こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

東映の「スパイダーマン」を知っているか

スパイダーマン」は、大昔からアメリカを盛り上げるスーパーヒーロである。だが今回語りたい東映生まれの「スパイダーマン」は、1978年5月から1979年3月にかけて放送された全41話の特撮テレビドラマである。

 

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 実は日本版スパイダーマンがいたことを知る人間は一体どれくらいいるのだろうか。スパイダーマンといえば、ちょっと前にも映画でやっているし、ゲームも出てヒットした。そのくらい日本に馴染む海外の有名人だ。でも、日本生まれのスパイダーマンもいた。

 東映の30分特撮番組として大昔に放送していたのだ。もちろん作者にちゃんと許可を取っている。この番組だが、主人公が超人蜘蛛男であること以外は本当に好き勝手に設定変更して展開している。オリジナルと日本の両方をしっかり知る人なら、変更の幅が広い点で楽しめるのではなかろうか。ちなみに原作者からは海を越えて良い評価をもらった作品であるとか。変に流行りをパクったクソではないので、一見の価値アリだと言っておこう。

 

 随分昔に図鑑で見て本作の存在を知り、スパイダーマンがロボに乗ってデカい敵と戦うってどういうことやねんと気にはなっていた。だが長らく中身を見ることが叶わなかった。

 気になったまま死んだら未練なので、梅雨入り時のジメジメ空気にイラつくようになる前の今この瞬間に見ておかねば!と思いここ一週間で視聴。これが結構面白い。

 ナレーションがこの手の作品では常連の大平透なのでめっちゃ東映を感じた。

 

 あと仮面ライダーV3に出てくるミサイルヤモリとスパイダーマンってかなり似ているよね。

第16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」 

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                        コレ  

 

内容

 モンスター教授率いる悪の軍団「鉄十字団」を倒すため、正義の戦士スパイダーマンが立ち上がる。構図はこんな感じで分かりやすい。

 しかし設定は結構凝ったもので、なんと巻き戻って関ヶ原の戦いをやっていた時くらいから物語は始まっている。日本でそんな合戦をやっていた時、宇宙でも大きな争いがあった。

 宇宙を股にかけるワルのモンスター教授は、スパイダー星を襲って壊滅させてしまう。その時留守にしていたスパイダー星人のガリアは、ボロボロになった母星を見て怒り復讐の戦士となる。

 

 モンスター教授は関ヶ原の戦いをやっている最中の日本に降りていて、ガリアもそれを追って地球に上陸する。モンスター教授を追い詰める中、ガリアは罠にかかって洞窟に閉じ込められてしまう。そこからもガリアの復讐の炎は鎮火せず、なんとその後約400年生き続ける。スパイダー星人は日本人よりもずっと長生きなのだ。

 400年後、同じ洞窟にやって来ることになったオートレーサーの山城拓也にスパイダー星人の力を託してガリアは亡き人となる。父を討ったモンスター教授への復讐とガリアの悲願のため、拓也は鉄十字キラースパイダーマンとなって戦うのだ。

 

 といった感じで設定が色々凄い。関ヶ原の戦いで鎧武者達がドンパチやっているその裏では、モンスター教授とガリアの激闘も展開していたというもう一つの歴史が分かった。スパイダーマン関ヶ原の戦いの要素が出てくるとか意外すぎてウケる。

 

スパイダーマン

 スパイダーマンのデザインは今と変わらずで、シンプルかつしっかり格好良い。今だったらパーティーグッズとしてこのマスクやスーツも苦労なく求められるようになったとか聞く。

 

 変身ヒーローではあるが、科学的な仕組みでラクラク変身するのではなく、背中にチャックのついたスパイダースーツを着るという地味かつリアルな仕組みになっていた。

 他のヒーローと比べたらスパイダーマンって装甲が薄めだよな。おしゃれで格好良いけど、柔らかいスーツだから敵の銃弾や弓矢がスーツを貫通することも結構あった。

 ガリアより受け継いだスパイダー星人の血には超パワーが潜んでいて、ちょっとした超能力が使えるようになる。その中には傷の回復が恐ろしく早くなる能力もあり、スパイダーマンは人間でいう致命傷を負ってもなかなか倒れない。

 

 スパイダーマンに変身する山城拓也はかなり男前。声もイケボで良い。変わったデザインのバイクに乗っている。

 毎度の戦闘シーンの見え切りの口上は都度変更があり、結構上手いこと言ってたりして面白い。結構聞くのが「鉄十字キラースパイダーマン」だったのでコレが1番印象に残る。これもイケボで言うので格好良い。

 

 強いスパイダーマンであることは家族や恋人、敵にも内緒のこと。見た目は格好良い拓也だが、人前では変身出来ず、本当は強いのに皆の前では基本的に三枚目でいる。情けないとか弱っちいとか言われても、スパイダーマンである事情を言えないので黙って受け止めるしかないシーンもいくつかある。この時には可哀想に思う。

 レーサーとして賞金を獲得したこともあるのだろうが、基本的には無給っぽい。鉄十字団の手によって葬られたオヤジの遺産やたまにやるバイトで稼いでるようだ。新聞記者の彼女がいるけど、諸々の都合からまともなプレゼントを用意できなくて困ったことになるシーンもあった。正義のヒーローをやっていれば夢や労働のために割く時間も減って困ると分かる。

 

 この時代にしてこのアクションは頑張っていると評価出来る。特撮番組だからそこは1番重視して作るわな。当時だとパソコンを使って何でも処理するわけにはいかないので、使える物の中でアイデアを絞るしかない。その努力が強く見られる。

 蜘蛛男のスパイダーマンのアクションとして外せないのは、手から出る糸の攻撃、そして壁を這うこと。手から出る蜘蛛の糸はロープや網を駆使して表現している。ロープなので蜘蛛の糸にしてはちょっと太いかなって感じがするが、工夫の産物として感心する。

 壁を這いながら体勢を上下にクルリと変換する見せ方などは結構スマートに見せていてすごい。
 何気にアクションがすごい。それにコレって結構危ないだろう。失敗すれば大怪我や死んでしまってもおかしくないシーンもあった。

 一昔前だらこそのスパイダーマンの魅せるアクションに注目だ。これに関しては古いからショボいなんて笑っていられない。素直に感心する。

 

巨大ロボットのレオパルドン

 1番衝撃的な要素はメカニック関連だな。

 かなりシャレたデザインが光るスーパーカーのスパイダーマシンGP-7、これに乗り込んだまま搭乗する宇宙戦艦のマーベラーと、スパイダーマンにしてはえらくSF的チックな乗り物達の存在は無視出来ない。

 

 そして1番凄いのはマーベラーが変形して人型ロボットのレオパルドンになること。まさかのスーパーロボットの登場に興奮と共にビックリする。このレオパルドンのおもちゃは当時かなり捌けたと聞く。

 

超合金魂 GX-33 レオパルドン&スパイダーマン

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  レオパルドン

 

 

 モンスター教授の繰り出すマシーンベムと呼ばれる毎度のゲスト怪人には、体が伸縮自在という特徴がある。で、だいたいのヤツは声が飯塚昭三

 おもちゃみたく小さくもなるので移動が簡単。そしてウルトラ怪獣のようにデカくもなれる。それに合わせてスパイダーマンも等身大で戦い、巨大兵器でも戦うことになる。

 これってスーパー戦隊シリーズでお馴染みの展開だが、実はスーパー戦隊よりも先に実験的にここで試された売り方だったのだ。スーパー戦隊シリーズで初めて巨大ロボットが巨大怪人が戦うようになったのは「バトルフィーバーJ」からのこと。バトルフィーバーは1979年放送で、スパイダーマンはそれよりも更に一年前の作品。そう考えると、レオパルドンバトルフィーバーロボから後に続く戦隊ロボットの超先輩となる。偉いぞレオパルドン

 そういえばバトルフィーバーロボは、レオパルドンの系譜を継いだだけあって、ちょっと似ている感じもする。それからスパイダーマンのOP曲とバトルフィーバーのOP曲のイントロもちょっと似ている気がする。ニ作の縁は深い。ちなみにバトルフィーバーならコサック推しだ。

 

 そんなレオパルドンだが、毎度の出番がマジで少ない。本編では魅せるドラマパート、そしてスパイダーマンの等身大でのアクションが締める割合が多く、ロボバトルパートはすごく短い。時にはマーベラーのまま攻撃してレオパルドンにならずに敵を倒しちゃうこともあった。

 まぁスパイダーマンが主役なので、ロボはおまけくらいに楽しむ感じ。スーパー戦隊でロボバトルが定番化する前の東映には、ロボアクションの魅せ方の手数があまり揃っていなかったのかもしれない。そんな都合から、巨大化した後の敵はサクッと片付けられて弱くも感じる。ラスボスの巨大化したモンスター教授さえ割とあっさり仕留めていた。回によっては、レオパルドンの出演時間が行1分を切るものもあったと思う。

 

ちょっと社会派なシリアスドラマも見所

 日本版スパイダーマンは、東映にしてはちょっと大人向けに作られている。社会派なメッセージ性があったり、シリアスな展開で強めな緊張感を持たせた回もあった。

 敵は悪いし強い。その都合からゲストキャラの中には殺される者が多くいた。スパイダーマンがゲストキャラを助けられない事から鬱要素もちょっとある。

 

 暴走族の息子を持つ父が悩む回では、息子はマシーンベムにされ、父は死んでしまう。マシーンベムになった者は当然人間には戻れずで親子揃ってこの世から消える。そして残った暴走族の仲間達は街をバイクで暴走する。暴走バイクが映ってその回は静かに終わる。これは悲しく後味も良くない。

 バイク暴走族の他に、ギャンブルににハマって身を持ち崩す若者、鉄十字団製のドラッグにハマる若者、夜間学校に通う迷える若者など、今でも昔でも社会問題として上がってくるようなネタを扱った回がある。

  写真小僧が大人の悪事を写真に撮る回では、写真に写ったマズイ都合を大人はもみ消そうと嘘をついて汚いと指摘している。こういう点にもちょっと考えさせられるものがある。

 

  特に厳しくて悲しかったと想える回が、FBI捜査官が敵に追われる中、海外留学に行く息子を見送りに空港に向かう回。

 スパイダーマンとFBI捜査官の男が共に空港を目指す最中、敵が猛追撃を仕掛けてくる。男は負傷して死にかけているが、根性で空港まで向かう。しかもギリギリ間に合わず、飛行機が丁度飛んだタイミングでの到着となる。息子には気づいてもらえていない。そんな中、息子の写真を握って絶命するのだ。可哀想で困る。そんな回だった。

 

 スパイダーマン自身も1話で父を殺され、その後の展開を見ても人が死ぬのは珍しくない。ゲストキャラ、モブに厳しいのが日本版スパイダーマンだった。それだけにドラマ性として強い要素があって楽しめたけど、中には子供向けでないものもあった。

 

 敵は狡猾で悪くて怖い。

 鉄十字団の幹部のアマゾネスは、ちょっと刺激的なセクシーなお姉さんだが中身はとても怖い女。気分で髪を黒くしたり赤くしたりおしゃれさんでもあった。

 こいつが人間社会では、新聞社の編集長の椅子に座している。拓也の彼女はこれの部下になる。だからこそアマゾネスは裏でも表でも悪さをするためにしっかり動ける。

 怖かった作戦が、分かりやすく暴力で攻めるのでなく、ターゲットを社会的に殺す方法を取った事。とある人を泥棒に仕立て上げて社会的に孤立させる。そして精神的に追い詰めて自殺に持っていく。この構造が出来るように裏で動いて人をはめる知略を用いることもあるのだ。怖い。

 それからアマゾネスの女優は、サンバルカンでもアマゾンキラーとして出演していた。あちこちでアマゾネスをやっている女優。

 

気になるゲストキャラ

 ゲストキャラは様々いたが、中でも気になるのは、特撮好きなら一般通過で当たり前の宮内洋氏が演じた子連れ刑事。

 ギターを持った渡り鳥な子連れ刑事で、見た目が完全にズバット早川健なんだけど。しかも好評にならない訳がないことから2回も登場する。これは素直に嬉しい。「快傑ズバット」はこれよりも1年前に放送しているから、当時の東映特撮リスナーは、ほぼ早川健のそっくりさんに会えて嬉しかったことだろう。宮内洋の顔はキレイ過ぎるから拝んでお得感がある。

 

 そして古い名前が連なる中、私でも知っていたのがアニマル浜口

 とある回では、プロレスラーの弟とそのサポートをする怪我をした兄貴がゲストで登場する。残念なことにこの兄弟は鉄十字団の悪事に巻き込まれてお亡くなりになる。

 そんな兄弟以外にも何人かのプロレスラーが映っているのだが、その中に若き日の浜口がいる。マジでちょっとの出演ではあるが、スパイダーマンに出たことがあるだなんて娘に自慢出来るだろう。この時分なら娘の京子はまだ産まれていないのかな。

 娘の京子がバラエティタレントとしてテレビに良く出るようになった頃に親子セットで知ったくらいだからレスリング自体に詳しくない。それにしてもアニマルってこんなに昔から仕事していたんだ。もっと最近の人かと思っていた。浜口京子って他に類を見ない意外性ある面白さと可愛さがあって良いよね。結構好き。

 

戦いの決着

 番組は41回という半端な数字で終わっている。3クールとちょっと分。4クール分やればよかったのにな。

 

 そんな物語のかなり後半に迫って女幹部が二人も追加される。最後らへんの登場で出番は短い。モンスター教授はアマゾネスを見限ってこちらの新顔二人にお熱を上げ、末にはアマゾネスを置いて三人で宇宙に脱出しようとする。

 闇のヒロインとして良い味を出していたアマゾネスが、最終回で上司から首を来られるなんてさすがに可哀想。モンスター教授が余計に許せない。

 

 そして待っていたラストはスパイダーマンとモンスター教授との一騎打ち。ここで戦士ガリアが存命だった時代から続く約400年越しの戦いに遂に終止符が打たれる。長い歴史だった。ガリアの事を思えば、ボスを討ち取ったことで得られる感動も一入。

 

 長き戦いの決着を見た最終回ラストシーンの夕日を浴びるスパイダーマンは格好良く、そしてどこか儚く切ない。ここでスパイダーマンがスーツを半分脱ぎ、拓也の顔が覗く。半端に変身を解いているこの状況でのカットは最終回にして初ではなかろうか。なんだかジワるラストシーンだった。ゴレンジャーのラストでもそうだったけど夕日に佇む英雄って画になる。

 

まとめ

 41話に渡って駆け抜けたスパイダーマンの戦いは見る価値のあるものだった。これは良いではないか。なんでもっとDVDを出すとかBDを出すとかしないのか。まぁ原作の権利は向こうの国が持っているので、日本で好き勝手に再発は難しいのだろう。

 かなり昔に一回切りの販売となったDVDは、今だと中古でも10万円くらいするらしい。最初で最後の一回切りのパッケージ化になると当時の東映が公式にアナウンスしたこともあったとか。勿体ないなぁ。もっと皆に見てもらえると良いのに。レオパルドンの事をもっと有名にしたい。

 それからOP曲はテンションが高くて格好良い。これは気に入った。

 スパイダーマンはグローバルなヒーロだが、日本生まれの独特な面白みを持ったものもあった。そう知っておくことで、人生を今よりもちょっとだけ楽しく出来るのかもしれない。そうオススメして日本版スパイダーマンの感想おわり。

 

 

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「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」BDで見た感想

 ニジの3rdライブを遂に視聴。

 聞くところによるとこのライブ、大変評判が宜しいようだ。だったら是非見たいわけで迷わず視聴。これが思った以上にワンダーランドで凄い。

 

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 9人アイドルに囲まれてジャケットに侑ちゃんがいる!

 ニジガクアニメ時代が到来したと分かるこの点に感動。それにしても、近年稀に見る充実のJKライフを実現している侑ちゃんがウラヤマ!

 

 

 2021年5月8日・9日にメットライフドームにて派手に行われた伝説のライブが収録されている。マジでどこ?って話だが、とても大きな会場だった。

 

 この時分にはコロナが流行って既に1年が経過していたので、どうしても開催規模を縮小しなければならなかった。1stライブでたくさん聞こえた野太いオタクの歓声は封印状態。席の間隔は空けて客を入れ、とあるブロックはそもそも封鎖している。客の数を絞ってはいるものの、私から見れば十分にゴミ程の数が入っている。

 本当はもっと多くの人が呼べたはずなのに制限をかけなければならない。そのことが悔しいと久保田未夢がMCコーナーで語っていたのが記憶に残る。コロナがなかったらニジはもっと盛り上がっていただろう。

 声出し禁止のため、アイドル達のコーレスにも変更がかかっていた。この状況下ならではの仕様となり、これはこれでコロナ時代を抜けた後には良き思い出になるかもしれない。

 

 今回のライブはアニメ一期準拠で行く事になっている。この点で前回までとはスタンスが違う。

 そういえばこれはゲームが先で、これまでのライブはゲーム世界準拠だったわけだ。当初は予定になかったアニメ世界線となれば、ライブをやる都合や心構えも変わってくるわけ。そんなことからゲーム的には既出キャラの栞子ちゃんがここではまだ生まれていないわけで。だからもえぴこと小泉萌香もいないわけだ。アニメ準拠だからいないヤツがいる矛盾は駄目ってわけで、何も意地悪しているわけではない。仕方ない都合ではあるが、それでも栞子ともえぴがちょっと可哀想になるだろうが。

 

 栞子参戦前の世界線だが、代わりに侑ちゃんが友情出演で来てくれる。矢野妃菜喜がここで初参戦だ。ちゃんと毛先が緑色のツインテで来てくれた。頭髪に厳しい私の学校にアレで来たら即アウトだな。

 9人アイドルが侑ちゃんを囲んでいちゃつく景色をステージ上に見ることが出来た。これは良き。

 

 この時期くらいから楠木ともりの体調不良の都合がライブにも出るようになっている。フル参戦とはならず、彼女の姿が見えたり見えなかったりする。もっと見たいアイドルなのでフルで戦えないのが惜しい。

 そんな楠木ともりの仕上がりにもちょっと注目出来る。せつ菜よりも侑ちゃん寄りなヘアカラーになっていないか。髪型やメイクを見てこんなの前にも見たことあるな~と思って辿り着いたのがブルゾンちえみっぽいということ。ブルゾン風メイクだった。まぁ何をしても格好良い人だと思う。

 

 セトリもアニメ基準で楽しめる。

 OPの虹パから始まって、各員のソロ、エンドのネオスカまでアニメで流れた順で組まれている。合間に侑ちゃんの青春が見えるテレビアニメ映像も流れることから、アニメ一期のおさらいとしても良い企画。

 

 私にとってもここが夢の始まりであり、このアニメから虹ヶ咲の存在を知った。これ以前の曲はアニメ放送時には一曲も知らなかった。このセットリストがそのまま私の人生におけるニジの曲を聴いた順になっている。アニガサキの歴史と自分の人生が重なる事にもなり、更に染み染みと楽曲を楽しめた。

 

 OPの「虹色Passions!」が最高。この曲に惚れてニジを追いかけようと決めた。私にとっては運命の曲だ。

 落ちサビがキレイで大好き。その中でも愛さんソロの「夢色パ~ショ~ン」の所が1番格好良くて好き。

 

 OPアニメと同じ衣装でキャストが登場する。この衣装、めっちゃ良いな。格好良いし可愛い。現在放送中の2期のアニメOPの衣装よりもこっちが好きだな。

 マジでめっちゃ白い服。白い生地の部分に黄ばみなんでゼロで、ものすごく白くて美しい。かの有名な売り子のアンミカは、同じ白にも200色あると言った。なるほど、たくさんある白の中でもこのキレイな白はお初だわ。アンミカもこの衣装もすげぇ。

 メンバーカラーの襷をかけたその上にジャケットを羽織る。これってキンプリのデビュー曲「シンデレラガール」の衣装に通ずるものがある。初見でシンデレラガールを感じる衣装だて思っていた。気づいた人いるのかな。ていうかキンプリとニジを同時に楽しんでいる人がいるのかな。どっちも好きでよく見るんだよな。

 

 そして順に9人集のソロが楽しめる。

 そうえいばせつ菜と歩夢はソロが二曲ある。せつ菜だけはアニメ用新曲のみならず過去曲「CHASE!」を劇中で披露していた。やっぱり経験値が違うなぁ。せつ菜の魂の籠もったステージきっかけで、まだアイドル素人だったゆうポム、愛さんにリナリーを同好会に引き込むことになったのは凄い。

 CHASE!の時にかなり特効を使っている。めっちゃ火が出ていて熱そう。

 

 ステージの小細工が多彩な点も目立つライブだった。

 炎を出すだけでなく、電飾、レーザーでの格好良い演出も光っていた。カリン先輩の曲なんてアニメでもかなりレーザーで射抜かれているから、今回のステージにはお誂え向きだったな。

 

 ソロ曲なら「DIVE!」「Solitude Rain」「VIVID WORLD」あたりの格好良いナンバーをCDでたくさん聴いてきた。可愛いのも良いけど直球で格好良い系ナンバーも刺さる。

「Solitude Rain」のしずくの衣装を見るとマジンガーZあしゅら男爵を思い出す。前田のかおりんがダンサーに支えられてジャンプしていたな。

 

 愛さんの「サイコーハート」はCDで聞くと楽しい楽曲だなと思っていたが、生だと意外にも激しめなダンス付きだった。このテンポであの動きだと結構体にキツくないか。村上奈津実も鍛えたのだろう。息切れなく良く踊って良く歌っていた。この人の笑顔をキープする術は好感度が高い。

 

 リナちゃんの登場が無意味に格好良いのが印象的。あんなに可愛くて楽しい曲な割には登場の仕方が勇ましい。いつも思うけど田中ちえ美の喉はどうなっているのだろうか。すげぇ声だな。この人と相良茉優は地声と芝居の変化が凄くてビックリ。

 

 今回のソロ曲衣装で1番刺激的だったのは彼方ちゃんのやつ。アニメの時から1番スケベじゃないかと思っていたが、そのまんま鬼頭明里にシフト。

 すごいな。彼方ちゃんと鬼頭明里のシンクロ率がそれまでのライブよりもすげぇ事になっている。鬼頭明里もプロだからな。めっちゃ張り切って彼方ちゃん寄せのビジュを作って来ている。髪色も衣装も最高に似合っている。大柄な人ではないけどあかりんって股下長いんだな。美脚アイドルだった。

 披露曲の「Butterfly」はそれまで歌って来たスヤスヤソングとは違ってすんごい覚醒状態で歌う格好良い曲。妹を想ってマジにやりきる楽曲だったとアニメの事を思い出してキュンと来る。MCで妹の遥ちゃんの名前を上げてくれたのが嬉しい。遥役の本渡楓も見てくれたのかな。

 振り付けが所々妖艶で全体として格好良い。シャボン玉がやばいくらい飛ぶ中でしっかり踊って格好良かった。あのシャボンの量はチビの夢だな。鬼頭明里史上1番格好良かった。

 

 MVでの指くるくるがクセになるエマちゃんの「La Bella Patria」披露時には、ちゃんと指出毬亜も指をくるくるしてくれた。これが見れて良かった。アニメと中の人、セットで指クルが味わえるなんてお得。声がキレイ。

 

「Awakening Promise」のどうしようもなく胸にキュンキュンくる感じが好き。歩夢が髪に花を挿したところで領域展開してこの曲が始まるまでのテレビアニメ映像も流してくれてありがたい。あぐぽんの綺麗な高音が耳に心地よい。

 

 全員のソロコーナーが終わると心震える名曲の「夢がここからはじまるよ」のターン。これは曲が待ったなしに良い。二年生組3人で歌い繋ぐDメロパートが特に良い。

 アニメと同じセリフを言ってから歌い始める。ここで友情出演の矢野妃菜喜がピアノでワンフレーズ演奏して曲に入るのだが、この演出には心が高まる。

 これだけの人が見ている中で鍵盤を弾くとか心臓が弱かったら死んじゃうだろう。見ているだけで緊張する場面だった。私なら降りたくなる仕事。

 ピアノを弾く時の矢野妃菜喜の指も震えていた。先日放送したアニメ2期でトキランをやった時にはこれを逆輸入した映像が流れていた。元ネタがコレだったのか。感動のワンシーンだった。

 アニメで見た時にも違和感があったが、全員曲なのに各員が要素としても何も被らない全く別の衣装を着ている。実写で見て統一感の無さが更に目立つ。ここから見始めた人ならどういう軍団なの?って思うだろう。これだけ統一感のない衣装が並ぶステージもレアだろう。ステージに弾けるそれぞれの個性が見える点が面白い。

 

 そして第一部も二部もこの曲で落とすのが「NEO SKY, NEO MAP!」。マジで心に響くニジのアンセムだ。

 2020年代が終わって2030年に入る時期になったらきっと過ぎ去った10年を振り返るはず。その時には、20年代の心に染みる名曲といえば「NEO SKY, NEO MAP!」と思い出すことになるだろう。そのくらい魂にこびりつく歌。

 

 アニメと同じくメンカラの傘を振り回してのパフォーマンスが見られる。これってちゃんと練習しないと仲間の体に傘をぶつけたり、タイミング良く開閉が出来ないというミスを起こすだろうな。そんなことなく綺麗に見せた素晴らしい団体芸だった。

 そういえばしずくちゃんのオードリーでも傘のパフォーマンスがあったことから、前田佳織だけは他よりも傘を扱う経験値を貯めていることになるんだな。

 

 アンコールという名の二部のオチでは、傘を持って後ろ向きになった10人の姿がバックのアニメ映像と重なって実に綺麗な景色が完成する。ここに最高に感動した。

 オチがキレイ過ぎる。めっちゃ楽しいライブじゃないか。

 

 DAY1のアンコールでは、相良茉優にとっての雪辱戦となる「無敵級*ビリーバー 」が披露された。2ndライブで披露した時には歌詞が飛んだんだよな。今回は格好良くやりきった。

 この曲めっちゃ良い。曲は格好良いし、歌詞には可愛いの追求者であるかすみんの矜持が見えて萌えるし泣ける。

 披露後のMCでは成功した事に安心して泣いちゃってた。こういうのが見れるのがライブの良さだな。

 あとこの人のMCでかすみんとして話す時と本人として喋る時のテンションが違い過ぎるのが面白い。急に本人に戻る緩急が良い。

 歌やダンスがどうのこうのでなく、ステージに立つ表現者として相良茉優は優秀。

 

 2日公演をディスク4枚に分けて収録し、それぞれ一枚が映画一本分くらいに長い。でも楽しいので全く退屈せずに見れた。曲が良いから普通に見て聴いて楽しめる。

 そして5枚目のディスクはメイキング。これも楽しいな。練習風景まで見れた。ドキュメント番組みたいで良かった。

「Solitude Rain」のバックについたダンサー達と前田佳織が本番後に感動して泣きながら語らっているところなんてグッと来る。良きダンサー達だった。

 

 いや~感想もたくさん出てくる良き催し物だった。アニメ一期の曲達は強かったな。

 キャスト達もキレイにメイクしてステージによく映える。

 3rdライブ二日目のお知らせコーナーで既に4thの開催決定を告知していた。これもBDが出たら見たいな。アニメ2期決定告知もここでのことだった。現地で知ったファン達はさぞ湧いたことだろう。

 アニメ2期も良い曲盛りだくさんなのでそちらもステージで見たいぜ。

 これからも虹ヶ咲の進化に期待だ。

 

 

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A.B.C-Z10周年のお祝いは少クラで

 6月10日の少クラレギュラー放送になんとA.B.C-Zが登場した。めっちゃ久しぶり。

 

 なんだかんだで、10年代デビュー組の中で1番好きな軍団はエビなのかもしれない。CDの捌け具合がちょっとねぇ~とかなんとか話題になることもあるが、絶対に楽しいステージを作ってくれる信頼の軍団がココだと思う。その点五関とかピカイチだろう。

 

 そんなエビが10周年を迎えて少クラ凱旋パフォーマンスを披露してくれた。なんたる震える勇姿だろうか。これはアガる。そしてアガり切った後にはちょっと泣ける。

 

 毎度お楽しみの夢キュンステージのコーナーにゆうぴーと大昇くんがいるのみでふみきゅんがいない。

 ふみきゅん主導でステージを作るのにどうした?と思ったら今回ばかりは完全にステージプレイヤーとして参戦。ふみきゅんだって誰かの夢のステージの住人。MCオンリーで終わる男ではない。

 今回の特別なステージでは、ふみきゅんがいつもより逞しく勇ましく見えた。現在はジュニアを立てる頼れるお兄さんの立ち位置で番組に参戦しているが、やはり彼も一流のステージパフォーマーなのだと改めて認識出来た。というかコーナー名に合わせてふみきゅん表記にしているが、普段は河合くんって呼んでるっす。

 

 切な儚い綺麗なエビの名曲「花言葉」を、長過ぎたジュニア時代からも歌いたがっていた藤原の丈一郎をお供に引っ張ってくることで、楽しくエビの10周年を振り返るステージが完成した。

 

 エビの10周年お祝い企画なら今年のまだ寒かった時期に少クラプレミアムの方でもやったのだが、この時にはコロナのため無念にもトッツーと塚ちゃんが不在の3人での出演となった。これは残念すぎる。寂しすぎる。だからリベンジをどうかお願い。そう思ってしばらく待っていたら、こちらに合図なしに夢キュンステージにで5人集結となった。

 

 コアなファンなら事前に知っていたことだろうが、次回予告なしの番組ゆえ、普通にテレビだけ見て生きている勢にとっては抜き打ちエビとなる。

 最初にはっしーがピンで出てきた時にもうビビった。一人だけ?と思ったら次々来て、推しのミスター五関まで勢揃い。これはアガる。

 少し前までならいつもそこにいてレア度の薄かったエビが、今回ばかりはとてもありがたみのある連中に見えた。エビも貫禄が増した。

 

 諸々の観点から今のはっしーが丁度良いな。カッケェ―!

 細くなったり太くなったり、ビジュアルが安定しない点に面白みがあるのがはっしーだ。この幅広い体系モードについては、ファンによってここが丁度良いという趣味が異なる。どの段階のはっしーが好み?という事をはっしーウォッチャー同士で意見しあうのがちょっと楽しかったりする。多分本人も知らないエビファンの楽しみ方。

 

 一人ずつ出て来て過去曲を歌っていく意外なスタイルで攻めて来た。五関のターンではゾクゾク来るあの曲「Moonlight Walker」を披露。やっぱりコレが1番好きかもしれない。

 本来ならフミトツのみに用意された美味しいパートの「ワッチャネ~ム?」の五関バージョンが聴ける。これだけでもお得。

 

 塚ちゃんもまだまだ元気にアクロバットをしていた。見る分にはとても楽しいけど、同時に腰とか悪くしそうであぶねーとも思う。

 

 丈一郎は河合くんとお目当ての「花言葉」を歌えて良かったな。ラスサビのはっしーソロの所がめっちゃ綺麗で好きな曲。

 デビューと番組レギュラー出演者になれたのが最近の事だったから、エビがもう一年早くデビューしていたら丈一郎は一緒に歌えなかったもしれない。良いタイミングだった。

 

 一人ずつで歌った後には、5人揃っての新曲も披露。

 前作の「火花アディクション」でエビと相性が良いと分かってのことか、今回の新曲「Graceful Runne」も続投で草野華余子がプロデュースしている。

 10年経ったけどここからが次へのスタートライン。そんな意気込みの見える疾走感あるポジティブ曲で格好良い。

 

 ラストは懐かしのあの曲「ボクラ~LOVE&PEACE~」を披露。これは心にじっくり滲み込む良い曲。シングル表題曲でない割にはテレビで歌われた回数が結構多いイメージがある。

 これを新曲として出した当初のはっしーの顔つきはまだまだガキだったよなと思い出す。今は綺麗になった。

 

 ここで印象的なのは、なにわ男子、SnowManがバックについていること。もう自分達が一番前でステージパフォーマンスするのがメインになった彼らが久しぶりにバックについている。

 特にSnowManがそこにいるのが懐かしく、デビューしてもなおこのポジはしっくり来る。それくらい当たり前にSnowManと言えばエビと一緒だった。エビのPVにだっていくつか参加しているし。

 照くんやダテがエビの後ろにいる!これは懐かしくて愛しい光景だ~!となった両グループの古参ウォッチャーは多くいたことだろう。

 まるで同窓会な顔ぶれが嬉しかった。あとはここにSixTONESとトラジャもいれば良かったのに。トラジャは早く日本に帰ってこい。

 

 というわけで改めて五関とエビが格好良かった。着いて来て良かったと思わせてくれる良き軍団である。これからもエビを応援しよう。

 

 

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