こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

初音ミクは世界に誇れる歌姫だと想う

 

初音ミク「マジカルミライ 2017」 (Blu-ray通常盤)

 

 最近初音ミクにはまっている。

 最近はまっているVチューバー達がミクの曲を歌っているのを聞いて本家も聴きたくなった。きっかけはそれ。

 

 今更だけど初音ミクってすごいな。ボカロはミュージックシーンの新しい波になったのは間違いない。一昔前までこんな音楽が出来るとか想像もしなかった。

 

 平成が終わるということで、あっちこっちの番組で平成を振り返ろうなんて企画をよくやっている。この私だって個人的に振り返りを行っているくらいだし。そうした例に漏れず、先日放送した「関ジャム」でも平成の音楽を振り返っていたのだが、その中でボカロ文化と初音ミクの楽曲に焦点が当てられた。ヒャダインがミクの話題を出してくれた。これには気分が上がった。「千本桜」「メルト」が紹介された。どっちも名曲だ。

 

 素人が楽曲を制作し、生身のボーカルを使わなくても完成した曲として発表できる。それを可能にしたボカロとニコニコ動画の存在は、退屈なミュージックシーンに新しい風を吹かせた新文化の運び屋と言えよう。今となっては当然のことなのだろうが、この仕組って考えると本当に画期的。

 ミクをはじめとしたボカロ、そして楽曲の発表の場となったサイトの存在には感謝だな。

 

 ミクに詳しい私の妹から先週聞いたのだが、今をときめくあの米津玄師もミク使いだったとか。ハチという名義で活躍していたという。ミクあっての米津だな。ミクがいなければ米津も出てこなかったもしれない。てか米津とミクって意外な組み合わせなんだけど。米津って素人時代からすごかったんだな。

 

 私がミクの楽曲に触れたのは、その昔妹が貸してくれたPSPゲーム「初音ミク -Project DIVA- 2nd」をプレイしてから。

 それまでミクの存在は知っていたけど「電子の歌姫とか何言ってんねん?機械の声じゃ愛も魂もあらへん。だったらユーミンを聴く」とか言ってシンガーとして文化として下に見ていた。しかし借りたゲームをプレイすると、まずミクが文句なしに可愛い。そして曲が良い。このゲームをしてからちょっとだけ興味を持ち、妹のCDを借りたりしていたんだよな。

 ミクがデビューしたのが2007年で、このゲームにはデビューしてから2,3年分のヒット曲が入っている。それからは特にミクに触れることがなく、いつだかMステに出て「千本桜」を歌ったのでその曲だけは知っていた。そんな訳で私はミクの歴史の2、3年しか知らない。

 で、今年の3月くらいからミクっていいなと想い始めてたくさんある曲をちょっとずつ勉強している。

 

 そうして知ったのがミクのライブがあるということ。Vチューバーを大きなスクリーンに映してのライブをYouTubeで見たことがあるがあの感じだという。これを見たいと想った。ミクのライブってびっくりするくらいたくさんやってて、映像作品でもジャニーズくらい色々DVDを出している。

 どれから見たものかとミクに詳しい妹に聞くと、2017年のマジカルミライツアーが良いということだった。このライブはミクのデビュー10週年記念ライブだと言う。とりあえずこれを見て10年分を軽く勉強すれば良いと言われた。

 

 で、見たんだけど色々すげー。

 やっぱりミクは可愛い。それは見る前から分かっていた。すごいのは映像技術。舞台にミクが鮮明に映り、歌って踊ってめっちゃ動いている。これは金かかってそう。

 ミクってスカート丈が際どいから踊ってヒラヒラしているのを見るとヒヤヒヤする。ミクの黒ハイソックス絶対領域、スコだな。

 

 ミクの10年分を込めたライブといっても、私は初期の2,3年分しか知らない。そのため私の知らない曲もたくさん披露されたのだが、知らなくても楽しかった。

 ミクをメインに置いて、脇にダンサーがいて、生バンドがいる。すごい、CDの音とはまた別物になっている。生バンドは上がる。

 

 ラストナンバーが「ハジメテノオト」というおしゃれな選曲なのがよかった。これはオープニングナンバーにだって出来るだろう。

 この曲はさすがに知っていた。

 普通に聴いていても泣き曲なのに、10週年の締めくくりにこれを持ってこられたら余計に涙腺に来る。

 最後の「初めての音になれましたか?」の歌詞は、ここで聴いたらグっとくる。これには「なれたよ~ミク~」と返してやりたい。

 ライブ終わりにミクが挨拶をする。ミクって喋るんや。息継ぎとかも何かリアルで最後のあいさつで泣けた。「またね」って言って消えて行くミクは神々しい。

 

 このライブすごいよかった。楽しかった。観客の声がうるさいしマイクも良いので会場の音をかなり拾っている。野太いおっさんの声で「ミクー」「みくちゃーん」とか言ってるのが聞こえるとウケる。

 

 ぶっちゃけボカロナメてたわ。こんなに楽しいとは……。これはリアタイで見たら絶対に楽しいし、最後のアレは泣くわ。これを見てかつての私みたいに機械の声がどうとかこうとか文句言ってるような奴は人でなしだわ。

 

 私の妹は「ミクには21世紀の可愛いの全部が詰まっている」と言った。確かに可愛い。これはハマるわ。

 妹はミクの初期の代表曲「恋スルVOC@LOID」を聴いてミクに恋し、はまったという。私も最近はこの曲を良く聴いている。この曲はめっちゃ可愛い。 

 そして妹は「ミクは世界に誇れる歌姫」とも言い「とりあえず西野カナには勝ってる」と評していた。西野氏の腕前がいかほどか詳しくは知らないが、妹がそういうならそうなのだろう。

 

 私もミクは世界に誇れる歌姫だと想う。これからもっと聴きたい。

 デビュー12年にしては持ち曲が鬼多い、これが強みの歌姫だな。たくさんあるので聴くのも大変そうだが、それも楽しみの一つだ。

 

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