こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

2025年のアニメ感想(10月~12月)その6

 世はクリスマス。こんな時期になれば街に愛の歌も流れ、人々は寄り添いあい始めますわ。

 母が知り合い先から仕入れて来たちょっと小さめではあるが、味合いによる幸せはたっぷりなケーキを食ったぞ。ケーキなんて年1か、あっても3くらいのものだからレアだわ~。

 こんなに幸福度マックスな甘ったるいもんを食ったとなれば、その後にはカロリーを消費しなきゃ。

 では健康にカロリーを持って行ってくれる活動といえばなんなんですのん?

 一つはお外を走る、もう一つは筋トレ、そして最後にこいつは効果があるかないかはその人次第の作品次第なのだがアニメを見る。ここら辺を挙げることが出来るだろう。

 つうわけでクリスマスにケーキを食ったらアニメを見ろ!クソアニメだとあんまりカロリー消費が捗らんかもだけど。

 クリスマスも色々見たアニメを振り返って行きましょう。クリスマスサイコー!

 

 

かくりよの宿飯

「かくりよの宿飯 弐」 Blu-ray BOX [Blu-ray]

 おぉ~懐かしい。これは覚えています。1期も見ていたぞ。しかしコレ10年くらい前じゃなかったけ?

 とここまで書いた後にウィキに飛んで調べてみると、2018年に2クール放送したとのことです。まだ10年には届いていなかったな。しかしよくもまぁこれだけ時を越えて続編をやったものだな。そんなに人気だったのかな。

 

 ヒロインちゃんが結構可愛かったこと、そのヒロインちゃんが借金のカタに取られてファンタジー世界にいる旦那様のところへ嫁入りすること、あとは飯を作ること、それくらいしか覚えていなかった。

 で、そのイメージは今回作を見ても結果として変わらない感じで、つまりなんというか、全話見たんだけどあまり印象に残っていない。そんなに面白みが無かった。

 

 葵ちゃんは飯が作れてしっかりした可愛い子ちゃんで良い。東山奈央の声も良い。彼女はラップパートもありのOP曲も担当していてとても頑張っていた。

 でもアニメの内容は割と空気かな。つうか旦那様はどこに行ったんや?随分長いこと留守にしていて、今回パートでは存在感をあまり感じなかった。

 作画が結構ギリの感じで、所々ヤバげなところもあったな。

 

 まぁ今期の飯を食う系の枠は、現し世で頑張る野良ひろしのネタアニメに任せておいて、かくりよのお仕事はおじゃんにしましょう。

 

SANDA

「SANDA」第1巻 [Blu-ray]

 なんかコレはすごい話だったぞ。歪にカオスに突飛な世界観だった。

 今の時期にマッチするサンタクロースという存在をテーマにし、子供と大人の境を行く人間心理を落とし込んだ怪しげな青春ライフを描いたものになっていた。

 これは独自性あるアイデアが見えるもので良かった。創作とはこうあるべきという好ましい評価を与えることが出来ますな。

 もう何回同じものを擦るねん!一回頭の中を洗ってまっさらな状態で自分だけの世界観を作ってくれよ!と言えちゃいそうなくらい既視感、またはパクリ感がすごい作品群を見ることが連続する今日この頃。その中にあってこちらのサンタ物語は唯一性があるもので良し。今期の中では良い意味で浮いた出来になっていました。

 

 まずはこの荒廃したカオスな世界観と設定が興味深い。

 世界は子供がめっちゃ減った状態になっている。となると人類存続がヤバい。子供は次代の担い手であり、時代の救世主である。ならば大事に大事に育てるのが大人の務め。

 その子供に対する過保護というか、行き過ぎた管理体制が教育にモロに出ているのが特徴的。おかしな学校となっていて、大人からの強めの管理がヤバい。

 子供は子供として大事に育て、それがどうなってそうなったのか、大人への成長を阻止してやがる。まるで大人になることが青春への反逆のように扱われている。

 この温々としたようで、その反面窮屈な青春の檻が学校生活に見えるようになってくる。怖いっす。

 

 子供優遇ということだから、子供が学校を爆破する、大人を殺すなどしても既存の法を乗り越えてセーフとなり、別に捕まったり死刑になることはない。それもまた怖い世界。

 中盤からは大人を殺した経験がある危険な子供を押し込んだ特別クラスの存在も明かされる。

 

 寝れば成長期に入って大人になる。だから子供は寝ないのが普通。そのようになっている。ヤバいって。 

 意図的にガキの成長期を止めているという教育方針も怖いもの。そこに反して結構寝る冬村ちゃんはガキにしてはデカい。180くらいあるらしい。同クール放送の「太陽よりも眩しい星」の主人公ヒロインは身長が170センチ近くあることでデカさにコンプレックスを持っていたが、冬村はそれより更に10センチはデカい。

 いつまでも子供であることに対して反抗した小野さんが、一気に女性らしい体つきになって大人化したのは、禁忌を破ってまで叶えた愛しき進化だった。子供という繭を割破って大人になる美しさも表現したものだった。小野さんは推せる。

 

 ごめんけど、第1ヒロインの冬村がいきなり主人公に襲いかかるデカ怖い女で顔も可愛くないことから全然萌えない闇世界なのかと思っていたら、後に続く小野さん、二胡ちゃんは可愛かったので、ちゃんと女子を可愛く描ける作品だったのねと安心しました。しかし冬村はなんであんなに化け物みたいな感じなんだよ。

 ここの学校は子供に対して「トラウマゼロ」を教育方針に掲げているらしいのだが、逆にトラウマを植え付けるのに向く歪な学校だった。まず学校の頭である学園長からしてヤバいし。

 男女の性衝動も管理した方が良いということで、変に性別の違いを意識しないよう普通の学校みたいに男女で制服デザインに大きく違いを出さないようにもしている。

 子供にブーツを常時履かせる校則は、ブーツという脱ぎにくく窮屈な履物でやんわり拘束する狙いもあるらしい。校則にも闇がかった教育方針が見え隠れしているぜ。

 

 時代が荒廃して子供の心もまぁ荒れたものですわ。

 冬村の狂気さや生田目さんの段々隠す気がない大人への殺意などはヤバい。あのような夢も希望もない中で育った子供達がいる世界なら、サンタさんなんて信じている子もいない。ていうか知っている者も減っている。認知度からして既にサンタ存続のピンチである。

 実家がケーキ屋の甘矢くんが言うには、サンタがその扱いだとクリスマスにケーキを買う文化も廃れてくるから売上も下がるとのこと。子供が減って純粋な心が死ねば、サンタとケーキ屋がリストラすると分かった。

 

 で、サンタ存続のため、子供の健全な育成を叶えるためサンタの申し子というか、サンタそのものの主人公 三田くんがめっちゃ頑張る物語が展開するわけです。振り返ってみてもすげぇ話だわ。

 ガキの三田くんが、赤い服を身に纏えばおっさんのサンタに変身する。これが思ったよりもおっさんだからびっくり。

 そしてグミを食えば元の姿に戻れる。一応変身ヒーローものみたい。そして変身後はめっちゃバトルします。まさかのサンタバトルものだった。

 全校生徒が集まる集会の会場に、サンタモード全裸フォームで突っ込む回には笑った。

 

 内容から展開もハチャメチャにカオスだが、その中でデリケートな人間心理を濃く描く展開には文学的な要素があって美しい。

 三田が抱く子供を守って悪しき大人をなんとかしようとする思い、小野に寄せるソワソワしたこの思いはなんなのかと惑う冬村の心理、禁忌を破って大人を目指した小野の葛藤など、どこか遠き世界にいる人達の話ではあっても、そうして心の成長について描く内容にはいくらか親近感や共感を覚えることが出来る。子供だって思考して惑って藻掻いて次の世界を目指している。そう分かりましたな。現在不惑の私にだって惑っていた時があったと懐かしく思い出しました。

 大人のサイドを見れば、若さに執着して老いを過剰に恐れる心理が見て取れる。分かるといえば分かるが、それはそれで往生際が悪く醜いという心理だな。学園長の抱く思いが特にそれで、あそこまでの執念となると怖い。この学園長は気持ち良く頭がイってるだろ。

 

 三田と二胡ちゃんのちょっとだけラブいシーンには萌えたが、後は混沌とした闇とスリルあるターンがほとんだった。

 中盤から出てきた生田目は、悪も灰汁も強いめっちゃ怖い子だった。最初こそ大人しい委員長キャラみたいな感じだったのに、以後はどんどんギアを上げてヤバい。サンタへの殺意がヤバくて、こいつのクラスメイトも皆イカれていた。

 未成人式なんていうおかしなイベントの最中に勃発するサンタ対生田目軍団のバトルにはスリルがあった。

 サンタは子供を愛して夢を与える大人だから、決して子供に攻撃を加えてはいけない。それでも襲いかかって来る分はどうやってやり過ごすかといえば、抱きしめること。とにかく抱きしめて落とす(意識を)。その連続で切り抜けるサンタ戦法はちょっと面白かった。

 冬村も混沌としたヒロイン性を持っていたけど、そこよりもっと殺意がモロ出ている生田目みたいなヤバいキャラをよく作って投入してきたものだと思う。

 キャラクターは大変面白く、それぞれの心理描写にも歪ながらまぁちょっとは分かるというものがあって良かったっす。

 

 最終回バトルでは大ボスの学園長にサンタが負けてしまい、小野に死が訪れるまさかの展開も待っていた。これは課題と遺恨を残してのバッドエンドだろ。小野は可愛かったのに惜しいことをした。

 最近は続編が要らん!と思える新情報が続いているが、こちらの作品ならまだ続きがあっても良い。面白い世界観やキャラが楽しめる意欲的な作品で好きでした。日本で働くサンタさんは今週くらいが書き入れ時だから頑張れ!

 

顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君

顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君 [Blu-ray]

 タイトルに嘘偽り無し。とりあえず可愛いのだけど、感情が顔に出ないことで色々わかりにくい柏田さんがいて、それに毎度ちょっかいを出してくる全てがわかりやすい太田くんがいる。そんな平和な学園ものラブコメです。

 最近は学生のラブコメものが多いな。一週間の内にアニメで学校や制服を見ることが多いな~と思う今日このごろ。今期は文化祭をやったアニメが複数あり、後になってどれがどれだったっけ?となることもしばしば。

 

 女子の方からからかってくる高木さんのアニメの男女ポジションが逆バージョンかな。

 やっている事は、好きな子にちょっかいを出したいからめっちゃ出すという素直でないようで、一方では周囲に思いがモロバレなことから正直とも言えるまぁ面倒くさい青春衝動からの愚行ですわな。太田くんがやっちゃうそれを、柏田さんもまんざらでない感じで受け止める。とまぁ平和な話です。

 私の場合だと、好きな子に対しては虐めるのも確かに面白かったけど、素直にラブ丸出しで接するのも好きというまぁ何でもアリな正直なヤツでしたわ。太田くんの愛情表現は回りくどいっす。

 

 太田くんのちょっかいがテクニカルさ無しのあまりにも稚拙な内容なのは、中学生という設定年齢からすればリアルといえばそう。でもお茶と酢を入れ替えるのとかはちょっとやり過ぎかも。

 最初の方だとちょっと太田くんが喧しすぎるし、それに対して柏田さんは静か過ぎるし、だから柏田さんの代わりに太田くんにギャンギャンうるさく吠える田淵さんがいるから良いバランスで~とまぁ文句を言いつつずっと楽しく見ていました。我ながらなにそれ?な感想。クセのある子もいるが、結果的に皆良い子で平和なものです。

 太田くんの暴れん坊な所は最初こそウザいしうるさいと思っていたが、彼が幼少期から柏田さんを気にかけていたことや、体調不良で弱った状態の柏田さんを心配している内面の事情が見えてくると、なんだかんだお前も可愛いヤツやんけ!となって愛せちゃいます。私も人を許して愛して抱きしめてが他より簡単に出来る博愛主義持ちだからな。

 でも太田くんが中学生で耳にピアスを開けているのは多くの大人からバット評価が入るところだろうな。義務教育時代からピアスは、多様性がどうのこうの言う世にあっても無用のファッションとして学校サイドから断罪されそう。まぁ私だったら別にいいんじぇね?くらいで済ませるけどさ。

 

 柏田さんも可愛かったけど、あまりにも無表情なのは喜怒哀楽に用があるというヒロイン探し事情からすればちょっと物足りない。そこで第2のヒロインの田淵さんがとても元気で可愛い美少女だったから助かった。つうわけで田淵さん推しです。

 田淵さんが実は柏田さんのファンで、普段はギャンギャン吠えているのに柏田さん絡みとなるとメロついて大人しくなるのが可愛い。男子から可愛いと言われると意外と怯むのも萌えでした。うるせぇけどそこを含めて総合的に良い子やんけ。

 あと柏田さんのポニテ姿はとても良かったっす。

 

 可愛らしいタッチで爽やかな見た目の子供たちを描いて行く中、学校のクラス担任の鬼藁田先生だけは作風が異なるファンキーな作りのおっさんキャラになっていた。あの先生の心理を描いていく先生メインのエピソードもあった。そこもちょっと好きだった。あの先生は結構楽しくて良いヤツだと思います。

 太田くんの姉さんがノリの良い美人な姉貴で良かった。お姉さんのスタイルが良くて格好良いのは目の保養でした。

 

 可愛く綺麗に絵を描いて良かった。週末にリラックスして見て癒やされるもので悪くなかったっす。

 感情は顔に出しすぎても出さなすぎても問題になることがあるので、適度に出して行きましょう。

 

終末ツーリング

終末ツーリング 4(完全生産限定版) [Blu-ray]

 終末世界でギャル2人がバイク旅する。それも週末放送枠で。終始それに尽きるものでそんなに面白くはなかった。

 そこらをブラブラするだけなら異世界ものでもやっていること。こちらは終末世界ということでちょっとは特別感があったが、1クールずっとそれだと飽きるかも。結局何がしたい話だったのだろうか。あとはギャルが可愛くないのも残念ポイント。

 とりあえず世界が終わっている。人がいなくなり街は荒廃している。そんな中でも2人は呑気にツーリングしている。終末世界に行なう雑旅みたいなものか。

 10年くらい前にも「少女終末旅行」というコレっぽいのがあったな。あっちもギャル2人で終末世界を旅していた。

 

 ちょこちょこ見えるお姉ちゃんの記憶が重要な要素みたいだけど、それも結構どうでも良くなってくる。

 人がいなくて文明が終わったこんな世界だから、ギャルたちも生きるためにサバイバルすることがある。その中でネズミを捕まえて食うなんてシーンも描かれた。逞しいよな。生きるために必要とはいえど、まさかそんなシーンが来るとは思わなかった。

 

 序盤のエピソードで、無惨にも廃墟と化したコミケ会場に訪れたのは印象的。まぁ私もオタクの仲間なんで。ちなみにあの会場に行ったことはないからそんなに偉そうに出来る立場ではないのかも。

 人間が滅んだならその中の一部であるオタクも消滅状態にある。とりあえずオタクが消滅したことが分かった。

 オタクのこともそうだが、暗に人間とは地球が清く美しくある上で邪魔だから一旦滅んだ方が良いということが言いたい話だったのかな。まぁズバリそれ!とまではいかなくとも、この手の終末ものなら作品世界の答えのひとつとしてそれを含むことはまぁありがちかと思います。

 少女達が旅する背景を見れば、人がいなくなったことで地球のクリーン化が進み、豊かな自然が綺麗に見える。最終回でも世界はこんなに綺麗だからもっと見たいじゃないか、みたいな感じになっていた。

 人がいなくなれば地球温暖化も進まず、汚染した環境が元に戻ることも期待できると聞いたことがある。もしかすると、人類が未来を目指す最終案として終末世界を望むというものが出てくることもあるのかもしれない。

 とかいう深いのか浅いのか謎なことを思いながらギャルのツーリング物語に付き合いましたとさ。

 

友達の妹が俺にだけウザい

友達の妹が俺にだけウザい Blu-ray BOX [Blu-ray]

 確かに友達のウザい妹の話だった。

 タイトルにある友達とは同級生の小日向乙馬くんのことであり、その妹の小日向彩羽ちゃんが嘘偽りなきウザい系妹ヒロインなのである。

 まず乙馬(おづま)くんって良い名前じゃんか。親がDJ OZMAを聞いていた世代なんだろうな。珍しい名前なので妹ちゃんより先行して頭にスッと入ってくる名前でした。

 彩羽ちゃんは結構ネタったヒロインだった。良い子ではあるのだけど、このネタに走ったウザさは「だんじょる」の彼女を思い出す。で、その両方を演じたのが鈴代紗弓。昨今の彼女はネタキャラが出るネタアニメ出演率が増えているな。良い役者タレントなんだけどね。

 

 キービジュやPVを見た段階から作画が微妙で女子がそこまで可愛くない。主人公くんはモブい感じで格好良くない。彩羽ちゃんと並んでツインヒロインを張る真白ちゃんだけど、こっちの方が人気がないんじゃないのかな。キャラもそうだが、親が間に入っての主人公との関係性においてもメンドイ。あと結構根暗だったし。まぁ悪い子ではないんだけどね。

 ツインヒロイン性っぽいけど、主人公とは心理的にも物理的にも彩羽ちゃんの方が近い距離感だったかな。家に平気で上がり込む厚かましい女だったが、まぁそれも慣れでその内には愛しき日常風景になってくるものだと思う。

 

 学校の友人同士やクラス担任とも繋がって皆でゲーム制作活動をしているという冴えカノみたいなことをしている。作画担当のクラスの先生もネタヒロイン枠なんだな。変な人達のおかしな関係性だ。

 今期のコレ系だと「千歳くん」がボロクソ言われているから他に火の手が回ることがなかったわけだが、よく考えるとコレも大概だろ。

 

 やる事といえば、ウザいヒロインに振り回されるままに青春をやり過ごす、急に出てきた真白ちゃんの恋人の振りをする、真白ちゃんの青春の傷を癒やす、演劇部の芝居の面倒を見るなどまぁ色々。

 別段熱を込めて見ることもないが、クソ退屈までなこともない。まぁ普通に見送って行く。

 

 街に出たらかつて真白ちゃんを虐めていたカスギャルが出てきて、それを彩羽ちゃんが持ち前の演技力を発揮して退治したのはスカッとした。あそこではウザさ無しに良いヤツをしていました。

 真白ちゃんが少々オタク気質を発揮した小説を書いていたことについて、昔の同級生がなんだかんだ言って来たことがあったわけだが、主人公くんはそれを否定せずオタク気質や作家ソウルに寄り添った肯定意見をくれた。そこも良かったね。

 

 彩羽ちゃんは七色の声が出せる憑依系声優スキルを持っている。ならばそこは役者の鈴代紗弓に全てやらせば良いものを、彩羽の演じる役柄によって声優まで変えて来たのは結構違和感。

 これは演出的潔さを求める上では「逃げ」の一手とも言える。まぁ色々考えがあってのことだろうけど、そこは鈴代紗弓に全てを任せても良かったのではなかろうか。彼女の役者スキルを最後まで信じきれないことでハマったミステイクとも見ることが出来る。

 ここは鈴代紗弓推しの皆さんから批判が集まる要素だったみたいっす。同意見をネットで拾うことが出来ました。まぁ彼女にはコレも一つの良き経験としてもらい、次回作で色んな芝居を見せてもらいましょう。

 

 最近ちょこちょこ動画を見ることがあるVチューバーの赤見かるびちゃんが歌うOP曲が楽しい出来で良かった。しかし腹ペコ中学生の発想で考えたみたいな名前だな。良い活動者名だ。

 こう言っちゃなんだが、彼女が歌う楽曲と共に流れるOPアニメの作りが一番良かった要素かも。色んなパロネタを詰め込んだ情報量の多い楽しいアニメになっていた。

 というわけでウザ可愛くて何が悪い、恋はウザいものであって女だってウザいくらいが丁度良い。そういうことが伝わるウザ可愛いの心得伝授アニメでした。

 まぁ私もストライクゾーンが広いというか、ボールゾーンの容認態勢がすごいというか、とりあえずウザ可愛い女も無しにはならず割とアリ寄りのアリです。

 

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