「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」は、2012年4月21日に公開された特撮映画。
東映特撮YouTubeのお正月特別配信にて無料で見れたのでしっかり見て来ました。25年は特撮漬けで行け!というわけっすね。うむ、悪くない。むしろ超良い!
いや~こんな作品があったのかぁ。なんとなく知っていたのか全く知らなかったのか、それすら分からぬほど遠のいた私の記憶の話。その昔にCMくらいなら見たのかもしれない。
本作なのだが、めっちゃ情報量が多くて内容はぶっ飛びカオスと来ているため、とにかくインパクトがデカかった。これは見たら記憶に残るやつ。
ニチアサを盛り上げる正義のコンテンツ 仮面ライダーとスーパー戦隊シリーズの大クロスオーバー作品となっている。それぞれのシリーズの初代から最新まで全部出しとなっていてすごい。皆の青春てんこ盛りです。
ヒーローのみならず2大コンテンツを盛り上げた怪人達もわんさか出てくる。全部を履修したヤツが見ればすごい楽しめそうと思う一方で、これはこれでどういう扱いだ?と混乱もしそう。
ディープなオタク思想でうるさいことを言うことも出来るが、単純に絵面として豪快かつ華やかで格好良いことにはお目々が満足。栄光の東映ヒーローが一度にこれだけ見れたら普通に楽しい。
その内容はカオスにすごいものだった。
まずはマベちゃんが栄光の7人ライダーと対峙するところから始まる。何すんの?と思ったらマベちゃんがゴーカイレッドに変身して7人ライダーとバトルをおっ始める。
おいおいマベちゃん。お前さんにはまだそんなステージは早いよ。一番若いストロンガー1人だって撃破できずにトンズラこいて終わりっしょ。と思ったら全然そんなことはなく、7人まとめて撃破していた。
マベちゃん、そんなに強かったの?
えっこれなに?
とにかく出だしの展開から謎がトップギアだぜ。
ここでこの道では黒くくすんだ暦に刻まれたネタ枠でもあるディケイドのツカサくん降臨。お前、まだ東映特撮ワールドをブラついていたのか。一つ所に留まることが出来ないタイプのようだ。
ディケイドはネタだからな。私はライダーシリーズへの思い入れが深い。だからこそディケイドには結構キツめに接します。嫌いではないのだよ。ただ愛ゆえに厳しく行くのです。
こいつも何よ?何ってあの頭。ツカサくんの頭がヤベェ。今回はワルワルモードのヘアスタイルになっている。イメチェンしてきやがったなぁ。
マベちゃんとツカサくんが対峙し、そこからのやり取りからライダーと戦隊は対立関係にあると分かってくる。これはまたどういうことだ?
ライダーを滅するしか戦隊の生き残る道はなく、戦隊としてもライダーを滅する以外に自分達の生存の道はない。なので互いに潰し合う。そんな関係性になっているのだ。
不穏、そして物騒。初っ端からなんだこの予想もしない流れは!
そして今回用にたっぷりヒールに仕上げて来て、そのイメージ通りの言動で動くマベちゃんとツカサくん。とりあえずこいつらはどっちもヒールぶりがエグいからぶん殴りたくなる。
かくしてライダーとスーパー戦隊の全面戦争勃発。こんな日が来るだなんて、なんて日だ!おしまいだ~!と当時のオタク達は混乱したことだろう。
これにおまけして更にやばくてカオスな設定は、マベちゃんには歴代の戦隊悪役が、ツカサくんには歴代ライダー怪人がそれぞれ部下についていること。ライダー、戦隊の一員が、それまで戦って来た敵軍団を従えて大戦争をおっ始めるなんて予想もしないじゃないか。
かつてゴーカイジャーを苦しめたワルズ・ギルが、ボスになったマベちゃんからパシリみたいな扱いを受けているのには笑う。あいつも組織の頭を張っていた割には小物感が目立つヤツだったものなぁ。
しかしこれはまたすごい企画で来たなぁ。筆を取った人のセンスはイカす。その展開に一定数の文句が来ることも見越してのことだろうから、覚悟のシナリオ決定だったことだろう。
実際私もライダーと戦隊がぶつかることには傷つきました。そこは文句じゃないけど、まぁ負傷報告はさせてもらいます。
その中でもマベちゃんに裏切られて傷ついたジョーを見た時が一番傷つきました。最終的には全部平和に持って行くが、であってもジョーはマベちゃんを、そして海東はツカサくんをそれぞれ一発はぶん殴って良いと思う。私が許すからやっちゃえお二人さん。
とにかくツカサくんとマベちゃんが悪い悪い。ここは良いヒール芝居をしています。
まぁそれも平和を目指す上でやむなく取った作戦だったわけなんだけどね。でも仲間と我々視聴者を騙してまでのこととなればちょっとムカつく。ジョーが可哀想だろうが。ジョーにめちゃくちゃ優しくしたくなる事件でした。役に入り込む程に中の人の山田裕貴も泣きたくなっただろうに。
傷心のジョーに寄り添うハカセは良いやつ。そういやなんだかんだハカセは次元の向こうに飛ばされずにずっとこっちの世界に生き残っていたなぁ。以外なことにジョーと海東が行動を共にしてなんだかんだ友情を芽生えさせていたのも思い出。
ジョー、ハカセ、海東、ヒナちゃんの4人で飯を食っているシーンには、なんでこのメンバーでこうなった?と思えた。不思議にしてレアな光景だった。
当時の最新作だったフォーゼとゴーバスターズ、その前のオーズ、ゴーカイジャー、あとはどこでも通りすがるディケイドの連中とデンライナーの皆さんなどなど、拾って行きたい要素が実に多い。
あのチャーハンだがピラフだかをいつも食っているデンライナーの車掌さんは懐かしい。いつも美味そうと思って見ていました。腹ペコキッズだったもので。
ゴーバスターズなんてもっと最近かと思ったら2012年作品で、登場作品の中では最新だがリアルで見ればもう古株なんだな。当時は小宮有紗がAqoursに入るだなんて全く思わなかったものなぁ。
すごいなぁ。10年以上前の古い世界の段階でこれだけ色んなシリーズがあって、敵も味方もめっちゃ出てくるのに、今もずっとそれが追加さている状態だからな。改めてライダーも戦隊もすげぇ熱を込めて長年作られた良きものだと振り返ることが出来た。
中の人が出てくるシリーズがこれだけある中でレジェンドの皆さんもすごいから楽しい。
平成版ドクトルGが出てきたのは面白い。「カメラ~イダ~!」の妙な発音はあの頃のまま。
バイオハンター・シルバ、声がそのままのジェネラルシャドウにシャドウムーンなど各シリーズの名物キャラも来た。
アカレンジャーに会いに行ったら野球仮面が出てくるのも思い出。野球仮面が瞬殺されて退場までが早すぎたのには笑った。しかも野球で相手されていないし。せめて野球をさせてあげて。
ゴーカイレッドとディケイドの一騎打ちバトルには緊張感があった。そういえばどちらもが先輩戦士に変身出来ることで能力が共通しているんだな。その設定を上手く落とし込んでバトルを面白くしている。
スペードをモチーフにしたジャッカーのスペードエースと仮面ライダーブレイドでぶつけさせる展開は共通要素をぶつけたナイスな采配だった。よく考えてファンが喜ぶネタを入れて来ているなぁ。
後半のバトルはマジですごい大合戦なんだけど。三國無双のボス拠点に攻め込んだ時みたいなすごい数でぶつかり合っている。ここは面白い。
ブラックサンとシャドウムーンでちょっと喋っているところなんて面白い。キンタロスとシャドウムーンが同じ声と知った時にはびっくりしました。それを知ったのが3、4年前のことです。
ラストのロボ戦では海東くんがキレちまってえらい大事になっているじゃないか。ツカサくんから友情の裏切り的なことをされたわけだからな。まぁ怒るのは分からなくはない。
今回は彼とジョーが精神的に苦労人。普段は剽軽なのにキレたらヤバいクラスメイトみたいな感じになっていた海東くんの言動が印象的。まぁ1人はそういうのがいるよね。
ロボ戦ではフォーゼがゴーバスターズのロボに乗って暴れたりとハチャメチャだった。フォーゼはテンションが高くて元気だな。最後もこいつが宇宙キターを元気にやってエンドだったし。
ロボ戦終了後にボロボロで転がっている海東くん。見るに忍びない。そんな中でもツカサくんとはまぁ一応仲直り出来たっぽい。こいつらの仲も良いのか悪いのかどっちなの?という面倒臭さだよな。それはそれでウケるけど。
付かず離れず面倒臭く楽しく。友情も愛情もこの距離感が実はベストだったりする。今回の騒動をトータルで見るとこいつらの痴話喧嘩だったで済ますことも出来るっちゃ出来るのかも。
とまぁごった煮のカオスな超お祭り騒ぎ映画だった。マベちゃんとツカサくんが悪役ムーブで魅せる意外な展開は面白い仕掛けだった。このカードを切るには結構勇気が行ったはず。ヘイトが溜まるからね。都会のゴミと人からのヘイトはホントすぐ溜まるから。
結果、ライダーと戦隊は仲良し。喧嘩なんて嘘でした。今後もそんなことがないよう互いに手を取って重ねてニチアサを清く正しく熱く盛り上げてくれ。それとプリキュアもよろしくね。
というわけでニチアサの正義コンテンツに超バンサイ!とっても面白かった~!
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