ファミコンには心ときめくソフトがいっぱいでした。なので古い割には今日を迎えても鮮明に思い出せる。
そう、こうして瞼を閉じればすぐにもあの愛しきドット世界が見えてくるのです(注意:目立った病歴無しの健康優良児です)。
キングコング2 怒りのメガトンパンチ
父に見せてもらったアメリカンモンスター映画「キングコング」。あれの2を元に面白おかしくゲームにしました~てのがコレ。 サブタイがパワーワード。
オスゴリラが悪者に捕まったメスゴリラを助けるためにあちこち冒険するお話。
雰囲気良し、音楽良し、ジャケのコングが格好良い。謎にワクワクして、やっている時もワクワクだったのだが、どこにいって何をするのか分からんとかで結局ラストまでやっていない。
元は海外スターなのに、それを日本版にしてそこそこヒットしたことでコナミワイワイワールドにも仲間入りを果たしていた。コナミオールスターに入るとか、こいつ日本に帰化したのかと思って見ていた。ゴジラともコラボしたしな。
お兄ちゃんや父が身につけている衣服に「BEN DAVIS(ベンデイビス)」というブランドのものがある。このブランドロゴにニヤけ顔で写っているゴリラと本ゲームのジャケットがなんか似ている。
そう思った当初の私は、お兄ちゃんや父のファッションを見れば「あっ、キングコング2 怒りのメガトンパンチのヤツやんけ!」とわざわざフルネームでいらん一言を放っていたとか。これは本人達に確認済みです。
けっきょく南極大冒険
もう可愛い!
このゲームをやった時には、その可愛さゆえ楽しくてハッピーになったものだ。
子供はだいたい好きなペンギンが主役。ペンギンはとても可愛い。ペンギンほど一族にブスが少ないものもそうはないだろう。知らんけど。
そして人生初の南極風景でした。
氷の上を走って穴を飛び越えるペンギンくんの頭を眺めるまったりゲー。奥行きがあるステージを潜って行く緩い3D感がある。この感じは空を飛ばない「スペースハリアー」ってところかな。あちらも大変楽しいゲームだった。
このペンギンゲームの後に「とびだせ大作戦」というゲームを遊んだのだが、2つが結構似ている。既視感つよつよな世界だった。
まぁどのゲームも面白くて好きです。
バイナリィランド
もう可愛い!が第1の感想となるペンギンゲームといえばこちらもセットで思い出す。
2匹のペンギンそれぞれが、右と左に分かれた世界を冒険し、最後には中央で出会って愛を育む。これはコテコテのビット世界に見る愛の物語だった。可愛い、そして美しい。
可愛い可愛いとはいっても、物の配置が異なる左右の世界の都合を合わせて2匹を操作するのは結構ムズい。チビの頃に遊ぶと2面から既にキツかったような。
まぁそこは愛に障害はつきものってことなのだろう。愛は簡単な話ではない。その先で我々は生まれ、また次の命を生むのだ。勉強になるゲームでした。
レッキングクルー
ぼくらのマリオが今度はハンマー片手にビルを解体するお話。マリオが仕事出来過ぎ。優秀!
襲いかかるナスビに何だかよく分からない歯の丈夫そうな化け物を避けつつ、順序を守って破壊していく。
ハンマー時々爆弾を用いた破壊による爽快感、順序を守って壊すパズル性、基本的に物理で反撃出来ない化け物の追随によるスリル、これらの要素が合致して生まれるエンタメ性はチープながらも一級品。
途中からはブラッキーという闇の解体業者のおっさんが出てきて邪魔してくる。自分の現場を荒らす悪漢、これは迷い少なくクロスチョップ案件に入って行ける。こいつにムカつきながらも楽しくをぶっ壊すゲームだった。
エディットモードもあったし、今思えばマインクラフトの素にでもなりそうなゲームだったかも。
後には長き時を越えスーファミ版で復活した。いつの世もビルぶっ壊しが人の快楽。
プレイ後には、用もないのに思わずじいさんのトンカチで板を殴りたくなる。そんな職人魂育成ゲームでもありました。
私も後にはあくまで家庭内で、それも家族に了承を取った上でタンスとか机をハンマーでぶっ壊す個人解体作業を行うようになった。もちろん無料で。
これらは業者に頼んで処分すると5000円くらい取られるとか。意外にも高い。私が壊せば金が浮くと喜ばれました。
星のカービィ 夢の泉の物語
スーファミ誕生以降に出たファミコン後期ソフトは、出回る量が少なくてレアになりがち。だがこのカービィは、ファミコン後期に出た中だと一位くらいに売れたのではなかろうか。お店で結構見る。
薄ピンクの愛らしいカラーリングのカセットが印象的。これは男女問わず我が家の 子供たちに受けた名作。
ムズすぎない、それでいてステージ毎に良い感じにレベルを上げてくるので、ちょっとの学習能力を用いればラストまで楽しめる。良い作りだった。
食った相手の能力をコピーできるのがカービィの特殊能力。これを使って有利にステージを進めるのが醍醐味。
レーザーとかビームのファンタジー系の能力から、スロウ、バックドロップの意外にも物理の技まであり、能力はバリエーション豊富。スリープの能力だと本当に寝るだけなのも可愛かった。
敵キャラも可愛らしいユニークデザインで、どこを見ても視覚的に楽しめた。
カービィは本当に可愛いゲームで、任天堂の可愛いが集約したコンテンツだと言えよう。
ステージクリアするとカービィが踊るのもマジ可愛い。
アクションゲームとしてステージクリアをするだけでも楽しいが、おまけのミニゲームも面白くて好きだった。
UFOキャチャーや早打ちガンマン、そしてちょっとハットリくんの「ちくわor鉄アレイ」ぽい卵食いゲームも良し。この卵を食うのが一番好きだった。デデデがたくさん投げる卵の中にたまに爆弾が混ざっていて、それは飲み込まず、卵は全部飲むという内容だった。クリアすると、カービィの腹の中で孵化したひよこが口から出てくる大変愛らしいムービーが見れる。あのぴよぴよ演出も良かった。
メタルギア
ソリッドスネーク、その隠れまくった青春第一章が描かれる。後にシリーズ化する人気ゲームの最初のヤツ。
実はこの私、とりあえずシリーズを色々を確保した中で、最後までやったのはこの一作のみ。後はまだ手つかずだ。プレステ版だとボイスにムービーもついて臨場感増々らしい。早くドット世界を抜け出てそっちに行きたいぜ。
屈強な戦士が迫りくる敵を全部をぶっ飛ばすアクションゲームならよくあるが、こちらはそれと逆で隠れてやり過ごすのが醍醐味となる。
スネークは隠れる。敵は気づくと襲ってくる。他のゲームにはないドキドキ感が楽しかった。
でも敵の警備も割りと雑で案外気づかれない。気づいても割りと簡単に逃げれるというちょっと間抜けな点もあり。
初代を遊ぶとしょぼさも見られるが、ここからよくぞ世界に羽ばたく太いコンテンツになったものだ。
当初は血の気豊富で、敵とあらば攻撃して潰す方向でしか思考が働かなかった私にとって、今作の隠れてやり過ごすという攻めるより守りに入ったやり方は新鮮すぎた。物事の解決として力の行使以外の選択肢もあったのかという気づきが得られました。それまで猪に育てられたんかっていう荒い話だが、ホント若気の至りってのがあるからね。
魂斗羅
シューティングが好きなんです。アクションも好きなんです。そしてマッチョが好きなんです。そういう趣味の人は手にとって間違いない。
ランボーとかコマンドー的なマッチョが、銃を構えてどこでも駆け回るわ、撃ちまくるわの硬派で骨太な銃撃マッチョアクションである。
先に遊んだ「マッドシティ」ぽい雰囲気もちょこっとある点に興味を持った作品である。
初手で思うが結構ムズい。魂斗羅シリーズは初見だとキツイのが多い。
私はスーファミの「魂斗羅スピリッツ」を一番遊んだ。一作目ならDS版を買えばおまけで入っているので、ファミコンが死んだという家庭にはDS版が良い。
マッチョなガンファイターに悪いやつはいない。
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