「魂斗羅スピリッツ」は1992年2月28日に発売したスーパーファミコンソフト。
アクションとシューティングの合わせ技が美味しい名作である。
92年という古の時代のソフトでありながら映像の綺麗さ、狙撃や爆発の派手さ、イケてるBGMは今日プレイしても良きものと評価できる。と思う。
その昔にはクソゲーに混ざって汚い中古屋の汚いカートに積まれていたソフトの一つだったが、現在ではけっこうな高値がついている。こうしてあの日の名作もクソゲーも後になって思わぬ価値が出たりするから大切に取っておいて良かったというもの。
このゲームは約7年前の寂しい秋の夜にもプレイしたことがある。昨今はアホ程太陽がカンカン照ってマジで暑い。暑いとそれだけでなんだかイライラする。そこで暑さとイライラをぶっ飛ばせる素敵な何かがないかな~と思って押入れに手を突っ込んだところ、我が手に収まったのがこの「魂斗羅スピリッツ」だった。これは銃をぶっ放して悪者を倒すスカッと要素ありまくりなゲームなので「よし、やろう!」と思って一晩でクリアした。久しぶりにプレイしたので敵のクセとか色々なことを忘れていて、ほぼ新人のつもりでプレイ出来た。
まずタイトルにもある「魂斗羅(こんとら)」というワードだが、これについては"魂斗羅とは、熱き闘魂を生まれながらに持った、ゲリラ戦術の達人に与えられた名称である。"とウィキペディアに掲載されているので、まぁそういうことらしい。
プレイヤーキャラは見るからに屈強な戦士といった感じで、パット見て遊戯王カードの人気キャラにして本田君のイチオシカードでもあるコマンダーを彷彿とさせる。
全然知らなかったけど、ウィキペディアで調べるとちゃんとゲーム内設定がある。
時は西暦2636年、地球に押し寄せてきたエイリアン軍団を駆逐するため、強戦士魂斗羅が立ち上がる。というのがこのゲームの内容となっている。
RPGでもない限りレトロゲームの設定など気にせずサクサク始めちゃうので、改めて調べるとなんか地球がえらいことになっていて草だった。
二人プレイでぶっ放したいところだが、いかんせん相棒が見つからず寂しくも楽しく一人プレイをスタートさせた。
日本にたくさんあるシューティングゲームやアクションゲームのだいたいがそうなのだが、初見だとムズい。この魂斗羅もやっぱりムズい。一面で普通に死んだ。こればかりは繰り返し死んで覚えて勉強だな。
画面は横スクロールアクションでマリオとかドラキュラみたいな感じで進むのだが、こちらの攻撃は狙撃のみ。こうしてアクションゲームとシューティングゲームの要素が合体したものって意外とない珍しいジャンルなのではないかと思った。
全体攻撃できるボムは助かる。素人には大変心強いアイテムだ。
LRを同時押しで銃を両手に構えてぶっ放すのは格好良い。とりあえずやりたくなる。
ステージは全6面構成となっている。内2面は横スクロールではなく、プレイヤーキャラを俯瞰した状態で操る。この見下ろし型画面は同じくスーファミソフトの「怒りの要塞」を思い出させる。このパターンだとたまに画面に酔うので注意だ。
ステージが6つしかない割にボスキャラが多い。特に後半は怒涛のボス戦ラッシュとなっている。派手で良いけど、テンポ感がちょっとなぁ~ってなる。ザコとの絡みも大事にしたい。セーブなしのボス連戦はきつい。
本当はまだステージがあったけど、都合で短くしたから作ったボスを詰め込んだ。みたいな事情でもあったのかってくらいボスが多い。
死んでもそのステージから再スタート出来るので、一面からの戻し作業をしなくて良いのは助かった。
4面のボスとは空中に発射されたミサイルに次々と飛び移って戦うことになる。この演出は斬新だった。
最終面は苦労した。最終面の各ボスはデザインがグロかったりキモかったりでインパクトがあった。
最終面の脳みそのボスはルーレットで攻撃を決める。これは面白い。あるパターンでは、ファミコンの「忍者ハットリくん」で鉄アレイと竹輪を混ぜて投げるアレみたいな攻撃に出るものもあった。ここで上手くアイテムだけを拾えば俄然有利になる。
「クロノ・トリガー」でもルーレットのボスがいたなと思い出す。
難易度は高いけど繰り返し覚えて集中力を切らさなければなんとかイケるレベルだった。
銃やボムをぶっ放してスカッと出来る名作ゲームだった。次は私のお兄ちゃんでも誘って二人プレイをしたいところだ。
懐かしの魂斗羅スピリッツをプレイ(ノーミス) 【難易度:HARD】
OPムービーの「派手に出迎えてやろうぜ!」のセリフが好き。
夏の暑さをぶっ飛ばすにはシューティングに限るね。
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