私、たくさんの音楽を聞き込んでいる身であるが衝撃をうけた歌詞というと即頭に浮かぶのは井上陽水の「氷の世界」の歌いだしの
「窓の外ではリンゴ売り 声をからしてリンゴ売り
きっと誰かがふざけてリンゴ売りのまねをしているだけなんだろ」
という歌詞である。
衝撃というか不思議なんだけど、一体どうゆうことだよ。
たくさんある成果の中から林檎一択で勝負に出たのはどうゆうワケよ?
私の家の大窓の外には豆腐屋、パンパン菓子売り、屋台ラーメン屋、古くはロバが引くパン屋まで通ったと聞くが林檎売りという稼業に身を置く者はいまだかつて来たことが無い。
林檎売りと聞いた時は、大好きなディズニーアニメ映画「白雪姫」に登場する不気味なババアしか思い浮かばない。
林檎の入ったバスケットを手首に引っ掛け、黒いローブに身を包み、チビで白髪で鼻が長くて尖っているというザ・悪魔女という見た目の者が想像できる。いささか偏見が過ぎるかもしれないが林檎を持っている人といったらそこまでしか想像が及ばない。
林檎売り自体が不思議に包まれている上にこの歌で登場するのはふざけてそれの真似をしている奴。となると余計にそういう奴には出くわさないな。
まあ、そういうワケでこの曲を聴いたら林檎を持った不気味なババアを想像してしまうのである。ちょっと怖い。
私がおかしな想像で妙な世界観を広げているだけのことで、我が心の師の一人である井上陽水師匠のこの曲はすばらしい曲であって彼の代表曲の一つです。是非、聞こう。
陽水師匠、そして林檎売りよ 永遠なれ