こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

生誕40周年記念!思い出のファミコンソフトを振り返ろう その2

 愉快な輩が勝手に出した愉快な非公式ファミコンもあるが、それを除外した公式に出たファミコンソフトだけでも1000本くらいあるらしい。まじですげぇ数だな。

 それだけ作るヤツがいるのは、やるヤツがいる計算があるからだ。私も結構やった部類なのではなかろうか。

 とはいっても1000もあるのに私は300くらいしか知らない。今からでも学ぼうと思えばまだまだファミコンの世界を知って楽しむことが出来る。

 その楽しさはまるで深淵の世界、それがファミコンというすごい娯楽コンテンツなのだ。

 令和の人間達も偉大な発明に脱帽して然るべき!

 

 

アイスクライマー

 上部を目指してどんどん登って行くゲーム。

 ジャンプ1番なクライマー達の跳躍力は大したものだと言いたいところだが、垂直方向に距離が伸びるばかりで、幅跳びだと全然記録が出ない。この高さばかりで前に進まないおバカジャンパーなところにプレイ中はイラつき、後になると思い出し笑いが出る。

 

 ボーナスステージのナスビをゲットするヤツが結構好きだった。ボーナスだけにそうなのね。

 ゲームをつけた瞬間に流れるBGMがおしゃれで好き。名曲だと思う。

 

 2人プレイを行う際には先に登った方にカメラ視点が合い、下段でウロウロしているヤツはワイプアウトして死んでしまう。厳しい世界。息を合わせて登らないと片方を殺すことになるため、2人で遊ぶと喧嘩になりがち。

 

バルーンファイト

 何も知らずに田舎のフリーマケットで50円でゲッツ。

 たった50円でクソ遊べた最高の買い物でした。

 

 これは平成深まる時期に生まれた子供達にも受け、我が家の兄弟親戚も集まってよく遊んでいた。

 

 あっちもこっちも風船で空を飛んで攻撃し合うゲーム。割って下に落とせば勝ち。やることが単純でこれは面白い。

 2人協力モードなのに、仲間の風船も割れる喧嘩誘発雑設定になっている。それを避けて低空飛行を行えば池のデカい魚に喰われてしまう。この意地悪な仕様も面白かった。

 

 障害物を避けて1人で飛ぶチャレンジモードも楽しかった。

 

 後には任天堂の風船人間でお馴染みのチンクルくんとコラボしたゲームも出た。おっさんなのに嫌悪感なく友人のように親しめるチンクルくんは傑作キャラだった。

 

スターウォーズ

 銀色に光るカセットが格好良い!

 これも謎にハマって良く遊んでいた。ただしめっちゃムズい。

 映画を見るよりも先に遊んでいたので当初は何とも思わなかったが、映画を見たならしっかり分かることがある。映画と何か色々と違うのだ。

 

 まずは偽物のダースベイダー軍団がそう。最初に出てくるのがサソリベイダー。誰やねん。

 その次にもギャオスベイダーが出てくる。以下何とかベイダーという偽物が続く。

 

 最初は砂の惑星タトゥーインから始まる。で、次は山の惑星ケッセルに向かう。どこやねん?

 こちらは原作に名前がちょろっと出たことがあるにはあるけど実際に行ってはいない。その他にも全然知らん惑星に行く。

 

 ゲームでもフォースを使用出来るが、ものによっては無差別攻撃してしまうものもあり、救出するはずのR2-D2をキルすることも出来た。別にいらん能力だったかも。

 

 スターウォーズのガワを借りて日本的に面白おかしく改変した意欲作?だったようだ。

 なんか色々と勝手に設定やストーリーを足して来たナムコの想像力は大したものだ。チューバッカとR2-D2がなんか普通に喋っているのは気になる。

 

 OPでR2-D2がホログラムを映すシーンの作り、ステージBGMなどは良い感じだった。

 基本ムズくてストレスだが、各所にある車のアイテムをゲッツすれば全部轢き殺してぶっ飛ばせる。そこは爽快で好きだった。

 

ロットロット

 これはどういったジャンルのゲームなのだろうか。多分パズルゲームなのかな。

 確かに遊んでいて画面をよく記憶しているのだが、ルールがよく分からない中で遊んでいた。

 分かっていないのに遊んでいたのは、流れ行く玉の動きが何か面白かったから。

 

 じいさんが飲む錠剤のような丸っこい玉がたくさんあって、それらを決められた区画に収める。するとよく分からんけど下へ下へと流れて行く。これが見ていて何か気持ち良いというゲームだった。

 

 ルールが分からん以上ゲーム性として秀逸なのかどうかこちらでは判断出来ない。世間的にどれくらい評価を取ったものなのか知りたいところである。

 

リップル

 こちらも一応パズル系なのか?

 割りと頭脳系のやつだったと思う。

 

 よく分からんちっこくてかわいいヤツがいて、そいつは記号が描かれたブロックを持っている。で、そのブロックを投げて同じ記号のに当てると消滅していく。それを繰り返して全消しするというもの。

 ブロックを壁にぶつけて跳ね返るのを利用して消すという事も可能。跳ね返りの軌道も考慮して消す頭脳戦が楽しい。

 

 シンプルでよくありそうな感じもするのだが、思い返せばこういうのって他にはなかったかも。

 

 ファミコン版、ゲームボーイ版共に所有しているので、どちらも合わせるとかなりプレイしちゃっている。

 

パーマン

 同じ藤子・F・不二雄原作作品でも、ファミコンの無印ドラえもんとギガゾンビは結構キツイ内容だった。

 でもパーマンは楽しい。なんとかクリア出来る感じ。

 これきっかけで漫画もアニメもチェックしたぜ。

 

 基本的には横や縦にスクロールしていくアクションゲームが展開する。こちらのアクションは普通に楽しかった。

 

 で、かなり印象強いのが各ステージのボス戦。

 そこまではアクションゲームなのに、ボス戦は命をかけたガチのすごろくゲームに変わる。この変化球な仕様はどういうことだ?

 

 すごろく中のBGMが格好良い。好きだった。

 ボスは皆強そうなのに格闘はナシでサイコロを転がすだけという平和仕様。でも負けたら殺される。

 ステージにあるバッジを集めておけば他のパーマンを呼んで助けてもらえる。

 パーやんが「ワイに任しときや」みたいなこと言って殴る時の音がめっちゃ痛い。すごろく中に相手を攻撃する効果音がやたらと印象に残る。

 

 一振りでめっちゃ進める「イカサマサイコロ」というカイジ的発想のアイテムがゲット出来たのも印象的。

 良い子が集まるファミコンというコンテンツでこっち側がイカサマアイテムを有するのはどうよ?と今なら思える。

 

 こちらは受けが良かったのか、続くパーマン2もリリースされた。2はすごろく抜きのアクションだったと思う。どちらも面白いゲームだった。

 

ワギャンランド

 パーマンといえばこちらも思いつく。

 可愛いワニの主人公が世界を冒険するアクションゲームである。これも基本的にはアクションゲームとして進行するが、強そうなボスとの戦いが格闘ではない変化球な内容だった。

 

 各ステージのボスとの勝負は、絵しりとりや神経衰弱など、子供会ででもやりそうなレクレーション形式になっている。

 絵しりとりの絵なのだが、指定するまで何を絵にしているのか分からない物もある。初見だとルールが分かっても絵の内容が不明で負けることもありえる。

 

 アクションパートでの主人公の攻撃も特徴的で、蹴る殴るではなく「鳴き声」になっている。

 ドラえもんの道具に声が固まって飛んでいく「コエカタマリン」というのがあるがあの感じ。鳴き声の「ワ」「ギャ」「ガー」などが実体化して飛んで敵を攻撃する。でも殺すまではせず、鳴き声攻撃を受けた敵はしばらく固まるだけ。放っておけばまた動き出す。平和なゲームだ。

 

 意外とシリーズが続き、スーファミやDSでもソフトが出ている。とりあえず全部買っていおいた。

 

がんばれゴエモン! からくり道中

 これはワクワクする面白さがあったな。ゴエモンにも謎にハマり、続く2に、外伝の黄金キセルも遊んだものだ。

 

 プレイ開始早々に流れるポップな和風BGMが秀逸だ。

 おまけ要素くらいに3Dダンジョンがあるが、思えば人生で初の3Dでの冒険はこれだったかも。後に女神転生ブラックオニキスでしっかり知るよりも先行してちょっとだけ3Dダンジョンに触れる機会になった思い出の作品でもある。

 メインのアクションのみならずおまけ要素もユニークで良かった。

 

 お金の単位がここでは「両」なんだよね。両の単位を初めて知ったのもゴエモンでのこと。

 

 通行手形を持って関所を抜けるところがある。この関所と手形の関係を知ったのもここでのこと。

 学校の授業で手形を持って通るところってどこ?って先生が皆に質問した時、私が真っ先に関所だと答えて褒められたことがある。大昔の事がちょこと勉強出来るよきコンテンツでもあった。

 

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

 複数主人公それぞれの出発から集合までを描くマルチサイド展開の仕掛けが熱い!

 最初に主人公の名前を決めておいて、いきなり出てくるのがライアンというピンクのおっさんだった時にはどうしようってなった。でも諦めずに続けると、とっても良い事が待っている熱い秀逸シナリオだった。

 

 メインの導かれし者たちそれぞれの人生の歩みも良いが、敵に周ったピサロの悲哀の物語、助っ人キャラのホイミン、ホフマンの物語にも奥深き味わいがあって良かった。

 ホイミンがどうしてホイミスライムから人間になりライアンの元を旅立ったのか。空白のその時間はライアンのみが知っている。ここにロマンがある。ホイミンが大好きでした。大好きだったので、後にRPGツクールを遊んだ時には、誰がどう見てもソレとバレる形でオマージュしました。

 

 主人公の友達だったシンシアの存在にもグッと来るものがあった。ラストシーンでシンシアに再会するあれの真の意味はなんだったのだろうか。シンシアをとにかく守りたい一心で緊張しながらプレイしたものだ。

 

 ヒロインならアリーナ姫に萌えた。可愛いお姫様なのに、魔法はお付きのジジイ任せで自分は格闘で攻めるという武闘派なヒロイン性がツボった。

 

 後にソロデビューをかますトルネコもココ出身の名物キャラ。

 トルネコの物語では、毎日お弁当を作ってくれるお嫁さんがトルネコを商人として、そして漢として認めて信じていると分かる点に泣けた。ベスト・オブ・ドラクエ夫婦。

 

 ゲームシステムとしては、このくらいから搭載されるようになった攻撃時のオートターゲットがありがたかった。それまでのRPGだと既に死んだ敵にも照準が合うことで1ターンが無駄な空振りで終わることがあり、そこに大変苛ついていた。それがなくなった文明の進化に脱帽。

 

 ドラクエ2がバカみたいにエンカウント率が高い上に敵が強すぎたことで苛つく仕様だったのに対し、4作目のこちらは敵の暴れん坊ぶりを押さえたRPGビギナーでも安心して遊べるバランスだった。

 受験殺しの異名を取った3は忙しくて遊んでいません。ちなみに私は受験自体を殺すくらいに鬼強い学業成績保持者だったので、受験突破など朝飯前でした。ちゃんと勉強していれば、ファミコン300本分遊んだって大人は怒りません。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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