こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

高貴なるシューティング「弾爵 -ダンシャク-」

「弾爵 -ダンシャク-」は、2006年に発売したニンテンドーDSソフトである。

 

 元々は海外のゲームを日本版にして販売したものだとのことである。なるほど、どうりでどこか日本離れしたキワモノのセンスを感じるシューティングだったわけだ。

 

 本作を手に取ったことには運命的な何かを感じる。出会いは偶然にして突然なものだった。

 

 マジでお店で全く見たことのないゲームで、何も知らないままに偶然ネットで見つけたソフトだった。そして思う、「なんだろうか、このパンチの利いたタイトルは」と。

 弾をめっちゃ打ち込むゲームであることから、本来なら男爵のところをここでしか聞かないワード「弾爵」と銘打ったおしゃれにしてユニークなタイトルにどうしようもなく心惹かれた。そんでもって更に目を引くのが、何をどう見ても華があって格好良いジャケット。これはクソゲー臭が全くしない、絶対面白いやつだろうとフィーリングで信じ切ってしまった。それとおまけに芸人の「髭男爵」も思い出したし、掴みは抜群に良いではないか。髭男爵、好きだったなぁ。ひぐちカッターとか未だに思いついたら日常会話にぶっ込むことがあるし。

 

 もうコレは絶対に欲しいという答えがあっさり自分の中に生まれたが、そこに待ったをかける要素があった。それというのがこのソフト、値段がバカたけぇ!

 なかなかにしてなかなかな困った額を吹っかけて来やがる。もうコレに関しては「なかなか」としか表現しようがない。

 

 大方の人間の金銭感覚で考えて高額な品なので、さすがに一瞬ためらう。でも考えてみると他にたくさん支払いをする口があるわけでもなく、借金だってもちろん無いし、であれば「よし、買おう!」となって購入してしまった。

 こちらのソフト、いわゆるプレミア価格の商品であり、購入金額は恐ろしいものだったのでもう忘れることにしよう。

 

 高額商品なので手にとった時にはちょっとビビったな。ゲットしたものは美品で安心したぜ。それにしてもなんでこんなに高額化しているんだ?

 

 これだけ懐を寒くしてくれたのだから、面白くなければ割に合わない。その点を心配してプレイしたが、これがきっちり面白くて安心出来た。大変楽しくて感動できるソフトであり、大好きな一本になったぜ。

 

 そんな訳で爵位を有する高貴なシューティング「弾爵」を遊んだ思い出を書き殴って行こう。高貴な本作は他のシューティングとは一味違う。

 

弾爵-ダンシャク-

 

 まず思うのが諸々「かっけえ!」ということ。すごいな、びっくりした。DSでこんなに綺麗に迫力満点な画像を出力出来たんだって感じ。マシンや技のエフェクトも美麗で格好良い。

 

 プレイヤーマシンには最初から4つの武器が搭載されていて、いつでも切り替え可能となっている。アイテムを拾い集めての武器交換ではないのが良い。

 それぞれ特性が異なる4つの武器を上手いこと切り替えて戦闘を有利に進めるのが味噌。もっと楽しいのが、4つの武器それぞれがエネルギーを使うことで強力になる点。こちらは無限に使えないので使い所が肝心。4つの武器、各武器強化モード、合わせて8パターンの攻撃を展開できる。手数の多さはさすが高貴な男爵、もとい弾爵である。加えて全体をぶっ飛ばせるスマートボムも特殊武器として装備されている。画面所狭しと集まったザコ共をボムで一掃する快感は忘れられない。

 状況に応じて攻撃タイプを切り替える面白みは、その昔ハマった「パンツァードラグーン」を思い出させる。あちらも呼吸ある内にまた遊びたいものだ。

 

 この手のシューティングなら大体そうだが、そこそこにムズい。所見で死にまくりだったわ。

 スターフォックスのように色んな惑星を周って行くスタイルのゲームだった。最初3つのステージをゲームオーバーせず突破しないとセーブが出来ないので、最初で躓く。3つのステージでの戦い方を覚えてセーブ地点に行くまでになかなかの時間がかかった。だが、何度死んでも楽しかった。私という人間は単純なのか、それとも意外とM気質なのか、とりあえず少々の難関にだって打ち負かされることはなかったのだ。

 

 難易度は程良いものかと思える。私はものすごくシューティングが得意というわけではないが、死んで勉強しての繰り返しでなんとラスボスまで行けた。相性の問題だろうけどラストステージ、ラスボスよりも、その一つ前のステージとボスの方が倒すのに苦労した。

 

 ラスボスが二段变化仕掛けだったのには苦労した。こっちの攻撃でちまちまとしかライフが削れないので、ラスボス戦は長丁場になった。かなり集中力が必要だった。ものすごい数を打ち込んでくるので、集中力が切れると避けれずに当たってすぐ死んでしまうところだ。ラスボスを倒した時には思わず「よっしゃ!」とガッツポーズで喜んでしまった。深夜1時前だったのに。そのくらいハマりこんでしまった。

 

 各ステージクリア後にアルファベットでランク評価が出るのだが、大体Fがランク、最高でもCランク止まりなんだけど。これでAを出すのってかなりムズいのではないか。まぁ評価はどうでも良いとしてとにかく楽しい一作だった。

 

 なかなかの弾幕ゲームだったが、その昔遊んだ「雷電」と比べるとまだ弾幕が薄い方だった。

 

 文句なしに面白いのでハマる。寝る前にちょっとのつもりが気づくと数時間遊んでしまっていたということも何度かあった。

 たくさん打ち込まれる弾を避けてこちらも特大のものををお見舞いするという神経を使う作業の繰り返しなので、脳と指先がフル可動になる。これは多分アンチエイジングにもなるではなかろうか。小さな弾をたくさん避けていくテクがいるので、こういったゲームは脳と視力の若い内でないと遊べないな、とか思いながら楽しんだ。

 


(NDS)Nanostray 1MISS 1CC/彈爵 掌機上的華麗畫面(1MISS通關)

 

弾爵-ダンシャク-

弾爵-ダンシャク-

  • 発売日: 2006/01/26
  • メディア: Video Game
 

 

 シューティングで楽しみたければ脳内年齢が若くて視力がある内にさっさとやるべき。

 

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