どうも漫遊の民こしのりです。
昨日紅白を見たような感覚なのだが2018年もしっかり三ヶ月が過ぎようとしている。
そんな2018年も呼吸をするがごとく、私は大好きなアニメを日々視聴している。
今年の一月から始まった楽しいアニメの一群の中で異彩を放つ変り種作品だと私が感じたのが、世間でも何かと話題の「ポプテピピック」である。
「ポプテピピック」は2018年1月~3月にかけて放送した全12話のテレビアニメ。さっき最終回を見たのだが、放送後早くも伝説のアニメとなってしまったようである。このアニメのことは棺桶に入っても忘れないと思う。
・作風から何から全てが奇抜すぎるアニメ
このアニメ、とにかくクソ面白い。
制作サイド公認のクソアニメらしく、確かに磨きぬかれたクソアニメに仕上がっている。何と言っても作品キャッチコピーが「どうあがいても、クソ」というのがすばらしい。
その昔、「SIREN」というホラーゲームがあり、そのキャッチコピーが「どうあがいても、絶望」であった。ここから取ったのかな・・・・・・
ちなみにこのゲーム、クソ怖い。親族内では「ホラーが駄目」で有名な私のお兄ちゃんの前で私がプレイすると、もれなく目覚まし時計を投げられました。
「ポプテピピック」の原作は4コマ漫画ということである。漫画は読まないので原作のことは何も知らなかった。作品のキャッチコピーに「覚えてろ竹書房」というものもあり、何のことを言ってるのかと思って調べると、どうやら作品を通じて作者と竹書房の方で何やら確執があったらしく、漫画を通じてそのへんの問題をめぐってバチバチやり合っている。竹書房との確執をパワフルな作風を磨くバネにし、見事アニメ化に至らせた奇跡の一作でもある。言い過ぎか。
この作者と竹書房とでバチバチやり合っている様は漫画で確認できるのだが、何れも強烈なパンチを放っているため、見ていて大変面白い。
最終回ではポプ子とピピ美が竹書房と戦争を始めて会社をぶっ潰しているし、アニメ製作に関わったキングレコードまで潰しにかかっていた。この時の台詞に今は無き「スターチャイルド」の名が聞こえたのが嬉しかった。
ポプ子とピピ美の二人の女学生が主役なのに全く萌えないという困った作品である上に、毎話前後の一貫性が何もないイミフなショートストーリーを展開し、そしてその毎回のネタがマニアック且つ古いオタクネタ満載で、10代、20代前半の視聴者には元ネタがほとんどわからないであろう作りになっている。
まだあるツッコミポイントは、メインの女学生二人を演じる声優が毎回違うということ。女学生だって言ってるのに、平気で男の声優が声をあてたりもする。そして、毎回出演する声優はいずれも新旧問わずの人気者だらけで、アニメのパロディネタにプラスして声優好きにも受けることから、諸々の点でオタクが歓喜する作りのアニメになっていた。
毎週の声優が誰になるのか、それを楽しみに放送を待っていた。
個人的に良かったのが、メインの二人を名塚佳織と三瓶由布子、日笠陽子と佐藤聡美で演じた回。
名塚、三瓶コンビはアニメ「だぁ!だぁ!だぁ!」「交響詩篇エウレカセブン」両作品でメインの男女キャラをそれぞれ演じたアニメ好きには御馴染みのコンビである。二人の共演が見れて良かった。
日笠、佐藤の二人はアニメ「けいおん」で共演し、個人的に2009年ベストカップルだと思う「けいおん」に登場するヒロイン澪ちゃん、律ちゃんをそれぞれ演じた。
この二組の出演した回は嬉しかった。
個人的リクエストを言うと、声優ユニット「やまとなでしこ」の二人と「ゆいかおり」の二人で演じて欲しかった。二期をやるならこの組み合わせが見たい。
ここまで言ってまだまだあるツッコミポイントは、変則的フォーマットでの放送にもある。30分枠の番組なのだが、実は15分しか作っていない。前半は良いが後半はどうすんの?と思ったら、即再放送を初め、同じ内容をメイン二人の声優を変えてまた流すという前代未聞の放送形態を取っていた。
他にも、中の人を実写で登場させたりとマジでやりたい放題である。最終回では蒼井翔太がアニメを無事に完結させるキーマンとして実写で登場した。まさかの翔太落ち。
遠くから実写の人が走ってくるので「え、誰、翔太じゃん」となった時は笑えた。
「翔太帰れよ」とツッコミを入れてしまった。
・謎の騙しアニメ「星色ガールドロップ」
この作品は、第一話目から衝撃的であった。
原作を何も知らない私は完全に騙された。それが何かと言うと、この作品の一話目の冒頭は「星色ガールドロップ」というタイトルでスタートしたのだ。魔法少女みたいなヒロインが登場し、ラブコメ風で始まったので、これが本当の番組だと思ってしまった。普通にOPアニメも流れて、騙しにしては手が込みすぎ。しかも可愛らしい第一話オンリーのOP曲は、キングさんの方で売り出し中の例の三人娘(小倉唯、上坂すみれ、水瀬いのり)が歌っている。あと、OPアニメに出てくるデカイ犬は何だと未だに気になる。
「わぁすご~い。豪華な顔ぶれ」
とか言ってOPアニメを見ていたら、急にチビぽっちゃりの二人組みの女学生が意味のわからんことをする謎アニメになった。
しかも、騙しの番組「星色ガールドロップ」は、その後も「ポプテピピック」の裏で放送していたかのごとく毎週次回予告のみが流れる。視聴者は本編を一切見られないが、次回予告のみを見て確実にストーリーが進行していることが分かる。
「くそめ、だましやがって」と思ってクソアニメのポプテを見るが、最後のみは「星色ガールドロップ」の予告ナレーションを担当する小倉唯ちゃんの可愛い声を聴いて締めることが出来るので「まぁ、いいか」となる。
・気持ち悪いがクセになる番組ミニコーナー「ボブネミミッミ」
このアニメの面白い仕掛けが、毎話のどこかげ挟まれるミニコーナーの「ボブネミミッミ」である。私はこれが大好きである。
タイトルロゴの頭に「新コーナー」と表記されている。話数が進んでもずっと「新コーナー」と表記され、永遠に新コーナーのままであった。
こちらも多分ポプ子とピピ美と思われるキャラが出るのだが、なにせ作画が酷いので判然としない。ボブネでは意図的な作画崩壊を起こすという逆転の発想で最大級のユーモアを醸し出している。それにしても安定して毎回絵がキモイ。
ボブネでは「エイサイハラマスコイ踊り」「行動力の化身」というあくまで個人的流行ワードが生まれた。
個人的にボブネで一番好きだった話は、ポプ子とピピ美でかくれんぼをする回。
番組を永久保存用として録画した時にコレが出ると殺意を抱いてしまう、というあの悲劇のL字放送のメッセージウインドに変化して隠れている。
隠れ場所がありえないとツッコミを入れてしまう程に面白い発想であった。マジで何回見ても笑える。
あとは、ヘルシェイク矢野のライブを紙芝居でお届けする回も神であった。
・個人的にツボッたネタ
本作には多くのアニメやゲームのパロディネタが散りばめられている。レイズナーのネタとか古過ぎてこっちも忘れかけていた。
中でも個人的にウケたのが、外国の政治家の幼少期の思い出を振り返っていたらそれがなんとファイナルファイトのハガー市長であった回。アレは爆笑した。90年代初期に流行ったアクションゲームのネタなので古い。今ほどファイナルファンタジーがシリーズを重ねて元気でなかったあの時代では、「FF」といえばファイナルファイトをのことを指していた(私の地元ではね)。実に懐かしい。それにしてもこのネタを使ってカプコンに怒られないのかな。
そして感動したのが最終回冒頭で使われたネタ。セガサターン好きの間では伝説となっているクソゲー「デスクリムゾン」のネタである。私もサターン大好きのいわゆるセガっ子なのでコレは嬉しかった。
ここへ来てクソアニメとクソゲーの夢のコラボが見れるとはな・・・長生きはしてみるものだぜ。
私がこのデスクリムゾンと同時期に購入して遊んでいたサターンのゲームに「ダイナマイト刑事」というのがあった。これら二作については私のおにいちゃんが「ウ〇コみたいなゲームだな」と一言感想を述べていたのを思い出した。私はどっちのソフトも大好きで今でも所持しているのだが、時間があっても再びプレイしようとは思わない。
デスクリムゾンの主人公コンバット越前のこともいじっていた。我が家にコンバット越前のシールが張られたガンコンが転がっている。
「デスクリムゾンは知らないけど、流行のポプテでネタになっていたから買って遊んで見ようかな」とか思って安易に購入することはおすすめできない。私はこのゲームが好きだし、越前も謎な良いキャラをしていると思う。ただし、それはそれ、これはこれはこれ、クソはクソという話である。このゲームはやっぱりクソだから相当心が広くないと買って後悔するに決まっている。
ちなみにドリームキャストで続編の「デスクリムゾン2」も発売している。こちらも初代同様のクソゲーで、こっちをプレイした私のお兄ちゃんは「コイツとトイレの紙を交換してくれるっていうなら、例えトイレ一回分の紙の量であろうとも俺は喜んで差し出そう」とまで言ってみせた。こんなことを言っているが、ゲームを買ったのは私である。私のお兄ちゃんは人のゲームを品定めするのことが趣味と言うか宿命の人間でクソはクソだと忖度なしに酷評する。
おっと、ポプテを忘れてデス様回顧録になってしまうところであった。デス様の悪口なら三時間くらい喋ってられる。
最終回では他にも「機動武闘伝Gガンダム」のAパートからBパートへ切り替わる時のアイキャッチをパロったネタもあった。
このようにして、すごいところからネタを引っ張って来るので毎週何のネタが出るのかとても楽しみな作品であった。それにしてもマニアックなパロディネタが豊富だった。

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見れば分かるのだが、色々狂っているアニメだ。私は数々のアニメを見て来たが、こんなに混沌とした作風のものには、そうそう出会うことはない。こんなに狂ったアニメは鬼才ちょぼらうにょぽみ原作のアニメ「あいまいみー」以来である。
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