こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(4月~6月)その1

 早いもので今年も半年が終わりそう。そして二度目のクールの変わり目を迎えた。

 ちょっと前に桜を眺めたと思えばもうジメジメ梅雨の時期ではないか。そんな時期には楽しいのもそうでもないのも含めたアニメを振り返るに限るな。

 というわけで毎度恒例の3ヶ月ごとのアニメ振り返りのやつ。

 

 本当に日々あっという間に過ぎる。楽しい事をやるのに一生懸命の人生はそりゃ楽しいけど、その分体感時間が短い。楽しい事って大体がすぐ終わるのだ。そんなわけで春アニメも一瞬だった。

 

 この春はぶっちゃけ収穫量が多かった。楽しい作品が多い。そうでない物でも「見てらんない!」が口から飛び出るレベルの目立ってクソも無く、まぁ見れる範囲に収まっていたかな。

 

 春は何を始めるのにも丁度よい。新学期を迎えた学生にとっても恋やスポーツを始めるならココがベストな時期と言って良いだろう。そんな訳でラブコメやスポーツアニメの存在感が強いクールだったと思う。

 

 前評判の良い話題の新作や人気作の続編も強い。

 異世界の動きにはどうしても注目してしまうが、割りとまともな他ジャンル作品がしっかりしていたので、今期は異世界枠がややおとなしめだったかな。

 

 作風、クオリティ的に見て全体的にバランスの良いクールだった。近年稀に見るアニメオタクデビューするならベストな季節がこの4月だったのかもしれない。

 

 とにかくこの春から夏の頭までがとても楽しかった。

 春にも夏にもありがとうを言って私は季節を抱きしめたい。

 

 

 

シェンムー

アニメ『Shenmue the Animation』オリジナル ・ サウンドトラック

 色々言いたいことはあるが、まず最初にゲームソフト「シェンムー」の対応ハードである「ドリームキャスト」の売出しに尽力した湯川専務のご冥福をお祈りしたい。 

 彼も出役として関わったゲームがアニメ化された年に逝ってしまうとは、なんとも言い難い縁を彼の人生の最後に見る事が出来た。

 湯川専務の出したCDは普通にネタ要素てんこ盛りだけど、とても楽しめる曲で今だに持っているし聴いている。表題曲「Dreamcast」、カップリングの「噂のドリームキャスト」はおふざけ要素も見えるけど大事に聴いた大好きな歌だ。

 私の好きなタッキーとも一緒に仕事をしてくれた。その点でも湯川専務ナイス。本当にありがとう。

 

 しっかり悼んだところでアニメの感想。

 

 なぜこのタイミングでアニメ化だったのだろうと最初に思ったよね。

 原崎は永遠のヒロインであり、安めぐみベストワークスでもあると思う。このヒロインを演じれた事は人生の誇りにしても良い。時を超えて原崎と会えた事に感動。アニメでは声優はバトンタッチだったけどね。

 

 主演の松風雅也にボスのランテイ役の櫻井孝宏と、ベテランがゲームの時から続投で出てくるの。この点は懐かしくてまるで同窓会気分だ。皆のキャリアも長いな~と声優好きならではの感想も浮かぶ。

 

 こんなストーリーだったなぁ~としみじみ思い出しながら視聴。

 物語として普通に面白い。当時はどうだったか知らないが、今だとこの手のシナリオはかなり硬派なのではないかな。こういう路線の作品って最近ではテレビで見ない気もするので逆に新鮮。中2臭いようで、ギリギリの所で踏ん張って硬派に見せているバランスが良い。

 

 海を越えた先にいるヒロインのジョイには、ゲームの時よりもグッとくるものがあるな。M・A・Oの低めの美女ボイスが良い。

 涼を指導する格好良い女拳法家のシュウエイ先生もやっぱりいいな。可憐でエロい。ゲームの時もそんなオーラが出ていた。

 

 ゲームのⅡのオチまでのところでアニメが終わっている。最後に合流したシェンファの声が結城友奈だったな。シェンファの出番がこれからってところで終わっている。Ⅲをやったことがないのでこの先はマジで知らない。来年にでも是非続きをやって欲しい。絶対見るから。

 

シャーマンキング

 漫画連載当時を知るオシャマなマンキンリスナーに「漫画ってどうやって終わったの?」と聞くと「なんか寝て終わった」と返ってきた。これはちゃんと書き切るには足りていない多分打ち切りなオチだったという。

 そんな話に聞く「なんか寝て終わった」の所が出て来て、その先に向かっている。そこに感動する。漫画やアニメ一作目の時のファンと作者の無念もこれで帳消しになったのではなかろうか。

 

 4月後半には、真のオチまで持って行き遂に物語をちゃんと落とした。もうそれだけで良かったなと想える。

 

 お話の方は終盤に行く程規模が凄くなって行き、地球を飛び越えて宇宙規模のものになっている。あの世的なところで修行した葉達5人が伝説の戦士として覚醒するとか、死にかけたというか死んでもカムバックしてバトルするとかの凄い事になっていた。

 後半はこんなにスピリチュアルにしてシャーマニックな方向性に向かう事になっていたのか。意外だ。というか意味も分からずに横文字を使っている。

 

 オパチョがただの可愛いマスコットではなく凄い能力を持っていた事には驚いた。コロロの正体がまさかそんな事になっていたのかと分かった点も意外だった。

 

 なんだかんだで葉王の事を皆が気にして心を救ってやる的な流れになり、最後は大人になった皆が再会してベストなエンドだった。

 子供を作っている人物もいるじゃないか。次は葉の子供が主役の物語もアニメにするとか聞いたな。この流れを途中で止めるのも無理な話なので、そっちも放送した時に見てやろう。

 

エスタブライフ グレイトエスケープ

アニメ「エスタブライフ グレイトエスケープ」原案・谷口悟朗&監督・橋本裕之&シリーズ構成・賀東招二にインタビュー、魔改造された東京で「逃がし屋」の活躍を描く

 今ある環境から脱したいと願う人達を逃してあげる逃し屋達の物語。リアルに見る日本社会のあり方的にマッチした作風だった。

 根っこには社会派なテーマ性が見えるが、一方で表面的にはかなりギャグをぶっこんだおバカアニメ要素もあり。そしてメインの3人の美少女が仲良くゆりゆりしている点で萌え要素もあり。

 エクア、フェレス、マルテースの個性の異なる3人の掛け合いにはほっこりするものがあった。そこだけ見ておけば視聴に使った30分という貴重な時間の元が取れる。これらの要素が結構良いバランスで見えることからかなり好きな作品だった。

 

 エクアのあくまで穏やかそうな感じではあるけど、有無を言わさない強引な言動をとりがちな点には、ちょっぴりゾクリと来るものがあって良い。

 格好良いフェレスが意外にも分かりやすいツンデレ要員な点も素晴らしい。エクアがフェレスの事が必要と迫る後半展開には強めにキュンキュン来るものがあって良かった。

 マルテースはチビで理屈少なくとっても可愛いと言える。長縄まりあのチビ声がずっと可愛い。

 メインの3人のヒロインはどれも秀逸な作りだった。

 

 脱出お祈りダンスの動画を逃し屋に送って来たあれこれの人物を助けることになる。このダンスの間抜けなぶりがちょっと面白い。逃し方は結構強引かつ雑にも想えるがそこも良さ。

 今ある環境からの脱出を願う者達の立場は本当に様々。底辺の人物のみならず、学校の先生、ヤクザの親分など金に困らないどっしりとした立場のヤツらだって精神的に窮屈な思いをして脱出を願っている。

 ヤクザの親分がおっさんなのに「魔法少女になりたい」という願いから逃し屋に仕事を依頼するのは笑った。ジョブと性別まで含めて正反対すぎる。このおっさんが後半ではなにをどう改造したのか不明だが、とっても可愛い魔法少女になって帰って来るのでまた笑える。

 そしてこの世界はなんでもありで喋る動物とも共生関係にある。ショーを行うペンギン達からの依頼もあった。あれは笑う。ペンギンがエクアを捕まえてペチって叩くのが絶対に痛くなさそうなのが可愛かった。

 

 ノーパンの国に行く話やマルテースの脳内会議から大戦争が起きる話はアホなノリで笑えた。この2つのエピソードは、頭を柔軟かつアホなモードに切り替えないと思いつかない代物だと言えよう。こういうバカさは好き。

 

 最終的には世界を治めるシステムまでがその立場からの脱出を希望するという読めない展開に入って行った。無駄にSFチックだったよな。

 ここではないどこかにその者が真に生きていける場所がある。そのために脱出をサポートすることを信念として掲げているエクアの生き様は清い。この点には前向きなメッセージ性があって良かった。

 

 何気にメイン、ゲスト含め声優のメンツが良い。声優好きとしてもありがたい一作。

 

 結果、人生ってのは逃げ道がある内が華だと分かった。もうどこへも引き返せなくなった時がマジのおしまい。これを見て逃げ道がまだ残っていると感じた者は、今一度戦うのか戦略的撤退を取るのか検討しても良いだろう。

 

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3期

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 ゆかちのチビ声が楽しめる例の枠である。もちろん見る。

 

 インク作り、活版印刷の開始など着々と本作りの野望に向かって邁進している。ここら辺の発明について語るシーンは教育番組みたいでお勉強になった。しかし、市民図書館くらいたくさんの本を用意して、誰もが簡単に活字本を手に取れるようになるまでは道のりが遠すぎる。随分気の長い野望だな。

 

 本作りどころではない大きな物語展開もありだった。マインが盗賊に拉致られる危険性も出てきて、思った以上にスリル展開に入って行った。前シリーズと比べ、大人の悪巧みが見える物騒な展開が目立つ。後半で協会のお偉いおっさん達が起こした事件とかはワルワルすぎてムカついた。

 

 3期からイケメン新キャラとしてジルヴェスターが追加された。井上和彦のイケボがとっても良い。マインから見ればおっさんなのだろうが、マインへの接し方がクラスメイトの女子をからかう小学生男子みたいだった。結構幼稚なノリで来るのがなんだかんだで和む。

 

 家族とマイン自身の身の安全のため、家族の縁を断ってマインが貴族に養子入りする展開になったのは印象的。家族との別れのシーンが可哀想。

 

 あとはデリアって登場初期はうざくて嫌だったけど、今期の赤ちゃん絡みの事件では良き姉の一面を見せて好感度が上がったよな。

 

 1クールフルで走り切るには余力を残した全10回で放送終了。続きはどうなるのだろう。4、5期をやってもオチに辿り着く感じがしないのだけど。

 原作の事は知らないが、アニメで最後まで落とす気でいるなら付き合ってあげようと思う。というわけで4期を待っている

 

阿波連さんははかれない

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 多くの人間になんとなく搭載されている精神的計算機能にパーソナルエリアというものがある。このパーソナルエリアがバグって人との物理的距離感が計れないヒロインの阿波連さん、そこを大きく気にしない優しくも普通に変なヤツなライドウくん、この2人の間で巻き起こるおかしい距離感が愛しいラブコメが楽しめた。

 

 片方がクールで変というパターンはあるが、こちらはどちらもクールで変な男女コンビになっている。最初から結構似た者同士でお似合いだなと2人をセットで推せた。この2人を見てはアホな妄想をして鼻血を吹く桃原先生がネタ過ぎてウケる。

 ライドウと阿波連さんの距離感について、基本的には周りがたくさん気にしてツッコんでくることもないという平和な世界観も良し。

 

  2人が序盤から普通に仲が良い。ハンドスピナーとかゲーセンとかいろんな事をしてよく遊んでいる。阿波連さんが大体のゲームでめっちゃ強い。

 ハンドスピナーって流行ったとは聞いたが触ったことがない。見る分には何がおもろいのだろうと疑問ではある。

 

 モノローグとして語られるライドウの妄想が結構アホでウケる。勘違いな妄想癖があるユニーク性は愛せる。その妄想も手伝って2人が謎のダンスを投稿するユーチューバーになったのは面白かった。阿波連さんの謎ダンスEDも謎に面白くて可愛かった。

 

 後半まではずっとバカっぽくかつ楽しく青春ライフをお届け状態だったのが、キャンプ回で流れが一気に変わる。まさか後半でこのように詰めてくるとは、この点についても計れないものがあった。

 計れない距離感が面白く、そしてもどかしい2人が、後には恋人としてちゃんと互いの距離を測って関係するようになって行く。そこにキュンキュン来る。

 後半に行く程、阿波連さんがデレて頬を赤く染めるシーンが多く見えるようになる。萌えるわぁ。

 

 阿波連さんの弟は男なのに姉そっくりのロリチビで、妹はお母さんかってくらい姉よりデカくておっぱいもある。ユニークな家族設定も良かった。

 

 最終回、すごく良かったぜ。大城さんとライドウの決闘が物理的なやつになる流れかと思わせておいて頭脳戦オンリーオセロバトルだったのはウケる。大城さんが阿波連さんに寄せる思いも切なくてキュンと来る。

 大城さんやクラスメイトの佐藤さんも可愛かったな。近所のガキのふたばもネタキャラで良かった。ライドウを見ればすぐに「110番に通報する」と脅すふたば定番のギャグ展開も好きだった。

 

 凄くローテンション&ローカロリーでお届けする新感覚ラブコメで面白かった。いのりんのボソボソ喋るヒロインの芝居も良き。

 

 

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「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ2期のユニット曲

 現在絶好調放送中の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」2期がとても楽しい。もちろん毎週欠かさず見ている。

 

 そんな本作のユニットによる挿入曲3作のCDも出揃ったところで色々と振り返りたい。

 

 このシリーズなのだが、新曲の先行配信をしないためCD発売までマジでフルを聴く機会がない。どの曲もテレビで発表してから発売まで待たされるのでその点は困る。だって早く聴きたいのだ。

 2期の一発目に公開された新曲はランジュの持ち曲だったが、アレのフル解禁がまだなのはマジに焦れる。1番古い曲のリリースを1番最後に回すってどういうことよ。

 新顔3人のソロ曲CDの発売はまだ一週間先のこと。

 こんな感じでフル音源解禁が待ち遠しい2期からの新曲達はどれも優秀。

 

 今回のアニメでは、同好会9人時代からも組まれていた3ユニットを推すというまさかの展開が見られた。アニメでユニット曲をやるのはこれまでのシリーズにはなかったことらしい。

 

 ぶつかり合う個性は無理に融合することなく、個人勢として伸ばして行けば良い。そんな寛大にして正解な思考から敢えてソロでやっていく同好会メンバーは、一人でも確かな力を持つ実力者。衝突を避けてそれらを上手いこと繋げていけば、当然新しくて良いものが生まれる。そんなわけで、ニジガクならではの個性と個性をかけ合わせた優秀なチームが3つも生まれた。なんという素敵な奇跡だろうか。

 

 9人を上手く割り振ってユニットが結成されている事は知っていたが、ソロ曲が聴けるアルバムだけで良いかな、ユニットまで手を出すと疲れるじゃん。というニジライバーにあるまじき温い事を考えていたかつての私にさようなら。 

 2期はユニットで行くとなった段階でやっとユニットの過去曲をあさりだした。というわけで、私のニジのユニットデビューは今年の4月以降の事。ユニットに関してはめっちゃ俄なので恥じ入るばかりである。こんな事になるならアニメ一期の時から勉強しておくべきだった。

 

 で、しっかり予習した上で2期のユニット新曲を聴いた。その上での感想とかを書き殴って行こう。

 

 

ENJOY IT! / QU4RTZ

TVアニメ『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』2期 第3話挿入歌「ENJOY IT! 」

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 エマ、彼方のお姉さん組に一年生組が膝枕をしてもらっているジャケ写が平和で可愛すぎる。

 デパートでちょっと高い菓子を買ったらこんな感じのラッピングになっていると思い出せる衣装も可愛らしい。

 

 

 なんて綺麗なお声。ニジの9人のユニゾンはとても綺麗でそれぞれ声の相性が良い。その中でもより親和性の高い声を持つ4人を選りすぐって出来たユニットだな。

 今期アニメの「ヒーラーガールズ」、やり手の声優ユニット「スフィア」にぶつける事が出来るラブライブ軍団はココしかない。

 

 聴けば思わず体中がシェキシェキしてしまう大変ノリの良い楽しい曲だった。

 絶対に良い曲なのだが、「Sing & Smile!!」「Twinkle Town」あたりの既出曲の出来が良すぎて新鮮味に欠けるといえばちょっとだけそうであるとも思う。

 出し惜しみなく初手から強い曲をポンポン上げていると後が疲れるという都合も見えてくる。かすみんの普段はブリブリしているくせに歌えばちゃんと聴かせる綺麗な声をしているところがとても好き。

 

 そしてカップリング愛好家である事からカップリング曲「4 SEASONS」の方が好み。そういえばココ4人だけでも一年分楽しめる軍団と言って過言ではないな。だったらこのタイトルはグループにマッチするもので良かった。

 あとリナちゃんには定期的にダンボール箱にお篭り様を決めて欲しい。

 

 お客さんが乗れるよう振り付けには手をクラップさせるものが含まれている。客参加型パフォーマンスを見越しての作りになっている。

 ソロに拘るランジュに向けて放ったメッセージ性も感じられるパフォーマンスにもグッと来るものがあった。

 

 MVでかすみんがソロ曲「Margaret」の衣装を着ているのがエモい。

 コーラスが武器な4人を象徴するアイテムとしてデカい音叉がMVに出てくる。これを見てマジで関係ないけどギャオスの内部構造を思い出した。

 

 

Eternal Light / DiverDiva

【Amazon.co.jp限定】TVアニメ『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』2期 第4話挿入歌 「Eternal Light」(メガジャケット付)

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 二人組だからこそ出来た顔面真っ二つジャケのデザインは、ダサいのか格好良いのかよく分からない不思議な魅力がある。

 

 9人をぴったり3で割るのでなく数の少ない二人組を作ったのが意外。

 しかしこの2人の横や間に入るならかなりのものを持っていないと難しい。ぴったりしっくり来る格好良い二人組としてはこの2人しかいなかった。並ぶとめっちゃ画になるな~。

 

 JKにしてはという枠を出て、地上の民としてプロポーションがお化けスゴイ。こんな学生いないだろう。超人ギャルズが過ぎる。これが令和のピンクレディーをアニメにしてもっと進化させたヤツらなのか。ビジュアル、パフォーマンスを含めて圧巻のものがあった。

 貫禄があるから忘れがちだけど、実は愛さんの方が一つ年下なんだよな。愛さんはシリーズ全部を含めて1番のイケメンだと思う。

 

 私の実家の居間についてる電球みたいなアクセをつけた近未来ギャル感ある衣装も格好良い。「ダイバーディーバです!」て言う時のポーズが格好良くて好き。

 

 そんな2人の新曲もめっちゃ格好良い。それに尽きる。

 萌え萌えなアイドル感は封印で、令和の女子はココまで格好良い事が出来ると見せつけた楽曲だった。

 

 バックで流れる音がとにかく心地よいダンスミュージックで好き。

 あっという間に終わった感じのする曲で体感だと10秒くらい。実際に曲のテンポも速いのだが、たっぷり満足な面白い内容になっているためこんな感想になる。

 

 舌を噛みそうな殺人的に忙しい愛さんの高速ラップが炸裂している。すげぇ。

 今年に入るまで知らなかったが、ラップをするラブライブアイドルって平安名すみれだけじゃなかったんだ。

 

 チームを組んでより化けたのは愛さんの方だな。カリン先輩はソロでも格好良い系のダンスチューンを見せているが、愛さんはまったり聴ける元気ソングだったからこんな曲を歌うイメージがまるでなかった。二人共ソロでやるよりユニットでやる作風の方がボーカリストとして良い味が出ていると思う。

 

 MVで格好良い2人が乙女らしく白いドレスを着ているのは目の保養過ぎた。

 

 表題曲がこんなに攻めた格好良い曲なのに、そこから緩急をつけてラブラブしてくるのがカップリング曲の「恋するMagic!!」。見せ方の振り幅があって楽しめるCDになっていた。呪文のような歌詞の「ちゅちゅちゅちゅ ラブラり~ん」が思わず日常生活の鼻歌にも出てしまう。

 

Infinity! Our wings!! / A・ZU・NA

TVアニメ『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』2期 第6話挿入歌「Infinity! Our wings!!」

 

 例の流れを受けて副会長が絶する中披露された新曲。

 しかしこの3人の並びは抜群に良いな。

 

 あゆぴょんが初期のネタでなく本当にケモ耳あゆぴょんになっている!

 

 かなり楽しく可愛いアイドルソング。 

 曲調、世界観は結構デタラメでやりたい事を全部詰め込んだような感じ。メンバー3人それぞれが担当するソロパートの雰囲気がどれも結構異なっていて、同じ曲内にしては緩急がすごい。

 歌い出しのせつ菜の英詩パートのところが格好良い。

「いっせーの」「ハイタッチ」の所はアイドルらしくとても可愛い。

 

 曲中にセリフを言いたがるユニットなようで、曲の頭と尻にセリフパートがある。良いお声で耳を害する要素は皆無なのだが、親や兄弟の前で聴くとマジでちょっとだけハズくなる。

 

 なかなか思いつかない変わった衣装で踊っているな。とにかく可愛い。皆ケモノヅメになっている。

 きゃりーぱみゅぱみゅあたりが、いつかのなんとかという曲でこんな服だったような気もするが、そんな気がする段階の記憶ですら間違いかもしれない。そんな頼りない私の記憶の話。

 

 後半のお尻をふりふりする振り付けは助かる。

 

 あゆぴょんのポニテが見れるのは「Say Good-Bye 涙」の時だけ。その衣装もMVで見れるのはありがたい。

 しずくちゃんがセンターのシングル「Maze Town」のジャケショットが出てくるのもエモい。

 

まとめ

 ニジガクはソロでも全員でもユニットでもなにをやらしても優秀。

 

 誤差3年の内にこれだけの傑物が一つの学園に集まったのはマジで地球の奇跡。それからかすみん超可愛い。

 

 

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11年目の今こそがハイライト Sexy Zone新アルバム「ザ・ハイライト」

 6月に入って早々、セクゾの新アルバム「ザ・ハイライト」がリリースされた。これを当然抑えてしっかり聴く。どうせそうだろうとは思ったけど大変良かった。

 

 聴く前に思ったのが、マジで久しぶりのCDリリースだな~ということ。去年夏に出したシングル「夏のハイドレンジア」以来だから、だいたい10ヶ月ぶりのリリース。去年のハイドレンジアが終わってもう次の年のハイドレンジアの番になるってのにまだ出ないのかと焦れたものだ。ハイドレンジアとはアジサイという意味で、我が家の庭に勝手に咲いている。目でも分かる季節感がそこにある。

 

 前作リリースから数える間になにわ男子はデビューを決めてシングルを2枚も出しているし。そう思えば半年も一年もマジで秒だな。

 セクゾも若くて元気なんだからもっとバンバンリリースしろやと思っている中での新譜なのでありがたい。そして安心した。あとは同じくらい長い間CDを出していないキスマイも早く次来いやと待っている。

 

ザ・ハイライト (通常盤/初回プレス)(DVD付)(特典:なし)

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 昭和男児の憧れのようなイカした車と共にベストショットを決める4人衆。これはイカした一枚だ。

 

 

 

 やっと出た新CDは会心の出来だった。もしかするとセクゾ史上1位の傑作かもしれない。

 前作アルバムの「POP × STEP!?」もかなり楽しいイチオシ盤だったが、あれとはえらく作風を変えている。この方向性で攻めてもイケる。そしてちゃんと聴ける軍団になったのかと成長を感じるばかりの一枚になっていた。

 

 今回のセクゾは新しくして古めかしい。そんな心地よい矛盾を含む音楽性で攻めて来やがった。レトロ感ありつつの新時代の音楽を楽しめる。この新感覚がどうにも心地よい。今回の作風は私の好みともマッチしていた。

 テーマにあるのは80年代、90年代のレトロ感漂うシティポップ。なにをどうやってもおしゃれなサウンドが聴ける楽しいCDになっている。

 

 レトロ感はCDのタイトルロゴにも出ている。

「ザ・ハイライト」のロゴには、大昔のテレビ番組「ザ・ベストテン」のロゴ感がある。そして「セクシーゾーン」とカタカナ表記になっている点にも注目。和風でレトロ感を強く感じさせるなら英語よりもこちらの表記の方が良い。カタカナで見ると違和感があると言えばあるが、結構簡単に馴染む。こちらの表記でデビューもアリだったかもしれない。ジャケの作りからして気に入っている。

 

 一発目に収録されているリード曲「Forever Gold」は発売よりも結構前からYOUTUBEでMVが公開されていた。これは一度聴いた段階で「なんてご機嫌なナンバーなんだ!めちゃ良い!」となった。

 爽やか過ぎて光に満ちた格好良い曲。円熟期を迎えた今こそがハイライトな彼らにふさわしいナンバーだった。

 そして新曲なのに確かに懐かしいレトロな感じがする。多分ヴァン・ヘイレンあたりがどこかのタイミングでこんな感じの曲をやっていたような気がしないでもない。とかいう随分あやふやな感想が出てくるが、とにかく良い。

 菊池風磨が爽やかに歌う「吐き捨てたチューインガム」の歌詞は印象的。場所によると条例違反行為にもなるちょっとした治安の悪さが見える歌詞だが、そこにセクゾのワイルドさが見えて良しだった。

 

 Mステなどの歌番組で披露したのを見て抜群にカッケェ―と思えた。松島くんの顔立ちが凄く良くなったな。

 フマケン以外はデビュー時だと見た目が子供過ぎて大丈夫かと思っていたが、大きくなってからはこういう曲でもしっかり魅せることが出来るグループになった。昔のセクゾは変な歌も結構歌っていたから、デビュー2、3年目くらいだったら今回のアルバムに入るような曲は出来なかっただろう。今は歌声も良くなり、なによりビジュが上がったな~。

 

 

 まさかのアニメMVになっている「THE FINEST」も大人っぽいクールさとまぁまぁのエロさがあって良い。これに関しても、これが歌えるくらい大人になったのかと成長を感じる。まさかのツインリード曲売りのアルバム構成がありがたい。

 サビが英詩でなんだか怪しげなメロディ感もあることから、シングル表題曲には上がらない作風だとは思う。でもかなり出来が良い。

 確かなレトロ感を感じるMVのアニメも良いではないか。MVの黒髪美女を見ると、時代感やキャラデザから「きまぐれオレンジロード」のヒロイン鮎川まどかを思い出す。コレってもしかすると彼女を意識して作ったキャラなのかな。

 

 

 去年に出したシングルの「LET'S MUSIC」が収録されている。これを出した時にこのアルバムの構想はまだなかったのかもしれないが、「LET'S MUSIC」の作風はこのアルバムのテーマに合っていてとても良い。この曲もこれ用のリード曲として作ったと言われると納得してしまう。この曲はめっちゃ楽しくて去年からもたくさん聴いている。

 

 

 ディスコでかかっていそうなダンスナンバーやちょっぴり切ないバラードナンバー、その他ユニークな楽曲が詰まっていてかなり楽しいアルバムだった。

 最初のアルバムを出した時くらいには、ここまで出来る軍団になるとは予想していなかった。進化が楽しい軍団、それがセクゾだ。

 

 

 あとはマリウスはどうした?

 風の噂で脱退説が私の耳に舞い込んで来たけどマジなの?嘘でしょ。本当だったら普通に嫌なんだけど。きっといつかは合流してまた5人に戻って欲しい。

 

 そんなわけで新作の仕上がりにたっぷりな希望を感じられるセクゾのハイライトを拝む事が出来た。今年の梅雨はセクゾを聴いて盛り上がろう。

 

 

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