こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」BDで見た感想

 ニジの3rdライブを遂に視聴。

 聞くところによるとこのライブ、大変評判が宜しいようだ。だったら是非見たいわけで迷わず視聴。これが思った以上にワンダーランドで凄い。

 

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 9人アイドルに囲まれてジャケットに侑ちゃんがいる!

 ニジガクアニメ時代が到来したと分かるこの点に感動。それにしても、近年稀に見る充実のJKライフを実現している侑ちゃんがウラヤマ!

 

 

 2021年5月8日・9日にメットライフドームにて派手に行われた伝説のライブが収録されている。マジでどこ?って話だが、とても大きな会場だった。

 

 この時分にはコロナが流行って既に1年が経過していたので、どうしても開催規模を縮小しなければならなかった。1stライブでたくさん聞こえた野太いオタクの歓声は封印状態。席の間隔は空けて客を入れ、とあるブロックはそもそも封鎖している。客の数を絞ってはいるものの、私から見れば十分にゴミ程の数が入っている。

 本当はもっと多くの人が呼べたはずなのに制限をかけなければならない。そのことが悔しいと久保田未夢がMCコーナーで語っていたのが記憶に残る。コロナがなかったらニジはもっと盛り上がっていただろう。

 声出し禁止のため、アイドル達のコーレスにも変更がかかっていた。この状況下ならではの仕様となり、これはこれでコロナ時代を抜けた後には良き思い出になるかもしれない。

 

 今回のライブはアニメ一期準拠で行く事になっている。この点で前回までとはスタンスが違う。

 そういえばこれはゲームが先で、これまでのライブはゲーム世界準拠だったわけだ。当初は予定になかったアニメ世界線となれば、ライブをやる都合や心構えも変わってくるわけ。そんなことからゲーム的には既出キャラの栞子ちゃんがここではまだ生まれていないわけで。だからもえぴこと小泉萌香もいないわけだ。アニメ準拠だからいないヤツがいる矛盾は駄目ってわけで、何も意地悪しているわけではない。仕方ない都合ではあるが、それでも栞子ともえぴがちょっと可哀想になるだろうが。

 

 栞子参戦前の世界線だが、代わりに侑ちゃんが友情出演で来てくれる。矢野妃菜喜がここで初参戦だ。ちゃんと毛先が緑色のツインテで来てくれた。頭髪に厳しい私の学校にアレで来たら即アウトだな。

 9人アイドルが侑ちゃんを囲んでいちゃつく景色をステージ上に見ることが出来た。これは良き。

 

 この時期くらいから楠木ともりの体調不良の都合がライブにも出るようになっている。フル参戦とはならず、彼女の姿が見えたり見えなかったりする。もっと見たいアイドルなのでフルで戦えないのが惜しい。

 そんな楠木ともりの仕上がりにもちょっと注目出来る。せつ菜よりも侑ちゃん寄りなヘアカラーになっていないか。髪型やメイクを見てこんなの前にも見たことあるな~と思って辿り着いたのがブルゾンちえみっぽいということ。ブルゾン風メイクだった。まぁ何をしても格好良い人だと思う。

 

 セトリもアニメ基準で楽しめる。

 OPの虹パから始まって、各員のソロ、エンドのネオスカまでアニメで流れた順で組まれている。合間に侑ちゃんの青春が見えるテレビアニメ映像も流れることから、アニメ一期のおさらいとしても良い企画。

 

 私にとってもここが夢の始まりであり、このアニメから虹ヶ咲の存在を知った。これ以前の曲はアニメ放送時には一曲も知らなかった。このセットリストがそのまま私の人生におけるニジの曲を聴いた順になっている。アニガサキの歴史と自分の人生が重なる事にもなり、更に染み染みと楽曲を楽しめた。

 

 OPの「虹色Passions!」が最高。この曲に惚れてニジを追いかけようと決めた。私にとっては運命の曲だ。

 落ちサビがキレイで大好き。その中でも愛さんソロの「夢色パ~ショ~ン」の所が1番格好良くて好き。

 

 OPアニメと同じ衣装でキャストが登場する。この衣装、めっちゃ良いな。格好良いし可愛い。現在放送中の2期のアニメOPの衣装よりもこっちが好きだな。

 マジでめっちゃ白い服。白い生地の部分に黄ばみなんでゼロで、ものすごく白くて美しい。かの有名な売り子のアンミカは、同じ白にも200色あると言った。なるほど、たくさんある白の中でもこのキレイな白はお初だわ。アンミカもこの衣装もすげぇ。

 メンバーカラーの襷をかけたその上にジャケットを羽織る。これってキンプリのデビュー曲「シンデレラガール」の衣装に通ずるものがある。初見でシンデレラガールを感じる衣装だて思っていた。気づいた人いるのかな。ていうかキンプリとニジを同時に楽しんでいる人がいるのかな。どっちも好きでよく見るんだよな。

 

 そして順に9人集のソロが楽しめる。

 そうえいばせつ菜と歩夢はソロが二曲ある。せつ菜だけはアニメ用新曲のみならず過去曲「CHASE!」を劇中で披露していた。やっぱり経験値が違うなぁ。せつ菜の魂の籠もったステージきっかけで、まだアイドル素人だったゆうポム、愛さんにリナリーを同好会に引き込むことになったのは凄い。

 CHASE!の時にかなり特効を使っている。めっちゃ火が出ていて熱そう。

 

 ステージの小細工が多彩な点も目立つライブだった。

 炎を出すだけでなく、電飾、レーザーでの格好良い演出も光っていた。カリン先輩の曲なんてアニメでもかなりレーザーで射抜かれているから、今回のステージにはお誂え向きだったな。

 

 ソロ曲なら「DIVE!」「Solitude Rain」「VIVID WORLD」あたりの格好良いナンバーをCDでたくさん聴いてきた。可愛いのも良いけど直球で格好良い系ナンバーも刺さる。

「Solitude Rain」のしずくの衣装を見るとマジンガーZあしゅら男爵を思い出す。前田のかおりんがダンサーに支えられてジャンプしていたな。

 

 愛さんの「サイコーハート」はCDで聞くと楽しい楽曲だなと思っていたが、生だと意外にも激しめなダンス付きだった。このテンポであの動きだと結構体にキツくないか。村上奈津実も鍛えたのだろう。息切れなく良く踊って良く歌っていた。この人の笑顔をキープする術は好感度が高い。

 

 リナちゃんの登場が無意味に格好良いのが印象的。あんなに可愛くて楽しい曲な割には登場の仕方が勇ましい。いつも思うけど田中ちえ美の喉はどうなっているのだろうか。すげぇ声だな。この人と相良茉優は地声と芝居の変化が凄くてビックリ。

 

 今回のソロ曲衣装で1番刺激的だったのは彼方ちゃんのやつ。アニメの時から1番スケベじゃないかと思っていたが、そのまんま鬼頭明里にシフト。

 すごいな。彼方ちゃんと鬼頭明里のシンクロ率がそれまでのライブよりもすげぇ事になっている。鬼頭明里もプロだからな。めっちゃ張り切って彼方ちゃん寄せのビジュを作って来ている。髪色も衣装も最高に似合っている。大柄な人ではないけどあかりんって股下長いんだな。美脚アイドルだった。

 披露曲の「Butterfly」はそれまで歌って来たスヤスヤソングとは違ってすんごい覚醒状態で歌う格好良い曲。妹を想ってマジにやりきる楽曲だったとアニメの事を思い出してキュンと来る。MCで妹の遥ちゃんの名前を上げてくれたのが嬉しい。遥役の本渡楓も見てくれたのかな。

 振り付けが所々妖艶で全体として格好良い。シャボン玉がやばいくらい飛ぶ中でしっかり踊って格好良かった。あのシャボンの量はチビの夢だな。鬼頭明里史上1番格好良かった。

 

 MVでの指くるくるがクセになるエマちゃんの「La Bella Patria」披露時には、ちゃんと指出毬亜も指をくるくるしてくれた。これが見れて良かった。アニメと中の人、セットで指クルが味わえるなんてお得。声がキレイ。

 

「Awakening Promise」のどうしようもなく胸にキュンキュンくる感じが好き。歩夢が髪に花を挿したところで領域展開してこの曲が始まるまでのテレビアニメ映像も流してくれてありがたい。あぐぽんの綺麗な高音が耳に心地よい。

 

 全員のソロコーナーが終わると心震える名曲の「夢がここからはじまるよ」のターン。これは曲が待ったなしに良い。二年生組3人で歌い繋ぐDメロパートが特に良い。

 アニメと同じセリフを言ってから歌い始める。ここで友情出演の矢野妃菜喜がピアノでワンフレーズ演奏して曲に入るのだが、この演出には心が高まる。

 これだけの人が見ている中で鍵盤を弾くとか心臓が弱かったら死んじゃうだろう。見ているだけで緊張する場面だった。私なら降りたくなる仕事。

 ピアノを弾く時の矢野妃菜喜の指も震えていた。先日放送したアニメ2期でトキランをやった時にはこれを逆輸入した映像が流れていた。元ネタがコレだったのか。感動のワンシーンだった。

 アニメで見た時にも違和感があったが、全員曲なのに各員が要素としても何も被らない全く別の衣装を着ている。実写で見て統一感の無さが更に目立つ。ここから見始めた人ならどういう軍団なの?って思うだろう。これだけ統一感のない衣装が並ぶステージもレアだろう。ステージに弾けるそれぞれの個性が見える点が面白い。

 

 そして第一部も二部もこの曲で落とすのが「NEO SKY, NEO MAP!」。マジで心に響くニジのアンセムだ。

 2020年代が終わって2030年に入る時期になったらきっと過ぎ去った10年を振り返るはず。その時には、20年代の心に染みる名曲といえば「NEO SKY, NEO MAP!」と思い出すことになるだろう。そのくらい魂にこびりつく歌。

 

 アニメと同じくメンカラの傘を振り回してのパフォーマンスが見られる。これってちゃんと練習しないと仲間の体に傘をぶつけたり、タイミング良く開閉が出来ないというミスを起こすだろうな。そんなことなく綺麗に見せた素晴らしい団体芸だった。

 そういえばしずくちゃんのオードリーでも傘のパフォーマンスがあったことから、前田佳織だけは他よりも傘を扱う経験値を貯めていることになるんだな。

 

 アンコールという名の二部のオチでは、傘を持って後ろ向きになった10人の姿がバックのアニメ映像と重なって実に綺麗な景色が完成する。ここに最高に感動した。

 オチがキレイ過ぎる。めっちゃ楽しいライブじゃないか。

 

 DAY1のアンコールでは、相良茉優にとっての雪辱戦となる「無敵級*ビリーバー 」が披露された。2ndライブで披露した時には歌詞が飛んだんだよな。今回は格好良くやりきった。

 この曲めっちゃ良い。曲は格好良いし、歌詞には可愛いの追求者であるかすみんの矜持が見えて萌えるし泣ける。

 披露後のMCでは成功した事に安心して泣いちゃってた。こういうのが見れるのがライブの良さだな。

 あとこの人のMCでかすみんとして話す時と本人として喋る時のテンションが違い過ぎるのが面白い。急に本人に戻る緩急が良い。

 歌やダンスがどうのこうのでなく、ステージに立つ表現者として相良茉優は優秀。

 

 2日公演をディスク4枚に分けて収録し、それぞれ一枚が映画一本分くらいに長い。でも楽しいので全く退屈せずに見れた。曲が良いから普通に見て聴いて楽しめる。

 そして5枚目のディスクはメイキング。これも楽しいな。練習風景まで見れた。ドキュメント番組みたいで良かった。

「Solitude Rain」のバックについたダンサー達と前田佳織が本番後に感動して泣きながら語らっているところなんてグッと来る。良きダンサー達だった。

 

 いや~感想もたくさん出てくる良き催し物だった。アニメ一期の曲達は強かったな。

 キャスト達もキレイにメイクしてステージによく映える。

 3rdライブ二日目のお知らせコーナーで既に4thの開催決定を告知していた。これもBDが出たら見たいな。アニメ2期決定告知もここでのことだった。現地で知ったファン達はさぞ湧いたことだろう。

 アニメ2期も良い曲盛りだくさんなのでそちらもステージで見たいぜ。

 これからも虹ヶ咲の進化に期待だ。

 

 

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