな。あと、女性メンバーも含め、皆良いバイクに乗っている。

 

 ブルービートに変身する甲斐拓也は、ダイレンジャーのキリンレンジャーの人じゃないか。と思ったら、この人は双子俳優で、ダイレンジャービーファイターはそれぞれ兄と弟の違う人間が変身しているとか。まじか、見分けがつかない。

 甲斐拓也とそのクローンのシャドーは、合成で同じ人間が映っていると思ったが、実は別人で、双子の兄弟がそれぞれ演じているとのこと。これもマジに気づかなかった。ややこしい。

 

 ジースタッグに変身する大作はSASUKEにでも出てきそうなアスリート感があるが、意外にも地球に優しい樹木医なんだよな。情弱なもので、木のお医者さんなんているんだと初めて知った。

 樹木を相手にするお仕事のため、仕事現場は丘になるが、大作は漁師の息子であり、海の男のDNAを持っている。でも金槌という点はユニーク。

 

 レッドルは中盤まで羽山 麗が変身していたが、唐突に二代目の鷹取 舞にバトンタッチした。作中ではインテリな麗の腕が高く買われ、仕事先が南米に栄転となったとされている。リアルだと麗を演じた女優が怪我で降板したとかなんとか。そんな話だったらしい。

 急なお別れは寂しかったが、二代目の舞はガラリと雰囲気が異なるシティギャルで可愛かった。クールで弁えた麗も良かったが、ビーファイター陣営さえ予測不能な言動に出る舞の破天荒さもそれはそれで良い。なんにせよ女子は強く図太くがベスト。どちらのヒロインにもその点が見えた。

 舞の持つ汚れなき乙女の純情を前に、敵も絆されて良いやつになるほっこり展開もあって良かった。

 

 ブルースワットの時もそうだったが、ヒーロー達が仲良しチームなのも良い。

 

 ヒーロー達の支援を行う向井博士も愛せるキャラだった。若き日の笹野高史が演じている。この時からも毛量が危ない。

 向井博士は43歳の設定だが、それにしては老け込んではいないか。確かに最近の若者は老け顔が多い気がするが、当時でも今でも43でこの仕上がりは早いだろう。

 というか、こんな惚けた博士だけど、グルの手を借りる以前にも、結構良いところまでパワーアーマーの開発に漕ぎ着けていたんだな。なんだかんだですごいおじさん。

 向井博士がプロトタイプアーマーを装着して現場出勤する回は、レア回となって楽しかった。

 

 人間側に昆虫パワーを提供してくれたカブトムシのグルは作品のマスコットキャラ。大きなクリクリお目々で微妙に間抜け面なこのキャラデザは、これより後にヒットするおもちゃのファービーとちょっと似ている気がする。

 後に、虫のくせして関西弁を操る商人をしている息子 カブトが登場する。全然似てない親子。親父と喧嘩して地球を飛び出し、100年も家出した末、作中中盤で帰ってくる。長い家出だったな。

 カブト、ブラックビートを正式にメンバーにして、5人並びで格好良く決めて戦ってくれたら良かったのにとも思う。カブトはおまけ戦士ってくらいで、登場回数は少なく、ブラックビートは最後までダークヒーローとして対立することになる。

 

 なおグルの嫁は、ちょっとレッドルに似ていたとカブトが証言している。女戦士レッドルのデザインには、亡き嫁の姿を反映させたとか、ちょっと泣ける夫の愛が見えた。

 

重甲ビーファイター VOL.2 [DVD]

 

 前作の得体の知れないエイリアンと違い、今回の敵は組織構成が見やすい。敵もしっかり喋るし、個性もあって分かりやすい。主役の正義サイドの事はもちろんだが、敵対する連中の事もしっかり分かる作りの方が、視聴者に不安が無くて良い。ブルースワットの初期の方では、敵のエイリアンが何を考えているのかはっきり読めない点が不気味で怖かったと感じたものな。

 

 ジャマールのボスはガオーム。部下のことは盤上で動くコマくらいにしか思っていない心なき上司で怖い。ゴルゴムの創世王と同じ声だな。悪のカリスマ感が出ている。

 

 ボスの下にはギガロ、シュヴァルツ、ジェラの3大幹部がいる。そして中盤からは格好良いダークヒーローのブラックビートが追加される。ブラックビートもマジ格好良い。

 

 自分の存在意義を追い求めるブラックビートの戦いは見応えがあった。後半は敵組織内で揉め事があり、その結果勢力が分散してややこしいことになるなどの展開も楽しめた。

 ビーファイターを見たいのが一番だが、敵側メンバーのキャラ性を掘り下げる展開も意外と良かった。

 

 シュヴァルツはムカつくのにどうしても憎めない良い味を出していた。これについては、喜劇俳優の素養もたっぷりな千葉繁が演じた功績が大きく出ていると思う。

 兄弟が欲しいからマッチョな兄貴ロボットを作る点はちょっと可愛い。自分で作るのだから弟で行きそうなものだが、そこは後から兄貴を作るんだ。ユニークな発想だ。

 

 ギガロの色合いを見ると、ガオレンジャーのウラを思い出す。

 序盤のジェラは冷酷なクソ女に見えたが、後半になる程、部下想いで仲間を信じる意外とお人好しな一面も見せるようになった。終盤では、ブラックビートに助けられた恩もしっかり感じ取っていた。ジェラは意外と性格の良い一面も持っていた。

 

 ガオームもブラックビートも倒した後のラスト2話はとってもスペシャルな作りになっている。ここだけ見てもお得。

 ラスト2話は、先輩ヒーローのブルースワット、ジャンパーソン、ガンギブソンが駆けつけて最強共演が果たされる。ヤベェ、なんてミーハーでメタリックな絵面なんだ。これは当時の子供達も湧いただろうな~。

 

 ショウ、サラは宇宙から帰っていたのか。ていうか、何をしていたのだろう。そこのところの詳しい報告は無し。

 シグが髭をはやして登場するのはレア。

 

 ブルースワットの事をビーファイター達は知らないと言う。そういえばブルースワットは世間様に非公式と言って問題ないくらい裏で動く組織だった。比べてビーファイターは、外国にまで組織の横幅を広げた周知のビッグ集団として描かれている。ビーファイターは世間様に有名なんだよな。

 

 そして敵側にも懐かしい顔ぶれが登場する。ブルースワットのクイーン、ジャンパーソンの強敵ビルゴルディが復活。飴をペロペロする帯刀社長がまた見れて嬉しいというファンがたくさんいたことだろう。

 当時は無かったツイッターというのがもしあれば、すぐにトレンドワード入りしたであろう楽しいコラボだった。 

 

重甲ビーファイター VOL.4 [DVD]

 

 

 ビーファイターの面々はもちろんだが、本作のOP曲もとにかく格好良い。

 前作のブルースワットのOP曲が意外にもゆったりなメロディーだったの対し、今回はめっちゃ熱いテンションの一曲になっている。まるで千歳飴のような出来で、イントロから終わりまで、どこを切り取って聴いても熱くて格好良い。最強のヒーローソングだな。何回聴いてもめっちゃ格好良い。

 正月からリピートしているぜ。

 


www.youtube.com

 

 

 この後には、本作の魂を受け継いだ次回作「ビーファイターカブト」も控えている。こちらもこれからしっかり視聴しようと思う。

 

 

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