こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

生誕40周年記念!思い出のファミコンソフトを振り返ろう その3

 ファミコンソフトが全部で1000本ちょいもあるのかぁ。全部遊んだ事がある人はいるのかな。いたら究極超人レベルの暇人だよな。

 でも羨ましい。その暇があったというのが人生の財産である。ファミコンコレクター、ファミコンプレイヤーに幸あれ。

 

 

アストロロボSASA

 驚異の反動アクションというニュージャンル。ワードだけ聞けばなにそれ?となること必至だが、やればすぐにわかる素敵世界。

 

 ハイテクロボ戦士を操ってビームで敵を撃つというアクションシューティングだが、他には見ない異質なアクション性がある。

 それはビームを撃ち込んだ反動を利用して空を飛び移動すること。敵を狙うためではなく、移動のためにも撃ち込む事がある。ここが変わっている。

 初プレイ時にはこの逆噴射移動が新鮮かつ慣れないことでムズい。でも慣れてくると楽しい。

 

 主人公ロボはSASA、2Pが操るもう1機はNANAという。どっちも可愛くて響きの良い名前。もしも双子が生まれたとしら、アストロロボ2機の名前をそのまま使ってしまえばOK(何かあってもこちらで責任は取りません)。

 

ラクルロピット 2100年の大冒険

 令和時代になった今から見てもまだ遠い未来の戦いが描かれる。

 パッケージには可愛いロボに乗っかった女の子が描かれている。これはなんともファンタジックかつSFチック。ロボコンぽい親しみも生まれるロボの絵に惹かれてプレイした。

 

 なんか可愛いなぁとは思えるけど普通にムズい。

 ダメージを受けるとロボは壊れてしまう。そうなると上に乗っかっていた女の子のみを操って冒険を続けることに。

 女の子も扱えるのは良いと思うけど、壊れたロボを後にして進む女の子を見るとなんとも言えない悲壮感に襲われる。

 

 1面から既にムズく、ワクワクして遊んだ割には全然クリア出来ていない一作となった。存在感やジャケ絵は良いと思う。

 ロボと戯れたい当時の女子が実際に買ってプレイしたとしたら、あまりにもムズいのでがっかりしたと思う。

 

マリオUSA

 今回はクッパではなくマムーというデカい化け物を倒すため、マリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオの4人が大冒険に出る。

 いつもなら捕まっているサイドのピーチ、そのお供のキノコ頭が、今回はプレイキャラに昇格している。これはワクワクする内容。

 4人それぞれステータスが違い、ステージ内容によって使い分ける戦略を練る面白みがある。

 キノピオが意外にもパワー系で、根菜を引っこ抜くのが速いというのは印象に残る。

 

 特筆すべき点は、敵を攻撃する方法にある。そこら中にカブが埋まっているので、それを引っこ抜いてぶつける。人参が埋まっている事もあったような。今回は配管工の精神よりも百姓のスキルで戦い抜く異色作である。

 

 マムー軍団はクッパ軍団とは管轄が別なため、今回からの新キャラがわんさか出てくる。

 忍者っぽいハックン、仮面のザコ兵のヘイホー、漫画を読むと実はオカマだったキャサリン、フロアの鍵に触れるとしつこく追いかけてくるカメーンなどなど、ユニークで愛くるしいあんちくしょう達と戦うこととなった。

 

 こいつは普通に面白い。ステージBGMも親しみが湧くもので好きだった。

 ピンクのカセットカラーもおしゃれ可愛くて良かった。

 

グーニーズ

 これはゲームも映画も楽しんだ。どちらも子供心にワクワクするものがあって良かった。

 映画主題歌「グーニーズはグッドイナフ」がファミコン式アレンジでBGMになっている。ものすごく耳に残る音楽で聴いていて心地良い。これは名曲で大好き。

 

 迫ってくるネズミとかお巡りさんを蹴り倒す。時には爆弾でぶっ飛ばす。そんな爽快なアクション性があった。

 

 これは普通に楽しかった。クソゲーがわんさかあったファミコンの中では名作の部類に入る。

 好評につき2も出たが、そっちはあんまり遊ばなかった。1の方が面白かったと思う。

 

スパルタンX

 ジャッキー、ユン・ピョウ、サモハン、アクションスター揃い踏みの楽しい映画をテーマにして作ったアクションゲーム。

 こちらの技はシンプルにパンチとキック。パンチのリーチが短いなぁと思いながらプレイしていた。

 

 ステージの雰囲気や上階を目指して各フロアのボスを倒す流れを見るとブルース・リー死亡遊戯の感じも見えてくる。

 まぁよくあることだが、ゲームにするとこんな映画だったっけ?と思いがち。

 

 まだ慣れずに下手くそだった内には、こちらをノックアウトした敵の笑い声を聞くこともしばしば。あの笑い声が微妙に気味が悪くて今でも耳に残っている。

 

アーバンチャンピオン

 警察のパトロールの目をくぐり抜けてでもとにかくストリートファイトがしたい。そんな血の気たっぷりな都会の荒くれ者達が織りなす格ゲー。

 

 格ゲーといえば、スーファミやネオジの時代には「こんなんパクリやろ?」て物も出てくるくらい流行りまくった歴史がある。その歴史の中でもお早い誕生だった作品といえるだろう。ファミコンで格ゲーは珍しいので記憶に残る。

 

 勝者には栄光が、敗者にはマンホールにぶち込まれる屈辱が待っている。事の顛末が実に分かりやすい喧嘩ゲームだ。

 

 パトカーが近づくと、それまで喧嘩していた連中が離れて「何もなかったすよ」みたいなすっ惚けた態度を取るのがなんか面白くて可愛い。で、警察がどっかに行くとまたガチ喧嘩を始める。

 このパトカーがバトル中に登場する仕組みはユニーク。こうなったらいくらこちらが攻め勝っていても、一旦は仕切り直しになる。パトカーの登場によって、こちらが優勢だったのが邪魔されたり、劣勢な所を助けられたりもするのが作品の肝。

 

 深窓のお坊っちゃま時代を経てストリートファイトデビューしてからというもの、日々何人もの人間を硬いコンクリートとキスさせて来たこの私の青春とも重なるゲームである。そんなわけで共感、好感共に抱ける好きなゲーム。

 でも荒事はなるたけ回避しましょう。ある程度大きくなって暴力を使ったら簡単に捕まるからね。そこはジェンガとかで平和的解決に導きましょう。ムカついたからってお友達をマンホールの世界にぶち込むのは全くお勧めしません。

 

マッピーキッズ

 これは本当に面白くて兄弟、友人で楽しめるバラエティゲームだった。

 ただし、今考えると結構えぐい内容。

 

 まずは前作シリーズで主役だったマッピーが、息子のキッズ2人にお嫁さんを用意する。息子は2人なのに用意したお嫁さんは1人だけ。この段階でバカなの?と思ったのも事実。

 お嫁さんを獲得できるのは兄弟の内1人のみ。であれば、素敵な結婚生活を叶える資産を多く持っている方が栄光を掴める。そしてどちらか1人は失恋の痛みを負うのだ。

 

 ハッピー、ラッピーの兄弟協力プレイと思いきや、そうではない。資産の取り合いがメインなのだ。

 兄弟を蹴り倒して金を奪えたり、谷底に叩き落とすことも可能。これも喧嘩誘発ゲームだったと思う。ある意味人生ゲームでもある。

 随分と可愛らしい形にしてはいるが、これは骨肉の争いを描いたものでもある。

 

 自分のお兄ちゃんにこんなことをされたらきっと絞め殺すか、半殺しでマンホールの中にぶち込む(アーバンチャンピオン式お仕置き)と思う。あっ、現在の兄弟仲は大変良好です。

 

ディグダグ

 1もやったけど2の方が良い。

 

 迫りくるちょっと可愛い化け物共にチューブを撃ち込み、そこに空気をどんどん流して内部破裂させる。こうして文字に起こすと最上級にエグい殺し方ではあるが、それをマイルドに見せる楽しいゲームだから子供がやっても安心。

 

 空気送りの殺し術は一体ずつしか出来ないので、たくさん襲いかかってきた時には、お得意のドリルで穴を掘って全部海に沈めてやるのだ。これらの戦法がユニークで面白い。

 

 敵を相手取る順番、穴の掘り方もしっかり考えていかないと死んでしまう。下手に穴を掘ると自分も海に沈んで終わってしまう。

 今思えば結構頭脳派なアクションゲームだったかも。

 

悪魔城伝説

 私は先に出た「悪魔城ドラキュラ」よりもこちらの「悪魔城伝説」の方が好き。オタクの中2脳的に「伝説」ってワードは刺さる。ドラキュラよりも100年遡った世界を描くシリーズ第3作目である。

 

 内容はかなりボリューミーで序盤の方から既にムズい。面白いし画面も綺麗で良いのだが、子供がやるにはムズかった。いや大人がやってもやっぱりムズいと思う。

 全体的に暗い画面で絶妙に気味の悪いステージを行くことになる。その道中に出てくる化け物共はどうしても洋風ホラーテイスト。程よく不気味なこの感じになぜか落ち着くものがあった。

 

 主人公の基本武器は鞭だが、それ以外にも色んなアイテムが使える。今回からは特殊能力持ちの仲間が加わり、そいつとチェンジすることでステージをスムーズに抜けていくことが出来る。

 ドラキュラ一族の者も仲間になり、そいつならコウモリになって空を飛べるのが良かった。

 

 おどろおどろしい箇所を行くにも旅のお供がいるので安心出来る。そんな良さもある名作アクションでした。

 

 こないだブックオフにコレが裸ソフト状態で置いてあり、値札を見るとなんと5000円くらいだった。まじかよ、そんな額出してまで欲しい人いんのかよ。私は結構前に200円くらいでゲッツしたぜ。最近はドラキュラシリーズも高騰化しているのか。いまある分を大事にしよう。

 

スペランカー

 小学校の頃、すぐ泣く弱虫を見ると、すぐ泣いた事に怒ってもっと泣かすことがしばしばあった。泣く子ももっと泣く困った状況を呼びがちなお子様、それが私だった。

 このゲームの主人公も弱すぎて、そこに怒ってしまう。指先くらいの段差で死ねる耐久性のゴミさはどういうことなんだ?

 

 ガトゴトうるせぇエレベーターで移動して洞窟探検を行うゲーム世界観にはわくわくした。たまに出てくるおばけを撃つ銃の音も結構うるせぇ。

 面白かったのでクソゲーではないけど、主人公ザコ過ぎ問題でネタにされがちなゲーム。死んだ時の音が間抜けだったのもよく覚えている。

 

 スイッチを入れるとカセットのLEDライトが光る仕様は無駄に格好良かった。なんか知らんけど我が家に2本ある。

 

 さっきネット検索したら「スペランカー公式サイト」ってのが出てきたのだが、それマジなの?

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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