こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こちらも可愛くて強くて格好良い「ダーティペア FLASH」

ダーティペア FLASH」は、1994年に発売したOVA作品。三期に分けて発売され、全16話の作品になっている。

 

 1985年よりスタートしたテレビ版ダーティペアからキャラクターを一新し、ケイとユリ、ラブリーエンゼルのコンビ名のみはそのままに、後は何もかもが違っている作品。

 

 オリジナルの方もOVAや劇場版をやって幅広く作品展開をしたのに、テレビシリーズ開始から約10年後にこうして新プロジェクトがスタートするとは、それだけ息の長い人気コンテンツだったということか。萌えなアニメの歴史を令和時代に入って追っている今日のこのごろである。

 

 同じケイとユリでも顔は違って別物。声優はケイが松本梨香、ユリは國府田マリ子

 オリジナルのダーティペアのおまけくらいのものかと想ったら、結構多めに本数が作られていて中身も楽しかった。侮れない。

 

 どっちのペアにしても私はコンビならユリ派。國府田マリ子の声でぶりっこする今回のユリもかなり良かった。國府田マリ子の声、かわえぇ~。

 一人称が「俺」の松本ボイスの荒々しいケイも良かった。

 こっちのダーティペアもかなり推せる。

 

ダーティペアFLASH(3)

 

 以前のダーティペアに負けないくらいこちらも可愛いし、強いし、そしてあれこれと問題をやらかす。

 ケイの方はルール違反とか色々あって一回は会社を辞めてるし。OVA一期後半で戻ってくるけど。ケイ不在の間は、使えない新人がユリのパートナーを務めた。

 

 銃や剣を使ってのバトル、メカ戦も展開し、前作同様SFのテイストが取られている。

 

 スペースオペラって感じで固めず、舞台は地上で展開するものも多い。

 第二期シリーズでは、現代日本を再現したしんちゃんで言うところのオトナ帝国みたいな街に潜入捜査に入る。ダーティペア感が削がれる地味でリアルな街並みが広がるのが新たな魅力になっていた。潜入中のケイとユリは古くて狭いアパートで寝起きしている。派手な二人とはミスマッチな地味な舞台が印象的だった。

 

 二人は17歳という設定になっていて、捜査のために女子校に通う流れもある。ユリの方だけかなりはしゃいで楽しんでいるのが可愛かった。学校の七不思議にまつわるエピソードもあり、一時は学園もの展開になる。女子校の制服姿のダーティーペアもなかなか萌えだった。

 学校が終わって寮に帰ったらケイがビールを飲み出すシーンがあり、酒に厳しい現代では学生がそれをしたらアウトだろうと想った。松本梨香がやりそうな男勝りな性格で、そんなところも魅力的なケイだった。

 

 ケイが赤ん坊を助けて行動を共にするエピソードでは、ケイの母性が目覚めるシーンに萌えた。

 おむつ交換時に物珍しい男の子のアレを見て怯むところはウブだった。子供を泣き止ませるために自分のおっぱいを吸わせるシーンがあり、そこではケイの乳首が解禁される。いやらしさはなく、美しいシーンになっていた。

 

 ゲスト声優に当時売出し中の若手が出ていたのも印象的だった。好きな声が色々聴けたので嬉しかった。

 こおろぎさとみがチビガキの殺し屋役で出てくる。このチビとユリが素手で殴り合うのが面白かった。

 白鳥由里が演じる花屋の娘が、ユリに恋して告ってくるユリ展開があった。白鳥由里とユリなだけにな展開だった。

 

 椎名へきる演じるいいところの坊っちゃんが、「ユリおたく」として登場する。ヒロインユリの姿形を気に入ってユリそっくりのロボを作るが、夢を見すぎて理想のユリの性格設定を自分で色々と作ってくる。大人しいけどまあまあやばい少年。この回でユリが色々とコスプレをする中の一着に、テレビシリーズのユリが着ていたあのユニフォームがあった。ここはファン泣かせなところ。

 

 OVAということでテレビシリーズよりもサービスシーンがあり、キャラデザを木村貴宏が担当したことで絵柄も前よりもっと萌えになっていて楽しめた。なんならもう少し続きの話が見たかったくらい。

 

 主演の松本梨香國府田マリ子も歌姫のイメージがあるので、二人がOPとEDの主題歌を担当しているのも嬉しい。若き日の二人の歌声が聴けて良かった。

 

 結局ダーティよりもビューティーなヒロイン達の物語だった。

 

 ダーティーペアのBD-BOXは懐が一気に寒冷化を迎える程高額であったが、全部入りのコレならまぁ損なことはない。古より伝わりし優良コンテンツだった。

 

 

ダーティペア COMPLETE Blu-ray BOX [通常版]

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  • 発売日: 2019/12/18
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